近年子ども達の「投げる力」が低下していると、スポーツテストを通じても話題になっています。
でも、野球をやっている子たちには無関係…いや、そんなことはありません。
学童野球選手、さらには中学生以上の野球選手たちも、『投げること』への課題が盛りだくさんです。
埼玉西武ライオンズが運営する野球スクール ライオンズベースボールアカデミー で指導する、元NPBプロ野球選手のコーチのアイデアで、『投げること=ピッチング・スローイング』に着目した野球練習用品が誕生しました。
日々野球の指導をしているアカデミーコーチだからこそ、「子ども達にこんな練習をしてほしい」「この動きが必要」「スクールの中でこれを取り入れたい」という実用的な投球練習・送球練習のギアが生まれたのです。
2024年9月2日更新
目次 |
ライオンズベースボールアカデミーとは |
"投げる"ことへの4つの課題 |
効果的な練習とアイテム2選 |
実戦的なシャドーピッチングをする |
肘や手首の使い方を覚える |
購入ページ |
ライオンズベースボールアカデミーとは
NPB球団は野球普及や底上げの観点から、全国各地でアカデミースクールを運営しています。
埼玉西武ライオンズも野球スクール「ライオンズベースボールアカデミー」を運営しており、元NPBプロ野球選手たちがコーチとなって600名弱(2024年度現在)のスクール生たちに日々野球の指導を行っています。
そして、今回はそのライオンズベースボールアカデミーの白崎コーチと宮田コーチが、野球用品メーカーフィールドフォースと協力し、子ども達の投げる課題を解決する商品開発に取り組みました!
"投げる"ことへの4つの課題
そんなライオンズベースボールアカデミーコーチが日々指導する中で、投げる練習(投手のピッチングや野手のスローイング)の課題がいくつか見えてきたと言います。
①肩・肘・手首を使えていない選手が多い
②投球に必要な筋力が少なく、可動域が狭い選手が多い
③投球障害(主に肩肘の故障)に悩む選手がいる
④練習の待ち時間や自宅でも投球練習をさせたい
上記はあくまで一例ではありますが、このような課題を解決する手助けになる野球ギアがほしいと商品企画がスタートしました。
商品開発キックオフミーティングの様子
効果的な練習とアイテム2選
より実戦的なシャドーピッチングを!
シャドータオル
シャドーピッチングといえばタオルを使って腕を振るというのが一般的です。
タオルの端を結んで玉を作ったり、半分に折って指をかけたり、その使い方はいくつかあります。
しかし、実際にボールを握った感覚とは程遠く、惰性でただなんとなく振ってしまうという子ども達も少なくありません。
ボールを握って投げる感覚で正しい腕の振りを繰り返し練習でき、ボールをリリースする位置で力を伝えて音が鳴れば、シャドーピッチングはより効果的な練習となります。
\そこで/
実際に子ども達が使用する軟式J号ボールに、タオルを取り付けたシャドータオルが実現しました。
まさにありそうでなかった "令和版のシャドーピッチング" です!
習い事や塾で忙しかったり、公園が球技禁止になっていたり、外遊びをする機会が少なくなった子ども達にとって、自宅でもどこでもできるシャドーピッチングは、少しずつでも多く『投げる動作』を行うきっかけになります。
投げることに必要な筋力、体の使い方を習得するためにも必要な練習です。
また、アカデミーコーチの課題でもあった「練習中の待ち時間の有効活用」にも非常に効果的です。
肩や肘を痛めていて、実際にボールが投げられない選手のリハビリや自主練習にも活用できます(使用可否は医師などの指示に従って下さい)
そしてこれはスクールだけではなく、学童野球チームや部活動などさまざまな場面でも同様に使用をおすすめできます。
肘や手首の使い方を覚えよう!
スウィングボール
ボールを投げるという動作において、肩・肘・手首の動きはとても重要になります。
ガチガチに固まった状態や、必要以上に力が入った状態では、スムーズな投球動作はできません。
今回は「回す」という表現になりますが、いかに柔らかく、それぞれの部位を回し動かすことができるかがポイントです。
左投げの場合
グラウンドでのウォーミングアップとしても、キャッチボールやピッチング前の準備としても非常に効果的です。
さらに、インナーマッスルの強化にも繋がるのでトレーニングとしての使用もオススメです。
\さらに/
ピッチャーに大切な練習・動きというように見えがちですが、さまざまな体勢で捕球~送球までを行ったり、スナップスローをする場面が多い野手にも必要な動きの練習が可能です。
そして、先ほどご紹介したシャドータオルと同じように、アカデミースクールでも練習の待ち時間や肩肘などに痛みを抱えた選手にとっても、時間を無駄にしない練習に活用されています。
ちょっとしたスキマ時間を、手軽に効果的に有効活用しましょう!
右投げの場合
購入ページ
プロ野球選手として第一線で活躍したアカデミーコーチが『子ども達のために』と考え、そして形になったこの野球ギアで投げる力を向上させ、怪我をしづらい投げ方を習得しましょう!