大阪包囲網!? 決勝は43回史上初の東京ダービーに!? 本日8日10日、大田スタジアムでの準決勝を前に、4チームの各指揮官の声をお届けします!
(取材&文=大久保克哉)
宇野貴雄監督
八日市場中央スポーツ少年団
[千葉]初出場
「全国に来ても、ここまで普段着の野球ができるとは思わなかったですね。子どもたちが『楽しい』と笑顔でやっているのが何より。保護者ももちろん楽しんでいます。苦しんでいるのはベンチの大人だけ(笑)。厳しい試合内容が多いですけど、やっぱり、千葉の459チーム(全国5番目)の思いもありますからね。もう特別なことはできませんし、ありませんから。これまでと同じで一戦一戦、まずは準決勝です」
永井丈史監督
不動パイレーツ
[東京]2年ぶり4回目
「全国大会の緊張感のなかでも、子どもたちがちょっとずつ成長しているのがわかります。大人からではなくて、自分たちで盛り上げたり、良いプレーを心から称えたり。そういうところも見えてきているので、絆も深まっているんじゃないかなと思います。4年前(チーム最高成績のベスト4)に並ぶことはできましたけど、特に変わることもなく、今までどおりですね。とりあえず、まずは1個勝つこと。そんな(決勝を見据える)余裕もありませんので、がんばります」
千代松剛史監督
新家スターズ
[大阪]2年連続3回目
「1年前に全国ベスト4に終わってから、目標を全国優勝に置いてやってきたのは間違いないです。ただ、いざ大会に入れば、1つ1つですよ。そしてまずは、第1目標の去年と同じところまで来られたということで、ここから最終目標に向かいますけど、考え方は同じですね。まずは準決勝。相手のレッドサンズの球の速い子(藤森一生)は、去年の全国でも見ていて、来年は全国に出たら脅威になるんやろうなと思っていたんです。楽しみやね」
門田憲治監督
レッドサンズ
[東京第1]3年連続4回目
「昨年は高く感じたベスト8の壁も超えることができました。準決勝は相手が優勝候補の筆頭ですし、長い歴史のなかでも大阪と東京では明らかに大阪が上なのはわかっています。ただ、優勝するには避けては通れない相手だと大会前から思っていましたし、これまでの試合でも途中で受け身になったりしながらも、全員で盛り返していくことができました。苦しい試合でも『こういう山を乗り越えないと、優勝なんて絶対ないよ!』と子どもたちに言い続けてきています。チーム一丸となってぶつかっていくだけです」