我が子が夢中になっている野球。
近くの学童野球チームに入り、最近試合にも出られるようになってきたとき…
「来週の練習試合、審判お願いしますね!」
監督から言われて、思わず引き受けてみたはいいものの・・・
「ルールはおろか、どんな格好をしていいのかも分からない!」
野球少年・少女の保護者の方と話をしていると、このような声をよく耳にします。
そんな週末の不安を払拭しましょう!
「学童野球の審判」、とりわけ任されることの多い「塁審」に初めて挑戦するにあたって、抑えておくべきポイントを詳しく解説します!
※各地域の連盟によってルールが決まっている場合があります。本記事については一般的な内容を記載しておりますので、あくまでご参考までにお読みいただけますと幸いです。
2025年9月26日更新
目次 |
野球の審判の基本的な格好 |
避けた方が無難なこと |
持っておくと便利なアイテム |
体調管理を万全に |
まとめ |
野球の審判の基本的な格好
プロ野球の試合でも審判員の方々を目にする機会があるかと思いますが、あれはまさに“審判の正装”です。
長ズボンが基本で、夏場はポロシャツ、肌寒い時期は襟付きのグラウンドコートを着込み、球審(キャッチャーの後ろで投球を判定する審判)だとクラシカルなジャケットを羽織る場合もあります。
公式戦に臨む審判員の皆さん
ただ、学童野球の練習試合で“正装”をしてしまうと、逆に浮いてしまうかもしれません。軽装にスニーカーなど、動きやすい服装であれば、基本的に咎められることは無いでしょう。
逆に格好から気合を入れて臨みたいという方は、“正装”に近い装いもナイスです!
服装は動きやすければOK!夏場はこんなスタイルで審判いかがですか?
避けた方が無難なこと
服装に大きな縛りはありませんが、“できれば避けた方がいいこと”は存在します。
○ノーハット(帽子無し)
伝統、実用性の両面で、野球の審判に帽子は欠かせません。
日差しから視界が守られて視認性を確保できますし、もしも打球や送球が勢いよく自分に向かってきたとしても、最低限のガードになります。
動いたときに脱げてしまわないように、アジャスター付きのキャップがベストです。
○財布・鍵などの貴重品、携帯電話の持ち込み
思わずポケットへ入れたまま試合に臨むと、不意に落としてしまった場合に試合進行の妨げになる恐れがあります。
また、携帯電話の着信音が鳴ると周囲の選手に影響を及ぼしますし、自分自身の集中も途切れてしまいます。
学童野球の試合は、長くても90分ほどがほとんどです。自軍ベンチに置いておくなど、試合に持ち込まない保管方法を考えましょう。
持っておくと便利なアイテム
こちらで紹介するのは、「必須ではないけれど持っておくといい」アイテムです。
いずれも1,000円前後で購入でき、長く使えるので、“ワンランク上の審判”を目指す方はぜひご用意してみてください(各スポーツショップで市販されています)。
ハケ、ブラシ
筆者愛用のハケ。約10年使用してもへたりません
各塁(一塁ベース、二塁ベース、三塁ベース)の汚れを払うために使用します。
ベースが汚れていると、本来のベースの色がグラウンドと紛れて見えづらくなり、正確な判定ができません。
ハケが無い場合は、汚れてもいいタオルなどを1枚持っておくと雨天時でも重宝します
インジケータ(カウンター)
同じく愛用のインジケータ。若干サビは出ていますが、使用には問題なし
ストライク(S)・ボール(B)・アウト(O)を記録しておくアイテムです。
基本的には左手で握っておき、1球ずつカウントしていきます。
スコアボードの無いグラウンドの場合、カウントが曖昧になってトラブルになってしまうケースも稀に発生します。
ノールックで使いこなせるようになるには時間がかかるかもしれませんが、球審以外にカウントを記録してくれる審判がいると、もしもの時に助けることができます。
体調管理を万全に
審判はイニングの合間(攻守交代時)にベンチに戻ることが無いため、試合途中のグラウンド整備時以外はグラウンドに立ち続けることが基本です。
特に夏場の気温が高くなる日は、熱中症対策など体調管理に注意を払う必要があります
○こまめな水分補給を
グラウンドに立ち続けることが基本であると先述しましたが、水分補給をしようとして注意を受けるようなことは令和となった昨今ではありません。
自軍ベンチやファウルゾーンのさらに外れの方など、邪魔にならないグラウンド外に飲み物を準備しておき、攻守交代の間にすばやく水分補給をしましょう。

写真の季節は真冬ですが、球審をやると発汗するほどです。ダイエットにも?
○対策アイテムで快適に
サングラスや冷感グッズ、日焼け止めなど、より快適にアンパイヤリングができるように万全の準備をしましょう。
弊社で取り扱っているアイテムをご紹介させていただきます。
まとめ
今回は【スタイル編】として、野球の審判の基本的な装いについてお伝えさせていただきました。
あくまで基本ですので、一般常識の範囲内であれば、特に学童野球の練習試合において服装について注意されることはほぼありません(当然ですが、サンダルやスカートなどは控えるべきです)。
試合進行を妨げない範囲で、従来の形にとらわれない“オリジナル審判スタイル”を探してみてください!