リポート
【速報/京葉首都圏江戸川】深川G、西田、山...
東京の激戦区・江戸川区を中心に、都内各区と近隣のチームが覇を競う第23回京葉首都圏江戸川大会は1月24日に同区の水辺のスポーツガーデン野球場などで開幕。2月22日に同野球場で準々決勝が行われ、ベスト4が決まった。23日には準決勝と決勝が同野球場で行われる。 (本文&写真=鈴木秀樹) ※学年未表記は新6年生 ■準々決勝 2月22日◆A面 深川Gが逆転で準決勝へ ▽第1試合 深川ジャイアンツ(江東) 5-3 高島エイトA(板橋) 高島エイトAは2回表に二塁打の鈴木歩が内野ゴロと新5年・石井温仁の中犠飛でかえり先制、3回には飯塚透の右越えランニング本塁打で2点目を挙げた。投げては先発の綱嶋豪が深川ジャイアンツ打線を4回まで2安打に抑える好投を見せた。 しかし、5回裏に深川打線が反撃。一死から連続敵失で一、二塁とし、高萩晴大の適時打で1点。二死後に植田爽太の適時打で追いつくと、続く大貫航太郎が中越えの3点ランニング本塁打を放って勝ち越した。高島は最終6回に久保睦が左翼フェンス越えのソロ本塁打を放つと、その後も二死二、三塁まで詰め寄ったが、あと一本が出ず、深川が勝利を収めた。 決勝本塁打の深川・大貫航太郎は「最近打ててなかったから、ここで打たなきゃ、と思いました。センター方向は狙っていたわけじゃないけど、うまく打ち返すことができました」と会心の一本を振り返った。 山野、猛打で北原下す ▽第2試合 山野レッドイーグルス(世田谷) 10-1 北原少年野球クラブ(練馬) 山野レッドイーグルスは1点を追う2回裏、先頭の四番・田代旬主将が安打で出塁すると、飯田航大が送りバントを決め、田代環の右中間二塁打で同点に。さらに井土蒼一郎、松元陽生の適時打で2点を勝ち越した。3回には一死一、二塁から田代旬主将が右越えの3点ランニング本塁打を放ち、さらに田代環、安西栄滋、遠矢琉斗(新5年)、杉山亮太(新4年)も安打を放つなど、打者12人7得点の猛攻で、北原少年野球クラブを突き放した。 山野先発の田代環は初回に北原三番・山口銀士郎の適時打で1点を許したものの、4イニングを3安打1失点で投げ切り完投勝利と、攻守で活躍。「初回は緊張したけど、全体的にコントロール良くまとめることができました」と笑顔で話した。 2月22日◆B面 西田がサヨナラで激戦制す ▽第1試合 西田野球クラブ(杉並) 7-6 七北クラブ(江東)...
【速報/京葉首都圏江戸川】深川G、西田、山...
長曽根が貫禄の優勝劇!【2DAYs in ...
全国大会を目指す強豪16チーム参加による「目指せ!愛媛・スポ少2026 2DAYs IN SUITA」。大会2日目はベスト4に勝ち上がったチームにより準決勝と3位決定戦、決勝が万博記念公園野球場で行われた。朝から雪が降り続ける中、決勝で不動パイレーツ(東京)を退け優勝を果たしたのは王者・長曽根。同スポーツ広場では、敗れたチーム同士による敗者戦も行われた。 (本文&写真=鈴木秀樹) ■準決勝 シビれる投手戦を制して不動が勝利 ▽第1試合不動パイレーツ(東京) 001000=1 000000=0北名古屋ドリームス(愛知)【不】上田-瀧【北】坪井-中津 ▲好投の不動・上田主将㊤と北名古屋・坪井㊦▼ 不動・上田廉主将、北名古屋・坪井心汰の両先発が好投、野手陣も好守備で投手をもり立て、見応えある投手戦が繰り広げられた。 1、2回をともに無得点で終え、迎えた3回表、不動は二死から九番・古谷蒼生が左前打で出塁すると、一番にかえり榎本健太が右前打、続く近藤蓮も内野安打を放ち、先制点を奪った。 ▲3回表、近藤の先制適時打㊤で不動が先制㊦▼ その裏、北名古屋も一死から八番・青山隼磨が左前打で出塁すると、九番・丹羽夏暉もバント安打で続いて一死一、二塁としたが、後続が倒れ、得点はならなかった。 以降は両軍とも走者を出しながらホームが遠い。不動は4回裏に一死一塁から併殺でピンチの芽を摘み、5回裏には一死二塁からの三盗を阻止するなど、好守備も光る試合運びで北名古屋に得点を許さず、3回に手にした1点を守り切り、接戦をものにした。 ▲北名古屋打線は5安打も好機であと1本が出なかった ▼5回には同点の走者が三盗を試みるも失敗 1、2回戦ではともに2ケタ得点で勝利を収めるなど、強力打線による得点力が目を引いた両チームだったが、直接対決は好守備も光る投手戦に。不動・上田博雄、北名古屋・岡秀信の両監督は互いをたたえ合い、「良い試合ができました」と、対戦の収穫を口にしていた。 初回の4得点から一気に寄り切り長曽根が勝利 ▽第2試合長曽根ストロングス(大阪) 400300=7 000100=1豊上ジュニアーズ(千葉)【長】山瀬、辻井、山田雄、山瀬-岡林【豊】加藤-関澤二塁打/吉見(長)、関澤(豊) 初回、長曽根は一番・吉見憲眞の左翼線二塁打に始まり、山田蒼、北原優響、岡林優志までの4連打で2点を先取し、内野ゴロ間にもう1点、六番・山田雄大の右前適時打でさらに1点と、いきなり4点のリードを奪った。 ▲長曽根は初回に先頭の吉見が二塁打㊤ ▼先制適時打を放つ長曽根・北原㊦ 長曽根は好守備も光った。2回裏一死二、三塁のピンチでは、飛び出した相手三走をきっちりと刺して無失点で切り抜け、3回には先頭の打者を四球で出しながらも、次打者を内野ゴロ併殺に仕留めてピンチを未然に防いでみせた。4回、日本松龍、川添瑠希の連打から3点を加えた長曽根は、その裏に豊上三番・関澤月陸の右越え二塁打から1点を失うも、落ち着いた試合運び。投げては先発の山瀬晴から辻井恭悟、山田雄大主将、再び山瀬へとマウンドをつないで、豊上にさらなる反撃を許さなかった。 ▲豊上は2回、走塁死で得点ならず㊤ ▼4回の石井尊の適時打㊦による1点が豊上唯一の得点となった 初回の4失点でリズムを崩した豊上は1、2回戦の爆発的な攻撃力が影を潜めた。豊上ベンチからは、試合開始時から髙野範哉監督の「7点(が勝敗の分岐点となる)ゲームだぞ」の声も聞こえ、トータル7失点は試合前からの想定内だったようだが、攻撃面では長曽根投手陣に苦戦し、最後までリズムに乗ることができなかった。 ■3位決定戦 本塁打4本!!予想外の空中戦は豊上が〇 豊上ジュニアーズ 200016=9 202301=8北名古屋ドリームス【豊】蛭間、石井-関澤【北】加藤朝、今井大、今井悠、吉村、今井悠-中津本塁打/蛭間、後山(豊)、吉村、今井大(北)二塁打/後山、後藤、蒔田(豊)坪井(北)...
長曽根が貫禄の優勝劇!【2DAYs in ...
全国目指す強豪が集結!【2DAYs in ...
晴れの舞台で、今年も会おう! 高円宮賜杯全日本学童マクドナルド・トーナメントで8度優勝の“常勝軍団”長曽根ストロングス(大阪)の呼び掛けにより、全国大会を目指す強豪チームが集う、新年恒例の「目指せ!愛媛・スポ少2026 2DAYs IN SUITA」が1月24、25日、大阪府吹田市の万博記念公園野球場と同スポーツ広場で行われた。全国の都道府県から16チームが参加。大会初日は開会式に続き、万博記念公園スポーツ広場の4つの面に分かれ、1回戦と2回戦を行った。 (本文&写真=鈴木秀樹) 16チーム参加の壮観!開会式 開会式には参加16チームの選手、指導者が終結。互いに再会を喜ぶとともに、近況を報告し合う姿が見られた。 大会主催の長曽根ストロングス・熊田耐樹総監督は「昨年はこの大会に参加したチームのうち、8チームが全国大会に出場しました。ありがたいことに、この大会を『全国大会よりも全国区大会』と言ってくれる方もいます。長曽根も昨年、3回戦で不動パイレーツさん、決勝では伊勢田ファイターズさんと、大舞台で2チームと戦わせていただいた。今年も多くのチームと全国大会の舞台でお会いできるのを楽しみにしています」とあいさつ。辻本茂樹監督が参加チームの監督を紹介し、健闘を誓い合った。 【1面】長曽根ストロングスが快勝突破! 1面では、主催の長曽根ストロングスが吉川ウイングス(埼玉)との初戦を快勝、昨年のスポーツ少年団全国大会(エンジョイ! スポーツフェスティバル2025)覇者・大崎ジュニアドラゴン(宮城)との接戦を制した茎崎ファイターズ(茨城)と戦った2回戦も大差で勝利し、準決勝にコマを進めた。 【2面】不動パイレーツが強敵倒し勝ち抜け 2面では不動パイレーツ(東京)が勝ち抜け。初戦で小野東スポーツ少年団(兵庫)に6対1で勝利すると、昨夏の全日本学童準V・伊勢田ファイターズ(京都)を下した2年前の全国王者・新家スターズ(大阪)にも10対2で快勝した。敗れた3チームも、劣勢でも仲間を鼓舞する大きな声がベンチ内に響く、元気の良さが目を引いた。 【3面】豊上ジュニアーズが盤石勝利 3面では、昨年のこの大会の優勝チーム、山田西リトルウルフ(大阪)を下した豊上ジュニアーズ(千葉)が2回戦でも東16丁目フリッパーズ(北海道)に完勝。硬軟巧みな攻撃で確実に得点を重ねる勝負強さと同時に、内外野ともに完成度の高い守備力が目を引く、見事な試合運びを披露した。熊谷グリーンタウン(埼玉)は東16丁目との初戦で、力を出し切れないまま敗戦を喫した感が強い。東16丁目はこの時期、雪深い札幌で「外野のフライ練習などはほとんどできていない」(笹谷武志監督)中での奮闘だった。 【4面】接戦を制したのは北名古屋ドリームス 4面を勝ち上がったのは北名古屋ドリームス(愛知)。初戦で井原アローズジュニア(岡山)に大勝すると、安佐クラブ(広島)にも競り勝った。北名古屋・岡秀信監督は2回戦で対戦した安佐クラブについて「勝負強く、粘りがある素晴らしいチーム。初戦も北ナニワ(ハヤテタイガース=兵庫)さんと接戦して、競り勝っていた。初戦で点差をつけて勝たせてもらった分(余力があり)、ウチが勝たせてもらえたのでしょう。すごくいい試合経験になりました」 試合後には、各チームの指導者が率直に意見を交換する姿も。参加チームはそれぞれに、学びや課題の洗い出しなど、対戦で多くを得た様子だった。
全国目指す強豪が集結!【2DAYs in ...
『学童野球メディア』初代MVPは今――。
小学生の甲子園で衝撃の124㎞!! 2023年の学童球界を席捲した“スーパー6年生”は、その後も数々の伝説を残していた。中学入学から2ヵ月で大田スタジアムの外野席へ打ち込み、投げては翌月にノーヒットノーラン。1年夏に全国デビューし、2年夏の全国で胴上げ投手に。迎えた2026年、中学ラストイヤーは春の全国大会から始まる。東京・駿台学園中の藤森一生主将(新3年)は、学童野球メディアの『初代年間MVP』でもある。現在の最速は136㎞で、中1の秋から通算40本塁打。それらはいかにして生まれてきたのか――中学軟式の全国大会や部活動にも触れつつ、特別リポートをお届けしよう。 (動画&写真&文=大久保克哉) プレー動画➡こちら ふじもり・かずき 藤森一生 [東京・駿台学園中/新3年] 【Personal Data】 出身地:東京都 出身チーム:東京・レッドサンズ(学童軟式)/読売ジャイアンツジュニア 投打:左投左打 ポジション:投手/一塁手 身長体重:172㎝64㎏ 50m走ベスト:6秒2 直球最速:136㎞(2025年12月/ヤクルト戸田球場) 通算本塁打:1年秋~40本(ランニング含む) 好きなプロ選手:今永昇太(カブス) ※2026年2月5日現在 ■学童野球メディア2023MVP記事 2023.12.31➡こちら すんだいがくえん 駿台学園中学校軟式野球部 【学校創立】1991年(平成3年)※休校を経て中高一貫校として開校 【学校所在地】東京都北区王子6丁目1−10 【野球部顧問】西村晴樹(2007年~コーチ、2010年~監督)/平田理樹/大島雅樹 【全国3大会成績】...
『学童野球メディア』初代MVPは今――。
【ポップ杯全国★特別ルポ】真の“横綱”ここ...
思慮分別のある大人たちに促され、正々堂々の戦いで「冬の神宮」でもチャンピオンに輝いた常磐軟式野球スポーツ少年団(福島)。ポップアスリートカップの全国ファイナルは2回目ながら、前回の2020年はコロナ禍で中止に。この実質的な初出場での初優勝は、6年生12人の学童野球フィナーレでもあった。協賛各社の色も生かしつつの、笑顔に富むセレモニーも見届けたV監督は「ぜひ、伝えてほしい!」と、こう続けた。「格式ばらずに、こんなに良い全国大会があったんですね。特にリエントリー制。より多くの子に出番をあげられるし、ホントに子どもを主役に考えてますよね」。むろん、常磐12戦士は全員が打席にも立っての戴冠だった。 (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) 【常磐軟式野球JSC】Back Number 『チームファイル』2023.07.25➡こちら 『レジェンド40年秘話』2024.01.26➡こちら 『監督リレートーク』2023.06.12➡こちら ―Team Inside Story― 3元号で継続する繁栄。ただ勝てばいい、そんなチームにあらず 優勝 じょうばん 常磐軟式野球スポーツ少年団 [福島県] 【戦いの軌跡】 1回戦〇7対0札幌南(北海道) 2回戦〇4対0平川Jr.(青森) 準決勝〇4対3長曽根(大阪)※リポート➡こちら 決 勝〇4対4名古屋ド(愛知)※リポート➡こちら 覇者たるもの… 決勝の5回裏。エース格の佐藤瑛介が二番手でマウンドに上がり、投球練習を終えたあたりで、試合時間は80分になろうとしていた。 既定の90分まで、残り10分足らず。1回表に4点先取後、じりじりと追い上げられていた常磐軟式野球スポーツ少年団のリードは、わずかに1点。 応援する側には、10分がより長く感じられたことだろう。では、ベンチの天井正之監督はどうだったのか。試合後に問うてみると、即座にひと言。 「いやぁもう、時間なんか関係なしにやりました!」 正々堂々。フィールドの選手たちが、それを証明していた。表の攻撃で残塁の走者となっていた、捕手の上遠野晃大は防具の装着もいつも通りにスムーズ。マウンドの佐藤瑛はストライク先行で、一番打者から3人を9球でアウトに。ものの5分とかけずに5回裏を終わらせたことで、試合は既定の最終回となる6イニング目に入った。...
【ポップ杯全国★特別ルポ】真の“横綱”ここ...
【ポップ杯全国★決勝】初の“白河越え”。先...
2007年の第1回大会から19年目。ポップアスリートカップに新たな歴史が刻まれた。全国ファイナル決勝は、常磐軟式野球スポーツ少年団(福島)が名古屋ドジャース(愛知)を4対3で振り切って初優勝。夏の全国大会(全日本学童マクドナルド・トーナメント)は最多出場記録24回を誇る常磐によって、優勝旗と優勝杯が初めて東北の地へ。「勝負の分かれ目」から大一番で“白河越え”に貢献したヒーロー、そして敗軍のストーリーまでをお届けしよう。 ※優勝チームの特別ルポは別途、近日中に公開します (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) ■決勝 12月7日◇明治神宮野球場 ▽第3試合 常磐軟式野球スポーツ少年団(福島) 400000=4 102000=3 名古屋ドジャース(愛知) 【常】奥山、佐藤瑛-上遠野 【名】若林、西出、三田村-成岡 二塁打/横須賀(常) 【評】横須賀大叶の先頭打者二塁打から4点を先取した常磐が、奥山煌都-佐藤瑛介の継投で逃げ切り、初優勝を遂げた。1回表、三番・村田琢真の2ランスクイズで先制した常磐は、さらに畳み掛ける。四番・上遠野晃大の中前打から一死二、三塁として、六番・齋藤慶季がまたスクイズ。これが敵失も誘って2人目も生還した。いきなり4点ビハインドの名古屋ドは、すぐに反撃。一番・若林優真主将が、四球から二盗、三盗を決めると三番・西出偉太の二ゴロでホームイン。3回裏には敵失と二番・大脇幸汰のタイムリーで3対4に。常磐の先発・奥山は、ここからさらに2安打されるも失点は回避し、4回も1点差を守り抜いた。そして5回からエース格の佐藤瑛が、パーフェクトリリーフで胴上げ投手となった。 1回表、常磐の一番・横須賀が中越えエンタイトル二塁打(上)、続く渡邉晃大はバントヒット(下) 1回表、常磐は無死二、三塁から三番・村田琢の2ランスクイズで先制 2点先取した常磐は上遠野の中前打(上)や四球、盗塁などで再び二、三塁として齋藤がスクイズ(下)。敵失もあって初回で4対0に 名古屋ドは1回裏、先頭の若林主将が四球から連続盗塁(上)、西出の二ゴロ(下)で生還 ダブルの2試合目で名古屋ドは4投手が登板。2番手の梶田将佑(上)がゲームをつくり、4番手の三田村柊吾は打者5人をシャットアウト ―Turning Point of the Game― 同点回避へと作用した!?...
【ポップ杯全国★決勝】初の“白河越え”。先...
【ポップ杯全国準決勝❷】代打サヨナラHR!...
ポップアスリートカップの全国ファイナル準決勝の第2試合は、初出場同士の対決に。終始、押し気味に試合を進めたのは、夏の全国大会(全日本学童マクドナルド・トーナメント)ではお馴染みの越前ニューヒーローズ(福井)だった。だが、じわりとペースを手繰り寄せての代打サヨナラホームランで決勝進出を決めたのは、名古屋ドジャース(愛知)。過去に2度、「冬の神宮」を目の前にして予選で涙した、先輩たちの無念も晴らす劇的な勝利だった。 (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) ※サヨナラ弾の動画➡こちら ■準決勝2 12月7日◇明治神宮野球場 ▽第2試合 越前ニューヒーローズ(福井) 000100=1 000102x=3 名古屋ドジャース(愛知) 【越】黒﨑、納谷-島碧 【名】大脇-成岡 本塁打/後藤(名) 二塁打/島碧2(越)、大脇(名) 【評】前半戦は0対0、ヒットは1本のみだった。名古屋ドの右腕・大脇幸汰は、果敢な相手打線に対して100㎞に迫る速球で勝負。2回には左翼手の三田村柊吾が、背走しながらライナーを好捕などバックもよく守った。一方、越前の左腕・黒﨑大夢は常時100㎞超の速球で、完全試合ペースの快投。3回裏の9人目に与四球で初めて走者を出すも、けん制死を奪い切り抜けた。試合は後半戦で動く。4回表、越前は島碧生の左翼線二塁打から一死三塁とし、四番の5年生・納谷悠聖が右前へ先制タイムリー。その裏、名古屋ドは先頭の一番・若林優真主将が四球から二盗、続く大脇の中越え二塁打で1対1に。6回表に一死満塁のピンチを脱した名古屋ドはその裏、先頭の今村真夏斗が左前打。そして代打・後藤幹太が3球目をレフトの頭上へ。これがサヨナラのサク越え本塁打となった。 〇名古屋ドジャース・蛯澤俊典監督「我々より明らかに強い相手で、先発投手は今まで出会ったなかでもホントにひと握りの素晴らしいピッチャー。序盤は立ち入るスキもまったくありませんでした。それでも選手個々が考えて、四球や盗塁からきっかけを得られたと思います」 ●越前ニューヒーローズ・納谷将史監督「相手は打力のあるチームと見てましたけど、バットがみんな振れてましたね。ウチは6回表に1点がほしかった。(連打と犠打で二、三塁から)申告敬遠で一死満塁も想定内で、作戦も考えましたけど、子どもたちを信じて打たせました。結果、打てませんでしたけど、ぜんぜん後悔してないです」 名古屋ドの大脇(上)は61球で1失点完投。越前の黒﨑(下)は3回二死までパーフェクトピッチ 4回表、越前は島碧の二塁打(上)から一死三塁とし、5年生の納谷が逆方向へ先制タイムリー(下) 名古屋ドは、失点をすぐに取り戻す。4回裏、若林主将が四球から二盗(上)、続く大脇が中越えの適時二塁打(下) 5回表、越前は先頭の梶谷來希(5年)が左前打(上)も、続くバントは投前への小飛球に。これを捕球した名古屋ドの大脇が一塁送球で併殺(下) 1対1の6回裏、名古屋ドは左前打の今村(上)を一塁に置いて、代打・後藤が左越えのサヨナラ2ラン(下) ―Pickup HERO― “代打の神様”再降臨。大会2本目は、自身初のサヨナラ&サク越え弾...
【ポップ杯全国準決勝❷】代打サヨナラHR!...
【ポップ杯全国準決勝❶】神宮“冬の陣”11...
複合型バットが全面禁止となる2029年から、トップクラスではこういうゲームが増えるのかもしれない。いわば“時代の先駆け”のような名勝負が、ポップアスリートカップの全国ファイナル準決勝の第1試合であった。夏の全国大会(全日本学童マクドナルド・トーナメント)でV記録を8回に更新していた大阪・長曽根ストロングスと、同大会最多出場記録を24回に更新していた福島・常磐軟式野球スポーツ少年団による“冬の陣”。神宮に疑問符が広がる一幕もあったが、これ以上ない役者たちが、これ以上ないだろう大接戦を演じた。特別延長10回、112分に及んだ一戦のポイントとヒーロー、敗軍のストーリーまで、とくとお届けしよう。 (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) ■準決勝1 12月7日◇明治神宮野球場 ▽第1試合 長曽根ストロングス(大阪) 0000000021=3 0000000022x=4 常磐軟式野球スポーツ少年団(福島) ※延長10回、7回からタイブレーク 【長】谷脇、月田-山瀬 【常】西本魁、佐藤瑛-上遠野 二塁打/畑中(長)、横須賀、四家(常) 【評(6回まで)】先攻の長曽根は二死三塁、後攻の常磐は一死二塁。それぞれ初回の好機を生かせず無得点に終わると、以降もスコアボードに「0」が続いた。3回表、長曽根は先頭の山瀬晴(5年)が9球ファウルの末に中前打し、犠打で二塁へ進むも、次打者の遊ゴロで三塁タッチアウトに。常磐の先発右腕・西本魁人主将は90㎞台前半の速球で粘投し、5回64球で被安打3、失点と四死球なしでお役御免に。6回表は二番手の佐藤瑛介が、100㎞台の速球で一番打者から3人を11球で料理。一方の長曽根は、序盤はけん制死や二盗阻止でピンチの芽を摘んだ。そして3回途中から救援した月田拓斗が、100㎞超の速球で6回まで1死球とほぼパーフェクトの快投。こうして0対0のまま、勝負は無死一、二塁で始まる特別延長戦へ。 初回はともに二番打者が出塁も無得点。長曽根は森川壱誠主将が左前打(上)、常磐は渡邉晃大が四球から二盗(下) 3回表、長曽根の5年生・山瀬が14球目を中前打(上)。粘り負けた常磐・西本魁主将(下)だが後続を断つ 長曽根は5回に畑中零生が中越え二塁打(上)。3回一死から救援した月田(下)は、6回まで1死球のみの快投 常磐は6回に登板した佐藤瑛(上)が3人でピシャリ。三塁手の四家蒼陽が6つめのゴロを捌いて裏の攻撃へ(下) さすがの横綱対決 既定の6回までスコアレス。双方の投手陣がていねいにゲームをつくったが、塁上に走者を置く場面も少なくなかった。出塁なしの3者凡退は、それぞれ2回あったのみ。それでも無得点が続いた最大の要因は、ともに守りのミスがなかったからだ。 野手陣のノーエラーだけではない。学童野球では全国大会でも頻発し、看過されがちなバッテリーミスが、この一戦では1回表にあったきりで、ついに10イニングを消化した。 常磐は上遠野晃大(上)、長曽根は5年生の山瀬(下)が扇の要で守り抜いた バッテリーミスとは主に、投手の暴投や捕手の捕り損ね(捕逸)で走者を進めてしまうこと。それがたったの1度きりとは、いかにハイレベルであったか。学童野球を知る人ほど、痛感するところだろう。 さらにその上で、常磐軟式野球スポーツ少年団は、持ち前の機動力を押し出した。1回裏に渡邉晃大が、2回裏には齋藤慶季が、それぞれ四球から二盗に成功。これも快挙に等しいかもしれない。何しろ、長曽根ストロングスは夏の全国大会で優勝するまでの6試合で、相手に許した盗塁(企図含む)が2つしかなかったのだ(関連記事➡こちら)。 8月の全日本学童大会。長曽根(上)は3年ぶり18回目の出場で8回目の優勝。2年ぶり24回目の出場だった常磐(下)は2回戦で敗退 夏の王者を前にしようと、常磐が『蛇に睨まれた蛙』になるわけもない。夏の全国大会初出場は1988年と長曽根より10年以上も早く、出場回数24回はぶっちぎりの最多記録だ。全国制覇は長曽根の8回に遠く及ばないが、2010年には悲願の初優勝を遂げている。...
【ポップ杯全国準決勝❶】神宮“冬の陣”11...
【ジュニアマック】不動がついに!!4年生で...
4年生以下の東京No.1を決める都知事杯第8回東京都マクドナルド・ジュニアチャンピオンシップ(ジュニアマック)は12月14日、世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場(都営駒沢球場)で決勝を行い閉幕。地区代表51チームによるトーナメント戦を制したのは、不動パイレーツ(目黒)。意外にもこれが初Vで、決勝では2年ぶり2回目の優勝を狙ったカバラホークス(足立)を6対3で退けた。 (写真&文=鈴木秀樹) ■決勝 12月14日◇都営駒沢球場不動パイレーツ(目黒) 13002=6 01101=3カバラホークス(足立)【不】安田羽、中井-村田【カ】福田、矢吹-矢吹、栗林本塁打/中井(不)福田(カ)二塁打/栗林(カ) ※本塁打はランニング 【評】不動は1回表、二番・中井嘉紀主将が左越えに本塁打を放ち先制。2回には岸明樹が内野安打で出塁すると、二盗、三盗を決め、杉元陽がスクイズを決めた。このスクイズが安打となり杉元も生きると、敵失に続き、一番・細田航の左前2点適時打で、この回3点。一方、カバラは初回に二死満塁の好機を無得点で終えたものの、2回に栗林新主将の適時二塁打で1点、3回には四番・福田逞翔の右越え本塁打で1点を返し追撃。それでも最終5回、不動が四球や敵失など、無安打で2点を追加。カバラも福田の適時打で1点を返したが及ばず、不動が逃げ切って勝利を収めた。 ■優勝 ふどう 不動パイレーツ [東京・目黒区] 個性派集団がタイブレーク連勝で波 「小学生の甲子園」こと高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントでは、昨年までの3年連続で出場し、2023年は準優勝、2024年は3位。不動パイレーツはいまや、東京を代表する学童野球チームの一つとして、全国的にもゆるぎない評価を得ている。 しかし、低学年チーム(4年生以下)を対象とする本大会では、これまで7回のうち6度出場しながら準優勝が1度、3位が1度。今回、初のジュニアチャンピオンとなった。「まさか、先輩たちの成績を超えられるとは…」 中井紀和監督は喜びの中にも、驚きの表情を浮かべた。「実のところ、このチームはこれまで、なかなか勝ててなくて。これまで出場した3年生、4年生の大会では、先輩たちの優勝杯や優勝旗を返すばかりでしたから」。そして、表情を緩めた。 「飛び抜けた選手はいませんし、突き抜けたところのあるチームでもありません。でもまあ、15人の4年生選手は全員、個性豊か。この大会ではそれぞれが力を出して、頑張ってくれました」 今大会では、荒川ジャンプ(荒川)との準々決勝、東伏見ファイターズ(西東京)との準決勝で、ともにタイブレーク勝ち。中井監督は「厳しい戦いばかりで。おかげで『タイブレークになれば勝てる』なんて、変な自信がついたようです」と笑う。 この日は、中井嘉紀主将が初回に効果バツグンの先制弾を放った。「この大会の目黒支部予選の決勝も、五本木ヒーローズさんと大接戦で。キャプテンのホームランで、チームが活気づいて勝てたんです。今日も勇気をくれる一本でした」。指揮官はそう言い、大黒柱の一振りをたたえた。 初回に先制本塁打を放った不動・中井主将㊤はリリーフのマウンドでも躍動㊦ 当の中井主将は、少し冷静だ。「チームに勢いをつけることができてよかったです」。どちらかといえば、その一打以上に、3回から上がったリリーフのマウンドに満足感を覚えているようだった。 「四番打者(カバラホークス・福田逞翔)には打たれてしまったけど、しっかりコースに投げられました」と、90km超えの速球をコントロール良くまとめた投球内容にうなずいた。「打たれたのはインコースを攻めた球でした。基本的にはアウトコースに投げていたんですけど」。本塁打を浴びはしたものの、その勝負には納得している様子だった。 先発・安田羽玖㊤は2回1失点とゲームメイク。2回表、杉元のスクイズで岸㊦が2点目のホームイン チームについては、「明るくて楽しい選手が多いです」と中井主将。「先発した安田(羽玖)クンがにぎやかで。あ、もう一人の安田(壮良)クンも。ダブル安田がムードメーカーです。セカンドの嵯峨(悠仁)クンもみんなを盛り上げてくれます」 2回表、細田㊤が中前に2点適時打。最終5回裏、マウンドに集まり中井監督の言葉を聞く不動ナイン スタンドからは、卒団間近の6年生の先輩らも駆けつけるなど、大応援団がナインらに声援を送った。表彰式後は多くがグラウンドに降り、フィールドは大賑わいに。年内最後の都大会を制覇したジュニアパイレーツたちを中心にできた歓喜の輪からは、いつまでも元気な声が響いていた。 ■準優勝...
【ジュニアマック】不動がついに!!4年生で...
【JFC交流大会】大阪から参戦の長曽根スト...
5年生以下の新チームで覇を競う、第18回ジュニア・フレンドカップ交流大会(JFC)は11月22日に開幕。関東のほか福島、長野、富山の各県、さらに昨夏の全日本学童大会で8度目の優勝を果たした大阪・長曽根ストロングスなど、54チームによるトーナメント戦が5日間に渡って行われた。この大会は埼玉県吉川市で、現在はNPO法人として活動する吉川ウイングスの主催で2008年にスタート。11月30日の今大会の決勝は、長曽根がレッドサンズ(東京・文京区)を下し、初優勝を果たした。 (写真&文=鈴木秀樹) ■決勝 11月30日◇吉川市旭公園球場▽第3試合レッドサンズ(東京・文京区) 500000=5 003021x=6長曽根ストロングス(大阪・松原市)【レ】大塚、神谷、加藤ー原川【長】川添、辻井、山瀬、山田雄、川添、山田雄ー岡林三塁打/吉見(長)二塁打/山本、野村(レ)川添(長) 【評】1回表、レッドサンズは二番の原川瑛仁と齊藤叶翔の連打に続き、連続暴投で先取点を奪うと、四球に続いて五番の山本駿翔、野村咲翔が連続二塁打を放って3点を加え、さらに並木恒太朗の適時打でもう1点。大量5点のリードを奪った。長曽根ストロングスは3回裏、死球と敵失で好機をつくり、六番の川添瑠希が2点二塁打、続く山田雄大も右前に運んで3点を返すと、5回には四球と4年・岡林優志の安打でチャンスを広げ、山田雄がたたいたバウンドの高い遊ゴロの間に2者がかえり同点に。最終6回裏、一死から一番・吉見憲眞が右中間に三塁打を放ち、次打者の捕逸でかえってサヨナラ勝ちを決めた。 ■優勝 ながそね 長曽根ストロングス [大阪府] 5点差を大逆転、劇的サヨナラV 最後に決めたのは、夏の全日本学童マクドナルド・トーナメントでも6年生たちに交じって攻守に活躍、同大会V8に大貢献した吉見憲眞だった。 最終6回裏、一死走者なしから右中間を破る三塁打。そして次打者のときの捕逸でサヨナラのホームへ。「この試合で一本も打ててなかったから、絶対にここで、と思って打ちました。ベース回ってるときはランニングホームラン行けるかなと思ったけど、ちょっと無理で…」。そう振り返ったヒーローは続けて、「それでも、その後にキャッチャーがポロしたときは、迷わず良いスタートが切れたと思います」と振り返った。 最終6回裏一死走者なし、右中間に三塁差を放った長曽根ストロングス・吉見憲眞㊤㊦ 大会MVPに選ばれた吉見のほか、四番ファーストの山田蒼、準決勝で力投の山瀬晴、この日は主にマスクをかぶり、扇の要としてチームを支えた4年生の岡林優志ら、全国出場していたメンバーのほかにも、「今日は落ち着いて投げられました」と決勝のマウンドを振り返る川添瑠希、「外野の守備はとにかくめっちゃうまい」と熊田耐樹監督も太鼓判で、キャプテンに指名された山田雄大ら実力派メンバーがそろう、長曽根の新チーム。 5点差をひっくり返しての逆転サヨナラと、勝負強さも感じさせる戦いぶりだったが、熊田監督は「まだまだですわ」と厳しい。「5点取られて、元気なくなってしまって。あと1点、2点取られてたら、そのまま行ってしまったかもしれません」。さらに続ける。「正直、実力で言うたら、このチームは今年の6年チームよりも力はある。ただ、まだ『長曽根魂』が足りません」 3回裏二死二、三塁、左越えに2点適時二塁打を放つ長曽根・川添㊤ 5回裏一死二、三塁、長曽根は山田雄の遊ゴロで二走の川添も一気に帰還㊦ 長曽根魂──。熊田監督が常に口にする言葉だ。昨夏、「日本一の力はない」と言っていた6年生チームが全日本学童で勝ち続けた戦いに、その一端を見た気はした。ここぞの場面において、驚くほどチーム一丸の強さを見せる、爆発的な力…。この日の決勝の逆転劇も長曽根魂の発露だったのではないのかと問うと、否定されたうえで、こんな答えが返ってきた。「今年は6年生が少なかったこともあって、上のチームで戦ってきた5年生も多い。今も6年生の試合になると、彼らはそっちのチームで試合をすることになります。それもあって、新チームにはまだ、『魂』と呼べるような一体感が足らへんのです」 だとするなら、このチームはまだ、これからさらに強くなるということになる。「昨日と今日、2日間で山梨1チーム、東京3チームと試合をさせてもらいました。どのチームも強かった。こういう戦いが、チームのためにもいい経験になるんです」 3回戦(初戦)では関東新人戦準Vのラウンダース(山梨・山梨市)、準々決勝では葛西ファイターズ(東京・江戸川区)、準決勝では用賀ベアーズ(同・世田谷区)と戦った長曽根。この大会を契機に、王者はさらに、強さを増していくことになるのだろうか。その進化を見届けたいものだ。 ■準優勝 レッドサンズ [東京都] 追いつかれるのは想定内も、Vスルリ 「参りました」 レッドサンズの門田憲治監督はそう言って、弱弱しく笑った。「『シルバーコレクター』なんて称号をもらわないようにしないと…」。レッドファイヤーズ(足立区)に最大7点差をひっくり返されて敗れた、10月の東京都学童新人戦決勝の苦い記憶も頭をよぎる。 だが、その都新人戦後の大阪遠征では、長曽根主催の来夏全国大会を目指す「秋の陣」に参戦し、北ナニワハヤテタイガース(兵庫)、北名古屋ドリームス(愛知)など強豪を破り優勝している(長曽根との直接対決はなし)。「長曽根さんとは練習試合をさせてもらったんですが、そこでは0対1で負けたんですよね。相手は無四球ノーエラーで…」 1回表一死二、三塁、レッドサンズは暴投で三走の原川が先制のホームイン㊤ 1回表一死二、三塁、レッドサンズ・野村が中越えに2点適時打を放つ㊦...
【JFC交流大会】大阪から参戦の長曽根スト...
【関東新人戦★特別ルポ】2026主役候補!...
5年生の秋の時点で110㎞を投じる右腕と、101㎞を投じる左腕がいる。さらに驚かされるのは、細やかな野球の完成度と個のレベルの高さだ。5年生13人に4年生が8人。大型のチームではないが、粒ぞろい。大人の逐一の干渉や高圧的な言動がゼロでも、勝負強くて試合運びも巧みとくる。失敗もミスもあれども、結果に怯える選手はなく、リーダーがまた頼もしい。新人戦の最上位となる関東大会で銀メダルに輝いたラウンダース(山梨)は、2026年の学童球界をリードしていくことになるのかもしれない。 ※学年未表記は5年生 (写真&文=大久保克哉) ―Team Inside Story― バントだけじゃない。野球ロボの軍隊でもない精鋭集団 準優勝 ラウンダース [山梨県] 【戦いの軌跡】 1回戦〇6対1玉村(群馬)※リポート➡こちら 準決勝〇6対4豊上(千葉)※リポート➡こちら 決 勝●4対5清水ヶ丘(神奈川)※リポート➡こちら 泰然自若の将 関東新人戦の決勝、ラウンダースは5回表に2得点で4対4に追いついた。そして裏の守りが始まったとき、試合の経過時間は84分あたり。既定の90分まで5分あるかないか、だった。 「何とか0点で返ってきてくれれば、タイブレーク(特別延長)で、という準備をしていたんですけど、自滅しちゃいましたね」(日原宏幸監督) 同点のまま特別延長に入って1点でも勝ち越せば、出色左腕の佐野大翔(=下写真)で逃げ切るプランもあったことだろう。同日の準決勝で62球を投げていた佐野は、最速を101㎞に更新。既定の70球まで残り8球でも、その球威と制球力をもってすれば、一死二、三塁のピンチも無失点で切り抜けられたかもしれない。 しかし、佐野は未登板のまま、ラウンダースは敗れた。5回裏、一死から与四球とバッテリーミスで1点を献上したところで、タイムアップとなった。 最高位のタイトルを目前にしての、唐突な幕引き。しかもミス絡みで決勝点を与えた結果となり、消化不良の想いは増幅したに違いない。それでも、お決まりの涙はなし。日原監督は表情ひとつ変えることなく、こう言った。 「まぁ、ここで勝って、良かった良かったとならずに冬を越せそうです」 敗れた後のエール交換まで、応援席を含むマナーもまた模範的だった(上)。写真下はチームの創設者でもある日原監督 1年の流れやヤマ場を心得ている。5年生のこの時期を、評価する基準もあればこその悠然だろう。日原監督は、幼児向けの野球教室をきっかけにチームを立ち上げた創設者。14年のチーム史には、2回の全国大会(全日本学童マクドナルド・トーナメント)出場が刻まれている。 人が人を育む 試合中もいちいち一喜一憂しない指揮官は、とことん忍耐強くもある。例えば、決勝の3回裏の守り。四球で貯めた走者を長打でかえされるなど2対4と一気に逆転されたが、ついに一度もベンチを出ることがなかった。 「ヤバいなという思いは当然ありましたけど、(監督が守りのタイムを取ることで)こっちの危機感を選手に感じさせるのも良くないので…」(日原監督)...
【関東新人戦★特別ルポ】2026主役候補!...
『学童野球メディア』2025年MVPは!?
『学童野球メディア』の開設から3回目の大みそか。今年も年間最優秀選手を発表します!! 当メディアはこの1年も、学童野球の現場から気になる情報や生の声、模範たるチーム・選手の取り組みなどをお届けしてきました。全都道府県を回れる体力はまだありませんが、夏の全日本学童大会マクドナルド・トーナメントは半数以上の32試合をカバー。また全国予選や新人戦なども含め、取材した6年生の数だけでも相当です。その中から『2025年MVP』を選出しました。 (選出=編集部/写真&動画&文=編集長・大久保克哉) 【2025年最優秀選手】 かんばやし・しゅんと 神林駿采 [千葉・豊上ジュニアーズ/東京ヤクルトスワローズジュニア] 6年/捕手兼中堅手/右投右打/158㎝52㎏ プレー動画➡こちら ※2025年8月1日公開 【主な掲載記事(公開順)※2024年は当時5年生】 ➊2024.08.05全日本学童大会プレビュー『チーム紹介』➡こちら ❷2024.08.19全日本学童大会『1回戦写真ハイライト.etc』➡こちら ❸2024.12.04関東新人戦『グッドルーザー』➡こちら ➍2025.03.17フィールドフォースカップ『MVP』➡こちら ❺2025.05.14東日本交流大会★ベスト8➡こちら ❻2025.08.01『2025注目戦士㉒』➡こちら ❼2025.08.04全日本学童千葉大会★優勝➡こちら ❽2025.08.05全日本学童大会『チーム紹介』➡こちら ❾2025.08.29全日本学童大会『2回戦Pickup』➡こちら ❿2025.10.07全日本学童大会『準々決勝&チームストーリー』➡こちら ⓫2025.10.24NPBジュニアトーナメントプレビュー2025『ヤクルトJr.』➡こちら ⓬2025.10.27全日本学童大会『俊英カタログ前編』➡こちら 永久の取材スタンス 球児に限らず、小学生で人生や身の振りが決まるわけではない。ゴールはどこにも見えず、自我も芽生えて興味や関心が広がりだした程度だ。 成長期の訪れは個体差が激しく、早いか遅いかが野球のパフォーマンスや結果に直結しやすい。満12歳で外見は大人並だとしても、中身は機能も知能も思考も未熟。おまけに心はナイーヴだったりするから、周囲や大人のかかわりが肝心になる。...
『学童野球メディア』2025年MVPは!?
【関東新人戦決勝★神奈川vs.山梨】負けな...
5年生以下の頂点を決する関東新人戦の最終日は、準決勝と決勝のダブルヘッダー。清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川)とラウンダース(山梨)による決勝は、5投手が登板する総力戦に。一進一退の展開から4対4で迎えた5回裏、清水ヶ丘が無安打で1点を勝ち越したところでタイムアップとなった。「勝利のポイント」とヒーローに続いて、初出場初優勝を遂げた清水ヶ丘のストーリーもお伝えしよう。 ※学年未表記は5年生 ※※準優勝チームのリポートは追って公開します (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■決勝 11月23日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第3試合 ラウンダース(山梨) 01102=4 01301x=5 清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川) 【ラ】伊藤、深沢琉、雨宮朝-中村 【清】松﨑、川崎-長養 三塁打/塩田(清) 二塁打/伊藤(ラ) 【評】ラウンダースは2回、二死から雨宮城玖の安打と敵失、深沢匡の適時打で先制。しかし、その裏に清水ヶ丘は安打の小川逸生を内野ゴロと暴投で三塁に進め、田中健杜の適時打で同点とした。続く3回にラウンダースが伊藤誉の中越え二塁打、佐野大翔の適時打で勝ち越しも、その裏に清水ヶ丘が連続四球の走者を四番・塩田晃誠が適時三塁打でかえして逆転。ラウンダースも粘り強く追い上げ、5回には同点に追いついたが、その裏、清水ヶ丘が四球と盗塁、暴投で勝ち越しの1点。攻撃中に規定時間の90分に達し、清水ヶ丘が初出場での優勝を決めた。 2回表、ラウンダースは雨宮城が左前打(上)と敵失で三進し、深沢匡が右へ先制タイムリー(下) 清水ヶ丘は2回裏に田中が同点タイムリー(上)、3回表の守りでは相馬氷雨がライトゴロを決めた(下) 3回表、ラウンダースは伊藤(上※写真は5回)が二塁打、続く雨宮朝陽のライトゴロ(下)で一死三塁となり、佐野の中前打で2対1に 3回裏、清水ヶ丘は四番・塩田が右中間へ2点三塁打(上)で3対2と逆転、続く小川の右前適時打(下)で4対2に 5回表、ラウンダースは佐野が2打席連続タイムリー(上)。さらに奥山葵登主将の中前タイムリー(下)で試合をまた振り出しに 5回裏、一死から四球を選んで二盗を決めた清水ヶ丘の川崎が、次打者の四球時にバッテリーミスが出て生還(上)。次打者の三振(二死)で規定の90分を過ぎ、試合終了(下) ―Point of Victory―...
【関東新人戦決勝★神奈川vs.山梨】負けな...
【関東新人戦準決勝❷千葉vs.山梨】戦術と...
野球において得点の確率が最も高い「一死(または無死)三塁」。この局面が両軍通じて実に5回もあった。与四球や守りのミスが招いた側面もあるが、双方の野球知識とレベルが高いからこその攻防を経て、終盤はともに好投手を打で攻略。準決勝の第2試合で激突した、豊上ジュニアーズ(千葉)とラウンダース(山梨)は、2026年の学童界をリードしていくことになるだろう。見どころたっぷりの一戦で生まれたヒーローと、敗軍のストーリーもお届けする。 ※学年未表記は5年生 (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) ■準決勝2 11月23日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第2試合 豊上ジュニアーズ(千葉) 000103=4 10014 X=6 ラウンダース(山梨) 【豊】加藤、後山-関澤 【ラ】佐野、伊藤-中村 三塁打/降矢(ラ)、蛭間(豊) 二塁打/佐野(ラ)、加藤、坂部(豊) 【評】開始早々に一死二塁のピンチを脱したラウンダースが、1回裏に先制する。雨宮朝陽の左翼線安打に敵失で一死三塁とし、佐野大翔の遊ゴロで1点。以降は両先発が快調にアウトを重ね、後半戦に入って試合がまた動く。4回表、豊上は四番・蛭間悠智が四球から2盗塁で一死三塁とし、増渕碧人主将の三ゴロで1対1に。ラウンダースはその裏、二塁打から犠打で三進した佐野が、好走塁で生還する。5回からは双方の速球派右腕が登板。ラウンダースは敵失や申告敬遠で満塁とし、内野ゴロと四番・降矢聖悟の三塁打で6対1と大きく突き放す。後のない豊上は6回表、蛭間悠智の適時三塁打など3長短打で3点を返す。なおも長打で同点の場面までつくったが、反撃もそこまでだった。 1回裏、ラウンダースは二番・雨宮朝が左安打(上)から敵失で三進。そして三番・佐野の遊ゴロ(下)で先制のホームイン 4回表、豊上は蛭間が四球から2盗塁で三進(上)。一死後、増渕主将の三ゴロ(下)で1対1に 5回裏、ラウンダースは無死満塁から雨宮朝の一ゴロで三走・深沢匡が生還(上)して勝ち越し。さらに佐野の三塁打(下)で3人がかえり6対1に 6回表、豊上は蛭間の適時三塁打(上)や代打・須藤結太の中前適時打(下)などで3点を返した ―Pickup HERO― 投げて打って走って…文句なしのヒーロー さの・やまと 佐野大翔...
【関東新人戦準決勝❷千葉vs.山梨】戦術と...
【関東新人戦準決勝❶神奈川vs.埼玉】ガマ...
71分を要した準決勝の第1試合。1分もなかっただろうラストのプレーに、少なくとも3つのミスが重なって形勢がひっくり返り、幕が下りた。初回の失点以降、投手を中心に踏ん張った清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川)が決勝へ。西埼玉少年野球(埼玉)は、先発右腕の渡辺桜生が完投勝ちを目前に涙。新年の勝負へ向けて、『一球入魂』と出直しを誓った。 ※学年未表記は5年生 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■準決勝1 11月23日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第1試合 西埼玉少年野球(埼玉) 200000=2 000102x=3 清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川) 【西】渡辺-會田 【清】長養、松﨑-松﨑、長養 二塁打/會田2(西) 【評】先攻の西埼玉は初回、二死から三番・武内瑛汰主将、四番・中村湊の連打に続き、會田健真が左中間に二塁打を放ち、2点を先取した。西埼玉の先発マウンドには、県大会から失点ゼロの渡辺桜生。この試合でも3回まで無失点投球を続けたが、粘る清水ヶ丘は4回、連打に続く敵失で待望の1点を手に入れた。その一方で、先発の長養陽輝から松﨑星太朗主将へとマウンドをつなぎ、西埼玉打線に追加点を許さない。迎えた最終6回裏、清水ヶ丘は二番・川崎晃輔が中前打で出塁すると、続く松﨑主将の当たりは球足の速い内野ゴロ。これを相手内野手が後逸、さらに外野手のカバーリングも間に合わずにボールは右中間を転々と転がった。そして川崎に続いて、松﨑主将もホームイン。劇的な逆転サヨナラで、清水ヶ丘が勝利を収めた。 1回表、西埼玉は二死一、二塁から會田が左中間を破る二塁打(上)。一走・武内主将に続いて二走・中村湊も生還(下) 清水ヶ丘の先発・長養(上)は2回から4回まで粘投で無失点。西埼玉の渡辺(下)は1人で投げ抜くことに 4回裏、清水ヶ丘は四番・塩田晃誠の左前打(上)に、五番・田原皐聖の中ゴロ(下=二走封殺)、敵失で1点 1点を追う清水ヶ丘は6回裏、川崎が中前打(下)。続く松﨑主将はゴロ打球が敵失を誘い、外野を点々とする間に二塁を蹴って三塁へ(下) 西埼玉は中継プレーも乱れて、清水ヶ丘は一走・川崎に続いて打者走者の松﨑主将が長駆生還。3対2でサヨナラに ―Team Inside Story― 悲願の全国経ての第二章。負けて得るものあり 第3位 にしさいたま...
【関東新人戦準決勝❶神奈川vs.埼玉】ガマ...
【関東新人戦1回戦❹山梨vs.群馬】なんて...
茜色となりつつある陽が差し込みを増すなかで、開始2球目に110㎞を計時。1回戦ラストの第4試合は、モンスター級のエースを擁するラウンダース(山梨)の独壇場となった。先発右腕の伊藤誉は「快速球一択」で三振の山を築き、攻めては長打に重盗に犠打に、ゴロ・ゴーもあって6得点。個のレベルも野球の完成度も随一だった。ただし、2年連続出場となる玉村ジュニアベースボールクラブ(群馬)は、最後まで白旗を掲げることなく食らいついた。 ※学年未表記は5年生 (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) ■1回戦 11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第4試合 玉村ジュニアBBC(群馬) 000010=1 30012 X=6 ラウンダース(山梨) 【玉】竹之内、髙橋和、室岡-小湊 【ラ】伊藤、深沢琉、伊藤-中村 二塁打/伊藤、奥山(ラ) 【評】先頭打者を110㎞で一邪飛に打ち取るなど、1回表を10球で終わらせたラウンダースの先発・伊藤誉は、以降も速球のみで4回まで無安打1四球と快投。その伊藤は1回裏、先頭で左越え二塁打を放つと、二番・雨宮朝陽がバント安打で無死一、三塁に。ここで重盗を仕掛けて1点を先取したラウンダースはなお、一死三塁から降矢聖悟の二ゴロで1点、続く奥山葵登主将と雨宮城玖の連打で計3点をリードした。打線は振るわぬ玉村だが、遊撃手の松本咲斗主将を中心に堅く守り、先発の4年生・竹之内翔真を盛り立てる。5回表には宮沢仰がチーム初安打を放つと、一死二塁から萩原瀧皇(4年)のバント安打と二走・楊鎵蔚の好走塁で1点をもぎ取る。しかし、主導権を譲らぬラウンダースは、一死までに三塁へ進めた走者をゴロ打ちで生還させるパターンで4回、5回と加点して6対1に。5回は遊撃守備に回っていた伊藤が6回に再登板し、3者斬りで準決勝進出を決めた。(了) 直近3年の関東大会でも110㎞は初(上)。これを早々に投じたラウンダースの伊藤は1回裏、先頭打者二塁打を放つ(下) 1回裏、ラウンダースは雨宮朝のバント安打(上)で無死一、三塁として重盗で先制。さらに三番・佐野大翔の犠打(下)で一死三塁から、降矢の二ゴロで加点 1回裏、2点を先取したラウンダースはなお、奥山主将の右中間二塁打(上)と雨宮城玖の左前打(下)で3点目 玉村は2回裏、遊撃手・松本主将が邪飛を好捕(上)するなど、粘投する4年生の竹之内(下)を堅守で支えた 5回表、玉村は宮沢の中前打(上)から一死二塁とし、萩原(4年)のバント安打(下)で1点を返す ラウンダースはゴロ・ゴーで4回と5回に計3点。深沢はウエストボールに飛び上がってのスイング(上)で、降矢はダウンスイング(下)でそれぞれ転がした ―Pickup HERO― アメージング!! MAX110快速球の一本槍で無安打ピッチング...
【関東新人戦1回戦❹山梨vs.群馬】なんて...
【関東新人戦1回戦❸東京vs.千葉】房総の...
1回戦の第3試合は、注目の好カード。千葉の盟主・豊上ジュニアーズは、出場8チームで唯一、優勝を経験している。新人戦の最高位となる関東王者に就いたのが2019年で、この年に東京代表として初出場で4強入りしたのがレッドファイヤーズだった。実績と知名度は豊上が群を抜くが、近年の躍進が目覚ましい東京勢は大会を3連覇中。豊上が6年ぶり2回目のVへ歩を進めるか、6年ぶり登場の東京王者がハイレベルでぶっちぎるか――。 ※学年未表記は5年生 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■1回戦 11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第3試合 豊上ジュニアーズ(千葉) 200001=3 000010=1 レッドファイヤーズ(東京) 【豊】加藤、後山-関澤 【レ】萩原、井田、安里-上西、神 【評】先攻の豊上は初回、敵失と四球から二死二、三塁として、五番・蛭間悠智が鋭いライナーを外野へ。これが記録は外野手のエラーとなり、ノーヒットで2点を先取した。レッドの先発・萩原琉碧は不運な失点にも崩れることなく、5回までを2安打2失点でしのいで68球で降板。レッド打線は5回、三番・大森柚季の適時三塁打で1点を返すが、6回表に1点を追加された。最終6回裏、レッドは神利玖也の左中間二塁打や代打・柄澤柚月の中前打などで一死満塁と、同点・逆転サヨナラまでの好機を得たが、豊上は内野ゴロ併殺で最後を締めくくり、初戦を突破した。 1回表、豊上の2点は外野手の失策(公式記録)で入るも、蛭間の打球はヒット性だった(上)。先発の加藤は70球で6回一死まで1失点の好投(下) 1回裏は巧打と好守の応酬。レッドの二番・井﨑駈が左前打(上)を放てば、続く大飛球を豊上の中堅手・蒔田昊明(下)が好捕 1回裏、レッドは四番・佐々木遥斗の左前打(上)で一死満塁とするも、続く鋭いライナーを豊上の遊撃手・後山晴が前進守備で好捕(下) 2回表、レッドは中堅手・清水優仁(4年)が前方のライナーを前のめりで好捕(上)。3アウトとなり先発左腕の萩原とグラブタッチ(下) 5回裏、二死一塁から右越えの適時三塁打を放った大森(上)は、続く6回表の守りで一塁邪飛を好捕(下) 6回表、豊上は先頭の蒔田が中前打から二盗と犠打で三進。そして増渕碧人の二ゴロ(上)で生還し(下)、3対1に 6回裏、レッドは神の二塁打に代打・柄澤の中前打(上)などで一死満塁とするも、守る豊上は6-4-3併殺でゲームセットに(下) ―Pickup TEAM― 投打の柱を欠くも、全国区の強豪を脅かす レッドファイヤーズ [東京都]...
【関東新人戦1回戦❸東京vs.千葉】房総の...
【関東新人戦1回戦❷栃木vs.埼玉】西埼玉...
2年ぶり3回目の出場となる西埼玉少年野球(埼玉)は、2週間前に肩を負傷した主将がベンチスタート。初出場の羽川学童野球部(栃木)は、インフルエンザで3人が欠場。ともにベストオーダーを組めなかった一戦は、25人枠を4・5年生だけで埋めた西埼玉が、2回から毎回得点でものにした。どんなにリードしても、抜け目のない攻守は志の高さゆえだろう。一方の羽川は、ミスも絶えず劣勢が続いたが、新人戦にありがちなガミガミもドタバタもなし。大舞台に残した足跡は、最終回の3点だけではなかった。 ※学年未表記は5年生 (写真&文=大久保克哉) ■1回戦 ◇11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ◇第2試合 西埼玉少年野球(埼玉) 012116=11 000003=3 羽川学童野球部(栃木) 【西】渡辺、鈴木-清水、横田来 【羽】渡辺、西村、酒巻樹、生澤塁、荒井-西村、渡辺 【評】先攻の西埼玉は三番・會田健心と四番・中村湊の連打、羽川は2四死球と、それぞれ初回にあった先制機を生かせず。両先発投手が踏ん張ったが以降、圧巻の投球を披露したのは西埼玉の右腕・渡辺桜生(=上写真)だ。2回から5回まで羽川打線をシャットアウトし、初回から毎回の7三振の快投。西埼玉は攻めても主導権をキープする。2回表、田野一ノ進の右前打に敵失、犠打で一死三塁として八番・相川颯汰(4年)が中前へ先制タイムリー。さらに3回表も、中村湊の左前打に盗塁、敵失で無死二、三塁として、田野の内野ゴロと鈴木聖絆の中前打で3対0に。羽川は後半から継投に入るも、長い守りが続いた。4回に無安打で加点した西埼玉は、5回には代打・武内瑛汰主将の左前タイムリーで5対0に。そして6回表には、打者13人で6点を奪い、完全にダメを押した。羽川は6回裏、代打・鈴木遼太郎の右前打を皮切りに、三番・荒井琉翔主将、四番・酒巻樹我、五番・西村燈李の3連打などで3点を返して意地を見せた。(了) 西埼玉は2回表に八番・相川(4年)が先制タイムリー(上)、3回には七番・鈴木がタイムリー(下)。ともにセンター返しの打撃だった 西埼玉の六番・田野は2回に先制の口火となる右前打、3回は無死二、三塁から遊ゴロ(上)で1打点。一番・清水洋(下㊧)は4回、先頭で四球を選ぶと二盗、三盗を決めて内野ゴロで生還して4点目 6回表、西埼玉は四番・中村湊が3安打目となる適時内野安打(上)。代打・中村想斗も左前タイムリー(下)など6得点で11対0に 最終6回裏、羽川は代打・鈴木遼の右前打(上)から反撃開始。一死一、三塁から荒井主将が中前タイムリー(下) 6回裏、1点を返した羽川はなお、四番・酒巻樹(上)と五番・西村(下)の連続タイムリーで計3点 ―Pickup TEAM― 大敗も、確かな足跡。栃木王者はまだまだ繁栄の予感 はねかわ 羽川学童野球部 [栃木県] ぐうの音も出ない完敗だった。先発の渡辺湊斗が初回二死一、二塁のピンチを脱し、その裏に2四死球から重盗を決めるまでは、イーブンペース。しかし、先制機を逸して以降は、埼玉王者の分厚い戦力とパワーに押し込まれ、耐えるばかりの苦しいゲームとなった。...
【関東新人戦1回戦❷栃木vs.埼玉】西埼玉...
【関東新人戦1回戦❶神奈川vs.茨城】とも...
5年生以下の新チームの最高位となる、ノーブルホームカップ第27回関東学童軟式野球秋季大会は、1都7県の新人戦王者8チームによるトーナメント戦。当メディアでは全7試合を順次、リポートしていく。1回戦の第1試合は、初出場同士の激突。開始式からの緊張感もありつつ、双方ともノーエラーを貫いた。結果として、初回に先制した清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川)が、以降もリードを守って逃げ切り。終始、ビハインドの竹園ヴィクトリーズ(茨城)は、得意の細やかな野球を展開できなかった。 ※学年未表記は5年生 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■1回戦 11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第1試合 清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川) 310000=4 010000=1 竹園ヴィクトリーズ(茨城) 【清】松﨑、長養-長養、松﨑 【竹】小泉、吉田-吉田、齋藤 【評】先攻の清水ヶ丘は初回、一死後に川崎晃輔、松﨑星太朗主将の連打で好機を得ると、二死後に四球で満塁に。ここで六番・小川逸生が左翼線に走者一掃の二塁打を放って3点を先取。2回にも四球の走者を川崎の適時二塁打でかえして1点を加えた。一方の竹園は2回に四番・吉田結乃助と五番・齋藤陽太の連打で無死二、三塁とし、続く中川和真の中前打で1点を返す。二死後に四球で満塁としたが、あと1本が出ず、追加点を挙げることができなかった。以降はともに走者を出しながらも三塁を踏むことができず、先発の松﨑主将から長養陽輝へとマウンドをつないだ清水ヶ丘が逃げ切って初戦をものにした。 清水ヶ丘は1回表に六番・小川が満塁走者一掃の先制二塁打(上)。先発の松崎主将(下)は3者凡退で立ち上がる 2回表、清水ヶ丘の川崎が2打席連続となる安打をレフトへ(上)。二走の田中健杜が生還(下)して4対0に 2回裏、竹園は吉田、齋藤(上)、中川(下)の3連続長短打で1点 2回途中から救援した竹園・吉田(上)は、6回まで自責点0の力投。6回表には一塁手の松林晃徳主将が邪飛を好捕(下) 清水ヶ丘の二番手・長養(上)は整ったフォームが、竹園の先発・小泉裕紀(下)は100㎞手前の速球が目を引いた ■From After The Match 地元でほろ苦い1敗 清水ヶ丘ジャイアンツの益留順一監督が勝利後につぶやいた。 「シートノックを見て、こりゃ勝てないと思いました。思った通り、竹園さんの守備は試合でも素晴らしかった」...
【関東新人戦1回戦❶神奈川vs.茨城】とも...
【ポップ杯関東予選】冬の神宮2枠の争い《後...
第19回ポップアスリートカップくら寿司トーナメント2025。関東予選の最終日は、2勝したチームがそれぞれ「冬の神宮」全国ファイナルの出場権を獲得した。夏よりもさらに成長した6年生をメインとする戦いはハイレベル。代表決定戦はいずれも白熱し、決勝点が生まれたのは終盤だった。リポートの後編、3つのトピックスは4チームと戦いぶりに迫る。 (写真&文=大久保克哉) ※前編の3TOPIC➡こちら ■第1ブロック決勝 ◇11月3日 ◇彩湖・道満グリーンパーク ▽A面第3試合 阿久津スポーツ(栃木) 000100=1 10001 X=2 西埼玉少年野球(西埼玉) 関東第1ブロック代表 にしさいたま 西埼玉少年野球 [埼玉県] 出場=2年ぶり2回目 Topic➍ タレント軍が夏冬連続で全国へ 西埼玉少年野球の創立は1973年で、2016年に現チーム名に改称。近年は選手層の厚みと投打のハイスキルが際立ち、綿貫康監督(=下写真)は特に投げることの指導に定評がある。それと、ここ6年連続でNPBジュニアを輩出していることとは無縁ではなかろう。 今年も左右の本格派投手2枚が、プロ野球のジュニアチームに選ばれている。左腕の香川幹大主将が巨人Jr.に、右腕の新井一翔がヤクルトJr.に。 秋口からはNPBジュニアでの活動がメインとなり、年末の夢舞台(NPBトーナメント)までは所属チームをほとんど留守にする。このため、NPBジュニアに否定的で、セレクションの受験を禁じるチームもあったりするが、西埼玉は「個人の夢」とそのトライを全面的に支援している。 「今年も(ジュニアで)2人が抜けましたけど、残った選手たちもモチベーションが高いまま、神宮を目指してやってこれたと思います」(綿貫監督) 8月には全日本学童マクドナルド・トーナメントに初出場(=下写真)して1勝している今年のチームは、大型のタレント軍団だ。また5年生以下の新チームは9月の新人戦で県王者(2年ぶり3回目)に輝いており、こちらにも有能なタレントがいるが、「ジュニアの2人も戻ってくると、6年生の壁を超えて頭から試合に出られるほどの5年生はまだいませんね」と綿貫監督。 関東最終予選の最終日は、香川主将と新井も久しぶりに「西埼玉」のユニフォームでプレーした。 二和タイガース(千葉)との初戦は香川主将が先発し、快速球で多くの打者を圧倒しながら、4回無失点とゲームメイク。二番手の右腕・高橋龍政(=下写真)がまた、きれいなフォームから惚れ惚れするようなストレートを投じて無失点リレーを完結させた。 そんな西埼玉であっても、続く関東代表決定戦の相手は難敵だった。栃木の名門、阿久津スポーツは昨秋の新人戦で県王者となり、最高位となる関東大会で準優勝している。...