リポート

【全日本学童埼玉大会/速報】西埼玉が悲願初...
高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント埼玉県予選会は6月14日、熊谷市のおふろcafeハレニワスタジアム熊谷(ハレスタ熊谷)で準決勝と決勝を行い閉幕。決勝では西埼玉少年野球(飯能)が東松山野球スポーツ少年団(東松山)を下し、悲願の全国初出場を決めた。0対2から最終6回に追いつき、タイブレークに及んだ激闘を制した。西埼玉は8月11に新潟県で開幕する全国大会、東松山は8月2、3日に茨城県土浦市で開催のコントリビュートカップ関東大会に出場する。3位は比企野球少年団(比企)と吉川ウイングス(吉川)だった。 (写真&文=鈴木秀樹) ※最終日の詳報は追って掲載します。 ■決勝 ◇ハレスタ熊谷▽第3試合西埼玉少年野球(飯能) 0000025=7 0010103=5東松山野球スポーツ少年団(東松山)※タイブレーク7回 【西】新井、高橋、香川、関川-矢澤【東】鶴岡、石川-石川、鶴岡三塁打/香川(西)二塁打/香川(西) ■準決勝 ▽第1試合比企野球少年団(比企) 00000=0 02302x=7東松山野球スポーツ少年団(東松山)※5回コールド 【比】武井、関口-関口、武井【東】土崎、足立-鶴岡本塁打/鶴岡(東)三塁打/若林(東)二塁打/大澤(比) ▽第2試合吉川ウイングス(吉川) 000310=4 20321 X=8西埼玉少年野球(飯能) 【吉】古井、松浦-大浦【西】香川、関川、香川、高橋-矢澤三塁打/水村(西)田村、堀、藤田(吉)二塁打/早川、水村、香川(西)大浦(吉)
【全日本学童埼玉大会/速報】西埼玉が悲願初...

【全日本学童東京大会/速報】不動が4年ぶり...
第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント東京都予選会は6月14、府中市民球場で決勝と3位決定戦を行い閉幕。1週間前の準決勝の勝利で全国切符を手にした両軍の頂上決戦は激しい打ち合いに。3回に大逆転した不動パイレーツ(目黒)が、2016年以来のVを期す越中島ブレーブス(江東)を以降は突き放し、4年ぶり3回目の東京王者に輝いた。3位決定戦は、船橋フェニックス(世田谷)がレッドサンズ(文京)に完勝し、9月6日開幕のGasOneカップ出場を決めている。 (写真&文=大久保克哉) ※大会最終日の決勝、3位決定戦は追って特報します ■決勝 ◇府中市民球場 ◇第2試合 不動パイレーツ(目黒) 02525=14 04010=5 越中島ブレーブス(江東) 【不】木戸、岡田-山田 【越】石原、宮川、一木-長島穂 本塁打/山田(不) 三塁打/長島光(越)、竹中、茂庭(不)、栗田(越)、寺田(不) 二塁打/寺田(不) ■3位決定戦 船橋フェニックス(世田谷) 00220=4 00010=1 レッドサンズ(文京) 【船】前西、佐藤-佐藤、高橋 【レ】田代、久保、門田、田代、門田、久保-中澤 本塁打/田代(レ) 二塁打/柴原2(船)、久保(レ)
【全日本学童東京大会/速報】不動が4年ぶり...

【全日本学童千葉県大会/速報】地区代表16...
高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント千葉県予選会は6月8日、市川市の国府台スタジアムで開幕した。この日は開会式に続き、同スタジアムなど3会場で1回戦8試合が行われ、昨年優勝の豊上ジュニアーズ(柏)などが勝利。習志野フェニックス(習志野)は北条スターズ(安房)との大接戦を逆転サヨナラ勝ちでものにした。14日に準々決勝、15日に準決勝が行われ、決勝は21日、同スタジアムで予定されている。 ※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません。 (写真&文=鈴木秀樹) 最後まで分からない接戦習志野Pがサヨナラ勝利 ■1回戦 ◇国府台スタジアム第2試合 北条スターズ(安房) 10015=7 23102x=8習志野フェニックス(習志野) ※5回時間切れ 【北】臼井航、貴家-山田、臼井航【習】森田、鈴木、仲山-仲山、森田本塁打/木越(習)鈴木(北)三塁打/臼井航(北)二塁打/仲山(習)山田(北) 終盤に大きく動いた大接戦を制し、習志野フェニックスが8強入りを決めた。 1回表、北条スターズに先制を許したがその裏、先頭の木越陸斗が四球を選ぶと、黒澤駿介の中前打に続き、仲山大樹主将が右中間に逆転の2点適時打(=冒頭写真)。2回には無死二、三塁から木越が右中間に3点ランニング本塁打を放ち、流れを一気に引き寄せた。 投げては先発の森田琉太から2番手の鈴木宏弥へとつなぎ、走者を出しながらも、バックの好守備にも助けられ、4回まで北条打線を2点に抑える粘りの投球。6対2と4点をリードし、既定の1時間30分まで残り時間の少ない5回に入った。 しかし、この5回表に、北条の猛追により失点を重ね、ついには6対7と逆転を許してしまう。「ミスからの失点もあり、終盤に流れを持っていかれちゃいましたね」と習志野・河野浩明監督。それでも、「とにかく1点。なんとか追いつこう」と指揮官にハッパをかけられた習志野ナインは、その裏、一死から連続の敵失で二、三塁とし、代打・尾古佑斗のスクイズで7対7に(=上写真)。そして最後は、相手のバッテリーエラーで三走の倉田莉玖がサヨナラのホームに滑り込み、激戦に終止符を打った(=タイトル写真)。勝利に沸く習志野ナイン。河野監督は「いろいろあっても、トーナメントは勝つことが第一。結果をほめてあげたいですね」と胸をなでおろした。 打のヒーローは、2回に3ランを放った木越。「(一番打者だが)走者がいるときのほうが、気合が入るから好き。(本塁打の打席は)ホームランを狙ったわけではないけど、狙い通りのライナーが打てました」とニッコリ。ベンチは5、6年生だけで20人。大所帯を引っ張る仲山主将は「まとめるのは大変だけど、チャンスの時はみんなの大声援が心強い。力になります」と言い、「次はフェニックスらしく、守り勝ちたいと思います」と気を引き締めていた。 奮闘11人!大逆転劇はならず 敗れた北条スターズ・安西昌徳監督は「いい試合でした。選手たちがよく頑張った」とすがすがしい表情を見せたものの、「しかし、悔しいなあ。悔し涙が出ちゃいましたよ。いつぶりだろう。初めてかな。負けたのは監督の責任です」と天を仰いだ。 序盤から、流れは完全に習志野と思われたが、臼井航汰主将は「(北条は)逆転勝ちもたくさんあるチーム。誰もあきらめてなくて、勝てると信じてました」と振り返った。「負けていても、チャンスが来れば、みんな続く打線なんです」。その思いが、5回の大量得点につながった。「次はもっと、いまの倍強くなって、また県大会で習志野フェニックスと戦いたいです」と成長を誓った。 5回に4対6から、逆転の右越え3ランを放った鈴木陽翔(=上写真⑤)はまだ4年生。安西監督も「最近、調子が良くて、これまで九番だった打順を、七番まで上げてきてたんです。きょうも最初から、タイミングはバッチリ合っていました」と期待を寄せる大器だ。実はこの一本が公式戦初本塁打。「村上宗隆選手(ヤクルト)みたいになりたい」という鈴木は「ホームでアウトかと思ったけど、ホームランになって、すごくうれしかった」と喜んだ。 1年生までベンチ入りし、総勢11人の北条。敗れはしたが、それぞれに手応えをつかんだ県大会の一戦を経験し、ナインは間違いなく、ひと回り成長したはずだ。 エースライオンズが大勝元気いっぱい堅実野球で8強 ■1回戦 ◇国府台スタジアム第1試合 北方中央野球部(市川) 1002=3 1511X=17エースライオンズ(八千代) ※4回時間切れ 【北】鈴木、齋藤、岩澤-岩本 【エ】菊池、江見、情野-池田航 本塁打/秋葉(エ) 三塁打/飯島(北)池田結(エ) 気づけば大差勝ち。エースライオンズ(八千代)が最高の試合運びで初戦を突破した。 1回表には、北方中央野球部(市川)打線に2安打で先制を許す立ち上がり。その裏に連続四球を足がかりに、無安打で同点に追いついたが、「あの時点では、先が読めなかったですね」とライオンズ・村石純一監督が振り返る。 流れを決定づけたのは、2回の攻撃だった。菊池凌央の安打から好機を広げ、粕谷尚史のバント安打で菊池が二塁からかえって勝ち越すと、その後もバントに敵失が加わるなど、着実に得点を重ね、気づけばこの回5得点。高い走塁意識と思い切りの良さで、試合の流れをグイっと引き寄せた。3回には、池田結星の適時三塁打、秋葉竣太の3点本塁打も飛び出すなど(=上写真)、打者14人の猛攻で11点を加えて大差勝利を収めた。「いいぞ、〇〇、最高です!」「〇〇、ありがとう!」「〇〇、いいスイング。100点!」 ベンチからは常に、村石監督はじめコーチ陣から、選手たちをのせる、前向きな言葉が飛んだ。「見ての通り、ウチは小粒で、スターはいないチーム。とにかく全員が全力でプレーし、試合を楽しんでくれればいいんです」と指揮官。走者を確実に進める攻撃で、回を追って勢いを増していった。「午後からは地元に帰って、別の大会の決勝があるんです。いい流れがつくれたかな」 3回裏に中越えの本塁打を放った秋葉は「1打席目、見逃し三振をしてしまって。これじゃダメだって。スローボールを、しっかりためて打ち返せました。いい具合のライナーが打てて、ホームランになりました」とニコニコ。好投の先発・菊池は「初回、球が抜けてまずい、と思ったけど、立て直すことができてよかったです。楽しんで、笑顔でプレーできました」。元気なチームが、ますます勢いに乗る一勝を挙げたようだ。
【全日本学童千葉県大会/速報】地区代表16...

【全日本学童東京大会/速報】不動と越中島が...
第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント東京都予選会は6月7日、府中市民球場と郷土の森野球場で準々決勝と決勝を行った。結果、越中島ブレーブス(江東)と不動パイレーツ(目黒)が勝ち残り、8月の全国大会を決めた。越中島は9年ぶり2回目、不動は3年連続6回目。東京王者の座をかけた決勝は14日、府中市民球場で予定。また同日は、準決勝で敗退したレッドサンズ(文京)と船橋フェニックス(世田谷)が、9月のGasOneカップ出場をかけて3位決定戦を行う。 ※記録は編集部。本塁打はすべてランニング。全試合の結果速報ではありません。 (写真&文=大久保克哉) ■準々決勝1 16安打4本塁打21得点。 前年Vの船橋、城北の“キセキ”阻む ◇郷土の森野球場 ◇C面第1試合 船橋フェニックス(世田谷) 8166=21 0103=4 城北メッツ(北) ※4回コールド 【船】佐藤、田村-高橋 【城】藤田、高橋、諏訪、伊藤、南須原、林-冨山 本塁打/榎本、佐藤、長野、中司(船) 三塁打/藤森(城)、中司(船)、青鹿(城) 二塁打/佐々木、柴原(船) 1回表、船橋は九番・榎本が満塁本塁打(上)、一番・佐藤主将もソロ本塁打(下)など打者12人で8得点 2四死球と失策で、いきなり無死満塁のピンチを招いた城北メッツだが、先発右腕の藤田志が踏ん張る。船橋フェニックスの四番を早々に追い込んで空振り三振に。続く五番打者も1ストライクからのバントファウルで簡単に追い込んだ。船橋にはどことなく嫌なムードも漂ったが、右打席の佐々木暦望が一掃した。三塁線を強烈に破る2点二塁打で先制。さらに七番・桜井翠がスクイズバントを決めると、九番・榎本煌が逆方向へ満塁走者一掃の本塁打で7対0に。なおも一番・佐藤優一郎主将も左越えソロ、2回表には八番・長野隼也のタイムリーで9対0と、序盤で大勢を決した。 城北は2回裏、二死から南須原啓太主将がレフトへチーム初安打。ここで5年生の代打・藤森嵐太が左越えの特大三塁打(=下写真)を放って1点を返す。続く八番・青鹿斗真も、4球連続のファウルなど粘るも、ここはマウンドの船橋・佐藤主将が三振斬りで粘り勝つ。 船橋打線は大量リードでも慎重に攻め続けた。ボール球を確実に見逃し、塁に出れば相手のわずかなスキも突いて進塁する。そうして好機を広げつつ、3回には三番・中司慧太(=冒頭写真)の適時三塁打などで6点、4回には長野の2ラン(=上写真)や中司の3ランなどでダメを押した。そして3回からは田村悠が今大会初登板。阿部航己が代打、正田統真が代走と、控え選手たちも続々と登場しながら逃げ切った。 城北は4回裏、三番・伊藤民朗、四番・冨山桔平に、途中出場していた5年生の林光泰がいずれも左前打。そして二死満塁から八番・青鹿の打球が左翼手の頭上を襲い、3人を迎え入れたが、船橋は7-6-2の転送で打者走者を本塁タッチアウトに(=下写真)。これで試合終了となった。 ―Pickup Team―...
【全日本学童東京大会/速報】不動と越中島が...

【全日本学童東京大会/速報】船橋P、レッド...
高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント東京都予選会は6月1日、府中市郷土の森野球場で3回戦8試合を行い、大会ベスト8が出そろった。全国大会連続出場を狙う前年度優勝の船橋フェニックス(世田谷)、同準優勝の不動パイレーツ(目黒)のほか、都大会初出場の小平小川ベースボールクラブ(小平)なども勝ち上がった。7日には同野球場と府中市民球場で、準々決勝と準決勝がダブルヘッダーで行われる。 ※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません。 (写真&文=鈴木秀樹) 初の都大会で続くミラクル 小平小川が強敵を完封 ■3回戦 ◇C面第3試合用賀ベアーズB(世田谷) 000000=0 10012X=4小平小川ベースボールクラブ(小平)【用】岡田、佐藤-大和【小】近藤-桑原三塁打/林(小)二塁打/桑原(小)、大野(用賀) 大会初出場の小平小川ベースボールクラブが堂々のベスト8入りを果たした。 相手は5年生チームながら、激戦区・世田谷を勝ち抜いてきた用賀ベアーズB。今大会も1回戦を11対1、2回戦を10対0と、好打と堅守で快勝し、16強入りした強敵だ。 しかし、この日の小平小川は完璧だった。 1回裏、先頭の桑原怜央(=上写真)が中越え二塁打から三盗を決め、栗原彪の右前適時打で早々に先制。以降は中盤まで、用賀の堅守で追加点を奪えなかったが、4回に澤村圭、玉木惇史の安打と敵失で待望の2点目。そして5回、二死三塁から澤村の適時打で1点、続く林大地の右中間三塁打で4対0とした。「みんな、自信をもって打席に入ってくれています。空振りしても、次には当てられると。常に前向きに行けたのが良かったですね」と、桑原征太監督が振り返る。積極的な攻撃もさることながら、この日は先発したエース左腕・近藤一輝(=冒頭写真)の投球が抜群だった。「調子良かったです。とくにコントロール。キャッチャーの構えたところに投げられました。球数は気にしていなかった。行けるところまで、と思って投げました」(近藤) マスクをかぶった桑原は「深く考えたわけではないけど、うまく相手をかき回す配球ができたと思います」と、好リードも光る快投劇。終わってみれば、近藤は65球で6イニングを投げ切り、うれしい1勝を完封で飾った。 「相手が強いのはわかっていました。打撃が素晴らしい。こういう球場(両翼70mの特設フェンスなしで、外野の打球はフリー)では、外野をとにかく下げて守るのがベストかと」 桑原監督がそう振り返ったように、次々と外野に飛ぶ大飛球をきっちり守り切った野手陣もエースの好投を支えた。「まさか、あれほどガンガン外野に飛ばされるとは、想像していませんでしたが(笑)。選手は気負いなくプレーしてくれましたが、こっちはずっと緊張ですよ。とにかく外野がうまく捕ってくれました。きょうは、いい具合にハマってくれましたね」 そう言って、笑顔を見せた。「変な話、勝ちにこだわりはないんです。常に前向きに。三振もヒットも、成功も失敗も、楽しめればいいと」 そんな話をする監督の脇で、選手たちが補足する。「チームワークがね~、すごくいいんだよ」 登録選手14人の中には負傷者も。それでもポジティブプレーで躍進を続ける。小平小川の勢いは衰えそうにない。 5年生軍団が示した可能性 敗れた用賀は打線にいつもの勢いがなかった。2回には一死から大野時生が右翼に二塁打を放ったものの、後が続かず、散発3安打でまさかの完封負け。良い角度で上がった外野への飛球も、ことごとく小平小川の外野手の正面に飛んだ。「このレベルになると、取れるアウトを取ったチームが勝つ。何か、流れを変えるプレーでも出ればよかったんですが…。仕方ありません」 村上太郎監督は淡々と振り返った。 それでも、5年生チームとは思えないパワフルな打線と堅守は、さすが、昨秋のマクドナルド・ジュニアトーナメント(4年生以下の都大会)王者。6年生チームに交じっての戦いでも、遜色ない実力を発揮した。「もちろん、勝ち進めればもっと良かったでしょうが、選手たち自身も楽しんでプレーしたし、父母やコーチ陣も最高に盛り上がった。この結果は試練というよりは、プレゼントだと思ってますよ」(同監督) 間もなく始まる、都知事杯フィールドフォース・トーナメントの出場権も手にしている用賀B。伸びしろ未知数の5年生14人のチームは、秋の東京都新人戦(マクドナルド・ジュニアトーナメント優勝枠で出場)までには、もう一回り、成長できそうだ。「ただ、この大会でも、実力を出しきれたとは思っていませんよ」 村上監督はそう言って、笑顔を見せるのだった。 初回の攻防で明暗 光った国立の堅守と足技 ■3回戦 ◇C面第1試合調布フェニックス 00000=0 20023x=7国立ヤングスワローズA【調】松本、原、佐伯-栗山【国】山崎-岩本本塁打/山崎(国)三塁打/栗山(調)、濱田(国) 初回の攻防が勝負の明暗を分けた。 1回表、国立ヤングスワローズAは調布フェニックスの先頭打者・栗山凱翔主将に安打を許すと、ボーク、暴投に四球で二死一、三塁のピンチに。だが、ここで得点を狙った重盗をホームで刺し(=上写真)、無失点で切り抜けた。 するとその裏、一死から清水升爲が左前に安打を放つと、返球のもたつきに乗じて二塁を陥れる好走塁。清水はさらに三盗を狙うと、これが悪送球を誘う形となって先制のホームイン(=冒頭写真)。続く山崎央月も右前打で出塁、二盗後にけん制悪送球で一気に生還を果たし、2点を先取した。 堅実なプレーでピンチを脱し、逆に失策がらみで先制。国立にとっては、またとない立ち上がりとなった。「調布さんは強いですからね。あれが逆だったら、試合の流れは全く逆だったかもしれません」と国立の杉本敬司監督。 先発したエース右腕の山崎は「先制できたことで、落ち着くことができました」と、2回以降はすっかり立ち直り、快速球を武器に調布打線をきっちり抑えた。 4回に小林倫太朗の適時打と濱田藍の適時三塁打で4対0に。そして5回、一死一、二塁から山崎が左翼線をライナーで抜く3点ランニング本塁打を放ち、7点差コールド試合を成立させた。 初回の好走塁でチームに流れを引き寄せた、二番・清水は「船橋フェニックスとか、強いチームと戦う中で、いつも次の塁を狙うことが大切だって気づいたんです。きょうは相手のスキを突く走塁ができてよかった」と満足そう。吉川陽壱主将は「ベスト8がかかった試合なので緊張したけど、楽しめました。次も相手は強いと思うけど、相手よりも、自分たちの力を出すことに集中したい。それができれば、全国大会で戦う力はあると思っているので」とうなずいた。 昨年は5年生のBチームで挑んだ都知事杯で8強入り。そして秋の新人戦の成績、都ベスト16を超えてきた。勢いはまだ、止まりそうにない。 昭島クラブ(昭島)は3試合連続の2ケタ得点でベスト8入り(上)。連覇を期す船橋フェニックスは、新興軍・城東ベースボールクラブ(江戸川)に打ち勝った(下) ■準々決勝のカード レッドサンズ 対 昭島クラブ 小平小川ベースボールクラブ...
【全日本学童東京大会/速報】船橋P、レッド...

【全日本学童東京大会/速報】関東王者散る…...
第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント東京都予選会は5月18日、継続試合の1回戦と2回戦16試合を郷土の森野球場で行い、ベスト16が出そろった。昨秋の新人戦優勝枠で出場の旗の台クラブ(品川)が特別延長で敗れるなど、波乱含みの序盤戦。エトセトラをお届けしよう。 ※記録は編集部。全試合の結果速報ではありません。 (写真&文=大久保克哉) ■2回戦 ◇A面第1試合 旗の台クラブ(品川) 0010120=4 0040001x=5 レッドサンズ(文京) ※特別延長7回 【旗】栁澤、岡野-遠藤 【レ】田代、久保、田代- 中澤 本塁打/柳(旗) 二塁打/豊田(旗) 2年ぶり5回目の全国出場へ、レッドサンズが猛進!1回戦では、2年前のジュニアマック(4年生以下の都大会)決勝で敗れていたカバラホークスに(足立)にリベンジ。そしてこの2回戦では、昨秋の東京&関東王者の旗の台クラブと、特別延長7回に及ぶ大熱戦を演じてサヨナラ勝ち。 「旗の台さんは友好チームで、これまで何度も手合わせをしていただきました。能力も高い素晴らしいチームですので、2回に3点リードしてからもこのままいくとは思っていませんでした。目標はもちろん全国出場ですけど、旗の台さん、カバラさんの分まで一戦一戦、がんばります」と坂路友一監督(=写真上)。 旗の台は2対4で迎えた6回表に、柳咲太朗が右越えに同点2ラン(=下写真)。特別延長の7回裏に、押し出し四球で涙となった。 ※この試合は当メディアで追って特報します。 ■2回戦 ◇B面第3試合 船橋フェニックス(世田谷) 52013=11 00202=4 清瀬ツインズ(清瀬)...
【全日本学童東京大会/速報】関東王者散る…...

【東日本交流大会/決勝&Hero】史上初の...
2003年に始まり、21回目を数える東日本交流大会は、史上初の東京勢同士の頂上決戦で閉幕した。昨秋の関東王者・旗の台クラブが初出場で初優勝。2016年以来の優勝を期した不動パイレーツを9対4で下し、改めて実力を証明した。両軍は2年前のジュニアマック(4年生以下の都大会)にそろって出場しており、不動はベスト8、旗の台は3回戦で敗退。昨秋の新人戦は不動が都大会で初戦敗退、旗の台は優勝して続く関東大会も制覇した。そしてこの春に雌雄を決した両軍は、あす5月18日に全日本学童東京大会でそれぞれ初戦を迎える。今大会での成果も見られることだろう。なお、大会MVPは準決勝で快投を演じ、決勝で3安打2打点の旗の台・豊田一稀が受賞している。 (写真&取材=大久保克哉) 優勝=初 旗の台クラブ [東京] 準優勝 不動パイレーツ [東京] ■決勝 ◇4月6日 ◇茨城・希望ヶ丘公園野球場 不動パイレーツ(東京) 01003=4 0504 X=9 旗の台クラブ(東京) 【不】岡本、岡田、田中、山田-山田、竹中 【旗】栁澤、柳-遠藤 二塁打/豊田2(旗)、間壁(不)、柳(旗)、山田(不) 【評】2回から試合が動いた。先攻の不動が茂庭大地の左前打と、続く5年生の間壁悠翔の右中間二塁打で先制すれば、旗の台はその裏、柳咲太朗の右中間二塁打と遠藤雄大主将の中前打ですぐさま同点に。旗の台はなおも、敵失や一番・高市凌輔からの3連打など打者9人の猛攻で5対1と一気に逆転。中盤戦は堅守で張り合い、旗の台がけん制死を2つ奪えば、不動は一・三塁から重盗を阻む。迎えた4回裏、旗の台が八番・遠藤主将の右前打から再び攻勢に転じ、四球や単打、バッテリーミスなどで9対1とした。続くピンチを5-4-3併殺で脱した不動は5回表、山田理聖の二塁打や四死球、併殺崩れで2点。さらに三番・竹中崇の左前打で4対9としたが、反撃もここまで。5回裏の途中で既定の90分に達し、その打者をもって試合終了となった。 〇旗の台クラブ・酒井達朗監督「試合の数はやっているので、経験して学んできたことが出たと思います。(MVPの)豊田は打率が一番高いんですけど、投手なので重責を負わない打順で。控えの子たちのレベルがこのところ上がってきていて、試合にも出たり、活躍していますので戦力が確実に底上げされていると思います」 ●不動パイレーツ・田中和彦監督「点を取られても取り返せる。大会を通じてそういう試合展開に運べるようになりましたけど、最後は集中力が課題に。打ち勝たないといけないゲームで、技術が足りないというよりも集中が持続できませんでした」 週末の4試合目 週末の土日2日間を、ダブルヘッダーで計4試合。全国区の強豪チームにとっては珍しいことではない。加えて、野球環境に恵まれない都心部のチームにとなれば、遠征を伴う強行軍にも慣れっこだったりする。 ただし、練習試合と「負ければ終わり」の大会とでは、スイッチの入り方も熱量も自ずと異なるはず。32チームによるトーナメントを、ファイナルまで勝ち進んできた東京の2チーム。週末4試合目のラストマッチでプレーする面々に、疲労の色は目視できなかった。 消化してきた試合の数など、諸条件に違いはない。だが、前日から大激戦が続いた分だけ、不動パイレーツのほうが削られていたのかもしれない。あくまでも結果論だが、「らしくないミス」という形で、それが間接的にうかがえた。率いた田中監督も試合後に、こう漏らしている。 「90分(試合時間)×2で3時間。短いインターバルで、その3時間をずっと集中しろ!なんて、大人でも難しいですよね」...
【東日本交流大会/決勝&Hero】史上初の...

【東日本交流大会/準決勝+1】関東王者・旗...
第21回東日本少年野球交流大会の準決勝で、昨秋の新人戦で関東大会を制した旗の台クラブ(東京)と、同ベスト4の茎崎ファイターズ(茨城)が激突した。大会での顔合わせは初めてという注目の一戦は、関東王者の旗の台が貫録を示す形に。2連覇中だった茎崎は、ガマンの展開が続く中で守備陣はノーエラーを貫き、打線も最後に意地をみせた。同時進行のもう1試合は取材できなかったが、試合評とは異なるリポートをお届けしよう。 (写真&取材=大久保克哉) ※決勝戦も近日、特報します ■準決勝1 ◇4月6日 ◇茨城・希望ヶ丘公園野球場 旗の台クラブ(東京) 01211=5 00003=3 茎崎ファイターズ(茨城) 【旗】豊田、栁澤-遠藤 【茎】百村、石塚-佐々木 二塁打/栁澤、岡野(旗)、佐藤(茎)、泉(旗)、関(茎) 【評】2回表、豊田一稀の左前打と、続く栁澤勇莉の右中間二塁打で先制した旗の台が、その後も着々とリードを広げていった。3回には高市凌輔のバント安打と岡野壮良の右中間二塁打で1点、さらに内野ゴロ2本で3対0に。4回は四番・大島健士郎のテキサス安打で二走の遠藤雄大主将が生還、5回はその遠藤主将のタイムリーで5対0とした。旗の台のエース左腕・豊田(=上写真)を打ちあぐねてきた茎崎は、4回裏一死から五番・佐々木瑠星がチーム初安打。そして5回裏、柿沼京佑の二塁打や山﨑修眞のバント安打、敵失と四番・関凛太郎の左翼線二塁打で3点を返した。だが、この回の攻撃終了でタイムアップとなった。 ●茎崎ファイターズ・吉田祐司監督「最後にやっと打線が(相手投手の球を)とらえられたんですけど、遅かったですね。序盤からもうちょっと、とらえていかないと流れも来ない。全国予選に入る前なので、優勝するつもりでハッパかけていったんですけど、結果として負けてしまったので、次の3位決定戦に切り替えて。沈んだまんまで終わりたくないですね(※3位決定戦は10対2で勝利)」 第3位 茎崎ファイターズ [茨城] 大会最終日は、準決勝と決勝のダブルヘッダー。初出場の旗の台クラブ(東京)の酒井達朗監督は、試合前にこう話していた。 「2試合を想定してはいますけど、この準決勝で勝つことが最優先ですし、まずはここに全集中。簡単な相手ではありませんから」 相手の茎崎ファイターズ(茨城)は“関東の雄”として、全国に名が通る名門。夏の夢舞台、全日本学童大会マクドナルド・トーナメントの出場は2ケタを数え、銀メダルを2回獲得している。その全国大会の予選に向けた試金石ともなる、この東日本交流大会は2連覇中。思い出されるのは、高い壁となって威厳が示された1年前の準決勝と決勝だ。 準決勝では、新チーム始動から不敗ロードを突き進む東京・船橋フェニックス(※今大会は日程が合わず不参加)を、準決勝で打ち破った(リポート➡こちら)。8対3で逆転勝利した茎崎は続く決勝で、不動パイレーツ(東京)と8イニングに及ぶ緊迫の勝負を展開し、これをものにしている(リポート➡こちら)。 旗の台は全国出場こそないものの、代表も兼務する酒井監督の下で、近年は急速に実績を伸ばしてきている。そして昨秋はついに関東王者に。迎えたこの“関東の雄”との対決は、大目標の全国出場を占う意味でも貴重な位置付けであったに違いない。 ただし、フィールドに散った旗の台の選手たち(=上写真)からは、重苦しいムードや過度な緊張は見て取れず。昨秋の新人戦から変わることのない明るさと落ち着きがあり、個々がベストパフォーマンスでチームに貢献せんとする意欲に満ちていた。 この一戦で誰よりも自信を増したのは、旗の台のエース左腕、豊田一稀(=上写真※「2025注目戦士❺」➡こちら)だろう。4回2安打無失点の快投。走者を出してからが、とにかく粘り強かった。 3回までは毎回の与四死球も、続く打者たちをたちまちに追い込んでアウトにしてみせるのだ。結果として、相手の待球作戦も裏目にさせる。攻める茎崎とすれば、崩せそうで崩せないまま、いたずらにイニングを消化してしまった感じもあった。 2回表、旗の台が豊田(上)と柳澤(下)の連打で1点を先制する...
【東日本交流大会/準決勝+1】関東王者・旗...

【東日本交流大会/準々決勝pickup】0...
全国区の強豪4チームがひしめく山をひとつ越えたのは、不動パイレーツ(東京)と豊上ジュニアーズ(千葉)。第21回東日本少年野球交流大会の2日目、その両軍による準々決勝は、決着まであと1球から同点、そしてサヨナラというドラマチックな幕切れに。それまでもミス合戦ではなく、打って奪った得点と失点を阻んだ好守も双方に。明暗はくっきりと分かれ、勝者には涙もあり、敗者には涙なし。それぞれの立ち位置やチーム状況、ベンチの思惑や深慮も透けて見えてくる名勝負だった。 (写真&取材=大久保克哉) ※両チームの2回戦リポート➡こちら ※※準決勝以降も順次、特報します ■準々決勝 豊上ジュニアーズ(千葉) 010130=5 000024x=6 不動パイレーツ(東京) 【豊】山﨑、中尾、山﨑、中尾-神林 【不】木戸、高浦-山田 本塁打/山田(不) 二塁打/山﨑(豊)、寺田(不)、中尾(豊)、北條2(不) “良心”が育むもの 不動パイレーツ(東京)の一塁側ベンチのやや後方。外野寄りにかけての一帯に陣取っていた保護者らから、拍手が起こったのは、対戦相手の投手が三塁側のベンチを出てきたときだった。 豊上ジュニアーズ(千葉)の背番号11。昨秋に関東大会最速の103㎞をマークした左腕・山﨑柚樹は2回表の攻撃で、自ら右越えに先制タイムリーを放った。さらに一死一、二塁のチャンスで、一番・福井陽大の打球は小飛球となり、追ってきた捕手の手前でイレギュラーに弾んでからファウルエリアへ転々(フェア打球)。二走の山﨑は、それを見ながら三塁を蹴って頭から本塁へ飛び込んだ(=下写真)。 ちょうどその塁上へ、野手も駆け込んできてボールを受けるという、激しいクロスプレーに。結果、タッチアウトとなった左腕はしばらく四つん這いのままで、球審に抱き起されてどうにかベンチへ(=上写真)。 「泣いて終わりか? 代わるのか?」 大事のない様子を見て取った豊上の髙野範哉監督は、故障明けのエース候補にあえて突き放すような檄。すると、ひと呼吸入れてから、マウンドへ歩いてきた山﨑(=下写真)に対して、相手側の応援席から安堵や励ましの拍手が自然に起こったのだった。 敵も味方もない。時にそういう広い目で子どもを後押しできる大人が、野球界にどれだけいるのだろう。学童野球の現場を巡っていると、子どもへも敵意むき出しの応援席の、きっと無自覚な口汚さに閉口することも実は少なくない。 そこへいくと、不動の応援席の“良心”は 一昨年、昨年と夏の全国舞台でも際立っていた。たとえ呼応されずとも、試合の前後に相手側へエールを送っていた(=下写真※2023年全国決勝)。そういう大人の品性もあるからこそ、子どもたちはすくすくと成長し、戦うごとに野球が成熟する土壌が生まれているのかもしれない。 5回表で5対0に さて、豊上の先発左腕・山﨑は、自らの先制打と半泣きの衝突事故を経ても、快調そのもの。開始から打者7人をパーフェクトに抑え、3回裏に初安打と犠打で走者を二塁に置いたが、後続を断つ。生命線のストレートが走っていた。 対する不動の先発・木戸恵悟(=下写真)もまた、投球術という持ち味を発揮していた。基本は右サイドハンドの投法だが、ヒジの高さやテンポを意図的に変えるなどして、強打者たちの打ち気をそらしていく。 「その打ち方だとサードゴロになるよ!」 豊上の髙野監督(=上写真)は右打席の選手へ、何度かそういう注意をしたが、結果はことごとく三塁ゴロに。打者のスキル不足というよりは、不動バッテリーの術中の妙だった。...
【東日本交流大会/準々決勝pickup】0...

【東日本交流大会/2回戦Pickup】名勝...
1都8県から32チームが参加した第21回東日本少年野球交流大会。大会2日目のトーナメント2回戦は、4つの山のうち“死の組”とも言える激戦必至の顔合わせとなったのが、ここだ。不動パイレーツ(東京)、水戸レイズ(茨城)、野沢浅間キングス(長野)、豊上ジュニアーズ(千葉)と、いずれも近年の全国舞台で存在感を示した4チームが相対。ここを抜け出した1チームが大会4強となるが、準決勝進出を賭けた戦いは予想も遥かに超える名勝負に。まずはその序章という位置付けで、2回戦の2試合をそれぞれリポートしよう。 (写真&取材=大久保克哉) ※準々決勝以降も順次、特報します 不動が堅守と集中打で圧倒、 レイズ伝統の強打を封じる ■2回戦 水戸レイズ(茨城) 0000=0 0304=7 不動パイレーツ(東京) 【水】久野-小田嶋 【不】岡田-山田 二塁打/茂庭(不) 【評】不動の先発右腕・岡田大耀(=上写真)が、4回3安打完封勝利を挙げた。レイズは四番・小田嶋詩主将が初回に左前打、3回には一番・大森絢吾が中前打など、外野へも強い打球を飛ばしたが、不動の守備が万全だった。2回表、レイズの松本辰琉が放った左中間への大飛球を、中堅手・竹中崇が好捕。するとその裏、不動が四番・岡本穂隆から茂庭大地、間壁悠翔(5年)、北條佑樹までの4連続長短打などで3点を先取する。さらに4回裏、先頭の岡本の中前打を皮切りに、四死球や内野安打などで7対0とし、攻撃終了でタイムアップとなった。 夏に向けて加速度的に成長・進化していく。これは不動パイレーツ(東京)の伝統のひとつなのかもしれない。 2年前のチームは秋の新人戦で都4強から、翌夏は全国大会(全日本学童マクドナルド・トーナメント)で準優勝。昨年は新人戦で都3回戦敗退から、夏の全国で4強入り。そして今年のチームは、新人戦は都大会で初戦敗退も、新年を迎えて戦力が底上げされ、試合運びも成熟してきている。それが如実に見て取れたのが、この東日本交流大会だった。 1回戦では同じく全国区で埼玉の人気チーム、吉川ウイングスを10対5のダブルスコアで下した。迎えたこの2回戦は、夏の全国舞台でも伝統の「強打」で鳴らしたことがある、水戸レイズ(茨城)を4回シャットアウトしてみせた。 先発した岡田大耀(=上写真)は、実は故障明けで久しぶりの実戦登板だったという。ゆったりと一本足で立ってからテイクバックに入るフォームが安定しており、右腕も存分に振られていた。2回を除くと毎回、四死球と被安打で走者を負ったが、あと1本を許さなかった。5月に始まる全国最終予選を前に、投手陣の柱の1本が戻ってきたことは、大いなる発奮材料ともなっただろう。 その右腕を好守で救ったのが、中堅手の竹中崇(=下写真中央)だった。2回に2本の大飛球をいずれも好捕。1本は頭上を超えていく飛球を背走しながら、もう1本は無人の左中間へ舞い上がった飛球の落下点へ最短距離で追いながら、ダイレクトでグラブに収めた。 「センターの彼(竹中)がいないと、強いチームとやりたくないな、というくらいに安心感があります」 こう話した田中和彦監督によると、昨秋以降の守備練習で最も時間と数を割いたのが外野だという。この2回戦では左翼手の北條佑樹も、4回に大飛球を背走キャッチしている。つまり、外野守備も個人技頼みではなく、チームとして強化した成果が出てきているのだ。 「大人用の複合バットがダメ(使用禁止=2025年から)になっても、高学年なら外野に飛ばす力はあるし、ホームランを打ちたいのが小学生だと思います。なので確率からしても外野守備は重要ですし、外野のノックは相当に。ただ、外野にこだわると内野が弱くなったり、空回りとか試行錯誤をたくさんしながらベストメンバーがつくれてきたかなと思っています」 不動は今年も父親監督の下で全国をうかがう。田中監督の長男は6年の璃空主将 バットのルール変更に伴い、難しくなっているのは打者だけではない。複合バット特有の乾いた打球音で思わず下がってしまい、ダイレクトで捕れたはずのライナーをヒットにしてしまうケースが今大会も散見された。 不動の外野陣も完全にノーミスではなかったものの、前後左右の守備範囲は大会でもトップクラスだった。2回戦では右翼を5年生が守ったが、打力に長けるこの下級生が、続く準々決勝で大仕事をやってのけることとなる。...
【東日本交流大会/2回戦Pickup】名勝...

【東日本交流大会/1回戦トピックス】応援さ...
各地の全国予選に向けた試金石。第21回東日本少年野球交流大会は、1都8県の32チームによるトーナメントを3月の最終週から3日間で消化した。今年は初日が雨天順延で日程がスライドしたことで、途中棄権(不戦敗)もいくつか。また、決勝以外は複数会場で同時進行するなか、学童野球メディアは1回戦で2チームに着目した。いずれのチームも大会後、地区予選を突破して全国最終予選出場を決めている。両チームのリポートを中心に、トピックスをお届けしよう。 (写真&取材=大久保克哉) ※2回戦以降も順次、特報します 勝っても負けても“応援される”ワケ 国立ヤングスワローズ [東京・国立市] ■1回戦 桜学園ベースボールクラブ(茨城) 000000=0 02012 X=5 国立ヤングスワローズ(東京) 【桜】坂本、東郷-大津 【国】山崎、長嶋-岩本 三塁打/吉川(国) 小柄だが機敏な身のこなしに元気と笑顔も印象的だった国立の遊撃手・宮下瞬 参加32チームのうち、「小学生の甲子園」全日本学童マクドナルド・トーナメントに出場実績があるのは14チーム。そうした過去の実績に加え、近年の動向や新チームの戦力や勢いなども加味すると、1回戦の屈指の好カードは不動パイレーツ(東京)対吉川ウイングス(埼玉)。次いで、この一戦だった。 躍進チームの激突 合併発足から7年目の桜学園ベースボールクラブ(茨城=下写真)は、咋秋の新人戦で県4強まで大躍進。「県大会は恐怖を感じるような場所ではない」と大﨑将一監督が語ったように、選手たちの生き生きした表情と迷いのないプレーぶりが印象的だった。 一方の国立ヤングスワローズ(東京=写真上)は、AからDまで4チームで活動する人気のチーム。現6年生たちの代は、4年時に東京ベスト4に。昨年の全国予選は1学年上の代とともに挑んで都8強、5年生だけのBチームで挑んだ都知事杯も8強まで勝ち進んで注目された。 咋秋の新人戦は都1回戦で敗れたものの、このチームの魅力は成績ばかりではない。選手のパフォーマンスを引き出そうという指導陣と、主体的に野球をしようという選手たちの取り組みが斬新で、取材者でなくとも思わず肩入れしたくなる。 昨年の都知事杯以降も「国立はとても良いチームでした」「すごく良い雰囲気で野球をしている」などの評判が、筆者の耳にも時折り入ってきていた。実際、応えきれないほどの対戦オファーも届いているという。 仲間だから応援する 国立ナインは試合前のシートノックを先に終えるとベンチ前に並び、桜学園のシートノックへ前向きな声を発していた(=冒頭写真)。各ポジションへ順番を知らせる声に始まり、打球に応じて「前!」「バック!」などのアドバイスがあり、好プレーには「ナイス!」など口々に。それも指導者に厳命されて、仕方なくやらされているという感じはゼロに等しい。 「野球は仲間がいてできることで、試合も相手がいてくれて成り立つ。これから真剣勝負をする相手でも、大きく言えば同じ野球仲間ですからね。リスペクトがあっていいし、そういう意識がないのであれば、個人競技をすればいい」と杉本敬司監督(=上写真)。 実は、そうしたスポーツマンシップに基づくシートノック時の取り組みは、千葉県の柏市で10年以上も前から行われてきている。そして同市の豊上ジュニアーズが全国区の強豪となるにつれて、同様の取り組みが千葉県の内外に広まりつつある。...
【東日本交流大会/1回戦トピックス】応援さ...

【全日本学童群馬大会/速報】新里スターズが...
第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントほか、夏の3大会の予選を兼ねた群馬県大会は5月4日、上毛新聞敷島球場で決勝と3位決定戦を行い閉幕。 桐生市の新里(にいさと)スターズが初優勝し、1985年の創立以来初となる全国出場を決めた。前橋市の上川ジャガーズとの決勝は1回、4回と、敵失から好機を広げて確実に得点。2対1と迫られた直後の5回裏には、九番・蓮沼快翔の右越え2ランで再び突き放して逃げ切った。上川は1年前の準決勝で逆転負けも、今年はその悪夢を払拭しての準優勝で、高野山旗(和歌山県)出場を決めた。 終盤に大乱戦となった3位決定戦は、伊勢崎市の伊勢崎南ホークスが13対8で制し、阿波おどりカップ(徳島)の出場権を獲得。最後に粘りを見せた4位のオール東大利根(前橋市)は、関東学童(茨城県)に出場する。 (写真&文=大久保克哉) ※決勝と3位決定戦は、追って特報します ■決勝 上川ジャガーズ(前橋) 000010=1 10012 X=4 新里スターズ(桐生) ■3位決定戦 伊勢崎南ホークス(伊勢崎) 20290=13 10025=8 オール東大利根(前橋)
【全日本学童群馬大会/速報】新里スターズが...

【東日本交流大会/速報】新人戦関東王者の旗...
第21回東日本少年野球交流大会は4月6日、茨城・希望ヶ丘公園野球場で準決勝と決勝を行い、旗の台クラブの初出場初優勝で閉幕した。準決勝で茎崎ファイターズ(茨城)を5対3で下した旗の台は、ミラクルを巻き起こしてきた不動パイレーツの勢いを決勝の東京対決でストップ。昨秋の新人戦で関東王者に輝き、全日本学童大会の品川区予選を免除されているが、都大会を見据えた前哨戦を最高の形で締めくくった。同日の3位決定戦は、茎崎が平戸イーグルス(神奈川)に10対2で勝利している。 (写真&取材=大久保克哉) ※大会の模様は学童野球メディアで順次、特報します ■決勝 不動パイレーツ(東京) 01003=4 0504 X=9 旗の台クラブ(東京) ■準決勝1 旗の台クラブ(東京) 01211=5 00003=3 茎崎ファイターズ(茨城) ■準決勝2 平戸イーグルス(神奈川) 001400=5 10131 X=6 不動パイレーツ(東京) ■3位決定戦 (茨城)茎崎10対2平戸(神奈川) ...
【東日本交流大会/速報】新人戦関東王者の旗...

【京葉首都圏江戸川/特報】大激戦区・東京か...
47都道府県で唯一、1000チーム以上がしのぎを削る大激戦区の東京。近年は躍進が目覚ましく、上位クラスが高いレベルで伯仲する2025年度は「小学生の甲子園」を制するチームが、ついに誕生するかもしれない。第22回京葉首都圏江戸川大会でファイナルを戦った、この2チームも可能性は十分。すでに地元で全国予選が始まっており、これも突破するとは限らないが、期待を込めてそれぞれのインサイドリポートをお届けしよう。 (写真&文=大久保克哉) ※決勝短評&写真ダイジェスト➡こちら ―We are champion― 笑顔ととともに復権。夏へ突っ走るか 優勝=2年ぶり5回目 [東京・足立区] カバラホークス 【戦いの軌跡】 1回戦〇8対0新堀(江戸川) 2回戦〇8対0六木(足立) 3回戦〇8対0雷(江戸川) 準々決〇9対0葛西フ(江戸川) 準決勝〇5対0越中島(江東) 決 勝〇10対6船橋(世田谷) 勝ったから明るいのではない。2025年を迎えたカバラホークスの面々は、吹っ切れたような表情をしていた。 試合前のウォーミングアップでは、肉体的には厳しいはずのダッシュも笑顔で駆け抜けていく。もちろん、手を抜いているわけではないが、どの顔も楽しそう。 その象徴とも言えたのが、新年から背番号10をつけた小澤蒼大だ。ユニフォームの右袖には「主将」とある。このリーダーの顔から白くて大きな歯がこぼれると、「福」を招くかのように不思議と集団のムードが高まる。 小澤主将は準決勝で勝利を決定づける満塁アーチ、決勝でも2打席連続アーチで優勝に貢献した 「去年1年間をずっと見てきた中で、彼ならチームを引っ張ってくれる、という確信をもって新キャプテンに指名しました」と斉藤圭佑監督(=下写真)。今大会の新主将は、期待に十二分に応えてみせた。準決勝では接戦にケリをつける満塁アーチ。そして決勝は2打席連続アーチと、MVP級の働きだった。 上げ潮のムードを助長したのは、昨年までキャプテンを務めてきた石井心結だった(「2025注目戦士❾」➡こちら)。野球の知識とスキルは低学年のころから抜けており、どこでもこなすオールラウンダーとしてチームの屋台骨を背負ってきた。4年秋には公言通り、ジュニアマック初優勝で「東京No.1」にチームを導いてみせた。 そんな頼もしい支柱がしかし、昨年秋から極度の打撃不振に陥ってしまう。チームも新人戦の都大会2回戦で敗退して以降、負けが込むように。そのせいか、石井にもチームにもどこか重苦しいムードが漂い、2年前にも取材していた筆者にはハッキリと感じ取れるほどのものだった。 解き放たれたきっかけは複数あるのだろうが、そのひとつは石井の復活だと指揮官は語る。投手も兼ねるが今大会は主に遊撃手に専念し、たびたびのビッグプレーで流れを呼んだ。準決勝では、ゴロ処理で珍しく一塁悪送球したものの、すぐさま二塁ベースに入って打者走者をタッチアウトに(=下写真)。ワンミスで終わらないあたりはいかにも石井であり、名門のショートストップだ。...
【京葉首都圏江戸川/特報】大激戦区・東京か...

【京葉首都圏江戸川/決勝】大東京にカバラあ...
第22回京葉首都圏江戸川大会の決勝は2月24日、江戸川区・水辺のスポーツガーデンで行われ、カバラホークスが船橋フェニックスを10対6で下して、参加61チームの頂点に輝いた。2年前の4年秋に東京王者となっているカバラは久々の戴冠で、2年ぶり5回目の優勝。船橋は大会2連覇はならなかった。同日の3位決定戦は、越中島ブレーブスが品川ドリームキッズに7対0で勝利し、銅メダルに輝いている。 ※記録は編集部、学年の未表記は新6年生 ※※優勝・準優勝チームのインサイドリポートは近日中に公開します 優勝/カバラホークス [東京・足立区] 準優勝/船橋フェニックス [東京・世田谷区] ■決勝 ◇2月24日 ◇水辺のスポーツガーデン カバラホークス(足立) 10027=10 00006=6 船橋フェニックス(世田谷) 【カ】亀田、赤坂、長野-田中 【船】高橋、中司、藤本-佐藤 本塁打/小澤2、亀田、木原(カ)、前西、桜井(船) 【評】先攻のカバラホークスは初回、一死から二番・石井心結が右前打で出塁。二死後に石井が二盗を決めると、直後に四番・亀田淳斗が左越えに長打性の当たりを放った。打球の勢いが良すぎたために、左翼フェンスに邪魔される形で、亀田は二塁で刺されてしまったが、それでもカバラは小気味良い先制パンチで1点を奪うことに成功した。 カバラは今大会初先発の左腕・亀田が力のある速球とスローボールの緩急に加え、クイックも交えて船橋フェニックスの強力打線に的を絞らせず、3回をゼロ封。しかし、打線も2回以降は船橋先発の高橋泰生に抑えられ、試合は一転してこう着状態となった。 再び均衡を破ったのはカバラ。4回表、二死から五番・小田颯心が右前打で出塁すると、続く小澤蒼大主将が左翼フェンスを越える2点本塁打。さらに5回表、二死満塁から亀田が左へサク越えの満塁弾を放つと、小田の四球後に小澤主将が2打席連続となる2ランを左翼奥の旧江戸川に放り込む。さらに木原颯太もソロ本塁打と、一挙7点を奪って、その差を10点に広げた。 さすがにセーフティリードと思われたが5回裏、船橋打線がようやく爆発する。四球と内野ゴロ失策、さらに四球で塁を埋め、四番・佐々木暦望の左前打で1点を返すと、二死後に前西凌太朗がレフトへサク越えの満塁弾。続く桜井翠は相手中堅手の頭を大きく越えるランニングホームランを放ち、一気にその差を4点まで縮めた。 流れは俄然、船橋に。しかし、そのとき、無情にも90分の試合制限時間を告げるタイマーが鳴った。四球に続く遊ゴロをカバラの遊撃手・石井がきっちりとさばき、激戦に終止符が打たれた。 ○カバラホークス・斉藤圭佑監督「やはり、簡単には終わらせてもらえませんでした。船橋さん相手では、何点あってもセーフティリードとは言えないですね。秋の新人戦では、都大会の1回戦でやられた相手でもある。選手たちにも気合を入れていこう、と話していたので、リベンジできてよかったです。(準決勝まで失点ゼロ)4年生のころから、守備は徹底的に鍛えてきた思いがあります。怖いのはやはり、フォアボールとエラーですから。なんとか守り切れてよかった。すぐに足立区の全日本学童予選が始まるので、いい弾みにしたいですね」 ●船橋フェニックス・森重浩之監督「序盤に点が取れていれば、というのはあります。クリーンアップに1本が出なかったのもありますが、チャンスでスクイズを失敗するなど、攻撃でのミスも大きかった。1つのプレーで流れは大きく変わる。これは選手にも言い続けていることなんですが、今日はずっと、流れが相手にありましたね。最終回の得点は、たまたまですよ。(3年連続の全日本学童出場がかかる)今年は去年や一昨年の選手たちに比べると小粒ではありますが、力はつけてきていると思います。世田谷の春季大会もすぐそこなので、まずは世田谷で勝てるように頑張ります」 船橋の先発・高橋(上)は4回まで力投。カバラは大会初先発の亀田(下)が3回無失点とゲームメイク...
【京葉首都圏江戸川/決勝】大東京にカバラあ...

【京葉首都圏江戸川/準決勝②】4年時東京V...
第22回京葉首都圏江戸川大会の準決勝2試合は、実力派同士の好カードとなった。ともに4年時に好成績を収めており、カバラホークスはジュニアマック初Vで東京王者に。一方の越中島ブレーブスは、東京23区大会で準優勝。試合は5回表を終えて1対0と緊迫した好ゲームとなり、小澤蒼大主将の満塁アーチで5対0とダメを押したカバラがファイナル進出を決めた。 ※記録は編集部、学年の未表記は新6年生 ※※優勝チームのリポートは追って掲載します (写真&文=大久保克哉) ■準決勝2 ◇2月22日 ◇水辺のスポーツガーデン 越中島ブレーブス(江東) 000000=0 10004 X=5 カバラホークス(足立) 【越】一木、石原-長島穂 【カ】長野、赤坂-田中 本塁打/小澤(カ) 二塁打/亀田(カ) 【評】実績だけではない。スポーツマンシップも伴う両軍の新6年生たちが、期待に違わぬ好ゲームを展開した。 先に主導権を奪ったのはカバラホークスだ。長身右腕の女子・長野星那が1回表の守りを3人で終わせるとその裏、三番・野崎太幹の四球と二盗、続く亀田淳斗の左超え二塁打で先制した。長野は2回に二死一、三塁、4回には二死二、三塁のピンチを招くも、あと1本を許さない。 越中島ブレーブスの先発・石原杏嗣も右腕がよく振れており、2回以降も得点圏に走者を負いながら追加点は許さない。3回には一死一、三塁のピンチでマスクをかぶる長島穂岳が二盗阻止など、バックの守りも堅かった。 越中島は4回から登板した右本格派の一木嶺が、荒れ気味ながら球威で押しまくる。一方のカバラも、5回から登板した赤坂聡大が全身を使って左腕を力強く振り、相手打線をパーフェクトに抑え込んでいく。こうしてスコアは1対0のまま、保たれてきた均衡が破れたのは5回裏のことだった。 3四球で二死満塁の好機を得たカバラは、六番・小澤蒼大主将が右打席へ。そしてカウント2-2から低めの球をコンパクトに振り抜くと、白球は左翼48m地点にそびえるフェンスの上を超えていった。これで一気に5対0となり、このまま決着した。 〇カバラホークス・斉藤圭佑監督「新年になってキャプテンに指名した小澤が、良いところで打ってくれました。大きな1本でしたけど、彼の良いところは打力だけではない。これからもみんなを引っ張ってくれると思います」 ●越中島ブレーブス・長島拓洋監督「打てない。ウチは去年から打撃が課題ですけど、強みは守備。ガマン比べで負けてしまいましたので、そこをどう抑え切るかですね」 先発したカバラの長野(上)、越中島の石原(下)は、ともに力強いボールを投じていた カバラは1回裏二死二塁から四番・亀田(上)が先制二塁打。直後の2回表、二死一、三塁のピンチでは中堅手・金山海洋が飛球をキャッチ(下) 越中島のベンチは、常に選手のパフォーマンスを引き出す雰囲気(上)。正捕手・長島穂(下)は二盗阻止など堅守を象徴していた 4回表、越中島は四番・石原の左前打(上)と2四球で二死満塁に。一打逆転のピンチにカバラはタイムを取り(下)、再開後に長野が三振を奪う...
【京葉首都圏江戸川/準決勝②】4年時東京V...

【京葉首都圏江戸川/準決勝①】船橋がV2王...
第22回京葉首都圏江戸川大会は2月22日、東京・水辺のスポーツガーデンで準決勝2試合を行い、ファイナリストを決した。第1試合は、前年王者の船橋フェニックスが、14対0で3回コールド勝ち。敗れた品川ドリームキッズは、初回に3本のサク越え弾を浴びるなど苦しい戦いとなったが、必ずしも悲観する内容ではなかった。写真ダイジェストと短評、ヒーローとグッドルーサーをお届けしよう。 (写真&文=大久保克哉) ※記録は編集部、学年の未表記は新6年生 ■準決勝1 ◇2月22日 ◇水辺のスポーツガーデン 品川ドリームキッズ(品川) 000=0 86×=14 船橋フェニックス(世田谷) 【品】斉藤、植本-植本、山本 【船】前西、柴原-佐藤 本塁打/佐藤、高橋、前西(船) 二塁打/佐々木、柴原 【評】前年度優勝枠で出場の船橋フェニックスは、昨秋の都新人戦で準V。選手は代替わりして、率いる指揮官も前年と異なるが、今大会も順調にベスト4まで勝ち上がってきた。対する品川ドリームキッズは、昨秋の新人戦は区大会で初戦敗退。だが今大会は特別延長の末に1回戦を突破して波に乗ると、2回戦では前年3位の鶴巻ジャガーズを1点差で退けるなど、接戦をものにして4強まで進出してきた。 迎えた準決勝は品川の先攻で始まった。二番・植本蓮主将が追い込まれてからの粘りで四球を選ぶと、続く斎藤朋之は白球を確実にミート。だが、打球の強さが災いして5-4-3の併殺打に。そしてここからは船橋のワンサイドとなった。 船橋は佐藤優一郎主将が、レフトへ先頭打者アーチ。左翼48m地点からの高いフェンスを超えていく打球をいきなり見せつけられた品川ナインには、動揺があったのかもしれない。守りのミスと与四球に船橋の四番・佐々木暦望のテキサス二塁打で3対0に。船橋はさらに、五番・高橋泰生と六番・前西凌太朗の連続アーチで畳み掛けた。 走者がいなくなり、品川の先発右腕・斎藤は空振り三振で一死を奪う。だが、船橋打線は下位もしぶとかった。藤本真至と桜井翠が連打で上位へつなぐと、四球や敵失で8対0と大きくリードした。 船橋は果敢な走塁も光った。1回にはタッチアウトになったものの、佐藤主将が本盗。2回には無死一、二塁で重盗など、スタメンの6人が盗塁をマーク。そうしてチャンスを拡大しながら、二番・柴原蓮翔と四番・佐々木の技ありタイムリーなどで2回も計6得点でスコアは14対0に。 対する品川も萎縮してばかりではなかった。走者三塁のピンチで本塁憤死や、ミスを取り戻す守備、下位打線もフルスイングが見られた。しかし、船橋の前西-柴原の継投を前に無安打に封じ込まれ、3回コールドで決着した。 〇船橋フェニックス・森重浩之監督「普通の外野フライも、ホームランになってしまう。条件は相手も同じで、ウチも前の試合で痛い目に遭いましたけど、投手には厳しいグラウンドですね。ウチは基本的には守備重視で、守れない子は試合に出られない。これからもそこは変わりません」 ●品川ドリームキッズ・山本学監督「相手はさすがの攻撃力でした。ウチとしては取れるアウトを取れなかったことが大きく響いてしまいました。そこをこれからの課題として、やっていきたいと思います」 船橋は一番・佐藤主将がいきなり先制アーチ(下)。品川の斎藤(上)は苦しいマウンドとなったが、粘り強く1回を投げ切った 1回裏、ノーアウトのまま3点を先取した船橋はなお、五番・高橋(上)と六番・前西(下)の連続アーチで6対0に 品川は山本監督が「間」を入れて(上)一死を奪うも、船橋は藤本の左翼線安打(下)から再び攻め立てて1回裏に8得点...
【京葉首都圏江戸川/準決勝①】船橋がV2王...

【ポップ杯全国ファイナル総括】熱く燃えた“...
大会史上最多の1590チームが予選に参加した、第18回ポップアスリートカップくら寿司トーナメントの全国ファイナル。「冬の神宮」は12月21日と22日に14チームによるトーナメント戦を行い、伊勢田ファイターズ(京都)の初出場初優勝で閉幕した。一般用の複合型バットの使用が禁止となる、2025年の予兆だったのか。6年生は大半が同バットを使っていたが、準決勝と決勝の3試合が奇しくも「2対0」で決着したように、僅差の好ゲームが多かった。特報のラストは、チームでも異なっていた最終テージの意義や位置付けになどに触れて、締めくくろう。 (写真&文=大久保克哉) (写真=井口大也) ※決勝リポート➡こちら 優勝=初/伊勢田ファイターズ(京都) 準優勝/新家スターズ(大阪) 3位/喜来キラーズ(徳島) 3位/しらさぎ(東京) 別れの舞台 全国10ブロックでの予選を突破した14チーム(前年優勝枠1)が集結する「冬の神宮」は、栄誉であると同時に別れの舞台でもある。この最終ステージをもって、学童野球を引退する6年生が多いからだ。 2024年大会もそうだった。初優勝で有終の美を飾った伊勢田ファイターズ(京都)と3位の2チームのほか、多くの6年生たちがラストマッチを迎えた。伊勢田の幸智之監督は「勝っても負けても、自分の納得いく野球をしなさい!」と選手たちに繰り返したという。他チームも6年生たちには、同様の声掛けをしたことだろう。 初優勝した伊勢田・幸監督の笑顔は新時代到来を予感させるようだった(上)。棚倉キッズ(福島)のエース・高坂大和は(下)は、伊勢田を相手に2回2失点も、全身を使ったきれいなフォームと躍動感が目を引いた メモリアルな1年 激戦区・東京のしらさぎは、1週間前に卒団式を終えたばかりだった。いわば、オマケのご褒美のような位置付けとなった今大会は、初出場で銅メダルに輝いた。チームの第47期生にあたる6年生たちの空前のメモリアルは、これにとどまらない。 夏の「小学生の甲子園」全日本学童マクドナルド・トーナメントにも初出場。予選で過去に2度、あと1勝の壁に阻まれてきたが、それも超えてみせた。 そして実は、このポップ杯の全国ファイナル初出場を決めた日は、伝統の東京23区大会の決勝の日でもあった。前年も同様に大会(試合)が同日に重なり、どちらも敗北。だが、1学年下の後輩たちが先輩たちの無念も晴らしたのだった。 準決勝の6回表、一死から二番・飯田琉羽空が放った右前打(上)が、しらさぎの6年生のラストヒットとなった 41回を数える23区大会の初優勝と、「冬の神宮」初出場をダブルで決めた日を、巡回指導する村社研太郎コーチは感慨深げにこう振り返った。 「いやぁ、痺れましたね。6年生(13人)のサブメンバーがすごく頑張ってくれて。9人、9人に分けてそれぞれの大会に行きました。5年生11人も入ってくれて、去年の教訓を生かして何とか両方勝てた感じです」 夏王者の貫禄 夏の「小学生の甲子園」に続いて、「冬の神宮」にも出場したのは、しらさぎの他に、準優勝した新家スターズ(大阪※2大会とも前年優勝枠)、北ナニワハヤテタイガース(兵庫)、平川Jr.ベースボールクラブ(青森)と、計4チーム。貫録を示したのは、新家と平川だった。 5年時には全国3冠に貢献した新家の藤田凰介主将(上)と山田(下)。2年連続の3冠はならずも、堂々たるプレーぶりだった。山田は3試合連続の決勝打、投打に健脚も際立った 夏の全日本学童と高野山旗に続く全国3冠を狙った新家は、今大会は左投左打の山田拓澄がMVP級の大活躍(リポート➡こちら)。もちろん、看板選手におんぶに抱っこのチームではない。 大会を通じて堅守と勝負強さが際立ち、外野陣の守備範囲はピカイチだった。それを象徴していたのが、西埼玉少年野球(埼玉=下写真)との注目の1回戦だった。 西埼玉は5年秋の新人戦で県大会を制している。全国王者にも持ち前の強打で立ち向かい、2回、4回、5回と好機をつくった。そして4回二死二塁では四番・熊田結翔がセンターへ、特別延長の7回には二死満塁で七番・成田煌がレフトへ。両翼70mの特設フェンスがあれば、いずれも超えていただろうという大飛球を放った(※大会初日の準々決勝までは、外野フリーで開催)。 1回戦で全国2冠王を追い詰めた西埼玉。2回に杉山拓海(上)と成田(下)のヒットに四球で一死満塁に...
【ポップ杯全国ファイナル総括】熱く燃えた“...

【ポップ杯全国ファイナル/好勝負選②準々決...
第18回ポップアスリートカップくら寿司トーナメントの全国ファイナル。「冬の神宮」の好勝負セレクション第2弾は、最終回の二死無走者から振り出しに戻った準々決勝の一戦にフューチャーする。開始から間もなくして日没で北風も強まる中、最後までどちらに転ぶかわからない熱戦だった。 (写真&文=井口大也) ◇準々決勝 ◇12月21日 経田野球スポーツ少年団(富山) 000001=1 100001x=2 しらさぎ(東京) 【経】永井、朝野拳、島澤大-島澤大、朝野拳 【し】新井、田中-方波見 本塁打/石田(し)、朝野拳(経) 1回裏、しらさぎは三番・石田のランニングホームランで先制する 試合の流れを左右する「初回」と、勝負が決する「最終回」。いわば、入り口と出口で見せ場がそれぞれ訪れたが、その間も引き締まった内容の好ゲームだった。 まずは1回裏、しらさぎの三番・石田波瑠が口火を切った。一走のけん制死で二死無走者となり、先制の機運がしぼみかけた直後の2球目を力強くインパクト。痛烈な打球は瞬く間に左中間を破り、先制のランニングホームランとなった。 1回表を3者凡退で立ち上がっていた先発左腕の新井葵葉は、1点のリードをもらってさらに波に乗った。柔らかなフォームからキレのいいストレートを投げ込んだかと思いきや、山なりの遅球“イーファス・ピッチ”も織り込む投球で相手打線を手玉に。4回二死からの与四球で2番手の田中伊織にバトンタッチするまで、走者を1人も許さない快投だった。 いきなり被弾した経田の先発・永井だが、柔軟なフォームが目を引いた 対する経田(きょうでん)野球スポーツ少年団は、継投で互角に試合を運んだ。立ち上がりで一発を浴びた永井結大は、2回には一死三塁のピンチもあったが、丁寧にコーナーを突く投球で後続を断つ。3回から登板した朝野拳心主将は、抜群の球威で打者9人をシャットアウトした。 また、双方のバックの活躍にも目を見張るものがあった。しらさぎの二塁手・三原泰芽(=下写真)は4度の守備機会を捌き切り、中堅へ抜けようかというゴロに素早く追いついての一塁ストライク送球で奪ったアウトも。経田は捕手の島澤大将が難しい飛球も処理し、2投手をしっかりとリードしながら流れをイーブンに食い止めてきた。 1点を追い続けながら、無安打で反撃の糸口さえつかめない経田打線は、最終6回表も二死で走者なし。だが、この崖っぷちで起死回生の同点ランニングホームランが生まれた。打ったのは3回から快投を続けていた主将、一番の朝野拳だ。打球は左中間を抜けていき、ダイヤモンドを疾走する背番号10が本塁を駆け抜けると、ベンチとスタンドの応援席はお祭り騒ぎに(=下写真)。 しかし、「夏の夢舞台」全日本学童1回戦でも接戦を演じていた、しらさぎは慌てていなかった。1対1で迎えた6回裏、先頭の一番・井手上季稜が遊撃手後方にポテンヒットを放つと、一瞬のスキを逃さずに二塁を陥れた。後続2人は倒れて二死三塁となるが、四番・新井は高く弾むゴロを打って一塁へ全力走。 この新井の打席結果が、公式記録は内野手の失策となっているが、打者走者をアウトにするには難しい打球とタイミングであり、サヨナラ内野安打が妥当と思われる。ともあれ、これで勝負あり。最後まで手に汗握る、がっぷり四つの大接戦であった。 〇しらさぎ・坂野康弘監督「(日も陰り風も強まる中で、打撃面が)寒い試合でしたね。チャンスを逃し続けるとこういう試合になる。もうちょっと打ってもよかったと思うけど。経田さんも本当に良いチームで、出てくる投手がみんな良かったですね」 ●経田野球スポーツ少年団・高瀬友也監督「(目に涙を浮かべ)何とか勝たせてやりたかった。ノーヒットノーランで進んでしまっていた中で、6回表は何とか1本打ってくれ、という気持ちでした。子どもたちには中学、高校と次のステージがあるので、この経験を糧にしてもらいたいです」 ――Hero❶―― 緩急自在の投球にV打 新井葵葉...
【ポップ杯全国ファイナル/好勝負選②準々決...

【ポップ杯全国ファイナル/好勝負選①1回戦...
第18回ポップアスリートカップくら寿司トーナメントには、全国から1590チームの参加があった。その頂点を決する「冬の神宮」での全国ファイナルは、9ブックの代表13チームと前年王者によるトーナメントを2日間で消化。『学童野球メディア』は全13試合を取材した中から、特筆したいゲームをピックアップ。まずは守備のファインプレーの応酬で、0対0のまま特別延長戦に突入した1回戦から。オールドルーキーの記者が、ここにデビューする。 (写真&文=井口大也) ◇1回戦 ◇12月21日 浜松ブラッツ少年野球団(静岡) 0000006=6 0000002=2 木屋瀬バンブーズ(福岡) ※特別延長7回 【浜】藤原、戸塚、藤原-鈴木 【木】生島、岡部、井上-大町 本塁打/藤原(浜) 三塁打/柳本(浜) 序盤からハイレベルな守備の応酬で、両軍ともにノーエラー。積み上げてきた練習の日々が垣間見えるような、非常に引き締まった好ゲームであった。 バットを振る木屋瀬・中川芳生監督(上)は指導歴30年超。外野陣は矢のような本塁送球を戦前から披露していた まず魅せたのは、試合前のシートノックで素晴らしい仕上がりを見せていた、木屋瀬(こやのせ)バンブーズだった。 1回表、浜松ブラッツ少年野球団の三番・戸塚琉空が、一死一塁から右中間を破ろうかという痛烈な当たりを放つ。これを中堅手の川原叶太が快足を飛ばしてダイレクトキャッチ。飛び出していた一塁走者を刺して、併殺を完成させた。 木屋瀬の先発右腕・生島侑樹(=下写真)はこれで波に乗り、2回には3者連続三振を奪う。そしてそのまま既定の70球で6回を投げ切り、被安打1の無失点という快投を演じた。 一方の浜松も冒頭から守備のファインプレーがあり、投げては藤原星之介-戸塚とつないで6回までゼロを並べていくことに。この流れを呼んだのがマスクを被る鈴木笙馬だった。 1回裏、木屋瀬は一番・川原の右前打と、続く永嶋璃陽斗(4年)のバントで一死二塁とする。しかし、続く三番打者の意表を突くバントが小飛球となるや、捕手の鈴木が素早く反応して刺殺(刺殺:フライをキャッチするなど、その選手が直接アウトを取ること)。さらにそのまま二塁へ転送し、スタートを切っていた二走もアウトにしてみせた。 2回以降も双方の守備でファインプレーが続発した。木屋瀬は4回に6-4-3の併殺を決めたほか、遊撃の山本瑞己主将や右翼の藤田海智(5年)がヒット性の当たりを好捕。浜松は小栗篤登が2回にライトゴロを決め、途中で左翼から三塁へ回った柳本琴音は適切な打球処理で内野安打も許さなかった。 0対0で保たれた均衡は、無死満塁で始まる特別延長でまさしく「ブレーク」した。引き金を引いたのは浜松の二番・藤原だ。7回表、先頭で打席に立つと、フルカウントからの6球目をジャストミートし、左中間を大きく破る満塁ランニングホームランに。一気に4点を入れた浜松はなおも、柳本の適時三塁打やスクイズで6対0とした。 浜松の山下孝平監督(=下写真)は息子の卒団を機に指揮官となって14年目で、仕事の都合で6年生たちとともにユニフォームを脱ぐことになっている。その指揮官から「お祭り男」と評される藤原は、7回裏に四球と内野ゴロで2点を失ったところで再登板。そして2者連続の奪三振で締め、記念すべき全国1勝を恩師にプレゼントした。 〇浜松ブラッツ少年野球団・山下孝平監督「粘って粘って我慢比べして、最後に点を取って勝つのがチームのスタイル。個々の能力は相手が上でしたが、スタイル通りの試合展開に持ち込むことができました」 ●木屋瀬バンブーズ・中川芳生監督「初回のバントエンドラン失敗(併殺でチェンジ)が痛かったですけど、子どもたちはよく戦いました。全国の舞台になると、ワンプレーで試合が決まる。5年生のレベルが高く(スタメン4人)、6年生は後半に代打攻勢で出場してもらいました。また(全国の舞台に)戻ってきたいです」 ――Hero❶――...