2回戦のリポートは、有力チームが複数登場した、新居浜市営球場の写真ダイジェストからお届けしよう。昨秋の関東新人戦準Vのラウンダース(山梨)は、先発の伊藤誉投手が自己最速を117㎞に更新。だが、その速球を打ち込んだレッドサンズ(東京第2)が逆転勝ち。過去2回Vの多賀少年野球クラブ(滋賀)は、45年ぶり出場の本庄少年野球(佐賀)に先手を許すも、2回から続々とフレッシュな選手が登場。そして計16人がプレーしての9安打6得点で試合をひっくり返し、3回戦進出を決めている。
(写真&文=大久保克哉)
■2回戦
◇8月9日◇新居浜市営球場
▽第1試合

レッド大塚、被安打2の無四球完投
[山梨]2年ぶり3回目
ラウンダース
010000=1
00202 X=4
レッドサンズ
[東京第2]3年ぶり5回目
【ラ】伊藤、深沢-中村
【レ】大塚-原川
三塁打/神谷(レ)
二塁打/山本(レ)、降矢(ラ)、神谷(レ)
【評】2回表、ラウンは四番・降矢聖悟が四球、続く雨宮城玖の内野安打、六番・深沢琉の犠打で一死二、三塁とする。ここでスクイズバントは空振りも、敵失で三走・降矢が先制のホームイン。対するレッドは3回裏、初ヒットから逆転する。先頭の山本駿翔が左中間へ二塁打、犠打で三進後にバッテリーミスで生還。さらに一番・神谷駿の右翼線三塁打と、二番・原川瑛仁主将の中越え二塁打で2対1と勝ち越した。ラウンは4回表、降矢が右越え二塁打も後続が倒れ、レッドは5回裏にリードを広げる。神谷の適時三塁打と原川主将のスクイズで4対1とすると、先発の大塚結心が被安打2の四死球0、1失点で投げ切った。

〇レッドサンズ・大塚結心投手「(投手陣に故障が相次ぎ)、昨日の1回戦は2イニング投げて、今日は最後まで投げるだろうな思っていたので、ストライク先行で打たせて取っていけたのが良かったと思います」
●ラウンダース・奥山葵登主将「単純に悔しいっす。やってきたことはムダではなかった。それだけは言えることです」

2回表、ラウンは四球、雨宮城の内野安打㊤、深沢の犠打㊦で一死二、三塁に


2回表、ラウンは一死二、三塁から小番瑞輝がスクイズ㊤。ウエストで外されるも、レッドの挟殺プレーにミスが出て三走・降矢が生還㊦


3回裏、レッドは七番・山本の二塁打㊤から犠打とバッテリーミスで1対1に。なおも神谷が三塁打、原川主将は114㎞を中越えに弾き返す二塁打㊦で勝ち越し


4回表、ラウンは四番・降矢の二塁打㊤から二死三塁とするも無得点。レッドは内野守備が堅く、三塁手・門田千資㊦は5つの打球をすべてアウトに


レッドは5回裏、一死一塁から神谷が適時二塁打㊤からバッテリーミスで三進、原川主将のスクイズ㊦で4対1とダメを押した

▽第2試合

多賀が2回から毎回得点
[佐賀]45年ぶり2回目
本庄少年野球
020010=3
02112 X=6
多賀少年野球クラブ
[滋賀]9大会連続19回目
【本】草場翔、森永-森永、草場翔
【多】北丸、生川、相澤、村井、生川-岸本
三塁打/福田(多)
二塁打/松下、福田(多)
【評】先攻の本庄は一死三塁、後攻の多賀は二死三塁。それぞれ初回の好機を生かせずも、2回から試合は動く。本庄は吉田悠人(5年)の右前打と敵失などで一死二、三塁としてエンドラン、八番・石丸剛寛の投ゴロで先制、続く宮崎彰大の左前タイムリーで2対0に。多賀はその裏、2四球と犠打で一死二、三塁とし、近藤修二(5年)のバント安打と代打・関沢勇吾(4年)のスクイズで同点に。多賀はこれで先発右腕の北丸駿太郎が波に乗り、攻めては3回に生川友翔と代打・中津智希の連打と敵失で勝ち越し。4回と5回には、福田賢多郎と近藤の連打などで計6得点に。本庄は5回表、一番・森永耀太が3安打目の右前打、三番・合川晃生と四番・草場翔央の連打で1点を奪うも、3点を追う6回は3者凡退。4投手をつないだ多賀は与四死球がゼロだった。
〇多賀少年野球クラブ・辻正人監督「今朝の練習で緊張の度合いも見ながら、体が動いている選手から優先的に試合に出していきました。全体的に気負い過ぎで、バットが遠回りして詰まり気味の打球が多かったので、(ミートポイントまで)バットを内から出すようにして臨みました」
●本庄少年野球・森永耀太捕手(※3打数3安打)「悔しいです。バッティングは自信があったけど、ピッチャーはちょっと自信がなかった(5回途中から救援、2失点)。去年まではセンターを守っていました。50m走は? 7秒1です。中学は? 軟式のクラブに入ると思います」

2回表、本庄は吉田悠(5年=㊤手前左)の右前打から一死二、三塁とし、石丸(㊤手前右)の投ゴロで先制。さらに九番・宮崎の左前打㊦で2対0に


多賀・北丸㊤、本庄・草場翔㊦の両先発が4回までテンポよく投げた


2四球と3連続バントで2回に追いつた多賀は3回裏、生川㊤と代打・中津の連打に、西堀大晴主将のセーフティスクイズ㊦で3対2に


3回、勝ち越された本庄は二塁手・外村寛大主将の好プレーで併殺を奪いベンチへ㊤。5回にも一死三塁からの投ゴロで1-3-2と転送して併殺を決めた㊦


5回表、本庄は森永が右前打㊤、続く外村主将は四球を選び、合川㊦と草場翔の連打で1点。だが反撃もここまで

