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浮かせて打つ、新感覚ティー 【エアーティー】

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【第49回都知事杯開幕】夏の伝統大会で62チームが熱戦

2026.06.18 |更新日:2026.06.18 2026リポート
【第49回都知事杯開幕】夏の伝統大会で62チームが熱戦

 夏の東京No.1を決める伝統の大会、東京都知事杯49回東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメントは6月13日、八王子市のスリーボンドスタジアム八王子で開会式が行われた。翌14日には会場を同市の滝ガ原運動場野球場に移し1回戦30試合を行い、全日本学童東京大会覇者の船橋フェニックス(世田谷)をはじめ用賀ベアーズ(同)、不動パイレーツ(目黒)など、同大会上位組はいずれも快勝で初戦を突破した。同スタジアムで決勝が予定される7月19日まで、熱戦が続く。

(本文&写真=鈴木秀樹)

※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません
※公式記録は東京都軟式野球連盟のホームページでご確認ください

拍手と歓声の開会式!

 開会式は13日の午後4時から、スリーボンドスタジアム八王子で行われた。
 内野応援席で見守る保護者らの拍手と声援の中、参加62チームの選手たちが元気良く入場行進。前年優勝の不動パイレーツ、同準優勝・フェニックスの代理として、同じ台東区代表のリトルロジャースから優勝旗、優勝杯、準優勝杯などが返却され、主催者、来賓から参加選手たちに激励の言葉が送られた。
 国分寺スカイホークス(国分寺)・小池駈主将が「毎週、練習で指導してくださる監督・コーチ、陰で支えてくださる保護者の皆様、そして大会を開催してくださる関係者の皆様に感謝し、この大会を全力で楽しみ、自分と仲間を信じて、最後まであきらめずにプレーすることを誓います」と、元気良く選手宣誓をした。
 全日本学童予選で勝ったチーム、悔しい思いをしたチーム、その地区予選で敗れたチーム、あるいは春からの急上昇で出場権を得たチームなど、それぞれの思いと目標を胸に臨む、戦いの火ぶたが切られた。

 

――1回戦Pick UP――

6月14日◇八王子市滝ガ原運動場野球場
▽7面第2試合
ジュニアナインズ〇5対0●リトルロジャース

6年生2人、71球の完封劇

 スタメンに6年生2人、5年生4人、4年生3人のジュニアナインズ(江戸川)と、6年生3人、5年生6人のリトルロジャース(台東)。若い戦力同士による一戦は、ジュニアナインズが勝利を収めた。
 ナインズ先発の八重樫空花が5回表を除く毎回奪三振の好投(=㊦写真)。力強いストレートでロジャース打線を内野安打1本に抑えた。唯一、奪三振のなかった5回はトータルわずか7球、三者凡退で切り抜け、終わってみれば6回を1安打1四球、打者19人、71球の完封勝利となった。


 攻めては初回、四番・深澤陸斗主将の適時打で先制、1対0で迎えた5回には前川絢人、足立瑛翔、山口和史の連打、一死満塁からの深澤主将の走者一掃適時三塁打(=㊦写真)、さらに西崎旭の適時打で4点を加えた。


 チームを勝利に導いた2人の6年生、八重樫と深澤主将のバッテリーはニコニコ。4打点の深澤主将は5回裏の打席について、「5年生のみんなが頑張っていたから、自分がランナーをかえさなきゃと思って打ちました!」と最上級生の自覚をにじませる。八重樫は「気楽に、フォアボールを出さないことだけ気を付けて投げました。最後は三振を取りたいと思って、アウトコースに投げ込みました!」と声を弾ませた。
 球数制限の70球に達した投手は、その打者の打撃完了まで投げることができる。八重樫はまさにギリギリの完封劇。本人は「球数はあまり、意識していませんでした」と涼しい顔だが、ナインズ・小野峰夫監督は「完投してくれて、本当によかった」と苦笑い。「以前、地元の大会では、彼女から交代したとたんにフォアボール、フォアボール…。で、あっという間にリードがなくなって…なんていう試合もあったからね」。そう言って笑いつつも、「彼女は以前、上から投げていたんだけど、サイドスローに変えて随分、コントロールが良くなったんですよ」とうなずいた。


 野手陣の好守備も目を引いたナインズ。小野監督は「いや、これは本当にたまたま。残念だけど」と再び笑った。「いつもはファーストに暴投ばかりしてるサードの足立(=㊤写真)が、今日は本当に良かった」
 とはいえ、都大会で活躍した自信は、間違いなく今後の成長につながるはず。今はまだ成長途上のジュニアナインズが、大会の台風の目になるかもしれない──。

 

▽7面第1試合
いずみスワローズ〇11対1●日野万タイガース
   (4回コールド)

120km右腕、次も全力で

 全日本学童予選では、ともに初戦敗退に終わった、いずみスワローズ(三鷹)と日野万タイガース(日野)の一戦は、いずみが日野万を退けた。
 全日本学童の予選では、のちに3位入賞を果たす用賀ベアーズ(世田谷)に完敗したいずみ。それでも、エースの鈴木裕一は府中市民球場の電光板に「120km」を表示する剛速球で会場を沸かせ、ここでも注目を集めた。


 ところが、「鈴木はいつも、コントロールも抜群なんですが、今日はダメでしたねえ」といずみ・小寺聡監督。1回表、連続四死球で招いた二死満塁のピンチを最少失点の1で切り抜けるも、2回も先頭打者に四球を与えたところで、無念の降板となった。
 いずみはそれでも、リリーフした依光隆成が日野万打線に追加点を許さない好投。打線もそれに応え、山形海碧、鈴木、山田旦陽、小堀謙太郎、小寺英心主将の5人が本塁打を放つなど爆発し、大勝した(コールド試合成立のため、小寺主将の一打は記録では二塁打(=㊦写真)。
「今日のピッチングは65点くらいです。調子は悪くなかったけど…。緊張もあったし、準備不足もありました」という鈴木。それでも、3打数3安打と打線を引っ張り、勝利に貢献した。166㎝53㎏。「次も全力でプレーして、勝ちたいです」と気持ちを新たにしていた。

 

▽4面第3試合
青梅ファイヤーホークス〇6対5●旭町野球クラブ
   (タイブレーク8回)

青梅FHが8回の激闘制す

 2イニングのタイブレークに及んだ激戦を制して、青梅ファイヤーホークス(青梅)が2回戦進出を決めた。
 1点を追う4回裏、二死から室谷虎の内野安打と死球で好機を得ると、敵失で同点とし、さらに池田一織の適時打で勝ち越した。最終6回表には粘る旭町野球クラブ(練馬)に同点とされ、エース・清水嘉人が球数制限で降板も、代わった室谷虎が力投。
 無死一、二塁開始のタイブレークでは、7回表に3点を奪われたが、その裏に金高大空、堀口晴人主将の適時打で同点に。8回表をゼロでしのぐと、その裏、重盗と関根禅の内野安打で満塁とし、内野ゴロの間に三走の清水がホームインし、サヨナラ勝ちとなった(=㊤写真)。
 絶体絶命の7回二死から、同点に追いつく右中間適時二塁打を放った堀口主将(=㊦写真)は「絶対に(ランナーを)かえすと思って打ちました。自信はありました!」とニコニコで、「自分たちの力は出せたけど、相手も連係とか良くて、強かった。次も打ち勝ちたいです!」と力強く話していた。

 

▽6面第3試合
東陽フェニックス〇5対2●ヤングパワーズ

古豪・東陽がパワーズ下す

 東陽フェニックス(江東)が都新人戦3位のヤングパワーズ(墨田)を下し、うれしい初戦突破だ。
 1回表に先頭の吉田認が左前打で出塁すると、敵失と三番・松澤瑠泉主将の内野安打、内野ゴロで先制のホームイン。さらに六番・間立礼生が適時打を放ち、2点を先取した。
 3回には間立の右越え本塁打でもう2点。その裏、ヤングパワーズ・長田晃祐主将の適時三塁打などで2点を返されるも、5回には高井宏樹、松澤主将の連打などで1点を追加。先発の高畠悠人から永野裕太(=㊦写真)へとマウンドをつないでヤングパワーズの反撃を防ぎ、逃げ切った。


「今日はよく打ってくれました」と石橋太郎監督。松澤主将も「打線が調子良かったです」とうなずいた。外野を抜ければ長打必至の滝ガ原で、外野陣の守備力も光った。「ピッチャーがうまくコースを攻めてくれたし、みんなで声を掛け合って、守備位置を細かく調整しながら守ることができました。次も今日のようにミスなく守り、先頭打者が出塁してチャンスを作る攻撃ができるようにしたいです」とキャプテンは胸を張った。
 チームOBに松坂大輔さん(元西武)や小杉陽太さん(DeNAコーチ)ら。好スタートを切った古豪の戦いに注目だ。


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