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【3回戦❹】本州最北端vs.本土最南端。前半は好守、後半は二塁打の応酬

2025.09.162025リポート
【3回戦❹】本州最北端vs.本土最南端。前半は好守、後半は二塁打の応酬

 ベスト8をかけた3回戦。メイン球場・エコスタ新潟での第2試合では、本州の最北端となる青森県の王者と、本土の最南端となる鹿児島県の王者とが激突。それぞれ、呼び声の高い強豪チームを下してきているとあって、暴投を除くと守りはともにノーミス。勝者のエースは4回までパーフェクト投球を披露し、後半戦は両軍で計7本の二塁打が生まれて試合が動くなど、見どころの多い好ゲームだった。

(写真&文=大久保克哉)

■3回戦/エスコタ新潟

◇8月15日▽第2試合

[鹿児島]3年ぶり2回目

大龍ビッグドラゴンズ

 000311=5

 000002=2

弘前レッドデビルズ

[青森]初出場

【大】田淵、梅元、田淵-今村

【弘】小林、山本、岩渕-岩渕、小林

二塁打/棈松、前田、梅元、東、安樂誠(大)、奈良、小林(弘)

弘前レッドの小林(上)は粘り強く打たせて取る。大龍の田淵(下)は精度もスピードも抜群の速球で押しまくる。両先発が前半戦は持ち味を発揮した

牛耳る右腕と、耐える守備

 前半戦の3イニングは双方無得点。しかし、その中身には大きな違いがあった。

 先発した右腕・小林凛人の連続与四球に始まった弘前レッドデビルズは以降、手堅い守りが目を引いた。いきなりの無死一、二塁のピンチで5-5-3の併殺を決めるなど、無失点で切り抜けると、2回の冒頭では遊撃手の對馬一真主将が、三遊間の深いゴロに追いついての一塁送球でアウトに。

 小林はそれでも波に乗れず、内野安打と四球に暴投で一死二、三塁のピンチに。続く3回にも2安打2盗塁を許して、同じく一死二、三塁のピンチを招いた。だが、そこからが粘り強かった。冷静に打たせて取り、バックもノーミスで相手に得点を与えない。

前半戦は弘前レッドの三遊間が好守を連発し、工藤監督も相好を崩す(上)。大龍も三塁手の鮫島(下中央)が4回までに4つのアウトを奪う

 一方の大龍ビッグドラゴンズは、投球練習から出色のスピードボールを投じていた右腕の田淵琉生が、イニング7~8球のペースで相手打線を手玉に取っていく。

 時折りの抜いたボールもあるが、投球の多くはキレ味の鋭いストレート。それがホームプレート上を外れることがほとんどなく、バットの芯にも当てさせない。2回には連続で空振り三振を奪い、3回には下位打線にファウルで粘られたが、制球も球威も変わることがなかった。

「完全試合は新チームになったころにやったことがあります。今日も途中で監督に言われたりして、少し意識はしました」(田淵)

 ただし、大龍の打線は前半3イニング、毎回の好機をことごとく生かせなかった。こういう流れで試合が運んだ場合、優位に進めてきたチームに綻びが生じたり、劣勢を耐え抜いてきたチームがワンチャンスをものに形勢逆転、ということが往々にしてある。果たして――。

「4度目の正直」成る

 グラウンド整備が終わって迎えた後半戦。案の定、試合が動いたが、前半戦からの流れを度返しする形となった。

 弘前レッドは、4回の頭から5年生の山本蒼をマウンドへ。こちらは本格派で、右腕が力強く振られていたが、その代わりバナを大龍打線が急襲した。

 先頭の六番・棈松海斗(=上写真㊤)と、八番・前田健心(=同㊥)の二塁打であっさりと先制。さらに野選と盗塁で一死二、三塁から、一番・梅元咲翔主将(=同㊦)のエンタイトル二塁打で3対0に。

 大龍は前半戦から貫いた強攻策を、4度目でついに実らせた。中里優士監督(=下写真)は試合後、強気の策についてこう語っている。

「彼らはふだんの素振りも相当にやっているし、バッティング練習も頑張ってやってきてるので、『自分の自信をもったバッティングで良いところ見せてこい!』というスタイルが合っているんです」

 結果として、4回に逆方向へ3本の長打が続いたが、そういう打ち方や打球方向の指示はしていないという。「相手さんの二番手の子も伸びのあるストレートを投げていましたので、自然とあっち(逆方向)に飛んだのかなと思います」(中里監督)

 3点のリードをもらった田淵は、4回裏も7球でパーフェクト投球を継続。そして5回表には東佳佑のエンタイトル二塁打(=上写真)で一死二、三塁として、続く前田の二ゴロで大龍のリードは4点に開いた。

 均衡が破れた試合がワンサイドとなりかけたところで、弘前レッドの反攻が始まった。5回裏、先頭の四番・岩渕陽生が右越えの二塁打(=下写真)。相手エースの「完全試合」の夢を34球目にして打ち砕くと、三塁側の弘前レッドの応援席が大いに沸いた。

快挙が消えても奮投

 パーフェクトの投球をしてきた投手が、1本の安打や1個の四死球から別人のように崩れてしまう。これも野球でよくあることだが、その理由は気落ちばかりではない。走者を背負ってセットポジションからの始動となり、リズムや制球が微妙に狂いだしたり、球威が落ちることもままある。

 しかし、大龍の背番号1は、まるで意に介さない様子だった。それまでのノーワインドアップモーションから、セットポジションの投球に転じても、変化は見て取れない。

「4回まで打たれなかったので、良いピッチングだったと思います。(5回に)打たれたことで、何か意識するとかは特にありませんでした」

 こう振り返った田淵は、初安打されて以降の打者3人に食らいつかれながらも、すべてアウトに。弘前レッドの打線はそれでも食い下がった。

 最終6回裏、一死から代打の奈良啓慎が右翼線へ二塁打を放つ(=上写真㊤)と、一番・小林も逆方向への二塁打(=同㊦)で続き、1点をもぎ取る。

 そこで54球目となった田淵はマウンドを一度降りるも、二番手でピンチが広がるや再登板。5対1で一死満塁と、本塁打なら同点という場面だったが、自らの暴投で1点を献上したのみ。相手の四番、五番を連続三振に斬って、準々決勝進出を決めた。

「べスト8まで来れて、うれしいなと思います。全国大会でも力を存分に発揮できている? はい、まぁ、楽しめています」と、勝利の立役者は淡々と話した。

 一方、敗れた弘前レッドのナインに涙はなく、学年に関係なく清々しい表情が多く見られた。「集中が切れたり、緩んでいるようなときは練習でも試合でも厳しいですよ」と豪語する工藤監督も納得の表情で、捲土重来を誓った。

「あきらめないということを青森大会からやってきて、そこは今日も出せたかなと思います。全国大会でも一戦一戦を全力でやってきただけで、一発勝負は時の流れもあるので、2回戦まではたまたまウチのほうに流れがあったのかな…。今日の鹿児島さんもホントに力のある、すごいチームでした。良い勉強になりましたので、また全国に出られるようにがんばります」

 

―Pickup Hero―

オールラウンダーが三塁守備でキラリ

さめしま・りゅうと

鮫島龍斗

[大龍6年/三塁手]

 三塁線のゴロに正対するように歩を進めながらグラブに収め、体勢を立て直して一塁へ送球(=下写真)。鮫島龍斗は簡単そうにアウトを奪ったが、打球は逆シングルでいくかどうか迷うようなコースへ転がり、また迷う時間もない速さで跳ねて進んできた。

 エースの田淵琉生は1回裏、この最初のアウトから波に乗り、完全試合ペースの快投を演じていくことに。ホットコーナーの鮫島は以降も、3度の守備機会を完璧にこなし、右腕を盛り立てていった。

「サードをやり始めたのは6年生から。ポジションはレフト、ライト、セカンド、サード、ピッチャーです。一番好きなのはピッチャーなので、明日(準々決勝)は投げたいと思っています」

 内外野に投手もできるオールラウンダーは、学童野球でもチームにとって貴重な存在だ。中里優士監督によると、鹿児島県では公式戦が1日2試合というケースも多く、投手陣は4枚でやりくりしてきたという。鮫島はその1枚に入っており、全国予選では登板もあった。この全国舞台では1回戦は右翼を守り、2回戦から三塁守備に。

 複数のポジションを守れる上に、及第点以上の堅守を披露できる。その要因はどこにあるのか。鮫島は迷うことなく即答した。

「それはやっぱり、ノックとか、監督の厳しい練習があるからだと思います」

 結局、準々決勝でも登板は叶わなかったものの、三塁を守って3度の守備機会ですべてアウトを奪うことに。夢舞台を通じて確かな手応えをつかんだことだろう。

 

―Good Loser―

フロックじゃない!力を出し切っての全国16強

ひろさき

弘前レッドデビルズ

[青森]

 弘前レッドデビルズが守るフィールドでは、山びこのように掛け声が反響していた。まずは三塁手の斉藤旭飛(5年)が、よく通る声で「さぁ来い!」と発する(=下写真)。すると呼応するように、一塁手の山本蒼(5年)や、二塁手の秋元倫太朗(4年)が同様に叫ぶのだ。

 昭和の時代はどのチームも当たり前だった、この手の声が近年は聞かれなくなってきている。これには賛否の両論がある。

 いたずらに声を枯らして意味があるのか。それよりも状況を読み、次の展開や動きを仲間と確認し合ったり、打者のスイングや投球コースなどから打球を予測したり、立ち位置を小まめに変えるなどしたほうが有益。否定派の意見はおおよそ、そういったところか。

 大きな声を出すことで過度な緊張が解け、持てる力を発揮しやすくなる。ミスも減るし、全体のムードも高まる。こちらは肯定派に多く聞かれる意見だが、いずれにしても是非を決めるのは、パフォーマンスと結果になるのだろう。

 弘前レッドは3回戦で敗れたものの、守備はノーミスで、どこまでも堅固だった。その象徴が三遊間(=上写真)だ。2人で許した内野安打は2本、奪ったアウトは7個に上った。三塁手の斉藤(=下写真)は、声出しの目的をこう語る。

「みんなで声を出して盛り上がりたいし、勝ちたいので自分から出すようにしています」

 1回表、無死一、二塁のピンチでは、その斉藤がゴロ捕球から三塁ベースを踏んでの一塁送球で併殺を決めた。遊撃手の對馬一真主将は小兵ながら、三遊間の深いゴロを捕っての一塁ダイレクト送球でアウトを奪うなど、ダイナミックなプレーも披露した。

3試合で奪った併殺4

 チームとして奪った併殺は、3試合で4つもあった。

 1回戦では一死三塁からの遊ゴロで、6-3-2と転送して失点も回避。続く2回戦では初回、一死満塁からの投前スクイズで2点を献上したものの、1-3-5の転送で打者走者と一走をアウトにして守りを終わらせた。さらに特別延長の6回には、無死満塁からのスクイズで小飛球を捕手・岩渕陽生がキャッチし(一死)、そこから三塁への送球は高く浮いたものの、バックアップに動いていた左翼手・桑鶴晃多からの三塁送球で、飛び出していた三走をアウトに(二死)。

正捕手の岩渕(上)は3回戦でも盗塁阻止。中堅手の成田と並ぶ強肩が光った

 弘前レッドの声出しは、確実にプラスに働いていたと言える。

 また声を発する前後には、内外野で立ち位置や次の展開を確認し合う(=上写真)など、単なる声出しロボットではなかった点も見逃せない。さらには経験が浅い小学生の場合、声出しが成長を加速させることもあるようだ。工藤貴士監督は試合後、意外な事実を口にした。

「サードの斉藤は、昔はホントに気持ちが弱い子だったんです。それがね、練習を重ねるなかで自信を持てるようになってきて、自分から声も出るようになって今のああいう感じになりました」

工藤監督は息子が在籍中はコーチを務め、卒団後に監督に就任して7年目になる

 對馬主将は、チームの堅守の背景には「クタクタになるまでの厳しい練習」があると語った。「監督とかコーチに日々、実戦に近い強い打球をノックで打ってもらって、練習しています」。平日は月曜日以外は毎日、そういう練習もしているという。

 それだけの場数と努力を重ねてきたからこその、全国初出場、そして常連の強豪チームを連破しての16強入りだった。長野県の選抜軍と対した全国初陣では、5回に三番・桑鶴晃多に逆転満塁アーチが飛び出して逃げ切り。続く2回戦ではV候補でもあった茎崎ファイターズ(茨城)と、2イニングに渡る特別延長戦の末、成田昊駿と山本の連打で3点を奪い、逃げ切った。

三番・桑鶴は1回戦の5回に、決勝の満塁逆転アーチをライトへ。写真は3回戦

 3回戦は打線が4回までパーフェクトに封じられたものの、最終6回裏に代打・奈良啓慎と一番・小林凛人の二塁打などで2点を返してみせた。

「楽しかったし、悔いのない全国大会でした」と對馬主将。元気印の斉藤は、自分たちが主役となる1年後に向けても、こう語っている。

「厳しい試合もあった全国大会でしたが、自分たちのやるべきことをやってきたので、良いと思います。来年も全国大会に行って、絶対に優勝したいです」

 全国舞台をフィールドで体験した3人が残る2026年度。東日本をリードするのは、このチームになるのかもしれない。

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