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【東日本交流大会/準々決勝pickup】0対5からミラクル!不動が大逆転サヨナラ

2025.05.14リポート
【東日本交流大会/準々決勝pickup】0対5からミラクル!不動が大逆転サヨナラ

 全国区の強豪4チームがひしめく山をひとつ越えたのは、不動パイレーツ(東京)と豊上ジュニアーズ(千葉)。第21回東日本少年野球交流大会の2日目、その両軍による準々決勝は、決着まであと1球から同点、そしてサヨナラというドラマチックな幕切れに。それまでもミス合戦ではなく、打って奪った得点と失点を阻んだ好守も双方に。明暗はくっきりと分かれ、勝者には涙もあり、敗者には涙なし。それぞれの立ち位置やチーム状況、ベンチの思惑や深慮も透けて見えてくる名勝負だった。

(写真&取材=大久保克哉)

※両チームの2回戦リポート➡こちら

※※準決勝以降も順次、特報します

■準々決勝

豊上ジュニアーズ(千葉)

 010130=5

 000024x=6

不動パイレーツ(東京)

【豊】山﨑、中尾、山﨑、中尾-神林

【不】木戸、高浦-山田

本塁打/山田(不)

二塁打/山﨑(豊)、寺田(不)、中尾(豊)、北條2(不) 

“良心”が育むもの

 不動パイレーツ(東京)の一塁側ベンチのやや後方。外野寄りにかけての一帯に陣取っていた保護者らから、拍手が起こったのは、対戦相手の投手が三塁側のベンチを出てきたときだった。

 豊上ジュニアーズ(千葉)の背番号11。昨秋に関東大会最速の103㎞をマークした左腕・山﨑柚樹は2回表の攻撃で、自ら右越えに先制タイムリーを放った。さらに一死一、二塁のチャンスで、一番・福井陽大の打球は小飛球となり、追ってきた捕手の手前でイレギュラーに弾んでからファウルエリアへ転々(フェア打球)。二走の山﨑は、それを見ながら三塁を蹴って頭から本塁へ飛び込んだ(=下写真)。

 ちょうどその塁上へ、野手も駆け込んできてボールを受けるという、激しいクロスプレーに。結果、タッチアウトとなった左腕はしばらく四つん這いのままで、球審に抱き起されてどうにかベンチへ(=上写真)。

「泣いて終わりか? 代わるのか?」

 大事のない様子を見て取った豊上の髙野範哉監督は、故障明けのエース候補にあえて突き放すような檄。すると、ひと呼吸入れてから、マウンドへ歩いてきた山﨑(=下写真)に対して、相手側の応援席から安堵や励ましの拍手が自然に起こったのだった。

 敵も味方もない。時にそういう広い目で子どもを後押しできる大人が、野球界にどれだけいるのだろう。学童野球の現場を巡っていると、子どもへも敵意むき出しの応援席の、きっと無自覚な口汚さに閉口することも実は少なくない。

 そこへいくと、不動の応援席の“良心”は 一昨年、昨年と夏の全国舞台でも際立っていた。たとえ呼応されずとも、試合の前後に相手側へエールを送っていた(=下写真※2023年全国決勝)。そういう大人の品性もあるからこそ、子どもたちはすくすくと成長し、戦うごとに野球が成熟する土壌が生まれているのかもしれない。

5回表で5対0に

 さて、豊上の先発左腕・山﨑は、自らの先制打と半泣きの衝突事故を経ても、快調そのもの。開始から打者7人をパーフェクトに抑え、3回裏に初安打と犠打で走者を二塁に置いたが、後続を断つ。生命線のストレートが走っていた。

 対する不動の先発・木戸恵悟(=下写真)もまた、投球術という持ち味を発揮していた。基本は右サイドハンドの投法だが、ヒジの高さやテンポを意図的に変えるなどして、強打者たちの打ち気をそらしていく。

「その打ち方だとサードゴロになるよ!」

 豊上の髙野監督(=上写真)は右打席の選手へ、何度かそういう注意をしたが、結果はことごとく三塁ゴロに。打者のスキル不足というよりは、不動バッテリーの術中の妙だった。

 結局、木戸は5回途中(0/3)まで投げて、12アウトの半分を内野ゴロで奪った。4つのゴロをさばいた三塁手・市原稜(=下写真)は、送球も安定。同日の2回戦では外野守備が光ったが、この一戦では内野陣の堅実性と機転が効いていた。

 4回表の二死満塁のピンチでは、強烈な打球が二塁の名手・茂庭大地を襲う。これは内野安打でタイムリーとなったが、転がるボールを拾った遊撃手・田中璃空主将が、すぐさま本塁へ送球して2人目の走者(二走)をタッチアウトに。このとき、本塁突入を知らせる野手の声が複数、フィールドに響いていた。失点でプレーが停まることなく、次の展開へ冷静に全体で対処できるあたりも、不動らしさだろう。

4回表、豊上は山﨑と鈴木(上)の連打に四球で満塁とし、一番・福井が二塁手強襲の適時安打(下)で2対0に

守りは失点で停まるわけではない。4回表、不動は満塁から二塁強襲安打で1点を失う(上)が、遊撃手の田中主将が即座の本塁送球で2人目の生還を阻んだ(下)

 それでも前半戦は、明らかに豊上が支配していた。

 後半に入っても4回表に2対0とリードを広げ、その裏の守りから左サイドの中尾栄道が登板。球威満点のボールは不動の二番・寺田悠人のバットによって、ワンバウンドでレフトフェンスの向こうへ。いきなり二塁打を浴びた背番号1だが、制球を乱すこともなく、続くクリーンナップを完全に封じてみせた。

5回表、豊上は二番・後山(5年)から神林主将(上)、中尾(下)の3連打でまず2点

 打線で四番も張る中尾は、ピンチを脱した直後の5回表に、無死一、二塁から右翼線へ2点二塁打。続く村田遊我がきっちりと送って一死三塁とし、六番・矢島春輝の投ゴロ(=下写真)で加点した。豊上が得意とするパターンも決まってスコアは5対0、試合はいよいよワンサイドに。

豪快なソロに始まり

 重苦しくなりつつあった不動の一塁側ベンチに、パッと花が咲いたのは5回裏の攻撃に入ってすぐだった。

 先頭の山田理聖がセンターの頭上へ、飛んだ瞬間にそれとわかる特大のサク越えソロを放ってみせた(=下写真2枚)。

「顔をバットヘッドに寄せて体の開きを抑えながら、ピッチャーのタイミングに合わせてイチ・ニ・サンで打っただけです」。こう振り返った山田の打順は六番ながら、打球の飛距離においてはチームの誰もが認める「No.1」だという。

 久々だったという一発が生まれる前のベンチ(=下写真)では、田中和彦監督が選手たちにこう声を掛けていた。

「三振OK! 狙っていた球が来たら、ボール球でもOKだから振り切れ!」

 イニング中の大半はベンチに腰を落ち着けて、万事を見定めていた不動の父親監督。「三振OK!」の指示について、試合後にこう補足してくれた。

「秋の関東大会にも出ている豊上の打者は、しっかりとバットを振って得点。都大会で初戦敗退のウチはちょっと弱気というか、結果を求めるあまりに小手先で合わせるようなバッティングが目立ってました。なので、目の前に良い手本がいるんだから、豊上の打者たちみたいに振り切ろう!という話をしました」(田中監督)

 その真意は全体に伝わっていたようだ。

 山田の一発に続いて、七番・北條佑樹も左越え二塁打(=上写真)を放ち、途中出場していた八番・間壁悠翔(5年)も中前打(=下写真)で2点目が入る。この3連打はいずれも、2ストライク目をフルスイングして生まれたものだった。

 それでも守る豊上には、3点のリードと落ち着きがあった。2点を返されてなお、無死一塁で6-6-3の併殺を奪うなど、5回裏はそれ以上の加点を許さなかった。

 併殺を決めた遊撃手の後山晴(5年=下写真)は、2回戦では連続の適時失策もあったが、6年生の強烈な当たりも難なくさばく、勇気とスキルに、強い肩と速い足まである。髙野監督も「あの子(後山)のショートだけは絶対に外せなくなってきている」とぞっこんの様子。結果、本来は遊撃手だった村田と、昨夏の全国大会から三塁手だった福井が、サードのポジションを争うことに。

 この日の2回戦と準々決勝は村田(=上写真)が三塁を手堅く守り、福井は中堅守備に入っていた。それぞれバットでの貢献度も光り、福井は2試合連続でタイムリー。あっさりと3人で終わりそうだった6回表には、二死から左前打を放ち、二盗と敵失で三塁まで進んでいる(=下写真)。

 エースナンバーを争う中尾と山﨑といいい、豊上はタレント軍でありながら、5年生も交えた激しい競争で底上げされてきている。「今はまだいろいろやらせていますけど、守備も攻撃もなんとなく固まってきたかなという感じはします」と、髙野監督。全国で銅メダルも手にしている名将はしかし、試合後は正直にこうも漏らしている。

「まさか5対0で逆転されるとは思ってなかったです」

明でも暗でも得るもの

 6回裏、2対5と3点を追う不動にミラクルが起こった。

 異様に盛り上がる相手ベンチに気圧されたわけではないだろうが、マウンドの中尾は一死を奪うも、2四死球で降板。再登板した山﨑はいきなり与四球で満塁とするも、前打席でソロアーチを放っていた不動の山田を遊ゴロ(1打点)に仕留めて二死とする。そして次打者の北條をフルカウントまで追い込み、2点差での勝利まであと1球に。

 ところが! 北條は次の1球をジャストミート(=下写真)すると、舞い上がった白球は目を切って走る左翼手のまだ向こうへ落ちて転がっていく。ついに不動が6対6に追いつき、打った北條は二塁ベース上で歓喜のジャンプ。

「緊張したんですけど、大声で叫んでから打席に入ったのが良かったかもしれないです。家に帰ると親から『さすが、ウチの子!!』と(笑)。やっぱり、監督、コーチ、親に感謝することが大事だなと思いながら眠りました」と、最高の1日を北條は振り返っている。

 土壇場の同点劇でお祭り騒ぎの一塁側ベンチはこの後、最高潮を迎えることに。豊上は中尾が再登板。対する不動は、前の打席で2点タイムリーを放っていた下級生の間壁が右打席へ。

「自分が決めてやる!と思って、良い緊張感で打席に入れました」

 そう振り返った間壁は、カウント1-1から右越えのヒットを放ち、二走の北條がサヨナラのホームを踏んで決着した。

 一塁ベンチでは指導陣も派手にガッツポーズ、飛び出してきた選手の中には涙もあった。

6回裏、6対6とした不動は二死二塁から八番・間壁(5年)が右へサヨナラ打(上)。ベンチを飛び出して走者を迎えた面々には、後から涙も

 劇的な勝利の翌朝。7時過ぎに準決勝のグラウンドに現れた田中監督は開口一番、こう言った。

「いやぁ、昨日はアドレナリンが出過ぎたみたいで。帰りの途中、夜の7時くらいにみんなでご飯を食べたんですけど、ドッとみんな疲れてましたね」

 采配が冴えまくった指揮官もそれは同じだったかもしれない。豊上の強打を見越して、ライトの先発には守備力が高い斉藤和真を置いて、3回裏の第1打席で代打に間壁を送る。打力に長けるこの5年生が、そこから3安打3打点で殊勲のヒーローに。1年前は同監督の息子で現主将の璃空が、間壁と同様の役目で大活躍していた。

「5年生も使って来年につなげたい気持ちもあります。去年はウチの息子たち5年生全員で6年生をカバーしたんですけど、今年は夏の全国大会が新潟開催なのでそうもいかない。でも、5年生チームのキャプテン(上田廉)と間壁の2人は帯同してもらいながら、全国に行きたいと思います」

 まさかの大逆転負けを喫した豊上ナインのほうには、涙は一切なかった。挨拶などをひと通り終えると、三塁側のベンチ前に全員が集まり、背番号の交代があった。それを直々に行った指揮官の想いを、わからないような6年生たちではきっとない。

 試合終盤のピンチでマウンドへ行くことはあった髙野監督(=下写真)だが、最上級生にそこを託し続けた。初優勝した2月のフィールドフォースカップのときのように、下級生を救援させる素振りもなかった。それだけの期待や檄に応えるのは、この先に待ち受ける全国最終予選でいい。

 この敗北後は、そのまま地元・柏市の専用グラウンドに戻ってナイター練習へ。それも懲罰や腹いせであるはずがない。すべては全国出場を決めて、そこで頂点に立つためにこそあるのだ。

「今はまだ練習する時期なのでね…でもウチは練習がぬるいんですよね…」

 指揮官は自虐を口にしつつ、屈託も嫌味もなかった。選手たちに遅れて試合会場を最後に引き上げる背中が、ゆったりと小さく揺れていた。

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