FIELD VOICEでは随時、FIELDFORCEにまつわるニューストピックもお伝えしていきます。今回は千葉県鎌ケ谷市の小学校で行われたキャリア教育授業、千葉県中学生野球連盟の技術講習会での飯塚智広さん講演会のニュースなどです。(編集:広報 鈴木)
千葉県鎌ケ谷市の小学校でグラブやマシン作りの授業
12月10日、鎌ケ谷市立西部小学校で6年生の児童を対象に行われたキャリア教育授業に招かれ、フィールドフォースの営業企画部・今泉翔太とグラブ工房の菅家海翔が講師を務めた。
同授業には鎌ヶ谷警察、同消防署をはじめ、JRA競馬学校や梨農園など、地元で活動する団体や会社など、多業種の担当者が参加。フィールドフォースの参加は今回が3度目で、今泉と菅家はグラブ作りをメインに、20分間の授業を4コマ行った。
「グラブって、なんの革でできてるか知ってる?」
授業は、菅家の問いかけから始まった。授業を受ける児童に野球経験者はほとんどいなかったが、半裁の牛革と、その半裁から作り出したサンプルのグラブを持ち込み、目の前に広げての授業には、児童らも興味津々の様子。
半身の牛革を広げて、「首の部分の革は柔らかくて、お尻の部分は硬い。触ってみるとよく分かるよ」と、実際に革に触れてもらいながら、「ひとつのグラブでも、パーツによって、どの部分を使うかは違います」と解説。それぞれのパーツについて説明をしながら、「これはここ」「こいつはこっちの部分」と、各部で使用している革の部分についても丁寧に解説を続け、子どもたちは要所でメモを取りながら、説明にうなずいた。
菅家が「この一枚の革で、グラブが何個できるでしょう?」と問いかけると、児童らはグラブと、パーツごとに切り抜かれた革を見比べ、「3個くらい!」と即答。逆に、「何歳くらいの牛の革なんですか? 年齢で革の柔らかさも変わるんですか?」「どんな色があるんですか?」「グラブの修理もしてくれるんですか?」などの質問が飛んだ。また、グラブを作った際に余る端材で作られた「トレーニンググラブ」も紹介した。

20分の授業の大半は菅家のグラブ授業で使われたが、時間が残ったコマでは、今泉がフィールドフォースのものづくりについて解説した。
バッティング練習用のシャトルを自動で投げてくれる「スピードシャトルマシン」の現行モデルと、一世代前のモデルを机の上に並べて置いた今泉は、「このふたつのマシンはどこが違うでしょう?」と質問。多くの既存製品にも改善すべき点があること、それらを踏まえながら会議を重ね、製品のアップデートを続ける企業姿勢と、その大切さを説明した。

授業を終え、児童たちは立ち上がり、「ありがとうございました!」。児童らは授業の後も、トレーニンググラブやシャトルマシンを興味深そうに手に取り、観察していた。
飯塚智広さんが中学野球部指導者向けに講習会&FF商品展示
12月6日、千葉県中学生野球連盟の技術講習会が千葉市内で行われた。この日はフィールドフォース商品の監修でもおなじみの元NTT東日本野球部監督・飯塚智広さんによる講演が行われ、その後は会場内に展示されたフィールドフォース製品を紹介する時間も設けられた。
会場に集まった県内の中学野球指導者らは、飯塚さんの実体験に基づいたチームづくりや指導法に聞き入った。その後の商品紹介では、展示されたギアを実際に試しながら、それぞれを使った練習についてフィールドフォース社員に説明を求める姿も見られた。

「勝負の神は細部に宿る」と題された飯塚さんの講演は、導入として、この日のイベントの発案者の一人であるID学園高校の企画部部長・村田健太郎さんと飯塚さんとの掛け合いにより、試合の動画を見ながら、飯塚さんが著書『野球IQを磨け! 勝利に近づく“観察眼” 』(ベースボール・マガジン社)で挙げている「勝負のシーソー」という観点で、勝負の分岐点となったワンプレーなどを解説した。
必要なのは難しいことではなく、「やるべきこと」「やってはいけないこと」の積み重ねが勝負のシーソーを動かすのだ、と飯塚さんは語る。その中でも「イレギュラーに強いチームづくり」が大切、と加えた。「野球では、同じ場面は二度とありません。常に初めてのプレーばかり。うまくいかないことも多い。それを前提に指導に当たることも必要です」と言い、「当たり前のことを、当たり前にやる。高いレベルで。そして、想定されるあらゆる場面を考える。頭から煙が出るくらいに。その積み重ねがアドバンテージを生むのだと思います」と説明した。
自身の高校時代、大学時代、さらにNTT東日本監督就任から都市対抗優勝に至るまでの取り組みや失敗談、チームづくり、テレビ解説の準備で訪れた高校野球の取材などでのエピソードも交えた飯塚さんの熱弁に、参加した中学野球指導者はうなずきつつ、熱心にメモを取っていた。

「大切なのは、いい準備をして戦いを迎えること。それでも、相手がそれ以上に頑張り、結果が出ない──野球では、そんなこともよくあります」。飯塚さんは続けた。「そんなときは、また次もいい準備をして試合しような、と。その繰り返しです」
最後に、飯塚さんが呼び掛けた。「今日話したのは、ボクが自分の経験からまとめた考えです。中学生ではできないこともあるかとは思いますが、伝わる部分はあると思います。いいチームづくり、そして、選手一人ひとりが野球を通じて、人として成長すること。みんながプロ野球選手になれるわけではありませんが、野球を選んでくれた子たちに、そういうことが伝わればいいと思います」と結び、大きな拍手を浴びていた。
◇ ◇
講演会の後は、主催者の計らいにより、会場内に並べられたフィールドフォース製品の紹介の時間が設けられた。フィールドフォースの成田雄馬と関口凜太が実演を交えながら、指導者らに各種ギアの説明を行った。

「モンスターウォール」「全方位集球ネット-360°」などの大型商品から、動的ストレッチ用ギア、各種トレーニングバット、新製品の「バントガード」まで、参加者は多くの製品を実際に手に取って試すなどした。また、実際の使用場面などを想定してギアを使いながら、各学校での練習環境や方法など、参加者同士で日頃の練習に関する意見交換を行う場面も。各種ギアの導入に前向きな参加者も多く、成田と関口、社長の吉村尚記にも、積極的に製品の説明を求める姿が見られた。

