高学年では約8割の選手が使用?
小学生の学童軟式野球においてバッティンググローブ(バッティング手袋)は果たして必要なのか?
チームによっては、素手の感覚で打つことを推奨し使用禁止にしている事例も…
本ブログは決してそれぞれのチーム方針を否定するものではなく、小学生が "バッティンググローブを使って打つ" or "素手で打つ" ことについて考えていきます。
2024年1月19日更新
目次 |
大前提:サイズが合っているか? |
使う?使わない?何が違うの? |
それでも素手の感覚が好き |
グリップテープの選び方 |
まとめ |
大前提:サイズが合っているか?
まだけして体の大きくない学童野球、特に低学年の選手に多く見受けられる
・ダボダボのユニホーム
・顔より大きいグラブやミット
・前が見えない大きいヘルメット
・かかとがふくらはぎまで上がっているソックス
・動きづらいであろうキャッチャー防具
・指先が余っているバッティンググローブ
等々…
サイズの合っていないウェアやギアを使用している選手の姿が思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?
ウェアやギアなど、市販されているサイズに限りがあるものもありますし、年々大きくなっていく小学生時代、常にすべて最適なサイズのものを買い揃えることも現実的ではありません。
その中でも特にバッティンググローブについては、サイズの合わないものを無理して使用すべきではないでしょう。
このようにサイズの合わないバッティンググローブを使うことによって、バットを握っているつもりでも手袋の中で手が滑ってしまい、強く振れなくなったり、バットにボールが当たってもフェアゾーンに打ち返せなくなってしまいます。
その結果として良かれと思ってバッティンググローブを使っていても、「打てない」=「野球がつまらない」となっては本末転倒です。
販売されているジュニアサイズのバッティンググローブよりも、手の大きさが小さいうちは、バッティンググローブを使わない。という選択をお勧めします。
(安全のために着用させる方針であればその限りではありません)
使う?使わない?何が違うの?
では先述したように高学年になるにつれて使用率が格段に上がる理由はなぜなのでしょうか?バッティンググローブを使うメリットは?
その①
バットをしっかり握れて強く振れる
選手自身の手にぴったり合っているサイズを前提としますが、バッティンググローブを使うことにより、グリップテープの素材と、手袋の生地が密着して滑り止め効果が生まれます。
バットをしっかりと握って振ることができるので、スウィングも速く強くなります。
結果、打球が良く飛ぶようになったり、野手の間を抜ける速い打球を打てるようなったり、ヒットに繋がることになります。
その②
手が保護されるので怪我防止になる
野球というスポーツはスライディングをしたり、走者と野手の接触プレーも起きたりするスポーツです。
また、打者の際にも体の近くにボールがきたり、バントをしようとして手に当ててしまう可能性もあります。
その際に、素手のままよりもバッティンググローブを使っていることで安全性はあがり、100%でなくとも怪我の防止にも繋がります。
それでも素手の感覚が好き
バッティンググローブを使うメリットを記載しましたが、それでもやはり素手の感覚で打つことを好む学童選手もいることと思います。
いづれ木製バットを使用するようになると、素手のままでは滑ってしまうので、バッティンググローブ+滑り止めスプレー等を使用するようになります。
しかし、グリップテープが巻かれた金属バット・高反発バットを使う学童野球選手は、素手のままでも十分に握ることができます。
素手でグリップを握ったほうがバットの操作性が良いと感じる選手、ボールの感覚を手袋を介さず感じることを好む選手は、無理に使用しなくて良いでしょう。
バッティンググローブは不要!という選手も、昨今の夏の猛暑では手に汗をかいて滑ることもあるでしょう。
ズボンの太ももで1球ごとに手の汗を拭いている選手も頻繁に見かけます。
そんな選手には、より自然に手になじみ、大きな違和感を感じないレザー製のグリップテープも販売されています。
詳細は画像をタップ
グリップテープの選び方
学童野球のバットを使用するうえで、バッティンググローブを使う選手、素手で打つ選手、どちらにも非常に重要になってくることが『どのようなグリップテープを使うか?』というポイントです。
今回は一例としてグリップテープの比較図をご紹介します。
まとめ
ぜひ、自分に合った "グリップテープ" + "バッティンググローブを使うor素手で打つ" を見つけ、学童野球生活をさらに充実させてください!