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野球にぞっこん鉄の意志。夏の全国デビューを期す勝負強きリーダー

2025.02.17注目戦士
野球にぞっこん鉄の意志。夏の全国デビューを期す勝負強きリーダー

【2025注目の逸材】

いのうえ・ゆいと

井上結翔

 [兵庫/新6年]

あまがさき

尼崎スピリットクラブ

※プレー動画➡こちら

【ポジション】遊撃手、投手、中堅手

【主な打順】一番、二番

【投打】右投右打

【身長体重】147㎝41㎏

【好きなプロ野球選手】大谷翔平(ドジャース)

※2025年2月12日現在

  お笑いコンビ『ダウンタウン』の出身地としても有名な兵庫県の尼崎市。大阪府に隣接する人口40万人超の中核都市はまた、学童野球の一大激戦区でもあることをご存知だろうか。

全国区ひしめく地で

 昨夏の「小学生の甲子園」全日本学童マクドナルド・トーナメントで準優勝した北ナニワハヤテタイガースは、昭和最後の1988年に、同大会と全国スポ―ツ少年団軟式野球交流大会をダブルで制覇している(※現在は同時出場不可)。平成の時代には、浜ウインドキッズが台頭してきて2012年に全日本学童3位、2016年に全国スポ少交流で3位に。同じく全国区となっていた成徳イーグルスが、令和時代の2022年に全国スポ少交流で初優勝(2チーム同時優勝)し、全国初陣だった武庫之荘(むこのそう)が4強入りしている。

 それ以外にも、夏の2大全国大会に名を刻んだチームが複数。現在も38チームがしのぎを削っている。

2009年のチーム創設メンバーでもある船山監督は、冷静沈着。新6年生たちは1年時から継続指導しているとあって個々を熟知している

 近年の全日本学童の県予選は、開催地の尼崎市には出場枠が8程度ある。だが、市の予選は他大会の成績によるシード権がなく、大会序盤での実力派のつぶし合いも珍しくないという。

「全国大会に出るチームは、そういう運も含めて持っていると思うので、言い訳にはしたくないですね」

 こう語るのは、尼崎スピリットクラブの船山俊幸監督。チームはまだ全国出場こそないが県大会の常連で、2023年秋の近畿大会(佐藤薬品工業旗)では現5年生たち(新6年生)を率いて準優勝を遂げている。

近畿決勝の雪辱成る

 近畿大会決勝のスコアは2対4。敗れた相手は、全日本学童2回の優勝を誇る滋賀県の多賀少年野球クラブだった。

 それから1年後の昨秋、滋賀県で開催された多賀新人強化大会の決勝で両軍は再び対峙した。そして尼崎が3対1で勝利し、リベンジを果たしている。

2024年11月4日、多賀新人強大会で優勝。1年前の近畿大会決勝で敗れていた多賀少年野球クラブを決勝で破ると、ナインの喜びが爆発した

「自分たちは4年生のときから、全国出場と日本一が目標で、それをずっと言い続けています。みんなをそこに連れていって、優勝させられるキャプテンになりたいです」

 指揮官以上に鼻息が荒いのは、井上結翔主将。粒ぞろいの同級生15人を束ねる、頼もしきリーダーだ。

 多賀とのリベンジマッチでは、バットで勝利の立役者となった。初回に左中間へ先頭打者二塁打。そして2回にレフト方向へ放った、サク越えの先制2ランが、決勝打に。準決勝では、やはり全国区の木津ブライト(愛知)を相手にサク越え3ランを放ったほか、特別延長では2点ビハインドの二死満塁から同点打を放ち、サヨナラ勝ちへとつなげている。

「打席ではいつも、大きいのは狙わずにチャンスだったらランナーをかえすこと。ランナーがいなかったら、次のバッターにチャンスで回せるように塁に出ることを意識しています」

 本塁打は数えていないが、1年生からの累計では、おそらく80本は超えているという。そのパンチ力に加えて、穴のない打撃が大きな魅力だ。緩急や左右高低にも自然に対応して強いスイングができるので、結果としてファウルで粘ったり、広角に鋭く打ち返せている。

多賀新人強化大会の決勝、2回に左越え2ランを放つ

「井上は低学年のときからチームの中心であり、先頭に立って引っ張る存在。気持ちの強い子で、すべてに前向きです」

 船山監督の評価をさらに裏付けたのが、準決勝のサヨナラ勝ちの直前、特別延長での守りだった。

 試合終盤から救援していた井上は、暴投と押し出しで2点を失い、中堅の守備へ。続く投手も適時打を浴びて3点差となり、なおもピンチが続いたが、井上の地味なビッグプレーが流れを変えた。ライナー性のセンター返しを、好判断と全力のアプローチでダイレクト捕球してみせた。

「外野手はとにかく、自分でアウトを1個取りに行け!」と、指揮官は常々口にしているという。だが、土壇場で勝ち越した相手の押せ押せムードの中で、ヒット性の当たりにも迷わず食らいつける小学5年生はそうそういまい。

守りでは三刀流

 井上の本職は遊撃手だが、指揮官はその勝ち気と勝負魂も見越して、強敵に対してはあえて、センターを任せることがあるという。

「ピッチャーも含めて、守るのは基本的にどこでも好きです。外野の守備と判断力は、お父さんがノックをいっぱい打ってくれて身についたと思います」(井上)

 井上は2人兄弟の長男で、3年生の弟もチームに所属している。父・優さんは、大阪産大付高から大阪産業大までプレーした筋金入りの野球人だ。卒業後に消防士となり、非番の日は兄弟の自主練習をサポートしているという。

「息子たちには、好きなことをやってほしいというのが願いです。今の時代は野球だけやなしに、勉強とかもせなアカン。ただ、野球の道も進んでいけば甘くはないのでね。長男が1年生の3月でチームに入ってから2、3年は、私も厳しく指導しました。がんばって結果が出るようになってきてからは、本人が何でも自分からするようになって、私は見守る感じになりました」(優さん)

 チームの平日練習は月曜のみ。井上はあとの平日はほぼ毎日、自主練習をしている。父がいれば指導と手伝いをお願いし、いなければ弟を伴って公園でボール投げたり打ったり、バッティングセンターへ行ったり。すべて自分で決めているという。

「将来の夢は、大谷(翔平)選手の記録を超すことです。6年生になったら、タイガースジュニアにも入りたい」

「生きる力」すでに

 尼崎市は現在、公立の全小学校で5年生の「自然学校」を実施している。豊かな自然のなかで4泊5日の体験活動を行うというもの。「生きる力」を育むのがテーマだというが、一般的な「林間学校」や「臨海学校」と同じ位置付けで、5年生にとっては年に1度きりの楽しい大型遠足のようなものだろう。

 井上はしかし、この初日は参加しなかった。昨年11月のその日、彼はユニフォームを着てフィールドで奮闘していた。そう、チームの滋賀遠征に参加していたのだった。

「近畿大会の決勝で負けた、多賀に絶対に勝ちたい!」というのがその理由で、決めたのは井上自身。周囲や大人たちに促されたわけではないと、父もチームの首脳陣も証言している。

 驚きはそれだけではなかった。実はこのころ、井上の右ヒザは成長痛とオーバーワークで悲鳴をあげていた。それが1日3試合のトーナメント戦を勝ち抜く中で、どんどん悪化。準決勝の救援登板ではボールをリリースした後に、顔が歪むシーンも(※プレー動画参照)。

 それでも決して、ベンチには退かず、バットでも守備でもチームに貢献。仲間たちをプレーと声で鼓舞し、ついに打倒多賀も果たしてトーナメントを制覇すると、歓喜の輪の中で跳び上がり、天に向けて1本指を突き立てた。“一念岩をも徹す”――。

打倒・多賀を果たしたときのウイニングボールは、中堅を守る井上が掴んでいる

「自然学校の初日を休んで滋賀に来るのも自分で決めたこと。後悔とか、ぜんぜんありません」 

 リベンジを果たした井上は、晴れて1日遅れで自然学校に合流した。

 昭和の時代なら称賛の嵐かもしれないが、今の時代は痛みを押してのプレーも含め、賛否両論あることだろう。筆者も事実以上に美化する気はないが、成長痛はその後1カ月で癒えて、現在も万全の状態で動けているという。

「天才肌ではないし、走り方も投げ方もブサイクなところもある。努力でここまできた子やと思います」(横谷孝史代表)

 2025年のチーム始動日には全員で必勝祈願し、背番号の授与と選手一人ひとりの決意表明があった。そこで船山監督から主将に任命され、10番を手渡された井上はテンションが上がり過ぎて何を話したのか覚えていないという。

「自分がこのチームを引っ張りたいと思っていたので、キャプテンと言われてめちゃめちゃうれしかったです。日本一の目標を果たすために、日ごろの練習の質をもっと上げていきたいと思います。量も、ですけど」

 村山実(故人)、江夏豊、伊良部秀樹(故人)。尼崎市が輩出した多数のプロ野球選手の中に、サムライのような孤高のレジェンドたちがいる。これは果たして、偶然なのだろうか――。

(動画&写真&文=大久保克哉)

 

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