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【野球】フィールドフォース
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【vol.27】壁に耳あり、将来に芽あり。そしてオキテも破れる!?《前編》

2025.05.21社長コラム
【vol.27】壁に耳あり、将来に芽あり。そしてオキテも破れる!?《前編》

 近所の公園や空き地の壁は当然として、人様の家屋や集合住宅地などの路地裏も穴場。ボールを投げて当てて跳ね返ってくるのに、手ごろな壁とスペースがあればいい。そこが、その時のその子にとっての遊びや練習場所になる。

 いわゆる「壁当て」をする子どもが、昭和の時代は日常の風景にありました。第二次ベビーブームの1970年代の前半から、TVゲームのファミコンが普及するまでの10年あまりが、ピークだったのかもしれません。

 1975年に東京の下町に生まれて育った、私の少年時代がまさしく、そういう世界でした。小学生のほとんどは、おカネ(小遣い)はあまりないけど、自由と時間はたっぷり。男子は巨人軍のレギュラー選手をほとんど知っていて、チームに入っていなくても、公園や空き地で友だちと野球に興じる。勉強するより、壁当てで時間をつぶすことのほうが多い男子も相当数いたのではないかと思います。

 壁当ての利点は、冒頭のように手ごろな壁とスペースがあれば、一人で好きにやれること。高校野球やプロ野球の好きなピッチャーになり切って、自分のペースで投げられる。跳ね返りのボールを打球に見立てて仮想の守備までして、一人で実況をしながら試合を進める「ごっこ」遊びも。飽きたらやめればいいし、大人に怒られたら逃げればいい(笑)。

 野球がうまくなるために己を磨く、というよりは遊び半分の暇つぶし感覚でした。いずれにせよ、実投と跳ね返りの捕球をそうして日々繰り返せば、投げ方もグラブさばきも自ずと身について上達する。地肩がつくられ、制球力や動体視力や反射神経など軒並み上がるはずです。

 私を含む当時の男児に、そういう認識まではなかったと思いますが、非常に効果もある野球の個人練習でした。そして時代は巡り、この令和にきて「壁当て」が再注目されてきていることをご存知でしょうか。

 もはや、国民の多くが巨人軍の選手を知っている時代ではありません。首都圏や人口が多い地域では、大半の公園で壁当てはもちろん、野球やボール遊びが禁じられています。人様の敷地や壁でボールを投げ当てようものなら、「コラッ!」というオヤジの怒鳴り声はしない代わりに、お巡りさんがやってくることでしょう。

 ですので、あの昭和の牧歌的な光景が蘇ったわけではなく、あくまでも野球界で火がついているに過ぎません。でもとにかく、「壁当て」が球速やスイング力を向上させるトレーニングとして見直され、このところ急速に広まりつつあります。用いる道具と方法によっては、ケガ予防にもつながるという認識もされてきています。

 またそれらの実践・発信者も、昭和時代とは違います。子どもではなく、球界の頂点にいるプロたちが率先して励んでいることから、社会人、大学、高校とアマチュアのチームや選手へも降りながら広がりを見せてきている。もちろん、小学生でも始めている子が珍しくはありません。

 結果として最大の宣伝効果は、今年のMLB日本開幕戦シリーズだったと思われます。日本が誇る世界のスーパースター、大谷翔平選手(ドジャース)が、試合前のアップやトレーニングで「壁当て」をしている様子がメディアやSNSを介して拡散。彼は野球のボールではなく、大きくて重いメディシンボールや、重量が異なる数種類のボールを投げていましたね。

「吉村さん、安価な壁が欲しいんですけど、フィールドフォースで作ってみていただけませんか?」

 私がそういう依頼を初めて受けたのは、2年前の3月でした。依頼の主は、プロ野球(NPB)の埼玉西武ライオンズ。要はあの大谷選手がやっていたような「壁当て」用の壁が欲しい、とのこと。

2023年3月に業務提携したライオンズアカデミーとイベントを共催(上)。その3カ月後には、西武球団から依頼された壁の試作品を持ち込んでテストとヒアリング(下)

 私たちフィールドフォースは、子どもを対象とする西武球団の通年スクール「ライオンズアカデミー」と業務提携し、コラボでイベントを行いました。そこへ、プロチームの現場の担当者たちも見学に。イベントは野球に興味がある子どもを対象にした体験参加型のもので、講師陣はアカデミーのコーチ。フィールドフォースで教室を開いているスタッフ陣もサポートで入り、社のマニアックな練習用アイテムの数々を活用いただきました。

 その球団の花形である、プロチームのほうからリクエストされた「壁」には、3つの絶対条件がありました。❶硬式球を全力で投げ当てても変形しないこと(ボールも壁も)。❷大きな衝撃音がしないこと(音を極力抑える)。❸壁に当たったボールが、コロコロとゆっくり転がって戻ってくること。

 中でも❸が意外とミソで、練習する選手たちは投げる1球1球の「間(ま)」を大切にしている、とのこと。この手の練習といえば、従来からネットスローが一般的ですが、100球投げるとすればボールが100個必要で、拾い集める手間もかかってペースも乱れやすい。でも、投げる先が「ネット」ではなく「壁」になれば、ボール1個で済んでしまい、手ごろなテンポ感でエンドレスで行える。

 球団の担当者との打ち合わせで、そういう具体的な要望を聞きながら、私は心の中でガッツポーズをしていました。痒いところに手が届くような商品を創造・開発する。それこそフィールドフォースの真骨頂であり、その積み重ねによる経験やノウハウは大きな武器。私個人にとっても喜びやモチベーションでしかなく、早くも頭の中で図面が浮かんだりしていました。

実際に描いた当初のイラスト図案(上)。こうした筆者のイラストノートは4冊目になる。写真下は、試作品の壁の中身

 条件❶をクリアするには、表面に適度な柔らかさと再現性が必要になる。条件の❷と❸には、衝撃を吸収する構造が必要になる。私は学生時代は文系出身で、その後も物理を専門に学んだわけではありませんが、この手の開発における経験値は相当になります。実際、さほどの難問ではありませんでした。

 原理をざっくりと簡単にいうと、寝具ベッドのマットレスと同様にする。中身に格子状のフレームとスポンジ材を用いることで、ほぼ解決できるのです。

 サンプルの製作とテスト、改良を繰り返す中で、片ヒザ立ちで背後に投げる(=下動画)こともできるように「高さがほしい」という第4の条件も球団側から。元来がマゾ気質の私は、さらなる知恵とファイトが沸きました。そして同じく、改良とテストを重ねた末、最初の依頼から半年後には無事に納品することができました。

 現場のプロ選手たちの評判は上々。また、過去の他社への特注品の半値とまではいかないまでも、それに近い線の費用に抑えられたとのことで、担当者にも大いに喜ばれました。

 フィールドフォースなら何とかしてくれる――。その後も、こういう評価をいただけているものと自負しています。

 なぜなら、その後も同球団とのお付き合いが続いているからです。夏場の炎天下で特に重宝する「移動式の日避けケージ」や、試合中の球場とブルペンとの人の往来を激減させた「移動式の見晴らし台」など、新たなリクエストをいただき、それに応える商品を納品してきています。

 そうした特注品の開発と成功体験はまた、われわれフィールドフォースにも新たなプラスや思わぬ波及効果を生んでいます。詳しくは後編にて。《つづく》

(吉村尚記)

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