今年もやります、グリーングラブ・プロジェクト。これから野球を始めようという幼児や児童に、フィールドフォース特製の初心者用グラブをプレゼントする、クリスマスシーズンの一大企画です。一人でも多くの子に野球の楽しさを知ってもらいたい、という一念で始めた企画も、6年目の今年で第7弾。今回はアメリカの子どもたちにも、グラブとともに野球の楽しさを、ここ日本から、届けたいと思っています。12月10日の締め切りまで、ご応募をお待ちしています!
スターターこそ、ホンモノのグラブを!
2人(以上)1組になり、1人がボールを投げ、1人がボールを捕る。その繰り返しが「キャッチボール」です。基本中の基本にして、奥深さもある、野球には欠かすことができない練習でもあります。
時折、その「キャッチボール」という言葉について考えることがあります。英語ではもっとシンプルに「catch」。投げることよりも、「捕る」という動作がフォーカスされているのです。野球は誰かが「投げた」ボールを「打つ」スポーツですが、一番最初にあるのは「捕る」という動作なのかもしれません。
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野球未経験の子どもたちが最初に手にするのに最適なグラブとして、フィールドフォースが「グリーングラブ」を発売したのは2020年。「学童野球」未満ともいえる、幼児や低学年児童の小さな手に、もっともなじみの良い素材として豚革、ピッグスキンを選択し、細部までこだわって作り上げたグラブです(開発の歴史は=こちら=に)。
グラブを初めて手にする子供たちにこそ、手に合った本格的なグラブを使い、「捕る」楽しさを知ってほしい──。グリーングラブは、そんなフィールドフォースの願いが詰まったグラブです。手にしていただければ分かりますが、その使いやすさ、使い心地は、玩具売り場で売っているようなビニール製のグラブとは、一線を画します。
6年目の今年も1,000人にお届けします!

そんなグリーングラブの発売を機に、フィールドフォースでは、かねてからの構想であった「グリーングラブ・プロジェクト」を開始しました。クリスマスの時期に、野球未経験で、これから始めてみたい子、あるいは、そんな子どもに野球を経験させてあげたいお父さん、お母さんに、グリーングラブをプレゼントする企画です。
2020年に始まり、毎年のクリスマス時期のほか、野球日本代表「侍ジャパン」がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝した2023年には、同大会後に優勝記念として500個、毎年同様にクリスマス時期に500個と2度開催するなど、昨年までの5年間に5,000個のグラブを子どもたちにお届けしてきました。
今回も、皆様にお届けするのは、グリーングラブ FPSG-255GRN、グリーン・マメグラブ FPSG-210を、クリスマス用の特別カラーで仕上げたものです。カラー以外は、市販品と変わりません。天然皮革を使った本格グラブで、キャッチボールの楽しさを感じてほしい、という思いからです。
人が集まる機会が多い時節でもあります。そんな席で、グリーングラブを手にしたお子さんを囲み、キャッチボールに興じたり、野球を共通の話題に盛り上がっていただけたら、こんなにうれしいことはありません。
普及活動はフィールドフォースの使命でもあるのです
フィールドフォースの創業は2006年。当時、すでに野球の競技人口減少や、子どもたちの野球離れという現象は、広く知られた実態でした。「野球禁止」「キャッチボール禁止」をうたう公園が増え、少子化やチームの減少、さらにいえば野球用品・用具の高価格化やプロ野球のテレビ中継も減少と、野球、とくに少年・学童野球を取り巻く環境を考えれば、まさに逆風下での事業スタートでした。

そうした中、わが社は「プレーヤーの真の力になる」という理念のもと、少年・学童野球選手用をメインに、一人でも練習に打ち込むことができる多くのアイテムを開発・販売し、ネットを通じた直接販売を主とすることで価格設定を抑えるなど、様々なアイデアで、この逆風に挑み続けています。
ほかにも来年、わが社が冠協賛を始めて10年目を迎える、夏の東京の伝統大会「東京都知事杯東京都学童軟式野球大会フィールドフォース・トーナメント」をはじめ、全国各地で多くの学童・少年野球大会の応援も続けています。また、最近では、日本野球機構(NPB)様にお声掛けいただき、幼稚園での普及イベントへの協力も始めました。
野球の普及や発展、底辺拡大のための活動というのは、大げさな言葉かもしれませんが、わが社にとっては創業時からの命題であり、課せられた使命とも感じています。
グリーングラブ・プロジェクトは、そうしたフィールドフォースの取り組みを象徴する企画でもあり、今後も変わることなく、続けて行きたいと考えているのです。
日本の子どももアメリカの子どもも「野球、やろうぜ!」
今年、フィールドフォースはアメリカ向けECサイト「BaseballSamurais」をスタートしました。オリジナルグラブや日本と同じ練習ギアを扱い、好評をいただいております。まずまず堅調なスタートを切ることができました。こちらも今後、さらに発展・拡大させていきたいと、新たなアイデアを練りながら、日々更新を続けています。

そうした背景もあり、今回のグリーングラブ・プロジェクトは、日本とアメリカの子ども、合わせて1,000人にプレゼントすることとさせていただきました。例年とはまた違う展開がみられるのではないかと、今から期待しています。
今後も続けていく予定のグリーングラブ・プロジェクト。このグラブを手にした子供たちが、野球に興味を持ち、そして続けてくれたなら、これほどうれしいことはありません。
フィールドフォースはこれからも、常にプレーヤーを応援するとともに、創業当時から変わらないメッセージを、広く発信し続けていきます。
「野球、やろうぜ!」──。