高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントの開幕まで25 日。『学童野球メディア』では、特報をすでにスタートしていますが、7月11日で47都道府県の予選大会がすべて終了し、出場全53チームが出そろいました。ではあらためて、伝統の夢舞台の顔ぶれを過去の実績とともにお届けしましょう。8月7日の開幕日までは「ここだけの特ダネ」として、予選大会を踏まえた注目チーム・選手の紹介のほか、名将たちのコメントや見どころなどをお伝えしていきます。
(写真&文=大久保克哉)
※大会の歴史や方式などは2023年プレビュー❶参照➡こちら

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「小学生の甲子園」とも称される全日本学童大会は、昨年の第45回大会から全国9ブロックの持ち回り開催に移行。今夏の舞台は四国の愛媛県で、8月7日に松山市の坊っちゃんスタジアムで開会式を行い、翌8日から7会場でトーナメントが始まる。6日間で52試合を消化し、8月13日に2026年の学童チャンピオンが誕生する予定だ。
夢舞台である理由
「全国」をうたう大会が今日は無数にあるが、昭和の時代から学童球児の憧れであるメジャーな夢舞台はふたつのみ。この全日本学童大会と、日本スポーツ協会が主催するエンジョイ!野球フェスティバル(「全国スポーツ少年団軟式野球交流大会」から改称)だ。そこで出場全53チームの一覧表には、両大会の出場実績を入れている。
全日本軟式野球連盟(JSBB)に加盟する学童チームは、8333(2025年度)。その全チームに等しく予選参加資格があり、47都道府県での予選を制した優勝チームによる真のチャンピオンシップとなる「全国大会」は、今も昔も全日本学童大会だけである。
予選参加規模は、おそらく日本の団体スポーツで最大。24回出場の最多記録を保持する福島・常磐軟式野球スポーツ少年団が、今年は県決勝で敗れるなど予選突破の至難さも昔から。例年は約半数が初出場組で、2022年の31チームから以降、25、25、26ときて今年は20チーム(38%)に減った。
最多優勝と連続出場記録
過去の優勝チームは昨年と同じく6チームで、1984年の第4回大会で日本一となっている香寺クラブジュニア(兵庫)が、1986年(2回戦敗退)以来、実に40年ぶりの出場を決めている。最多優勝は長曽根ストロングス(大阪)の8回で、これは大会記録。過去に2連覇している多賀少年野球クラブ(滋賀)は、継続中の連続出場記録を9大会連続(※コロナ禍で非開催の2020年を挟む)に更新している。また、奈良県の朝和イーグルスは初出場ながら、2022年に地元開催だったスポーツ少年団の全国大会で優勝(雨天により、決勝進出2チームの同時優勝)している。
先述の1984年王者・香寺クラブの「40年」を超える最長ブランクは、佐賀県の本庄少年野球で、こちらは何と1981年の第1回大会以来、45年ぶりの出場となる。また、栃木県の旭町学童野球部が33年ぶり、徳島県の八万ファイターズが22年ぶり、沖縄県の浦添タイガースが20年ぶりと、長年のブランクを経ての出場チームが多いのも今年の特徴だ。
昨年は本塁打が半減
ちなみに第3回大会(1983年)までは、16チームによるトーナメント戦だった。47都道府県の王者が初めて顔をそろえたのは1985年の第5回大会で、それが定着したのは1988年の第8回大会から。改めて、時間の重さとともに歴史的な価値も感じる「小学生の甲子園」である。
なお、この2026年からJSBBと傘下の連盟で導入した新ルール「投球は1週間で210球まで」は当然、今大会も適用される。1回戦から決勝まで、雨天順延なしで勝ち進むとすると「6日連続」の試合になる。使用バットの新ルールで本塁打数が半減したのが昨年(※関連記事➡こちら)で、この傾向は今年も続くのか。投球数の新ルールを受けての投手起用とともに、注目したいポイントだ。