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【特別リポート】手弁当で3年目。元五輪戦士が都内小学校で「投げ方」教室

2024.07.20リポート
【特別リポート】手弁当で3年目。元五輪戦士が都内小学校で「投げ方」教室

 日本の道路の起点「日本橋」もすぐそこ。開校から150年超という都心の公立小学校で、元オリンピアンによる「投げ方教室」が行われている。コロナ禍でひっそりと始まって3年目。「児童にいろんな経験を!」という学校側の求めに応じて、ボランディアで講師を務めるのはアマ球界の功労者のひとり、飯塚智広さん。この初夏、午前中の授業であった同教室を訪ねた。

(写真&文=大久保克哉)

[元NTT東日本監督/NHK高校野球解説者]

飯塚智広

いいづか・ともひろ●1975年9月28日生まれ。千葉県鎌ケ谷市出身。二松学舎沼南高(現・二松学舎柏高)で主戦投手として、2年春に千葉大会優勝。甲子園出場はならずも、2年夏と3年春も県準優勝。亜大で外野手となり、井端弘和(侍ジャパン監督)との一・二番コンビで3年秋に東都大学リーグ優勝に貢献。卒業後は社会人のNTT関東(翌年からNTT東日本)で活躍し、2000年シドニー五輪にも出場した。引退後の2009年から指導者となり、2017年にNTT東日本を都市対抗優勝に導く。現在は社業に専念の傍ら、NHKの高校野球解説や亜大の外部コーチも務める

 

ちゅうおうくりつときわ

中央区立常盤小学校

【創立】1873年(明治6年)

【所在地】東京都中央区本石町4丁目4-26

【在校生】308人(6学年計12学級)

【校長/副校長】浮津健史/平田裕美

【特記】1923年(大正12年)の関東大震災で旧校舎が全焼も、区の「復興小学校」として1929年(昭和4年)に鉄筋コンクリートの現校舎が完成。現在は東京都選定「歴史的建造物」、経済産業省「近代化産業遺産」に

大震災復興のシンボル

 東京駅と神田駅と日本橋とを結ぶ、トライアングル。「日本のへそ」とも言えるエリアのビル群に一区画だけ、古き良き時代を偲ばせるような門構えや建物がある。そこが今回訪ねた、中央区立常盤小だった。

 いくらか背は低いようだが、いかにも堅牢なクリーム色の3階建てが校舎で、全面ラバーの校庭をコの字で囲んでいた。

「校舎は鉄筋で築95年。関東大震災(1923年)で旧校舎が全焼後に復興のシンボルとなって、子どもたちのために近代的な建物を、と6年掛かりで建てたと聞いています」

 出迎えてくれた浮津健史校長によると、校庭の広さは区内でもおそらく最小。運動を促すために、放課後は屋上と体育館も学年単位の日替わりで解放しているという。

「3年生までは放課後に遊んでいても、4年生からは学習塾の子が増えてきます。そういう中で、本校ではボール投げ、水泳、走り方や文化系でも外部から専門家を招いての授業に積極的です。これらの授業は教員の研修も兼ねていますが、普段は自分たちで考える授業に主眼を置いている分、教えていただいたことをどう自分のものにしようかと工夫する姿が見られます。中でも『投げ方』の飯塚先生は、子どもたちにとても人気です」(同校長)

 授業は45分で午前中は4コマ。取材日の「投げ方」教室は、6年生と4年生の2クラスにそれぞれ1コマずつが割り当てられていた。

毎回が自身にも勉強

 人気の先生は授業の間、ほとんど動きっぱなし。実投する生徒たちの間を巡回しながら、驚くようにして褒めたり、ゼスチャーを交えて簡単にアドバイスをしたり。厳しい日差しや吹き出してくる汗を気にする様子もなかった。

教室も3年目とあって、生徒にも戸惑いはほぼなし。大小のボールをどんどん的へ投げ込んだ

「45分しかないので、入念なアップはしないですね。野球選手を育てるとか、スポーツテストの成績を上げるのが目的ではありませんので、細かいことや難しいことも言わない。だいたいは模範を見せてから『あそこを狙って投げてこらん!』という感じです」(飯塚智広さん)

 取材日の教室は、野球用具メーカーのフィールドフォースが全面協力。複数のネット類や的、大小や形状の異なるボールに、野球経験者のサポート役も動員されていた。これによって、生徒は4グループでローテーションしながら、数パターンの実投を体験。そして最後は、一人ずつの遠投でそれらの成果を実感するという形で授業が構成されていた。

 印象的だったのは、生徒たちが全力でトライする姿。明るい声や笑顔も多かったが、自分が投げる際はどの顔も真剣そのもの。6年2組の槌野晴斗さんは「投げ方の授業はもう5回目か6回目。ふだんは物を遠くまで投げる機会がないので、最初はとても難しく感じました。でも最初のころよりは遠くに投げられるようになりましたし、思い切り投げられるのは気持ちがいいです」と話してくれた。

力任せに投げるだけではなく、授業後半では9つの的を狙う「ストラックアウト」にも挑戦(下)

 聞いてみると、この「投げ方」教室を受けるまでは、屋外でボールを投げた経験がほとんどないという生徒も多数。そこで飯塚さんは当初、いきなりの実投ではなく、タオルを持って腕を振ることや壁を叩く動作などを導入に用いたという。

「何も知らない子どもに教えるのは、ホントに難しい。なので毎回、私自身の勉強になっています」

子どもに必要な経験

 さて、知りたいのは「投げ方」教室がなぜ、どういう経緯で始まったのかということ。メディアの取材が入るのは今回が初めて。全国の小学校で同様の取り組みをしているという話は聞かないし、義務感や堅苦しさとはほど遠い授業だった。

 また飯塚さんと言えば、近年ではNHKの高校野球解説や、2017年の都市対抗優勝(NTT東日本監督)で広く知られている。現役時代は、小柄ながらパンチ力も備えた左バッターとして大学や社会人で鳴らし、日の丸を胸に2000年のシドニー五輪にも出場している(4位※当時の日本代表チームはプロアマ混成)。

 そんなアマチュア球界の功労者が人知れずに、とある小学校で投げ方を教えているのは、なぜだろう。野球解説と同様、丁寧で落ち着いた口振りで飯塚さんが大義を話し始めた。

「社会的な使命といいますか私自身、野球の道でここまで来させてもらいましたし、野球でしか社会に恩返しできないとも思っていますので」

教員の研修も兼ねる「投げ方」教室のラストは遠投。「あそこのビルの『山口銀行』を狙ってごらん!」と飯塚さん(下)

 日本の国技とも言えるほど、国民に広く長く受け入られてきた野球競技だが、昨今は逆風が目に余る。現に小学生の軟式野球チームは、この15年ほどで5000チームも減ってしまった。球界の未来への危機感や不安が、飯塚さんにもないわけがない。けれども、そうしたものと、この教室とはリンクしていないという。

「競技人口を云々という目的は、まったくありません。もちろん、ここで投げ方や面白さを知って本格的に野球をする子も中にはいると思います。でも、それ以上に投げることの難しさや、うまくできない悔しさも感じてもらえたら。小学生にはそういう体験も必要だと思いますし、そういう機会を与えてあげるのもボクら大人の仕事かな、と考えています」

 こういう人間性を、周囲が放置しておくわけがないのだ。常盤小の平田裕美副校長(=下写真右)は、飯塚さんの娘の元恩師。同じ中央区内の他校で、娘が4年時のクラス担任だった。

「平田先生には親子ですごくお世話になった経緯もありまして、その先生から『今はコロナ禍でボール遊びもほとんどできず、投げることもできない子ばかり。だから飯塚さん、お願いします!』と。その一言でお引き受けしました」

仲間から強力な支援も

 手探りで始まった教室はコロナ禍以降も、年に2、3回のペースで続いて3年目になる。6学年12クラスで、必ず年に1コマはこの授業がある。結果として、スポーツテストの数値も明らかに伸びていると、浮津校長は語る。

「以前は男女にかかわらず、ボール投げでもダーツのように腕だけ使うとか、足の左右が逆の子もいました。今では確実に投げ方が備わってきて、運動機能も全般的に高まりを感じています」

 3・4年生で実施している、ベースボール型の体育の授業も活気が出ているという。そうした成果を世にアピールするでもなく、手弁当でコツコツと続けてきた飯塚さんに、頼もしい援軍も現れた。高校時代のチームメイトで、今回の教室に全面協力したフィールドフォースの吉村尚記社長だ。自らも校庭に立って指導をサポートした同社長が熱く語る。

「野球をしていない子どもたちに初めて触れて、あまりにも投げられないのがショックでした。でも、飯塚さんのこの素晴らしい取り組みを、これからも喜んでサポートさせていただきます」

 教室に持ち込んだ、大型のネット類など一式を学校側に進呈。組み立てや収納の方法も教師たちにレクチャーした。

人気を物語るように、授業の終わりに「感想」を問うと次々と手が挙がった

 午前中4コマの授業を終えると、飯塚さんが口を開いた。

「最初は子どもたちにとっては完全に“怪しいオジサン”だったのが、今では一緒に給食までいただけるようになりました。微力ですけど、これからも子どもたちのプラスになれば、と思っています。では、今日はこれから会社で会議があるもので!」

 着替えも入っているのだろう、大きめのリュックを背負った“人気の先生”は、都心の雑踏の中へ颯爽と消えていった。

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