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連載『メンタルコーチング』⓬シンパシーでなく、エンパシーで尊重&待つ

2024.06.01連載
連載『メンタルコーチング』⓬シンパシーでなく、エンパシーで尊重&待つ

「練習に行きたくない」「野球をやめたい」――。ある日、我が子がそう訴えてきたら、お父さんお母さんはどうされますか? まずは理由が知りたいですね。でも待ってください! 本意や真相に迫るには、即座の質問攻めは逆効果のことが大半。では、どうすれば――。今回はそのスキルを紹介していきます。「ウチの子に限って…」はありません。野球に限ったことでもありません。子どもはいつ、何に対して拒否反応を示すのかわかりません。大人がそこで慌てないためにも、よりベターな対応を学んでみてください。

[監修/諸星邦生]

vol.12

我が子が「やめたい」と言ってきたら

「練習に行きたくない!」「もう野球をやめたい!」

 そこまでハッキリと意思を口にしないまでも、我が子が落ち込んでいたり、いつものような元気を失っている。そういうことはどの家庭でも、日常的にあると思います。

 もしかしたら、練習中に叱られたのかもしれません。自分のミスから失点して試合に負けてしまったのかもしれません。理由はともかく、まず心配になるのが親というものですね。

 当連載の開始当初を振り返ってみてください。

 第6回までの「基本編」では、親子の関係を健全・良好とするには、日々のコミュニケーションがいかに大切であるかを訴えてきました。またそのための大人のスキルとして、見守ること、傾聴すること、ジャッジしないことなどを紹介してきました。

 明らかに負のマインドにある我が子に対しては、それらに加えて「共感」というスキルを強くオススメします。

 以前にも少し触れましたが、この「共感」は心理面のカウンセリングにも用いられます。英語では「エンパシー(empathy)」、その意味を調べると『人の意見や感情などに、その通りだと感じること。また、その気持ち』とあります。

 響きも意味合いも似ている言葉に「シンパシー(sympathy)」というものがありますが、決定的な違いもあります。エンパシーは相手の立場になって想像したり、相手を思いやること。一方のシンパシーは、あくまでも自分の立ち位置から共感や同情を寄せることです。ポジジョンが違えば、物事の見え方や感じ方もまた違ってくるものですね。

 悩める子どもに対して、保護者にまず求められるのは、本人の気持ちにしっかりと寄り添ってあげること。つまり、エンパシーです。大人の目線や親の立場からジャッジするのではなく、できるだけ子どもと同じ目線、同じ境遇や状況を想像して思いを馳せてみる。すると自然に、「そうなんだね」「そうだよね」という言葉も出てくることでしょう。

  子どもには子どもなりの感情があり、物事の捉え方をします。これは大人も含めて同じです。「練習に行きたくない!」「野球をやめたい!」と思うのは、子ども自身の感情です。

 それに対して、まずは「そうか、行きたくないんだね」「やりたくないんだね」と共感する。そうして保護者が親身に寄り添うと、子どもは安心するものです。逆に絶対に避けるべきは、質問攻めです。

 現状や真相を突き止めて、自分にできることなら何とかしてやりたい、と躍起にもなるのが親というもの。しかし、「なんで行きたくないの?」「なんでやめたいの?」「何があったの?」など、矢継早に聞けば聞くほど、子どもは心を閉ざしてしまうことでしょう。何かしら返事をする子もいるでしょうが、本意はきっと心の奥にしまわれたまま。それでも質問を浴びせられ続けると、ついには「行きたくない」「やめたい」も言わなくなり、心を堅く閉ざしてしまうこともありえます。

 親も人間ですから、我が子の口から思わぬことや好ましくないことを告げられれば、驚いたり、動揺したり、うろたえたりすることもあるでしょう。でも、そこは人生の大先輩ですから、まずは自身の感情には蓋をして、子どもの感情を最優先にしてあげたいものです。そのための有効なスキルが、エンパシーです。

指導者の大人もまた然り 

 私が高校野球の監督をしていた時代を振り返ってみると、選手の心に蓋をしていた時期が長くありました。何でもすぐに理由を聞き出そうとしてしまい、結果的に本心を聞いてあげられなかったことも多々あります。

 基本的に練習は休ませない。いちいち嫌なことから逃げ回っていたら、ろくな人間に育たないし、目標到達もありえない。そういう考えの下、徹底的な監視で選手をがんじがらめにしていた自分を悔いています。指導者サイドの思い込みや根拠も危うい正義感が先行し、選手たちに寄り添ってやることがまるでできていなかった時代がありました。

 指導者も保護者と同じで、悩める選手を何とかしてあげたいと思うもの。そのため、即時の回答を求めたり、できるだけ早期の速やかな解決をはかって行動します。その瞬間は、選手を全力で守ってあげようとの思いに突き動かされているのですから、必ずしもすべてがNGとは言い切れません。

 ただし、子どもに限らず、人の感情は第三者がコントロールできるものではありません。これは事実です。にもかかわらず、強引にコントロールをしようとすると、どうなるでしょう。高圧的に話をしたり、肩書や身分をもって強制的に前へ進めようとしたり。こういう一方通行では、選手の気持ちが完全に置き去りにされてしまいます。

 練習に行きたくない、野球をやめたい――。子どもがこういう気持ちになる理由は、さまざまです。上達の足踏みや試合で結果が出ないことで、おもしろさを感じなくなっている時期かもしれません。自信や希望が薄れたり、劣等感を募らせていたり。対指導者だけではなく、仲間との関係がギクシャクすることもあるでしょう。あるいは、他にやりたいことができたということも……。

 繰り返しになりますが、保護者や指導者がそういう核心に触れるには、すぐに聞き出そうとしないことです。本人のほうから理由を伝えやすくなる環境を整えることに、まずは注力することをオススメします。遠回りのようですが、即座の質問攻めや手荒な詰問より、核心に迫れる可能性が高いと思います。

 ぜひ、エンパシーというスキルを活用してください。「私はあなたの味方だよ」という思いで、そっと寄り添ってあげることで安心感が相手に伝わります。子育てや指導をする上で、子どもや選手に安心感を与えることは、心と体の成長に良い影響を大いに与えてくれます。

 

 野球をしている私の息子も、小学生のときにボールがうまく投げられない時期がありました。思うようにできないもどかしさから、家に帰ってきてもいつもの元気がありませんでした。

 そこで私は無理に話をしたりせず、「あなたのことを応援してるよ」とだけ伝えました。するとやがて、自ら必死になって投げる練習をする息子の姿がありました。それを目にして、あらためて誓いました。よけいな口出しはしないでおこう、と。

うまくいかない経験も大切

 万人に共通するのは、人生は山あり谷ありということ。うまくいく時期と、いかない時期とが必ずあります。うまくいかない時期を経験することも、心の成育には不可欠です。またそういう状況では、周囲の大人がどのように対応するかによって、子どもの感情が大きく変わります。このあたりもぜひ、念頭に置いてほしいところです。

 共感して寄り添ってくれる大人が近くにいると、子どもは自ら考えて行動を起こします。時にはそれが「立ち止まる(やめる)」という行動になるかもしれません。ならば、「立ち止まる」という行動を選択した意思を、尊重してあげるのもひとつの方法です。再び歩き出す、と信じて待つ。共感の次に大切なのは、その勇気ではないでしょうか。

 子どもの生活は、野球だけではありませんね。日々の学校生活でも、さまざまな出来事に遭遇し、あらゆる感情と向き合います。初めての出来事、初めての感情。その経験の積み重ねを通して、コミュニケーション能力を身につけていきます。

 もちろん、経験にはプラスもマイナスもある。感情にはポジティブもネガティブもある。子ども自身が体験からそれを知ることが経験であり、人としての財産に変わっていきます。

 

[野球まなびラボ 理事]

もろほし・くにお●1978年生まれ、東京都出身。大田区の美原アテネスで野球を始め、6年時から硬式の大田リトル・シニアへ。東海大菅生高で3年夏に九番・左翼で甲子園2回戦まで進出、国際武道大で4年春にメンバー入り。卒業後は保健体育科の教諭となり、東海大菅生高コーチを経て千葉・我孫子二階堂高へ。硬式野球部の監督を20年務めて、2022年夏に(一社)野球まなびラボの理事に就任。ボールパーク柏の葉にて「体軸×野球教室」や「中3塾」を主宰するほか、出張指導やメンタル講座も。1男1女の父

https://yakyumanabi.net/

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