いかに自分で動くかどうか
「守備がうまくなりたい」そんな子ども達へ
~守備の名手:井端弘和氏による実演と解説~
日々の練習の中でちょっとしたポイントを意識し、継続して取り組み続けることで必ず結果に繋がります。
それは
≪自分で動くこと≫
例えば、2人や3人組で行うペッパー練習や、基礎的な守備練習の際に "なにも考えず" 毎回捕りやすいワンバウンドで捕っていませんか?
これも全く意味のない練習とは言いませんが、一定の場所に止まり、必要以上に動かずにただ楽をして回数をこなしているとしたら…
その時間はもったいない!
(では早速実演解説です)
ツーバウンド目を捕る
♪ タン タタン ♪
ツーバウンド目をショートバウンドで捕るように自ら足を使って動きます。
エラーの可能性が高まるような大きな跳ねがなく、また送球への一連の流れに繋がる捕球位置です。
「前に出ること」が全てではありません。
"横に動く" "斜め前や斜め後ろに" さらには "下がってでも" 必ず2バウンド目、しかもバウンドが上がってくるところへグラブを出します。
簡単そうに見えてこれが実際は難しいのです。
・バウンドの予測
・予測から実際に足を運ぶ
・ショートバウンドで捕るグラブ捌き
経験と判断、そして体のキレも必要になります。
捕球のバリエーションを増やす
このようにどのバウンドで捕球する。という決まり事をつくって練習をすると、自然と自分自身の捕球のバリエーションが増えてきます。
どちらの足が前なのか?
グラブの位置はどこなのか?
体の角度はどうなのか?
練習で身に付けたバリエーションが、試合での引き出しとなり、予測不能な実戦での守備力に繋がります。
"守備がうまくなるためには" 日々の練習からしっかりと動き、ツーバウンド目のショートバウンドにグラブを出す習慣をつけること。
そして捕球のバリエーション、引き出しを増やすこと。
今回は井端弘和氏に解説と実演をしていただきました。
ありがとうございました!
(実際に使用した練習用品は下記より)