外野手の魅力!
外野手はピッチャーや内野手に比べると、目立つシーンは少なめ。ゴロを処理しても「ヒット」になってしまい、フライは捕って当たり前。(実は簡単じゃないんですけどね…!)
では、外野手が一番輝く瞬間とは?
それは 「補殺」=バックホームでランナーを仕留める瞬間 です。
例えば――
ツーアウト二塁、相手がヒットを放ちベンチは歓喜。そこへ放たれる、外野からの「レーザービーム」。
ホームでアウトにした瞬間、チームも観客も一気に熱狂に包まれます。
外野手にとって補殺は“最高の見せ場”なんです。
2025年8月31日更新
| 目次 |
| 補殺に必要なことは肩の強さだけじゃない |
| 練習①打球までのチャージ |
| 練習②捕球位置 |
| 練習③ステップのコツ |
| まとめ |
補殺に必要なことは肩の強さだけじゃない!
「外野手=肩が強い・足が速い」そんなイメージ、ありますよね。
でも、肩が弱い選手でも補殺はできます。
なぜなら、ランナーが二塁からホームに帰るタイムは 約7秒前後。
大事なのは、肩の強さよりも 「タイムを削る工夫」 です。
特に重要なのがこの2つ:
打球までの チャージ(詰めの速さ)
捕球からスローまでの 速さ
これを磨けば、肩の強さに自信がなくても補殺数は増えます!
練習①打球までのチャージ
「チャージ」とは、打球に向かう一歩目から捕球までの詰めの速さ。
実は、三塁コーチャーがランナーを回すか止めるかの判断材料のひとつが、この“チャージ”です。
緩いチャージなら微妙なタイミングでもランナーを回してきます。
逆に強いチャージなら、走塁を止めざるを得ないんです。
チャージ練習のコツ:
怖がらず突っ込むこと!
エラーを恐れては、チャージは緩くなる。
練習では「エラーOK」のマインドで突っ込みましょう。

地面に棒やマーカーを置き、その位置より前で捕球するだけ。シンプルですが効果抜群です!
練習②捕球位置
捕球位置は「送球の安定」と「速さ」を大きく左右します。
ポイントは2つ:
体のラインの中で捕る
→ 体の中心で捕れば、次の動きがスムーズ。送球も安定します。
体の前で捕る
→ 外野手は常に“前に投げる”。後ろで捕ると勢いが殺されます。

つまり、「体のラインの中」かつ「前」で捕る――これが捕球の基本です!

両サイドにマーカーを置いて、意識付けの捕球練習をしましょう!
練習③ステップのコツ
最後の決め手はステップです。
止まった状態では大きなステップで勢いをつけて投げますが、チャージの勢いを利用できれば 大きなステップは不要。
イメージは…
❌ 上に跳ぶステップ
⭕ 前進の勢いを横に変換するステップ
さらに重要なのは「頭の位置を変えないこと」。頭が上下すると、送球がブレやすくタイムロスにつながります。

ひも等を張って、その下をくぐるようにステップ練習を繰り返す!
まとめ
外野からのバックホームは、40~50m程度を正確に投げられれば十分。
それ以上に大事なのは、
打球までの チャージ
捕球の 位置
スムーズな ステップ
この3つを磨けば、肩に自信がなくても補殺は確実に増えます!
「外野=肩が強くないとダメ」なんて思っていませんか?今日からはその思い込みを捨てて、ぜひ練習で試してみてください。
あなたの「レーザービーム」で、試合の流れを一変させましょう!