都知事杯フィールドフォーストーナメント

【第49回都知事杯開幕】夏の伝統大会で62チームが熱戦

【第49回都知事杯開幕】夏の伝統大会で62...

2026.06.18

 夏の東京No.1を決める伝統の大会、東京都知事杯49回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメントは6月13日、八王子市のスリーボンドスタジアム八王子で開会式が行われた。翌14日には会場を同市の滝ガ原運動場野球場に移し1回戦30試合を行い、全日本学童東京大会覇者の船橋フェニックス(世田谷)をはじめ用賀ベアーズ(同)、不動パイレーツ(目黒)など、同大会上位組はいずれも快勝で初戦を突破した。同スタジアムで決勝が予定される7月19日まで、熱戦が続く。 (本文&写真=鈴木秀樹) ※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません※公式記録は東京都軟式野球連盟のホームページでご確認ください 拍手と歓声の開会式!  開会式は13日の午後4時から、スリーボンドスタジアム八王子で行われた。 内野応援席で見守る保護者らの拍手と声援の中、参加62チームの選手たちが元気良く入場行進。前年優勝の不動パイレーツ、同準優勝・フェニックスの代理として、同じ台東区代表のリトルロジャースから優勝旗、優勝杯、準優勝杯などが返却され、主催者、来賓から参加選手たちに激励の言葉が送られた。 国分寺スカイホークス(国分寺)・小池駈主将が「毎週、練習で指導してくださる監督・コーチ、陰で支えてくださる保護者の皆様、そして大会を開催してくださる関係者の皆様に感謝し、この大会を全力で楽しみ、自分と仲間を信じて、最後まであきらめずにプレーすることを誓います」と、元気良く選手宣誓をした。 全日本学童予選で勝ったチーム、悔しい思いをしたチーム、その地区予選で敗れたチーム、あるいは春からの急上昇で出場権を得たチームなど、それぞれの思いと目標を胸に臨む、戦いの火ぶたが切られた。   ――1回戦Pick UP―― 6月14日◇八王子市滝ガ原運動場野球場▽7面第2試合ジュニアナインズ〇5対0●リトルロジャース 6年生2人、71球の完封劇  スタメンに6年生2人、5年生4人、4年生3人のジュニアナインズ(江戸川)と、6年生3人、5年生6人のリトルロジャース(台東)。若い戦力同士による一戦は、ジュニアナインズが勝利を収めた。 ナインズ先発の八重樫空花が5回表を除く毎回奪三振の好投(=㊦写真)。力強いストレートでロジャース打線を内野安打1本に抑えた。唯一、奪三振のなかった5回はトータルわずか7球、三者凡退で切り抜け、終わってみれば6回を1安打1四球、打者19人、71球の完封勝利となった。  攻めては初回、四番・深澤陸斗主将の適時打で先制、1対0で迎えた5回には前川絢人、足立瑛翔、山口和史の連打、一死満塁からの深澤主将の走者一掃適時三塁打(=㊦写真)、さらに西崎旭の適時打で4点を加えた。  チームを勝利に導いた2人の6年生、八重樫と深澤主将のバッテリーはニコニコ。4打点の深澤主将は5回裏の打席について、「5年生のみんなが頑張っていたから、自分がランナーをかえさなきゃと思って打ちました!」と最上級生の自覚をにじませる。八重樫は「気楽に、フォアボールを出さないことだけ気を付けて投げました。最後は三振を取りたいと思って、アウトコースに投げ込みました!」と声を弾ませた。 球数制限の70球に達した投手は、その打者の打撃完了まで投げることができる。八重樫はまさにギリギリの完封劇。本人は「球数はあまり、意識していませんでした」と涼しい顔だが、ナインズ・小野峰夫監督は「完投してくれて、本当によかった」と苦笑い。「以前、地元の大会では、彼女から交代したとたんにフォアボール、フォアボール…。で、あっという間にリードがなくなって…なんていう試合もあったからね」。そう言って笑いつつも、「彼女は以前、上から投げていたんだけど、サイドスローに変えて随分、コントロールが良くなったんですよ」とうなずいた。  野手陣の好守備も目を引いたナインズ。小野監督は「いや、これは本当にたまたま。残念だけど」と再び笑った。「いつもはファーストに暴投ばかりしてるサードの足立(=㊤写真)が、今日は本当に良かった」 とはいえ、都大会で活躍した自信は、間違いなく今後の成長につながるはず。今はまだ成長途上のジュニアナインズが、大会の台風の目になるかもしれない──。   ▽7面第1試合いずみスワローズ〇11対1●日野万タイガース   (4回コールド) 120km右腕、次も全力で  全日本学童予選では、ともに初戦敗退に終わった、いずみスワローズ(三鷹)と日野万タイガース(日野)の一戦は、いずみが日野万を退けた。 全日本学童の予選では、のちに3位入賞を果たす用賀ベアーズ(世田谷)に完敗したいずみ。それでも、エースの鈴木裕一は府中市民球場の電光板に「120km」を表示する剛速球で会場を沸かせ、ここでも注目を集めた。  ところが、「鈴木はいつも、コントロールも抜群なんですが、今日はダメでしたねえ」といずみ・小寺聡監督。1回表、連続四死球で招いた二死満塁のピンチを最少失点の1で切り抜けるも、2回も先頭打者に四球を与えたところで、無念の降板となった。 いずみはそれでも、リリーフした依光隆成が日野万打線に追加点を許さない好投。打線もそれに応え、山形海碧、鈴木、山田旦陽、小堀謙太郎、小寺英心主将の5人が本塁打を放つなど爆発し、大勝した(コールド試合成立のため、小寺主将の一打は記録では二塁打(=㊦写真)。「今日のピッチングは65点くらいです。調子は悪くなかったけど…。緊張もあったし、準備不足もありました」という鈴木。それでも、3打数3安打と打線を引っ張り、勝利に貢献した。166㎝53㎏。「次も全力でプレーして、勝ちたいです」と気持ちを新たにしていた。   ▽4面第3試合青梅ファイヤーホークス〇6対5●旭町野球クラブ   (タイブレーク8回) 青梅FHが8回の激闘制す  2イニングのタイブレークに及んだ激戦を制して、青梅ファイヤーホークス(青梅)が2回戦進出を決めた。 1点を追う4回裏、二死から室谷虎の内野安打と死球で好機を得ると、敵失で同点とし、さらに池田一織の適時打で勝ち越した。最終6回表には粘る旭町野球クラブ(練馬)に同点とされ、エース・清水嘉人が球数制限で降板も、代わった室谷虎が力投。 無死一、二塁開始のタイブレークでは、7回表に3点を奪われたが、その裏に金高大空、堀口晴人主将の適時打で同点に。8回表をゼロでしのぐと、その裏、重盗と関根禅の内野安打で満塁とし、内野ゴロの間に三走の清水がホームインし、サヨナラ勝ちとなった(=㊤写真)。 絶体絶命の7回二死から、同点に追いつく右中間適時二塁打を放った堀口主将(=㊦写真)は「絶対に(ランナーを)かえすと思って打ちました。自信はありました!」とニコニコで、「自分たちの力は出せたけど、相手も連係とか良くて、強かった。次も打ち勝ちたいです!」と力強く話していた。   ▽6面第3試合東陽フェニックス〇5対2●ヤングパワーズ 古豪・東陽がパワーズ下す...

【都知事杯/決勝】不動が東京二冠!! MVPに接戦の決勝V打の田中 - フィールドフォース

【第48回都知事杯/決勝】不動が東京二冠!...

2025.08.12

 夏の東京No.1を決める東京都知事杯第48回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメントは7月27日、八王子市のスリーボンドベースボールパーク上柚木で決勝が行われ、不動パイレーツ(目黒)がフェニックス(台東)を下して優勝した。11年ぶり2回目のVとなった不動は、6月の全日本学童東京大会に続く「東京二冠」となり、決勝タイムリーを放った田中璃空主将がMVPに。さらに進んだ、上部大会のコントリビュートカップ関東学童(8月2、3日・茨城県)は準優勝で終えている。 (写真=大久保克哉)(文=鈴木秀樹) ※記録は編集部、本塁打はランニング 優勝 =11年ぶり2回目 ふどう 不動パーレーツ [目黒区]   準優勝 フェニックス [台東区]   ■決勝 ◇7月27日 ◇スリーボンドベースボールパーク上柚木 不動パイレーツ(目黒) 100030=4 000111=3フェニックス(台東)【不】木戸、岡田、山田-山田、竹中【フ】姜、石川、梁-二村本塁打/竹中(不)三塁打/利根川貫、梁、鳥取(フ)二塁打/田中(不) 【評】初回、不動パイレーツの三番・竹中崇が放った鋭いライナーがワンバウンドで相手野手の頭を越え、ランニング本塁打に(=上写真)。幸先よく先制した不動だが、以降は緩急巧みな投球のフェニックス先発・姜君翼を打ちあぐね、4回までゼロが続いた。  一方のフェニックスも、初回に先頭の二村紀ノ可が左中間へヒット(=上写真)、2回には利根川貫太が左越え三塁打と、走者は出すが得点できない。不動の右サイド・木戸恵悟を打ち崩せずにいたが、4回裏に3度目の正直となる。一死から四番・梁眞豪主将が中越え三塁打を放つと、続く鳥取拓史の中前打(=下写真)で、ついに1対1に追いついた。  しかし不動が5回表、二死三塁から敵失で勝ち越すと、一番・田中璃空主将の右前打(=上写真)で2点を上乗せ。フェニックスもあきらめず、その裏には酒井健(=下写真)の内野安打からチャンスメークし、1点を返してなおも二死二、三塁としたが、あと1本が出ず。  最終6回裏にも、鳥取の右中間三塁打(=上写真)と竹之内陽向の左犠飛(=下写真)で1点を返すなど、最後まで食らいついたフェニックスだが及ばず。不動が小刻みな継投で逃げ切り、第37回大会以来となる、11年ぶり2度目の大会制覇を果たした。   新年から「東京無双」で夏の全国へ 「実はウチ、気合が入ったチームに弱いんです。リベンジが懸かっていたりとか、そういうチームに」  優勝後、不動の田中和彦監督はホッとした様子で話した。 対戦相手のフェニックスは全日本学童大会予選を兼ねた台東区大会の決勝で惜敗しており、この都知事杯で雪辱を期していた。その舞台で大躍進し、勢いは最高潮。加えて、区勢初の決勝進出とあって、この日は地元から駆けつけたスタンドの大応援団が声援を送り(=下写真)、さらにチームを後押ししていた。 「それに加えて、フェニックスさんの先発は緩急の使い方がすごくうまかった」と田中監督。苦しんだ決勝は、それでも最後は猛追を振り切って勝った。 これで不動は2025年に入って、都大会は無敗。とにかく負けないチームになった。どこからでも長打が飛び出すパワフルな打線も当然、脅威ではあるが、決勝の5回表のように、競った場面で見せる、しぶとい攻撃こそが成長の証しだろう。「4回まで相手投手を打ちあぐねていたので、『ヒザより上のボールを狙おう』と作戦を変えたんです。それを選手たちがきっちり実行し、点を取ることができました」(同監督)。...

【都知事杯/準決勝】決勝はフェニックス×不動パイレーツ! - フィールドフォース

【第48回大会/準決勝】決勝はフェニックス...

2025.07.23

 夏の東京No.1を決める東京都知事杯第48回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメントは7月20日、八王子市の滝ガ原運動場野球場で準決勝が行われ、フェニックス(台東)と不動パイレーツ(目黒)が決勝進出を決めた。本村クラブ(港)とグレートベアー(武蔵村山)が3位。27日には同市のスリーボンドベースボールパーク上柚木で決勝が行われる。 (写真&文=鈴木秀樹) ※記録は編集部 ■準決勝1 フェニックスが逆転サヨナラ!! ◇滝ガ原運動場野球場 ▽第1試合本村クラブ(港) 000003=3 000013x=4フェニックス(台東)【本】松下、佐藤、松下、佐藤-大村【フ】姜、石川、梁-二村二塁打/梁2(フ)露﨑、森久(本) 【評】終盤に大きく動いた激戦を制して、フェニックスが決勝進出を決めた。 本村クラブ・松下令主将(=上写真㊤)、フェニックス・姜君翼(=上写真㊦)の両先発が好投。ともに3回まで無四球のテンポ良い好投で試合が進む。フェニックスの遊撃・梁眞豪主将(=下写真㊤)が広い守備範囲と見事なグラブ使いで、安打性の当たりを軽々とさばけば、本村も一塁手・濱田義将がファウルフライをダイビングキャッチ(=下写真㊥)、4回裏には一死満塁のピンチを併殺で切り抜ける(=下写真㊦)など、バックも美技を連発して、スコアボードにゼロを並べた。  5回表、本村は先頭の七番・北野尊悠が中前打で出塁すると、続く佐藤春来が送りバントを決め、一死二塁。二死後、連続四球で二死満塁まで好機を広げたが、三番・大村孝誠が三塁線に放った鋭いライナーはフェニックスの三塁手・鳥取拓史に好捕され、先制ならず。その裏、フェニックスは一死から九番・酒井健が左前打で出塁すると、一番・二村紀ノ可の左前打で一気に三塁を狙った。これが本村守備陣のミスを誘い、三塁への送球はフェニックスの三塁側ベンチへ。酒井は本塁にかえり、ついに均衡が破れた(=下写真)。  しかし、これでは終わらない。最終6回表、本村は先頭の四番・露﨑陽斗が左越え二塁打を放つと、続く森久賢飛も左越え二塁打を放って、あっさり同点に。さらに一死二、三塁から佐藤が2点適時打を放ち(=下写真)、3対1とした。  そしてその裏、フェニックスの攻撃。先頭の四番・梁主将が右前打で二塁を陥れると、三振、四球、三ゴロで二死二、三塁とし、姜が三塁線を抜く2点適時打を放ち同点に。さらに姜の盗塁後、酒井が放った飛球がセンター前に落ち、再逆転のサヨナラ勝ちで決勝進出を決めた(=冒頭写真)。 諦めないようになった 「いやぁ、全部、選手のおかげです。素晴らしかった」 フェニックス・大石剛士監督が満面の笑顔を見せた。「本村さんの先発投手がすごく良かったので、後半勝負だとは思っていましたが…。よく最後まで、諦めずに戦ってくれました」  チーム史上初の都大会決勝進出。それどころか、ベスト4も台東区のチームとして初めてなのだという。「もう、地元は大騒ぎですよ」 この大会中、「チームが変わった」と感じた試合があるという。3回戦の葛西ファイターズA(江戸川)戦だ。「3点差を追いついて、タイブレークの末に勝つことができました。あれ以来じゃないかな。最後まで、諦めるどころか、『まだいける』と、自信を持って戦うようになった。きょうも、まさにそんな展開でしたね」  チームの成長を実感しているのは、大石監督だけではない。「みんな、自信をつけている気がします。相手に流れを持っていかれそうな場面で、みんなで守ってくれたし、打ってくれた」と話す、梁主将だ。  守備に打撃に走塁に、気迫あふれるプレーでチームを引っ張るキャプテン。準決勝では最終回に、逆転劇のきっかけとなる二塁打を放ってみせた。 「僕が打たれて逆転された。絶対に、自分が打って取り返したいと思っていました」  そして試合を決める一打を放った酒井は、「一番につなぐこと、塁に出たら足を使うことを心がけています」と語るセンス抜群の九番打者。サヨナラ打と1試合3安打というダブルの初体験で殊勲者となり、「最高です」と喜んだ。 激戦を制し、さらに成長したフェニックスナイン。決勝ではどんな戦いを見せてくれるだろうか。   野球観が変わった!?  悔しい逆転サヨナラ負け。一度は逆転していたのだから、なおさらだ。選手たちは皆、肩を落としていた。「よく戦った。ナイスゲームだよ」 本村クラブ・小掛義之監督は手をたたきながら、選手らに声を掛けた。 この都知事杯と全日本学童都大会の予選を兼ねる、港区の春季大会は開催時期が早い(決勝で高輪クラブに惜敗)。「その頃はまだ、『どこまで投げてくれるか…』という感じだったキャプテンが、この大会では全試合に先発し、しっかり試合をつくってくれました。投手陣が頼もしく育ってくれたのは、大きいですね」と選手らの成長を実感する。  その松下主将は、この試合でも好投。「強い相手と、いい勝負ができて、自信になりました。勝てたらもっとよかったけど…」。この日は一度、マウンドを降りながら、ピンチで再登板し、気合たっぷりの投球でチームを鼓舞した。 「チームは春から比べると、ツーアウトからでも、下位打線からでも、チャンスをつくって点を取れるようになったんじゃないかと思います」 大会での戦いを振り返る主将を、小掛監督はずっと笑顔で見守っている。「この大会は、彼らが自分たちで出場を勝ち取ったもの。選手たちには、とにかく最後まで楽しもう、と言い続けていたんですよ」 指揮を執って10年目のベテラン監督にとっても、この大会は大きな経験となったという。「いつも、試合では厳しく、ガ~ッと言ってしまうほうなんですが、この大会では僕も笑顔を心がけて。選手たちにも『怖い顔をしてたら教えてくれ』って」  ピンチもチャンスも、全員で野球を楽しむ──。そうして戦う中で、上位候補の国立ヤングスワローズA(国立)など、強敵を相手に勝利を重ねた。「ずっと、負けてもともと、楽しんで来いと。そんな中で、僕自身にも気づきがあったというか。大げさですが、少し野球観が変わったかもしれません」 これまでも、東京23区大会で3位、全日本学童都大会で最高ベスト8など、実績のあるチームだが、小掛監督は「間違いなく、この大会はチームにとって、これまでにないほど、大きな経験になったと思います」と言い、うなずいた。 ■準決勝2 5回裏、不動が猛攻でタイムアップ...

【都知事杯/2回戦速報】注目の決戦、国立が前年王者・船橋に辛勝! - フィールドフォース

【第48回大会/2回戦速報】注目の決戦、国...

2025.07.02

 夏の到来を告げる伝統の大会、東京都知事杯第48回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメントは7月29日、八王子市の滝ガ原運動場野球場で2回戦16試合が行われた。全日本学童東京大会王者の不動パイレーツ(目黒)、大会常連の高島エイトA(板橋)などがベスト16入り。昨年王者の船橋フェニックス(世田谷)と国立ヤングスワローズA(国立)の注目の一戦は、中盤に逆転、リードした国立が船橋の猛追を振り切って勝利を挙げた。 (写真&文=鈴木秀樹) ※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません。 ■2回戦 ◇滝ガ原運動場1面 ▽第1試合 国立ヤングスワローズA(国立) 00421=7 10104=6船橋フェニックス(世田谷)【国】山崎、宮下、山崎、宮下、谷津、山崎、谷津-岩本【船】前西、佐藤-佐藤、高橋本塁打/山崎(国)三塁打/吉川(国)二塁打/吉川(国) 全国予選の教訓!? 国立が逃げ切り  全日本学童東京大会ベスト8の国立ヤングスワローズA(国立)が、昨年王者で全日本学童東京大会3位の船橋フェニックス(世田谷区)を撃破した。 初回に連続四球からピンチを背負い、犠飛で船橋に先制点を献上した国立。それでも、3回表に宮下瞬と岩本虎太朗の安打で一死一、三塁とし、長嶋健介のスクイズで同点とすると、山崎央月が左越えの2ランを放って勝ち越し。さらに吉川陽壱主将と清水升爲の連打で1点を加え、4対1と突き放した。  その後は双方が得点し、制限時間により最終回となった5回裏。5点リードしていた国立は、被安打は2本ながら四死球と失策も重なり、1点差に迫られる。しかし、最後は二死一、三塁から、リリーフの谷津綾和が「(走者が)一番、油断する場面だと思った」と、逆転の走者を見事なけん制で刺し、激戦に終止符を打った。  全日本学童東京大会の準々決勝で、不動パイレーツ(目黒区)を相手に、最終回までリードを奪いながら逆転負けで涙をのんでいた国立。杉本敬司監督は「あのときと同じような展開。前回の教訓が生きたんでしょうか。選手たちが落ち着いてプレーしてくれました」と胸をなでおろし、「結果的に、初回に1点で済んだのが大きかったですね」と振り返った。 先発したエース右腕の山崎は、初回は先制点につながる連続四球を出したものの、2回の再登板後は安定した投球をみせて勝利に貢献。「良いコースに投げても打たれるし、際どいコースは見送られるし、嫌な打線だったけど、うまく修正して投げることができました」と、こちらもホッとした様子で、力投が報われた勝利を喜んでいた。 ◇       ◇ ◇滝ガ原運動場1面 ▽第2試合 レッドサンズB(文京) 00000=0 12211x=7山野レッドイーグルスA(世田谷)※5回コールド【レ】野村雄、竹内、齊藤-大塚【山】伊藤-鈴木三塁打/齊藤(レ)二塁打/杉山、皆見(山) 山野が貫録、5年生軍団に完勝  レッドサンズB(文京区)は選手全員が5年生ながら、1回戦では2ケタ得点で大勝(11対0)していた。対する山野レッドイーグルスAは初回、3四球と5年生・波多豪の適時打で先制すると、2回以降も毎回得点で5回コールド勝ち。ここでは負けられないとばかり、5回コールド勝ちでベスト16入りを決めた。「初戦は全力で投げるあまり、力みにより自分でピンチをつくっていた伊藤晴が、きょうは落ち着いて投げてくれたのが大きかったですね」と米谷昭良監督。指揮官の「打たれてもいいから、楽しんで投げろ」の指示を胸に、この日は無四球投球でチームの勝利に貢献した伊藤は「自主練で遠投してフォームを見直したりして、うまく調整できたのもよかったと思います」と、胸を張った。 ◇       ◇ ◇滝ガ原運動場1面 ▽第4試合 昭島クラブ(昭島) 2000=2 3351x=12不動パイレーツ(目黒)※4回コールド【昭】峰岸、宇田川-矢田、峰岸【不】木戸-山田本塁打/田中(不)二塁打/宇田川(昭) 東京2冠へ死角なし!? 不動が圧勝  全日本学童東京大会王者の不動パイレーツ(目黒区)が万全の試合運びで、同大会ベスト8の昭島クラブ(昭島市)を退けた。 1回表、昭島が峰岸優伍、市川春馬、宇田川椋平の連打などで2点を先取。しかし、不動はその裏、先頭の田中璃空主将が中越えのランニング本塁打。続けて二番・寺田悠人、三番・竹中崇の連打と四球で塁を埋めると、五番の茂庭大地と六番の山田理聖が連続でスクイズを決め、あっさりと逆転する。2回以降も安打はすべてシングルながら、昭島守備陣のミスを誘発するほど、積極的でスピード感抜群の走塁を武器に、毎回得点の4回コールドで快勝した。 失点後も慌てず、計算ずくの逆転シーン。安定感抜群の守備。昭島・林一行監督の「きょうのウチのチームでは、10回戦っても勝てる気がしません……」という言葉が、そのスキのなさをよく表している。「選手たちが自信をもってプレーしてくれています」と不動・田中和彦監督。チーム状態は止まることなく、上昇を続けているようだ。 「きょうのウチだと…」と林監督が話した昭島にとっても、この敗戦は貴重な経験となるはずだ。流れを引き寄せ、決して渡すことのない不動の試合運びに、2回以降は翻弄されたが、初回の攻撃では力を発揮できていた。この日の悔しさが、さらなるチーム成長のきっかけになることを期待したい。

【都知事杯/1回戦速報】八王子で開幕、地区代表63チームが激突! - フィールドフォース

【第48回大会/1回戦速報】八王子で開幕、...

2025.06.23

 夏の到来を告げる伝統の大会、「東京都知事杯第48回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメント」は6月21日、八王子市のスリーボンドスタジアム八王子で開会式を行い、翌22日には同市の滝ガ原運動場野球場で1回戦31試合が行われた。 (写真&文=鈴木秀樹) ※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません。  東京都内の各地区代表63チームが都知事杯を懸けて戦うトーナメント戦。22日の午後4時から行われた開会式では、参加全チームが入場行進を行い、スリーボンドスタジアム八王子のダイヤモンドが埋め尽くされた。 大会の特別協賛社であるフィールドフォース・吉村尚記社長は「野球はミスの多い、難しいスポーツ。ですが、自分で決めた練習を途中であきらめることなく、最後までやり続けることで必ず結果が目の前に現れます。ぜひ、自分の可能性を信じて頑張ってください」と選手らを激励。立二堤若草ドルフィンズA(墨田)の新垣琉希主将が「われわれ選手一同は、各地区の代表チームとして、この栄誉ある大会に出場できることを誇りに思い、信頼する仲間たちと一丸となり、一球一球を大切にプレーします。監督やコーチ、お父さん、お母さんに感謝する気持ちを忘れずに、一戦一戦を戦い抜くことを誓います」と力強く選手宣誓し、熱戦の火ぶたが落とされた。 ■1回戦 ▽滝ガ原運動場1面第4試合昭島クラブ(昭島) 304000=7 220020=6元加賀(江東)【昭】宇田川、峰岸-峰岸、矢田【元】深見、大竹-河西本塁打/峰岸(昭)三塁打/矢田、市川(昭)斎藤、深見(元)二塁打/桐本(元)峰岸(昭) 昭島クラブが激戦制す!  全日本学童東京大会ベスト8の昭島クラブ(昭島)が、古豪・元加賀(江東)を接戦の末に退け、ここでも白星発進した。 初回、杉浦心優が四球を選ぶと、矢田大地主将の中越え適時二塁打で先制、さらに峰岸優伍が中越えに2点ランニング本塁打を放って3点を奪った昭島だったが、1、2回に2点ずつを奪われ逆転を許す、厳しい展開。それでも、3回には二死三塁から峰岸が同点の右前打。さらに宇田川椋平の四球に続いて市川春馬が適時三塁打を放ち、市川も暴投でかえって3点差をつけた。 一方の元加賀も、これでは終わらない。5回に二死から斎藤大主将が2点適時打を放ち6対7まで詰め寄るも、自身もホームを突いた斎藤主将が本塁でアウトに。最終6回裏にも、二死走者なしから一番・深見勇大が右中間を破る長打を放ったが、本塁を狙って走塁死となり、激戦に終止符が打たれた(=下写真)。  「苦しかった。元加賀さん、よく打ちますねぇ!」  昭島クラブ・林一行監督は嘆息してから続けた。  「先発した宇田川は、午前中の練習では良かったんですが、試合ではうまくリズムに乗れなかったようです。ただ、逆に、練習ではあまり良くなかった峰岸がロングリリーフで、粘り強く投げてくれました(=下写真)」  その峰岸は「調子良かったわけではないんだけど、コントロールに気をつけて、みんなが守りやすいように、ということだけを考えて投げました」と投球を振り返った。 「試合を見てもらえば分かると思うのですが、打撃のチームなんです。マック(全日本学童都大会)で打ち勝って、ベスト8まで行けたのが、全員の自信になってますよ」と林監督。「結局、マックは準々決勝でレッドサンズ(文京)さんに負けたのですが、4年生のときには、0対10で、手も出せずに負けていたチーム。負けても成長を感じさせてくれたんですよね」 ここでも初戦をものにし、良い波に乗ったか。次戦はその全日本学童都大会を制し、今大会も優勝候補の筆頭とも言えそうな強豪・不動パイレーツ(目黒)が相手になるが、「決勝までいかずとも、こんな良い相手と、ここで対戦できる。むしろ、クジ運良かったですよ」(林監督)と、あくまで前向き。チームの調子も今なお、上向きだ。   ▽4面第3試合グレートベアー(武蔵村山) 000601=7 000100=1豊島ブレイズ(豊島)【グ】笹川、稲塚-鈴木【豊】中邨、小林-山㟁本塁打/山㟁(豊)三塁打/稲塚2(グ)二塁打/佐々木、三宅、笹川(グ) グレートベアーが好発進  グレートベアー(武蔵村山)が快勝発進だ。 ことしは6年生だけで16人と人数もそろい、期待大のグレートベアー。それだけに、全日本学童東京大会での初戦負けが悔やまれる。日没による特別継続試合の末のことだったが、「全体的な調子が今ひとつだったんです。力を出し切れずに大会を終えてしまった感じです」と戸田真人監督は振り返る。 ただ、それと対照的に、「今大会は、全体的に調子が上向きなんですよ」。この日は全日本学童予選の都ベスト16の豊島ブレイズ(豊島)が相手。序盤はどちらもホームが遠く、3回までスコアレスで試合が進んだが、4回、グレートベアーは一気に目覚めたかのように打線がつながり、打者10人の猛攻を見せ6得点。勝負どころで主導権を奪うと、この日は「抑え気味に、コントロール重視で、球数も意識しながら投げられました」というエース・笹川隼人主将が抜群の投球(=下写真)。  4回裏にブレイズの強打者・山㟁陽に痛烈な一発を浴びた笹川だが、きっちりと立て直して流れを断ち切る。結果、5イニングを2安打1失点の好投でリリーフの稲塚來己につなぎ、6点差快勝で初戦を終えた。 本来の調子を取り戻しての勝利。この波に乗り、上位進出を狙いたい。   ▽3面第2試合扇ターキーズ 19-2 伊豆大島カメリアンズ 伊豆大島カメリアンズ・敗戦を経験に  大島から参加の伊豆大島カメリアンズは、快速左腕・小林昊聖主将を擁する扇ターキーズ(足立)と対戦。力強いスピードボールへの対応に苦労する一方で失点を重ね、気づけば10点を超えるビハインドを背負っていた。 制限時間が近づく中での攻撃となった3回表には、菊池柊里の二塁打と土井龍人の適時三塁打により、意地の2点を挙げたが、反撃もここまで。無常のゲームセットとなった。 現在、大島には小学校が3校、学童野球チームは2チーム。今回はその2チームから集めた4、5、6年生の選手で参加した。カメリアンズ発足の4年前からコーチを務め、ことしは背番号30をつけ指揮を執った下村航監督は「なによりも選手集めが大変。今は親も野球未経験、という家庭が多いですからね。そんな中でも、選手たちの家族は全力で協力してくれて、すごく助かります」と感謝する。 毎年、都内から合宿を兼ね、遠征で訪れる友好チームも。島外のチームと戦う機会は多くないというが、この日の試合も含め、「彼らにとっていい経験になってくれれば」と下村監督。日野義周主将は「最初は速球にタイミングが合わなかったけど、後からだんだんと合うようになってきました。みんな仲が良いチームなので、これからも楽しく野球を続けたいです」と話していた。

【都知事杯/決勝&ヒーロー】東京無双。3冠奪取でいざ、夢舞台へ!船橋が前年王者との初対決も制す - フィールドフォース

【第47回大会/決勝】東京無双。3冠奪取で...

2024.08.11

 新人戦、全日本学童予選、都知事杯と“東京グランドスラム”を船橋フェニックス(世田谷区)が達成した。第47回東京都知事杯フィールドフォーストーナメントの最終日、準決勝に続く決勝で前年度優勝のレッドサンズ(文京区)に10対5の勝利。主将が体調不良でダウンも、従来からの複数ポジション制と控え選手で十分に穴埋め。重量打線も3本塁打など、大目標の日本一へ弾みをつけた。真っ向勝負で散ったレッドサンズは、全国大会と同時期の関東学童へ出場する。  (写真&文=大久保克哉) ※記録は編集部、本塁打はすべてランニング 優勝=初 船橋フェニックス   準優勝=関東学童へ レッドサンズ ■決勝 ◇7月15日 ◇スリーボンドスタジアム八王子 レッドサンズ(文京区)  20012=5  5112 X=10 船橋フェニックス(世田谷区) ※5回時間切れ 【レ】大熊、中田、高橋-杵淵 【船】松本、木村、吉村-竹原 本塁打/半田(船)、高橋(船)、吉村(船) 昨年はレッドサンズが全日本学童予選と都知事杯の2冠、新人戦は船橋が初優勝。新チームになっての対戦は初めてだった。レッドは登録21人(下)、船橋は同15人(上)  都知事杯を掛けたファイナルで、新旧の王者が激突。意外にも、新チームとなってからは初めての顔合わせだった。ともにダブルヘッダーの2試合目ながら、先発のマウンドにはエース格の右腕をそれぞれ送り出した。  後攻の船橋フェニックスは松本一、先攻のレッドサンズは大熊一煕。ともに世代を代表するレベルの選手だ。  そしてこの大一番をより盛り上げたのは、前年王者のレッドだった。直近1年の実績では大きく水を開けられているものの、昨夏の全国銅メダリストも何人か残る。気後れも遠慮もなかったことは、佐藤公治監督の試合後のコメントからもうかがえた。 「ウチはチャレンジャーのつもりでいきました。初回の攻撃は良かったですね」 1回表、レッドは中田(上)と高橋(下)の連打に盗塁、敵失で2点を先取する...

【都知事杯/準決勝&敗軍ヒーロー】レッドは3発&大熊がサイクル安打。無敵の船橋も11安打大勝でファイナルへ - フィールドフォース

【第47回大会/準決勝】レッドは3発&大熊...

2024.08.10

 第47回東京都知事杯フィールドフォーストーナメントの最終日、準決勝2試合はいずれもコールドで決着した。ほぼワンサイドとなった展開の中で、レッドサンズの大熊一煕選手(6年)がサイクル安打の偉業を達成。敗れた2チームにもまた、特筆に値する働きや存在感を示したヒーローがそれぞれにいた。 (写真&文=大久保克哉) ※記録は編集部、本塁打はすべてランニング 3位 小山ドラゴンズ   3位 高島エイト ■準決勝1 ◇7月15日 ◇スリーボンドスタジアム八王子 小山ドラゴンズ(東久留米市)  10042=7  8141 X=14 レッドサンズ(文京区) ※5回コールド 【小】横山、中村、玉田-肥沼 【レ】大熊、門田、中田-杵淵、山本 本塁打/竹澤(レ)、大熊(レ)、中田(レ) ★大熊一煕(レッドサンズ6年)がサイクル安打を達成 1回表、横山の三塁打(上)と中村の左前打(下)で小山が先制  前日の準々決勝で終盤に逆転勝ちした勢いそのままに、小山ドラゴンズが幸先よく先制した。  1回表、三番・横山翔大主将の左越え三塁打と、続く中村優護の左前打で1点。だが、その裏のマウンドに上がった左腕の横山主将が、前日とは別人のように制球が乱れてしまった。3つ目の四死球が押し出しとなって1対1、なおも無死満塁のピンチが続く。  前年度王者のレッドサンズは、この大チャンスを逃さなかった。五番の5年生・門田亮介が右へ2点二塁打、続く竹澤律志主将はレフトの頭上へ鮮やかに打ち返す2ラン。さらに打順2巡目に入って、久保俊太(5年)と大熊一煕の連続三塁打で一気に8得点と、大勢をほぼ決めた。 レッドは竹澤主将の2ラン(上)や5年生・久保(中央)の適時三塁打などで初回に8点。2回も高橋勇人(下)の三塁打から加点...

【都知事杯/準々決勝総評】次代の主役へ!5年生軍団とフレッシュな顔がキラリ - フィールドフォース

【第47回大会/準々決勝】次代の主役へ!5...

2024.08.09

 第47回東京都知事杯フィールドフォーストーナメントの準々決勝は、前年度優勝のレッドサンズ(文京区)ほか、全国出場経験のある強豪が順当に勝利した。敗れたうちの2チームは、5年生で編成するBチームで、ともに先制するなどキラリと光るものがあった。また大田区代表の美原アテネスは、チーム最高の都8強へ躍進、父親監督は息子が卒団後の来年度もチームを率いるという。 (写真&文=大久保克哉) ※記録は編集部、本塁打はすべてランニング ■準々決勝 ◇7月14日 ◇スリーボンドスタジアム八王子 ▽第1試合 レッドサンズ(文京区)  012113=8  200100=3 国立ヤングスワローズB(国立市)   ▽第2試合 小山ドラゴンズ(東久留米市)  000021=3  100100=2 船橋フェニックスB(世田谷区)   ▽第3試合 高島エイト(板橋区)  01300=4  00010=1 美原アテネス(大田区)  ※5回時間切れ   ▽第4試合...

【都知事杯/決勝】四つの好勝負。レッドが二冠、日本一へ青信号!? - フィールドフォース

【第46回大会/決勝】四つの好勝負。レッド...

2023.07.21

 第46回都知事杯フィールドフォース・トーナメントは7月17日、レッドサンズ(文京区)の初優勝で幕を閉じた。同じく全日本学童大会出場を決めている、不動パイレーツ(目黒区)との"全国前哨戦”ともなった決勝は、最後まで目が離せない好勝負だった。 ※記録は編集部  (写真&文=大久保克哉) ⇧【初優勝/レッドサンズ】全日本学童大会には3年連続4回目の出場 ⇩【準優勝/不動パイレーツ】全日本学童大会には2年ぶり4回目の出場 ■決勝 不 動 000400=4 レッド 10004 ×=5 【不】阿部、永井-小原 【レ】北川、増田、藤森一-増田、竹森、増田 本塁打/藤森一(レ)、小原(不)、難波(不) 出場63チームのファイナル  ちょうど1カ月前の6月17日。両チームは全日本学童東京予選(上位3チームが全国出場)の決勝で相対し、6対4で勝利したレッドサンズが大会2連覇を達成している(※レポートは→こちら)。  都知事杯の、またも決勝で対峙した両チームは、前回を大きく上回る熱戦を展開した。戦力も手の内も知る者同士の、さながら“全国前哨戦”。序盤は双方に併殺プレーが1つずつ。後半に逆転、また逆転と、最後までともに譲らなかった戦いは、勝者にも敗者にも多くの収穫をもたらしたことだろう。 1回表にレッドがスクイズを阻んで併殺を奪えば(上)、2回裏は不動が無死一塁からの内野安打に5-3-5-4の転送で併殺を奪い返す(下)  1回表、守るレッドサンズが一死満塁からのスクイズを阻んで併殺(投直から三塁転送)を奪えば、不動も2回裏の守りでやり返す。無死一塁からの三塁内野安打で、三進を狙った一走を5-3-5の転送で刺し、その間に二進を狙った打者走者も5-4の転送でアウトに。  どちらの併殺プレーも、両監督は攻めを振り返って「ミス」と口にしたが、守る野手陣が次の次の展開までを描けていたからこその重殺でもあった。投直とさせたスクイズバントも、ウエストに近い高めのボールを投じたレッドの先発・北川瑞季のファインプレーではなかったか。不動の先発・阿部成真も、ダイナミックなフォームから緩急を使った投球で決定打を許さなかった。 1回裏にレッドの二番・藤森一が、2試合連発となる先制ソロを逆方向へ(上)。5回表には不動の三番・小原がやはり2試合連発となる中越えの同点ソロ(下)  攻めてはともに、まずは打つべき人が打った。レッドは二番の藤森一生が1回に、不動は三番の小原快斗が4回に、それぞれ2試合連続となるランニング本塁打で1点ずつ。そして試合が大きく動いたのは、その小原の同点弾からだった。「みんなで心を一つにして、良い雰囲気で得点できたと思います」と、永井大貴主将が振り返った4回表。1対1とした不動はなお、五番・阿部から西槙越、難波壱(5年)の3連続長短打で一気に4対1と、勝ち越してみせた。 「藤森(一生)クンを想定して速いストレートに強い子を並べました」と、不動の永井丈史監督。相手の絶対的エースの登板は5回からで、得点こそ奪えなかったが村上陽音が最初にクリーンヒットし、6回には難波が三塁打を放った。 4回表、1対1に追いついた不動はなお、阿部の三塁打(上)に西槙の中前打(下)で勝ち越しに成功(下) 「以前はミスして沈んだまま、ゲームを壊しちゃうようなこともありましたけど、今は落ち着いて次のチャンスを狙って、しっかりと待てるようになりました」  レッドは門田憲治監督がこう評したように、一気に逆転されてもドタバタしなかった。5回表のピンチをエースが力でねじ伏せるとその裏、一番・藤森輝の右前打から反攻に転じる。そして四番の大熊一煕(5年)から宮野歩大、竹森康喜の3連打に敵失も誘って5対4とひっくり返し、そのまま逃げ切ってみせた。 レッドは5回裏二死一、二塁から宮野の中前打(上)で1点、続く竹森は痛烈な左前打(下)で敵失も誘って生還し、5対4と大逆転 「次のカズキ(藤森一)に回すことを考えました」(藤森輝)、「次にコウキ(竹森)がいるので、何でもいいから塁に出てつなごうと」(宮野)、「ここで打たないと負けると思いましたし、気持ちで打ちましたね。オレが決めたかった!」(竹森)...

【都知事杯/準決勝】全国を見据えた2チームがそろい踏み - フィールドフォース

【第46回大会/準決勝】全国を見据えた2チ...

2023.07.20

第46回都知事杯フィールドフォース・トーナメントは7月16日、準決勝2試合を上柚木公園野球場で行った。1カ月前に閉幕した全日本学童東京予選で優勝したレッドサンズ(文京区)と、準優勝の不動パイレーツ(目黒区)が、この日はそろって完勝。8月5日開幕の全日本学童大会を見据えた、新たな布陣や選手起用がズバリと当たる形となった。 ※記録は編集部  (写真&文=大久保克哉) 3位 高島エイト [板橋区] ➡阿波おどりカップ2023に出場   ■準決勝1 高 島 10100=2 レッド 10602x=9 【高】重安、鈴木真、吉永-甲斐 【レ】北川、藤森一-増田 本塁打/藤森一(レ)、大熊(レ) 起用にこたえた5年生  レッドサンズは1カ月前に全日本学童東京予選で2連覇。その決勝戦は不出場だった5年生が、この日はスタメンの四番・二塁に。「全国に向けて、6年生に気合いを入れ直してもらおうかな、ということで」と門田憲治監督は試合後に意図を明かした。  大抜擢された中田静は、右打席から実力の高さを証明してみせた。第1打席は痛烈な遊直、5回の第3打席は中前へクリーンヒットを放った。そしてさらなる存在感を示したのが、同じく5年生の大熊一煕(いちき)だった。  3回表から中堅の守備に入ると、その裏の打席で左越え2ラン。さらに5回には右翼手の頭上へ、コールド勝ちを決めるタイムリーを放ってみせた。「絶対にランナーを返してやろうという気持ちでバッターボックスに入ったのが良かったと思います」 1回表、高島は(写真上から)石井、甲斐、吉永の3連打に鈴木真の二ゴロで先制する  結果は5回、7点差コールド。確かに3回裏からはレッドのワンサイドに近かった。しかし、鮮やかな先制パンチを披露し、3回表まで主導権を握っていたのは前年度優勝の高島エイトのほうだった。  1回表、先頭の石井晴仁から甲斐雄大主将、そして三番・吉永章洋までの3連打から、鈴木真夏の二ゴロで先制。その裏にすぐに追いつかれたが、3回表には救援したレッドのエース左腕から勝ち越し点をもぎ取る。最速121㎞を誇るレッドの藤森一生は簡単に二死を奪うも、高島は五番・田中駿一郎の右前打と続く仲里皇紀の左越え二塁打で2対1と再びリード。  しかし、その裏にレッド打線が倍以上にやり返した。まずは藤森一が右翼線への逆転2ランで自らの失点を帳消しに。バッテリーミスなどでイニング3点目を失った高島は、投手を含む4人の守備変更も流れを変えられず、与四球や適時失策、被弾も絡んで一気に6点を失ってしまった。 3回裏、レッドは二番・藤森一が右翼線へ糸を引くような打球の逆転2ラン(上)。途中出場の5年生・大熊も左越え2ラン(下)など一気に7対2とした  5回表は内野安打2本と野選で高島が再び、無死満塁の好機をつくるも、ギアを上げたレッドのエース左腕が後続を断つ。6回表には4-6-3の併殺も決めたレッドがその裏、2点を加えて7点差となって勝負は決した。 ●高島エイト・甲斐大樹監督代行「3回の守りで続けてミスが出てしまいました。それまではガマンできていただけに…」  ...

【都知事杯開幕】46回の伝統大会に63チーム参加 - フィールドフォース

【第46回大会開幕】46回の伝統大会に63...

2023.06.18

 東京都知事杯46回東京都学童軟式野球大会フィールドフォーストーナメントの開会式が6月17日、スリーボンドスタジアム八王子であった。翌18日に始まる巨大トーナメントに出場する地区代表63チームが入場行進。選手を代表して開催地・八王子市のみなみ野ファイターズの三宅隆輝主将が宣誓した。 ※選手宣誓動画➡こちら   前年度に5年ぶり2回目の優勝を果たした高島エイトを先頭に、参加全63チームが入場行進(上)。スタンドは保護者や関係者らで埋まった  参加約1600人の選手には、特別協賛のフィールドフォース社から夜間でも練習可能な「LED付シャトル」を贈呈。大会MVPの副賞は同社グラブ工房の「オーダーグラブ券」となる。また、同社のボールパーク足立で野球教室を主宰する千葉スカイセラーズの秋吉亮投手(元日本ハムほか)も特別参加して「お父さんお母さんに感謝の気持ちを大切にしてください」とメッセージを発信し、始球式も行った。 東京・足立区出身の千葉スカイセラーズの秋吉亮投手(元日本ハムほか)も登壇し、学童球児たちを激励した  決勝は7月17日を予定、上位4チームは上部大会の関東学童(8月5日開幕)に進む。今大会は全日本学童都大会の上位3チーム、レッドサンズ(文京区)、不動パイレーツ(目黒区)、船橋フェニックス(世田谷区)も参加。前年度優勝の高島エイト(板橋区)の甲斐雄大主将は、事前の監督主将会議において「自分を含めて去年の経験者も何人かいます。今年も優勝したいです」と抱負を語っている。 開会式を裏方でサポートした地元・八王子の中学軟式野球部員たちにも「LED付シャトル」が贈られた。右はフィールドフォース・吉村尚記社長