野球がうまくなりたい!試合で活躍したい!
さまざまな練習方法や理論などの情報があふれる昨今…
指導者や保護者の皆さん
子ども達に経験を与えていますか?
2024年11月17日更新
目次 |
土日や野球の日を迎える事を楽しみに |
たくさんのイメージが経験に |
おすすめは"真っ暗素振り" |
とにかく良いイメージを |
全てがはじめての "経験" |
指導者・保護者の皆さんへ |
飯塚氏よりメッセージ |
土日や野球の日を迎える事を楽しみに
野球少年・野球少女の皆さん、野球の日はワクワクしますか?
早く土日になってほしい!グラウンドに行くのが楽しみ!そんな気持ちで、土日や野球の日を迎えていますか?
時には失敗することやミスをすることもありますし、反省をすることももちろん大切です。
しかし、また次の野球の日を迎えるときには "楽しみ" "ワクワクする" そんな気持ちでいてほしいと願っています。
そのためには野球の日を迎えるまでに『良いイメージづくりをしておく』ことが大切です。
日々の素振りや自主練習で、さまざまなイメージトレーニングをして、そしてそのイメージを自身の経験として、積み重ねることが大きな力になります。
大事なのは、ガチガチに決められた堅苦しい "やらされている練習" ではありません。
飯塚氏自身が子どもの頃に毎日のように行っていた、"前向きに楽しく" イメージトレーニングをするおすすめの方法をご紹介します!
たくさんのイメージが経験に
例えば、プロ野球や侍ジャパン、メジャーリーグなどの試合を見て、好きな選手やすごいと思う選手のスイングの真似をして素振りをしてみます。
何度か振っているうちに「もっとこうかな?」「なんかちょっと違うかも」「こんな感じかな」と、頭のイメージと自分のスイングについて自然といろいろと考えるはずです。
そして、もう一度好きな選手の映像を見て、また振って、また見て、また振って…そんな繰り返しをしていく中で、スイングの引き出しが増えていきます。
そして・・・脳内野球をやってみましょう!
1アウトランナー2塁、一打出れば同点のチャンスで打席が回ってきた…
初球アウトコースのボール球を見逃した!
2球目が真ん中付近に入ってきた・・・
タイミングはバッチリ!!捉えたーーーーーー!
右中間を破る同点タイムリーヒットォォォ!!
自宅での素振りも、このようにイメージをすることで、この一つ一つがかけがえのない経験値になるのです。
そしてこの良いイメージをグランドでやりたい!と思えたら、野球の日が楽しみでしかたない!早く野球をやりたい!という毎日になります。
おすすめは"真っ暗素振り"
そんなイメージトレーニングにおすすめなのが、暗い環境で行う素振りです。
なぜかというと「相手ピッチャーをよりイメージすることができるから」です。
言い換えると『より自分の世界に入れるから』です。
暗闇に浮き上がるピッチャーを想像してみてください
今まで対戦したピッチャーでも、映像で見たことのあるピッチャーでも、架空のピッチャーでも構いません。
具体的にピッチャーが投げてくるところを想像して、試合のように状況をイメージして素振りをするのです。
時にはボール球を見逃したり、タイミングを崩されながら打ち返したり…
そんなイメージトレーニングによる打席もとても貴重な経験値になるのです!
とにかく良いイメージを
料理に例えてみましょう。
おいしい料理の完成形をイメージして、そのために食材を揃えて、下ごしらえをして、調理して、盛り付けをしていきます。
この2つを比較すると、完成までのイメージに対する準備と工程の差が一目瞭然です!(梅干しご飯もおいしいですが…笑)
最高の良い状態を頭の中に思い描いて、そこにたどり着くための準備をするのです。
それは先述した経験値であり、積み重ねた失敗からの経験も含まれます。
料理も失敗を繰り返しておいしい完成形に近づきますよね。
\ヒーローインタビューごっこも/
良いイメージを持ち、土日や野球の日を楽しみな気持ちで迎えるために、自宅でヒーローインタビューごっこなどをやることもとても良いと思います。
お父さんやお母さんにインタビュアーをやってもらうのも良いかもしれません。
Q. ここで本日のヒーロー○○選手です!本日は素晴らしい活躍での勝利おめでとうございます
A. ありがとうございます!最近は不調でしたが、今日はなんとかチームの勝利に貢献出来てサイコーーーです!
こんな楽しいポジティブなイメージを持って土日を迎える事は、最高のモチベーションになります。
全てが初めての"経験"
野球においてどれだけ長く選手を続けていても、全く同じシーンというのは絶対にありえません。
天候・グランド状況・自分自身のコンディション・対戦相手・試合展開・シチュエーション・ボールの軌道などなど…
と、いうことは!!
全てが初めての経験となるのです。
だからこそ、過去に実体験した経験やイメージトレーニングによる経験の一つ一つが、その選手だけの経験値となり、積み重なってインプットされていくことでプレーの引き出しが多くなります。
指導者・保護者の皆さんへ
一つのミスや状況判断の誤りなどでカッとなって怒っていませんか?頭ごなしに否定や批判をしていませんか?先回りして口出しをしすぎてしまっていませんか?
選手にとって全てが初めての経験です。この先も全く同じ経験をすることはありません。
"子ども達にちゃんと経験を与えていますか?"
成功体験も、失敗も、全てが初めての大切な経験値となり必ず今後に活きてきます。
そして最高のイメージに近づくために、野球の日が楽しみでしかたないと思えるように、毎日を前向きに積み重ねていってほしいと思います。
飯塚氏よりメッセージ
未来のスーパースター達へ!
"イメージ"…僕が一番大事にしているワードです。
言葉では伝えられない、何とも言えない自分だけのイメージ・感覚ってあるじゃないですか。
イメージ・感覚を生み出す事が出来たら、次は "育てる" んです。
それは自分だけのもので、監督やコーチに言われるものではありません。
自分だけの宝物です!
僕は野球を何十年やってきたけれど、これだ!と言う感覚を生み出せた事は何十個もありません。
その代わり生み出す事が出来た時には、絶対にその感覚を逃すもんかと育て続けました。
そうやって毎日素振りなどをしていたのを覚えています。
明日早く野球がやりたいな!と、眠りについたのが懐かしい思い出ですね。
野球だけではなく、明日が待ち遠しい毎日を過ごしてもらいたいなと思うし、僕はそんなみんなを応援しています。
学童球児にオススメな平日練習メニュー
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