リポート
【関東新人戦準決勝❶神奈川vs.埼玉】ガマ...
71分を要した準決勝の第1試合。1分もなかっただろうラストのプレーに、少なくとも3つのミスが重なって形勢がひっくり返り、幕が下りた。初回の失点以降、投手を中心に踏ん張った清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川)が決勝へ。西埼玉少年野球(埼玉)は、先発右腕の渡辺桜生が完投勝ちを目前に涙。新年の勝負へ向けて、『一球入魂』と出直しを誓った。 ※学年未表記は5年生 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■準決勝1 11月23日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第1試合 西埼玉少年野球(埼玉) 200000=2 000102x=3 清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川) 【西】渡辺-會田 【清】長養、松﨑-松﨑、長養 二塁打/會田2(西) 【評】先攻の西埼玉は初回、二死から三番・武内瑛汰主将、四番・中村湊の連打に続き、會田健真が左中間に二塁打を放ち、2点を先取した。西埼玉の先発マウンドには、県大会から失点ゼロの渡辺桜生。この試合でも3回まで無失点投球を続けたが、粘る清水ヶ丘は4回、連打に続く敵失で待望の1点を手に入れた。その一方で、先発の長養陽輝から松﨑星太朗主将へとマウンドをつなぎ、西埼玉打線に追加点を許さない。迎えた最終6回裏、清水ヶ丘は二番・川崎晃輔が中前打で出塁すると、続く松﨑主将の当たりは球足の速い内野ゴロ。これを相手内野手が後逸、さらに外野手のカバーリングも間に合わずにボールは右中間を転々と転がった。そして川崎に続いて、松﨑主将もホームイン。劇的な逆転サヨナラで、清水ヶ丘が勝利を収めた。 1回表、西埼玉は二死一、二塁から會田が左中間を破る二塁打(上)。一走・武内主将に続いて二走・中村湊も生還(下) 清水ヶ丘の先発・長養(上)は2回から4回まで粘投で無失点。西埼玉の渡辺(下)は1人で投げ抜くことに 4回裏、清水ヶ丘は四番・塩田晃誠の左前打(上)に、五番・田原皐聖の中ゴロ(下=二走封殺)、敵失で1点 1点を追う清水ヶ丘は6回裏、川崎が中前打(下)。続く松﨑主将はゴロ打球が敵失を誘い、外野を点々とする間に二塁を蹴って三塁へ(下) 西埼玉は中継プレーも乱れて、清水ヶ丘は一走・川崎に続いて打者走者の松﨑主将が長駆生還。3対2でサヨナラに ―Team Inside Story― 悲願の全国経ての第二章。負けて得るものあり 第3位 にしさいたま...
【関東新人戦準決勝❶神奈川vs.埼玉】ガマ...
【関東新人戦1回戦❹山梨vs.群馬】なんて...
茜色となりつつある陽が差し込みを増すなかで、開始2球目に110㎞を計時。1回戦ラストの第4試合は、モンスター級のエースを擁するラウンダース(山梨)の独壇場となった。先発右腕の伊藤誉は「快速球一択」で三振の山を築き、攻めては長打に重盗に犠打に、ゴロ・ゴーもあって6得点。個のレベルも野球の完成度も随一だった。ただし、2年連続出場となる玉村ジュニアベースボールクラブ(群馬)は、最後まで白旗を掲げることなく食らいついた。 ※学年未表記は5年生 (写真=大久保克哉、鈴木秀樹/文=大久保克哉) ■1回戦 11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第4試合 玉村ジュニアBBC(群馬) 000010=1 30012 X=6 ラウンダース(山梨) 【玉】竹之内、髙橋和、室岡-小湊 【ラ】伊藤、深沢琉、伊藤-中村 二塁打/伊藤、奥山(ラ) 【評】先頭打者を110㎞で一邪飛に打ち取るなど、1回表を10球で終わらせたラウンダースの先発・伊藤誉は、以降も速球のみで4回まで無安打1四球と快投。その伊藤は1回裏、先頭で左越え二塁打を放つと、二番・雨宮朝陽がバント安打で無死一、三塁に。ここで重盗を仕掛けて1点を先取したラウンダースはなお、一死三塁から降矢聖悟の二ゴロで1点、続く奥山葵登主将と雨宮城玖の連打で計3点をリードした。打線は振るわぬ玉村だが、遊撃手の松本咲斗主将を中心に堅く守り、先発の4年生・竹之内翔真を盛り立てる。5回表には宮沢仰がチーム初安打を放つと、一死二塁から萩原瀧皇(4年)のバント安打と二走・楊鎵蔚の好走塁で1点をもぎ取る。しかし、主導権を譲らぬラウンダースは、一死までに三塁へ進めた走者をゴロ打ちで生還させるパターンで4回、5回と加点して6対1に。5回は遊撃守備に回っていた伊藤が6回に再登板し、3者斬りで準決勝進出を決めた。(了) 直近3年の関東大会でも110㎞は初㊤。これを早々に投じたラウンダースの伊藤は1回裏、先頭打者二塁打を放つ㊦ 1回裏、ラウンダースは雨宮朝のバント安打㊤で無死一、三塁として重盗で先制。さらに三番・佐野大翔の犠打㊦で一死三塁から、降矢の二ゴロで加点 1回裏、2点を先取したラウンダースはなお、奥山主将の右中間二塁打㊤と雨宮城玖の左前打㊦で3点目 玉村は2回裏、遊撃手・松本主将が邪飛を好捕㊤など、粘投する4年生の竹之内㊦を堅守で支えた 5回表、玉村は宮沢の中前打㊤から一死二塁とし、萩原(4年)のバント安打㊦で1点を返す ラウンダースはゴロ・ゴーで4回と5回に計3点。深沢匡はウエストボールに飛び上がってのスイング㊤で、降矢はダウンスイング㊦でそれぞれ転がした ―Pickup HERO― アメージング!! MAX110快速球の一本槍で無安打ピッチング...
【関東新人戦1回戦❹山梨vs.群馬】なんて...
【関東新人戦1回戦❸東京vs.千葉】房総の...
1回戦の第3試合は、注目の好カード。千葉の盟主・豊上ジュニアーズは、出場8チームで唯一、優勝を経験している。新人戦の最高位となる関東王者に就いたのが2019年で、この年に東京代表として初出場で4強入りしたのがレッドファイヤーズだった。実績と知名度は豊上が群を抜くが、近年の躍進が目覚ましい東京勢は大会を3連覇中。豊上が6年ぶり2回目のVへ歩を進めるか、6年ぶり登場の東京王者がハイレベルでぶっちぎるか――。 ※学年未表記は5年生 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■1回戦 11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第3試合 豊上ジュニアーズ(千葉) 200001=3 000010=1 レッドファイヤーズ(東京) 【豊】加藤、後山-関澤 【レ】萩原、井田、安里-上西、神 【評】先攻の豊上は初回、敵失と四球から二死二、三塁として、五番・蛭間悠智が鋭いライナーを外野へ。これが記録は外野手のエラーとなり、ノーヒットで2点を先取した。レッドの先発・萩原琉碧は不運な失点にも崩れることなく、5回までを2安打2失点でしのいで68球で降板。レッド打線は5回、三番・大森柚季の適時三塁打で1点を返すが、6回表に1点を追加された。最終6回裏、レッドは神利玖也の左中間二塁打や代打・柄澤柚月の中前打などで一死満塁と、同点・逆転サヨナラまでの好機を得たが、豊上は内野ゴロ併殺で最後を締めくくり、初戦を突破した。 1回表、豊上の2点は外野手の失策(公式記録)で入るも、蛭間の打球はヒット性だった(上)。先発の加藤は70球で6回一死まで1失点の好投(下) 1回裏は巧打と好守の応酬。レッドの二番・井﨑駈が左前打(上)を放てば、続く大飛球を豊上の中堅手・蒔田昊明(下)が好捕 1回裏、レッドは四番・佐々木遥斗の左前打(上)で一死満塁とするも、続く鋭いライナーを豊上の遊撃手・後山晴が前進守備で好捕(下) 2回表、レッドは中堅手・清水優仁(4年)が前方のライナーを前のめりで好捕(上)。3アウトとなり先発左腕の萩原とグラブタッチ(下) 5回裏、二死一塁から右越えの適時三塁打を放った大森(上)は、続く6回表の守りで一塁邪飛を好捕(下) 6回表、豊上は先頭の蒔田が中前打から二盗と犠打で三進。そして増渕碧人の二ゴロ(上)で生還し(下)、3対1に 6回裏、レッドは神の二塁打に代打・柄澤の中前打(上)などで一死満塁とするも、守る豊上は6-4-3併殺でゲームセットに(下) ―Pickup TEAM― 投打の柱を欠くも、全国区の強豪を脅かす レッドファイヤーズ [東京都]...
【関東新人戦1回戦❸東京vs.千葉】房総の...
【関東新人戦1回戦❷栃木vs.埼玉】西埼玉...
2年ぶり3回目の出場となる西埼玉少年野球(埼玉)は、2週間前に肩を負傷した主将がベンチスタート。初出場の羽川学童野球部(栃木)は、インフルエンザで3人が欠場。ともにベストオーダーを組めなかった一戦は、25人枠を4・5年生だけで埋めた西埼玉が、2回から毎回得点でものにした。どんなにリードしても、抜け目のない攻守は志の高さゆえだろう。一方の羽川は、ミスも絶えず劣勢が続いたが、新人戦にありがちなガミガミもドタバタもなし。大舞台に残した足跡は、最終回の3点だけではなかった。 ※学年未表記は5年生 (写真&文=大久保克哉) ■1回戦 ◇11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ◇第2試合 西埼玉少年野球(埼玉) 012116=11 000003=3 羽川学童野球部(栃木) 【西】渡辺、鈴木-清水、横田来 【羽】渡辺、西村、酒巻樹、生澤塁、荒井-西村、渡辺 【評】先攻の西埼玉は三番・會田健心と四番・中村湊の連打、羽川は2四死球と、それぞれ初回にあった先制機を生かせず。両先発投手が踏ん張ったが以降、圧巻の投球を披露したのは西埼玉の右腕・渡辺桜生(=上写真)だ。2回から5回まで羽川打線をシャットアウトし、初回から毎回の7三振の快投。西埼玉は攻めても主導権をキープする。2回表、田野一ノ進の右前打に敵失、犠打で一死三塁として八番・相川颯汰(4年)が中前へ先制タイムリー。さらに3回表も、中村湊の左前打に盗塁、敵失で無死二、三塁として、田野の内野ゴロと鈴木聖絆の中前打で3対0に。羽川は後半から継投に入るも、長い守りが続いた。4回に無安打で加点した西埼玉は、5回には代打・武内瑛汰主将の左前タイムリーで5対0に。そして6回表には、打者13人で6点を奪い、完全にダメを押した。羽川は6回裏、代打・鈴木遼太郎の右前打を皮切りに、三番・荒井琉翔主将、四番・酒巻樹我、五番・西村燈李の3連打などで3点を返して意地を見せた。(了) 西埼玉は2回表に八番・相川(4年)が先制タイムリー(上)、3回には七番・鈴木がタイムリー(下)。ともにセンター返しの打撃だった 西埼玉の六番・田野は2回に先制の口火となる右前打、3回は無死二、三塁から遊ゴロ(上)で1打点。一番・清水洋(下㊧)は4回、先頭で四球を選ぶと二盗、三盗を決めて内野ゴロで生還して4点目 6回表、西埼玉は四番・中村湊が3安打目となる適時内野安打(上)。代打・中村想斗も左前タイムリー(下)など6得点で11対0に 最終6回裏、羽川は代打・鈴木遼の右前打(上)から反撃開始。一死一、三塁から荒井主将が中前タイムリー(下) 6回裏、1点を返した羽川はなお、四番・酒巻樹(上)と五番・西村(下)の連続タイムリーで計3点 ―Pickup TEAM― 大敗も、確かな足跡。栃木王者はまだまだ繁栄の予感 はねかわ 羽川学童野球部 [栃木県] ぐうの音も出ない完敗だった。先発の渡辺湊斗が初回二死一、二塁のピンチを脱し、その裏に2四死球から重盗を決めるまでは、イーブンペース。しかし、先制機を逸して以降は、埼玉王者の分厚い戦力とパワーに押し込まれ、耐えるばかりの苦しいゲームとなった。...
【関東新人戦1回戦❷栃木vs.埼玉】西埼玉...
【関東新人戦1回戦❶神奈川vs.茨城】とも...
5年生以下の新チームの最高位となる、ノーブルホームカップ第27回関東学童軟式野球秋季大会は、1都7県の新人戦王者8チームによるトーナメント戦。当メディアでは全7試合を順次、リポートしていく。1回戦の第1試合は、初出場同士の激突。開始式からの緊張感もありつつ、双方ともノーエラーを貫いた。結果として、初回に先制した清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川)が、以降もリードを守って逃げ切り。終始、ビハインドの竹園ヴィクトリーズ(茨城)は、得意の細やかな野球を展開できなかった。 ※学年未表記は5年生 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉/文=鈴木秀樹) ■1回戦 11月22日◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第1試合 清水ヶ丘ジャイアンツ(神奈川) 310000=4 010000=1 竹園ヴィクトリーズ(茨城) 【清】松﨑、長養-長養、松﨑 【竹】小泉、吉田-吉田、齋藤 【評】先攻の清水ヶ丘は初回、一死後に川崎晃輔、松﨑星太朗主将の連打で好機を得ると、二死後に四球で満塁に。ここで六番・小川逸生が左翼線に走者一掃の二塁打を放って3点を先取。2回にも四球の走者を川崎の適時二塁打でかえして1点を加えた。一方の竹園は2回に四番・吉田結乃助と五番・齋藤陽太の連打で無死二、三塁とし、続く中川和真の中前打で1点を返す。二死後に四球で満塁としたが、あと1本が出ず、追加点を挙げることができなかった。以降はともに走者を出しながらも三塁を踏むことができず、先発の松﨑主将から長養陽輝へとマウンドをつないだ清水ヶ丘が逃げ切って初戦をものにした。 清水ヶ丘は1回表に六番・小川が満塁走者一掃の先制二塁打(上)。先発の松崎主将(下)は3者凡退で立ち上がる 2回表、清水ヶ丘の川崎が2打席連続となる安打をレフトへ(上)。二走の田中健杜が生還(下)して4対0に 2回裏、竹園は吉田、齋藤(上)、中川(下)の3連続長短打で1点 2回途中から救援した竹園・吉田(上)は、6回まで自責点0の力投。6回表には一塁手の松林晃徳主将が邪飛を好捕(下) 清水ヶ丘の二番手・長養(上)は整ったフォームが、竹園の先発・小泉裕紀(下)は100㎞手前の速球が目を引いた ■From After The Match 地元でほろ苦い1敗 清水ヶ丘ジャイアンツの益留順一監督が勝利後につぶやいた。 「シートノックを見て、こりゃ勝てないと思いました。思った通り、竹園さんの守備は試合でも素晴らしかった」...
【関東新人戦1回戦❶神奈川vs.茨城】とも...
【ポップ杯関東予選】冬の神宮2枠の争い《後...
第19回ポップアスリートカップくら寿司トーナメント2025。関東予選の最終日は、2勝したチームがそれぞれ「冬の神宮」全国ファイナルの出場権を獲得した。夏よりもさらに成長した6年生をメインとする戦いはハイレベル。代表決定戦はいずれも白熱し、決勝点が生まれたのは終盤だった。リポートの後編、3つのトピックスは4チームと戦いぶりに迫る。 (写真&文=大久保克哉) ※前編の3TOPIC➡こちら ■第1ブロック決勝 ◇11月3日 ◇彩湖・道満グリーンパーク ▽A面第3試合 阿久津スポーツ(栃木) 000100=1 10001 X=2 西埼玉少年野球(西埼玉) 関東第1ブロック代表 にしさいたま 西埼玉少年野球 [埼玉県] 出場=2年ぶり2回目 Topic➍ タレント軍が夏冬連続で全国へ 西埼玉少年野球の創立は1973年で、2016年に現チーム名に改称。近年は選手層の厚みと投打のハイスキルが際立ち、綿貫康監督(=下写真)は特に投げることの指導に定評がある。それと、ここ6年連続でNPBジュニアを輩出していることとは無縁ではなかろう。 今年も左右の本格派投手2枚が、プロ野球のジュニアチームに選ばれている。左腕の香川幹大主将が巨人Jr.に、右腕の新井一翔がヤクルトJr.に。 秋口からはNPBジュニアでの活動がメインとなり、年末の夢舞台(NPBトーナメント)までは所属チームをほとんど留守にする。このため、NPBジュニアに否定的で、セレクションの受験を禁じるチームもあったりするが、西埼玉は「個人の夢」とそのトライを全面的に支援している。 「今年も(ジュニアで)2人が抜けましたけど、残った選手たちもモチベーションが高いまま、神宮を目指してやってこれたと思います」(綿貫監督) 8月には全日本学童マクドナルド・トーナメントに初出場(=下写真)して1勝している今年のチームは、大型のタレント軍団だ。また5年生以下の新チームは9月の新人戦で県王者(2年ぶり3回目)に輝いており、こちらにも有能なタレントがいるが、「ジュニアの2人も戻ってくると、6年生の壁を超えて頭から試合に出られるほどの5年生はまだいませんね」と綿貫監督。 関東最終予選の最終日は、香川主将と新井も久しぶりに「西埼玉」のユニフォームでプレーした。 二和タイガース(千葉)との初戦は香川主将が先発し、快速球で多くの打者を圧倒しながら、4回無失点とゲームメイク。二番手の右腕・高橋龍政(=下写真)がまた、きれいなフォームから惚れ惚れするようなストレートを投じて無失点リレーを完結させた。 そんな西埼玉であっても、続く関東代表決定戦の相手は難敵だった。栃木の名門、阿久津スポーツは昨秋の新人戦で県王者となり、最高位となる関東大会で準優勝している。...
【ポップ杯関東予選】冬の神宮2枠の争い《後...
【ポップ杯関東予選】冬の神宮2枠の争い《前...
「冬の神宮」こと、ポップアスリートカップくら寿司トーナメントの全国ファイナルは、12月6・7日に東京の明治神宮野球場で開催される。出場するのは、前年度優勝枠を含めて14チーム。そこへの道のりは長く、自主対戦方式の都道府県大会に始まり、北海道と沖縄を除く6ブロックでは最終予選(クライマックスシリーズ)まである。当メディアは11月3日、埼玉県であった関東最終予選の最終日を取材。勝敗だけではなく、盛りだくさんの特ダネを6つのトピックスに分けて前後編でお届けしよう。まずは主に「個人」にフィーチャーした前編から。 (写真&文=大久保克哉) Topic➊ 「ほめる」賞をサプライズで 関東代表「2枠」が決まる最終日の朝。8チームが参加しての開会式で、ひと際盛り上がるセレモニーがあった。 都道府県予選を突破したチームにそれぞれ贈られる『ほめたいプレーヤー賞』の発表と表彰だ(=下写真参照)。大会主催のNPO全国学童野球振興協会の野村隼人事務局長は、同賞の狙いや経緯をこう語っている。 「キャプテンやエースや四番バッターは、活躍してMVPとか表彰されることも多いと思います。それはそれで素晴らしいことですが、違う観点から個人賞を設けました。ご提供をいただく、サポーター企業の松下徽章さんは『ほめるを広める』という文化の会社ですので、そういう想いも込めて、より広められればと」 東京・高輪クラブ「ナイスバッティング賞」=杉本悠真(6年)/海老原城一監督(写真㊧) 東京・金森アームズ「スーパーユーティリティ賞」=瀧本翔太(6年)/大貫良道監督(写真㊧) 神奈川・戸塚アイアンボンドズ「必殺仕事人賞」=北川倫太郎(6年)/桑山嗣俊監督(写真㊧) 埼玉・西埼玉少年野球「勝利に導く必要不可欠な選手賞」=横田隆芽(6年) /綿貫康監督(写真㊧) 茨城・豊ナインズ「全力プレー賞」=佐藤結人(6年)/里見浩之監督(写真㊨) 栃木・阿久津スポーツ「女房役で賞」=丸山智暉(6年)/小林勇輝監督(写真㊧) 各チームには主旨も説明した上で、賞の具体名と選出を一任。結果、裏方役が表彰されることも。「全力プレー賞」を贈られた豊ナインズ(茨城)の佐藤結人は、主に三塁コーチとして、この日の勝利にも貢献していた(=下写真)。 野村事務局長はこうも話している。 「この賞は発表までサプライズにしているチームがほとんどで、お子さんが急に表彰されて涙ぐむお母さんもいたり。試合に出られるのは9人ですが、それ以外のところで支えてくれている人もいる。サポートがあればこそ野球ができる、ということも皆さんに感じてもらえたら」 なお、この『ほめたいプレーヤー賞』は、2年前の全国ファイナルトーナメントで新設され、昨年から都道府県予選を突破したチームにまで拡大。二和タイガース(千葉)で「まとめたで賞」の小茂田大成と、吉川ウイングスで「オールラウンダー賞」の大塚淳斗(ともに6年)は、関東最終予選の初日の開会式で表彰されている。 2007年にスタートしたポップアスリートカップは、参加チームもスポンサーの企業や団体も増えるばかりで、今年で第19回。こうしたスペシャルな賞の制定など斬新な取り組みや「冬の神宮」の定着とともに、まだまだ大きな大会になっていくことだろう。 Topic❷ NPBジュニアの勇姿も 巨人Jr.でもプレーする高輪クラブの鴨志田京主将...
【ポップ杯関東予選】冬の神宮2枠の争い《前...
【関東新人戦➊】1都7県の王者、163選手...
ノーブルホームカップ第27回関東学童軟式野球秋季大会は11月22日、茨城県のノーブルホームスタジアム水戸で開幕した。5年生以下の新人戦では、この大会が最高位。まずは出場した1都7県の新人戦チャンピオンと、登録163人の選手たちをトーナメント戦の試合順に紹介しよう。 (写真=鈴木秀樹、大久保克哉) ■出場8チーム メンバー表 ※選手は主将以降、背番号順、丸数字は学年 【神奈川県代表】 しみずがおか 清水ヶ丘ジャイアンツ 初出場 監 督 益留 順一 コーチ 池田慶一郎 コーチ 分目 昭伸 10 松﨑星太朗⑤ 12 小川 逸生⑤ 13 北村嘉太朗⑤ 14 塩田 晃誠⑤ 15 相馬 氷雨⑤ 16 長養 陽輝⑤ 17 田原 皐聖⑤ 18 川崎 晃輔⑤ 20 櫻田 航大⑤ 21 千葉 陽大⑤ 22 田中 健杜⑤ 23 高橋 和叶④ 24 菊池 逢礼④ 26 石山航二郎③...
【関東新人戦➊】1都7県の王者、163選手...
【多賀新人強化大会●代替イベント】球速&快...
滋賀県の名門、多賀少年野球クラブの主催で、2007年にスタートした新チームの試金石。新人強化大会は11月9日に予定されていたが、降雨で中止に。それでも愛知、三重、福井、大阪、岡山、島根と、遠方から強豪7チームが馳せ参じており、多賀町屋内多目的広場で急きょの代替イベントを開催。各チーム2人ずつの代表による、スピードガンコンテストと徒競走で盛り上がった。その模様と結果をリポートしよう。 (動画&写真&文=大久保克哉) RESULTS ■球速コンテスト 第1位=105㎞ きしもと・らいと 岸本來橙 多賀少年野球クラブ [滋賀県/5年/右投] 「練習(※各選手1回のみ)で106㎞を出せて、自己最高記録が2㎞速くなったので良かった。自信はなかったけど、みんなの応援が力に。目標は110㎞。(速い球を投げられる理由は)バネ投げと、平日練習(自由参加)を全部出ているからだと思います」 第2位=104㎞ ふくとみ・そうた 福富蒼大 玉櫛スラッガー [大阪府/5年/右投] 第2位=104㎞ まえだ・ゆきなが 眞江田幸長 大阪オールスターズ [大阪府/5年/右投] ■約30m徒競走決勝 第1位 こばやし・らん 小林...
【多賀新人強化大会●代替イベント】球速&快...
【栃木新人戦】4年目の青年監督と大躍進!!...
5年生以下の新チームによる栃木県新人戦の決勝は10月18日、芳賀町ひばりが丘公園野球場で行われた。決勝初進出の羽川学童野球部(小山・野木)が大会上位常連の強豪・田沼アスレチックBBC(足利・佐野)を破り初優勝。羽川学童は11月22、23日に茨城県で行われる関東大会に出場する。 (写真&文=鈴木秀樹) ■決勝 ◇10月18日◇ひばりが丘公園野球場 羽川学童野球部(小山・野木) 302100=6 020010=3田沼アスレチックBBC(足利・佐野)【羽】石川、渡辺-渡辺、石川【田】高橋、小島、高橋、小島、須永、小島-正田二塁打/荒井、石川(羽)山田(田) 【評】羽川学童野球部は初回、先頭の渡辺湊斗が内野安打で出塁すると、石川大翔のバントも安打となり好機を広げ、荒井琉翔主将が右中間に2点適時二塁打を放って先制。その後も酒巻樹我、西村燈李、小櫻一真(4年)の連続バントで3点目を奪い、試合の主導権を握った。田沼アスレチックBBCは2回、山田朝陽が二塁打を放つと、高橋龍之介、村田純輝も安打で続き2点を返したが、羽川は3回にも西村、小櫻、生澤塁偉(4年)、さらに舘野琉翔(4年)と、連続バントで2点を奪い、再びリードを広げると、田沼の追撃を許さず逃げ切った。 優勝 =初 はねかわ 羽川学童野球部 (小山市) 親子で楽しみ、ついに県の頂点!! 初優勝! マウンドに駆け寄り喜び合ったあと、試合終了のあいさつを終え、一塁側応援席に向かう羽川学童野球部ナイン。待ち受けていたのは、父母らによる紙テープの嵐だった。 「おめでとう!」 色とりどりの紙テープを手に、はしゃぐ選手たちに向けた祝福の声と笑顔が、応援席にあふれた。 「土日のほかに、水曜と金曜の夕方に2時間、平日練習があるんですが、ウチの父母たちは、本当に参加率が高いんです。練習も、お父さんたちの手助けがなかったら、ここまでの成績は残せなかったかもしれません」 喜び合う選手たちの姿に目を細める酒巻祐樹監督がつぶやく。監督に就任した3年前、わずか7人だった選手数も、今では30人近くに。平日練習も、当初は監督一人で始めたが、徐々に手伝う父親たちが増えていった。 「経験者はもちろんですし、野球未経験のお父さんも、積極的に関わってくれています。練習がすごく効率的に進められるようになったんです」 1回表は石川のバント安打(上)や荒井主将の2点適時二塁打(下)などで3点を先取 上位の長打、下位のバント攻勢 初回に三番・荒井琉翔主将が右中間に鋭いライナー性の先制二塁打。3回の3得点は、4年生が並ぶ下位打線がチャンスで打席に立ち、次々とバントを決めた。そして三たび打順が先頭に返り、攻撃が始まった4回には、一番・渡辺湊斗の内野安打に続いて、二番・石川大翔が左中間二塁打を放って加点してみせた。 長打のある上位打線と、小技をきっちりとこなす下位打線。決勝はどちらも得点に絡む、理想的な攻撃で得点を重ねた。 「バントは(敬愛する小山・間東キッズの)小森正幸監督の直伝です」と酒巻監督。皆が絶妙なコースに、きっちりと転がす技術はさすがだ。 1回には酒巻樹我(上)が3点目につながる送りバントを決め、3回には4年生の小櫻(下)のバントが野選となり4点目を挙げた 投げては、先発の石川大翔から渡辺湊斗へとつなぎ、強打者の多い田沼打線の猛追をしのいでみせた。 「今日はボールが高めに浮くことがなくて、調子良かった」と振り返った石川は、140㎝34㎏と小柄だが、伸びのある力強いボールを投げ込んだ。...
【栃木新人戦】4年目の青年監督と大躍進!!...
【特別ルポ】都新人戦決勝、両軍にいた“激レ...
野球もスポーツであり、試合をすれば勝敗は決する。でも、チームに貢献したという意味でのヒーローには、勝者も敗者もないのかもしれない。5年生以下の新チームの東京王座をかけて決勝で対峙した両軍には、大人も6年生も顔負けという感じのヒーローが、それぞれに異彩を放っていた。 (写真&文=大久保克哉) ※決勝戦リポート➡こちら ―Pickup Hero❶― “真のスーパー3年生”現る こうろく・あさひ 高鹿朝陽 [レッドファイヤーズ/三塁手] レッドファイヤーズの西田繁監督の評価に、偽りはなかった。 「6年生の試合でも活躍できるレベルの3年生」 高鹿朝陽は、都新人戦の決勝も八番・三塁でスタメン出場。そしてあと1球で敗北という土壇場で逆方向へ同点タイムリーを放ち、サヨナラVへとつなげてみせた。 「カウントが3-2だったけど、(満塁なので)甘い球がくると思ってたから、アウトコースに手を出したら当たってくれて良かったです」 6年生どころか、大人でも足が震えるような場面だった。特別延長の7回裏、8対9と1点のビハインド。一死満塁からスクイズ失敗で、アウトの数だけが増えて迎えた打席だった。 ファイヤーズの一塁側ベンチには、まだ出番のない5年生もいたが、指揮官は動く素振りもなし。右打席の3年生もドンと構えてボールを見定め、押し出し狙いのような小賢しい動きを一切しなかった。そして先に追い込まれてから生まれたのが、前述の同点打。打球は緩いライナーとなって、右翼線で弾んだ。 身長は140㎝にも満たないだろうが、胴体も足も声も太い。それでいて動きは滑らかで、三塁守備も安定している。「力が入っていると動けないから、お父さんから『力を抜いて楽にやれ!』と言われているので、力を抜いて楽にしています」 圧巻は6回表、二死二塁からの守備とコメントだった。三遊間のゴロに身体ごと飛び込んでグラブに収めた高鹿は、すぐさま立ち上がって一塁へ送球(=下写真)。 3年生の肩は5年生(打者走者)の足には勝てず、内野安打に。しかし、ヒット性の打球を内野で止めただけでも大いに価値あり。それをまた試合後の3年生が、堂々と語るのだから開いた口がふさがらない。 「あそこはランナー二塁でしたよね。あれをスルーしたら(外野に抜けていたら)、1点入ったかもしれないけど、飛び込んで防げたので良かったです」 そこまで状況を読んでプレーできる小学生は、夏の全国大会の6年生でもそうはいるまい。末恐ろしい3年生は父の厳しい指導も受けているとあってか、勘違いした言動もなく、いたって謙虚。このあたりもまた“真のスーパー”たる一因だ。 「(自分が)すごいとかなしで、5年の代の大会に出てるから、まずチームに迷惑かけないように。バッターではタイムリーを打ったり、守備ではエラーしないように考えています。(関東大会でも)どんな試合でも、強い打球でもノーエラーをすることと、バッティングではヒットを狙うことを考えます」 ―Pickup Hero❷― “真のスーパーサブ”現る いとう・つなぐ...
【特別ルポ】都新人戦決勝、両軍にいた“激レ...
【都新人戦/決勝】コロナ禍以来の“炎上”。...
ノーブルホームカップ第27回関東学童秋季大会の予選を兼ねた東京都新人戦は10月12日、板橋区立城北野球場で決勝を行い閉幕。驚異的な粘りで、0対7から特別延長に持ち込んだレッドファイヤーズ(足立区)が、7回逆転サヨナラでレッドサンズ(文京区)を下し、6年ぶり2回目の優勝を果たした。ファイヤーズは来たる22・23日の関東大会(茨城)に出場、2019年の初出場時は3位だった。また、この“レッド対決”の結果を受けて、来年の夏休みにある高野山旗(和歌山)はファイヤーズが、阿波おどりカップ(徳島)はサンズが、それぞれ出場権を得ている。 ※記録は編集部 (写真&文=大久保克哉) ■決勝 ◇10月12日◇城北野球場 レッドサンズ(文京) 2050101=9 0031042x=10 レッドファイヤーズ(足立) 【サ】神谷、竹内、神谷-原川 【フ】篠沢、萩原、井田-上西 本塁打/大森(フ) 三塁打/加藤(サ) 二塁打/大森(フ) 【評】開始早々、三番・齊藤叶翔と六番・山本駿翔のタイムリーで2点先取のサンズが、3回には四球を挟んでの5連打などで7対0と大きくリード。しかし、ここからも激しく試合が動いた。ファイヤーズは3回裏、一死二、三塁から五番・神利玖也と清水優仁(4年)の連続タイムリーで3点を返すと、二番手で登板していた左腕・萩原琉碧が打たせて取って波に乗る。ファイヤーズは4回にも井﨑駈のタイムリーで1点。それでもサンズは5回表、加藤光志朗の適時三塁打で8対4とダメを押したかに見えたが、最終6回裏、ファイヤーズの三番・大森柚季が起死回生の満塁ランニングホームランで8対8に。特別延長の7回表、サンズは犠打と神谷駿の左前打で1点。その裏、ファイヤーズは二死満塁から八番・高鹿朝陽(3年)が右へ同点タイムリー。続く上西翔が放った飛球が中前に落ち、これがサヨナラのV打となった。(了) 〇レッドファイヤーズ・西田繁監督「ウチはこういう大逆転勝ちも、ちょくちょく。先発投手の篠沢は攻略されたけど、その後の2枚が要所を抑えてくれて感謝。大森もホームランとは思わなかったけど、打ってくれると信じていました。強豪のレッドサンズに勝てたのは選手も自信になると思います」 ●レッドサンズ・門田憲治監督「3回裏の3点で相手を開き直させてしまったかな。ウチの投手とすれば打ち取った当たりでも、向こうは良いバッターが多いので外野を下げざるを得なくて、ポテンヒットという不運な感じも。ただ、打線のしぶとさは相手がちょっと上でした。緩いボールを打つことと外野の守備が課題ですね」 1回表、サンズは一死三塁から三番・齊藤の左前打(上)で先制。ファイヤーズの先発・篠沢翼は2回表、本塁ベースカバーで三走をアウトに(下)するなど無失点 3回表、サンズは3連打で満塁とし、山本の中前打(上)でまず2点。さらに門田千資と原川瑛仁(下)のタイムリーに、押し出しで計5点 ファイヤーズは7点差とされた直後の3回裏、神が中前へ2点タイムリー(上)。二番手の萩原(下)は4回から3イニングを1失点に 6回裏、ファイヤーズは萩原と上西のヒットに井﨑駈が四球を選んで(上)二死満塁に。そして大森が左中間へランニングホームラン(下)で8対8に 無死一、二塁で始まる特別延長の7回表、サンズは神谷の左前打で1点。ファイヤーズはその裏、高鹿(3年)と上西(下)の連打で逆転サヨナラ 優勝 =6年ぶり2回目 レッドファイヤーズ...
【都新人戦/決勝】コロナ禍以来の“炎上”。...
【神奈川新人戦】主将が投打に大車輪の活躍。...
5年生以下で編成する新チームが神奈川No.1を競う、関東秋季大会神奈川大会は9月7日に開幕し、10月5日には横浜市の俣野公園・横浜薬大スタジアムで決勝が行われた。清水ヶ丘ジャイアンツと元宮ファイターズによる横浜勢対決となった決勝は、同点のまま終盤を迎える緊張の展開に。そして5回と6回に加点した清水ヶ丘が制して初優勝を飾り、11月開催の関東キップを手にした。 (写真&文=鈴木秀樹) ■決勝 ◇10月5日◇横浜薬大スタジアム清水ヶ丘ジャイアンツ(横浜) 010021=4 100000=1元宮ファイターズ(横浜)【清】松崎-長養【元】金子、今井-遠藤二塁打/川崎(清) 【評】1回裏、元宮は先頭の角田優翔が右前打で出塁、続く石井結心主将がたたきつけて角田が三塁に進み、山下櫻祐の適時打で先制。なおも好機は続いたが後続が倒れ、追加点は奪えず。すると直後の2回表、清水ヶ丘は川崎晃輔の左越え二塁打から好機を得て1点を奪い、同点に。中盤は両軍ともあと1本が出ずホームが遠かったが、清水ヶ丘は5回、内野ゴロ敵失を足掛かりに、野選と内野ゴロの間に勝ち越しの1点を奪うと、松崎星太朗主将の中前適時打でもう1点。6回にも川崎の安打と田中健杜の適時打で1点を加え、元宮の反撃を許さず、大会初優勝を果たした。 優勝 =初 しみずがおか 清水ヶ丘ジャイアンツ [横浜市] 強豪ひしめくハマの王者。いざ関東へ 64球で6回完投。「フォアボールを出さないよう、コントロールには気をつけて投げました」という清水ヶ丘ジャイアンツのエース左腕・松崎星太朗主将が、マウンド上で大きくガッツポーズをした。 142㎝、34㎏。小柄だが、闘志と躍動感にあふれる投球で、元宮ファイターズ打線を封じた。打っても3打数2安打と、同じく2安打の六番打者、川崎晃輔とともに打線をけん引、八面六臂の活躍だった。 「バッティングも好きだけど、今はピッチングが楽しいです。三振とったときとか気持ちいいし、一番好きなのは、自分が試合の最後を締めくくれるところです」と松崎主将。決勝はその言葉どおりに、最初から最後まできっちりと投げ切り、充実の表情で金メダルを手にした。 力投のエースを支えたのは、好守備を連発した野手陣だ。 初回一死、先制点を奪われた直後に挟殺プレーでの失策はあったものの、その後はノーミス。立て続けのライナー性の打球を、レフトの田中健杜とライトの相馬氷雨がそれぞれ好捕してピンチを脱し、4回裏二死二、三塁のピンチも堅守で切り抜けた。 2回表、川崎の二塁打(上)から同点に。5回表は無死一、三塁から内野ゴロで三走・相馬が生還(下) 5回には敵失から好機を得ると、内野ゴロの間に勝ち越しのホームを陥れ、松崎主将が鮮やかに中前にはじき返してもう1点。6回にも安打の川崎を田中が適時打でかえして追加点を挙げ、勝利を引き寄せた。 この大会での清水ヶ丘の最高成績は、1年前の県4強だった。「昨年、4年生大会で県大会準優勝はしてるんです。実力的には、まずまずという手応えはあったんですよね」と益留順一監督。県新人王とチーム史を一気に塗り替えた要因については「打つほうはどうしても波があります。守備がしっかりできれば、勝負にはなると思っていたんですが、なかなか…。でも、外野の守備などは良くなったと思います」と話した。 6回表一死三塁、田中健杜のテキサス安打(上)が4点目の適時打に。写真下は表彰式 4年生大会の決勝で敗れたのは、全国区の強豪・平戸イーグルス。同じ横浜市のチームだ。「そうなんです。平戸さん、戸塚アイアンボンドスさん、今日戦った元宮さんもそう。とにかくまず、横浜で勝たないことには…」と益留監督。「まずは、守備をもっと進化させないとですね」と、その目はすでに、これから先を見据えている。 まずは、11月の関東大会。松崎主将は「関東大会でも完投できるように頑張ります」と気合満点で、「オフの間もいつも以上に練習して、打たれないピッチャーになりたい」と、全国大会を目指す来季にも目を向けている。 準優勝 もとみや 元宮ファイターズ [横浜市] 堅守と機動力の古豪健在...
【神奈川新人戦】主将が投打に大車輪の活躍。...
【埼玉新人戦】夏に全国1勝の西埼玉、新チー...
西埼玉、関東大会へ──。5年生以下の新チームで戦う、ノーブルホームカップ第27回関東学童軟式野球秋季大会の埼玉県予選大会は9月13日に開幕。地区代表40チームが参加し、県内の各球場で熱戦が繰り広げられ、同21日には県営大宮公園野球場で準決勝と決勝が行われた。決勝では西埼玉少年野球(飯能)が熊谷ウイングス(熊谷)を下し、2年ぶり3回目の優勝を決めた。西埼玉は11月22、23日に水戸市で行われる関東大会に出場する。 (写真&文=鈴木秀樹) ※記録は編集部、本塁打はすべてランニング ■決勝 ◇9月21日◇大宮公園野球場 ▽第3試合 熊谷ウイングス(熊谷) 016101=9 34301 X=11西埼玉少年野球(飯能)【熊】荒木、江黒、橋本-須藤【西】武内、渡辺、鈴木、渡辺、武内-横田来、清水本塁打/武内(西)三塁打/須藤、沼上、秋庭(熊)武内、清水、中村(西)二塁打/橋本、江黒(熊)清水、荒井(西) 【評】1回裏、西埼玉は先頭の清水洋が右越え二塁打を放つと、次打者の内野ゴロが敵失を誘い無死一、三塁。盗塁で二、三塁とし、三番・武内瑛汰主将が左中間を破る三塁打を放ち2点を先制。さらに會田健真の犠飛で3点目を挙げた。西埼玉は2回にも清水、荒井若獅の連打、中村湊の左中間三塁打などで4得点。追う熊谷は2回表に1点を返すと、3回には一死から須藤旭が右越え三塁打、四番・秋庭真博の申告敬遠に続き大谷夏輝、江黒隼が連続適時打、さらに一死満塁から沼上晴雅が走者一掃の左越え三塁打を放つなど、打者一巡の猛攻で一挙6点を挙げて試合を振り出しに。それでも、西埼玉は直後の3回裏に清水、荒井の連打に続き武内主将が左越えの3ラン本塁打を放って再び熊谷を突き放し、5回にも1点を追加、追撃する熊谷を振り切って2年ぶりの優勝を決めた。(了) 優勝 =2年ぶり3回目 にしさいたま 西埼玉少年野球 [飯能市] 全国経験組を中心に攻守充実 最終日の午前中、準決勝の第1試合でレッドファイターズ(春日部)に5対2で勝利し、11対0で決着した、熊谷と上藤沢ライオンズ(入間)との第2試合を見ていた西埼玉・綿貫康監督がつぶやいた。「熊谷さんは打ちますねぇ…」 ただでさえ、投手のやりくりを考えると、点の取り合いになりやすい、ダブルヘッダーの2試合目。試合は予想通りの打撃戦となった。 注目の初回、先発の武内瑛汰主将が熊谷打線をゼロで抑えた西埼玉が、その裏に先制。2回表には、熊谷に1点を返され、なお一死二、三塁と同点のピンチを迎えたが、武内主将が三振で2つ目のアウトを奪うと、次打者の放った、抜ければ同点という飛球を、中堅手の鈴木聖絆が「微妙と思ったけど、思い切って行きました」と飛び込んでキャッチ。「突っ込んでいってよかった!」と窮地を脱したのだった。 2回表二死二、三塁、抜ければ同点の当たりを中堅手の鈴木(手前)が好捕(上)。その裏、一死一、二塁から中村が左中間に2点三塁打(下) 2回裏、西埼玉はさらに4点を追加。完全に西埼玉の流れと思われたが、3回表にまさかの6失点で同点に。「あの(2回までの)リードで“勝った”とは、思っていませんでしたよ」という西埼玉・綿貫監督の言葉通りの展開となった。 それでも、「ウチもみんな、よく振ってきましたから。3週間ごとに、バットのグリップを巻き替えなきゃいけないくらいには、やってきた。選手たちも、打ち負けない自信はあったんじゃないでしょうか」──。 試合を決めたのは、準決勝でも2本の本塁打を放ってチームを勝利に導いた、武内主将のひと振りだった。3回裏無死、清水洋、荒井若獅の連打に続き、相手左翼手の頭上を大きく越える3点本塁打。「ホームランを狙っていたわけじゃないけど、必ず走者をかえすつもりで、責任感を持って打席に入りました」とニッコリ笑った。 3回裏一死、清水が3安打目の右前打(上)。その裏一死一塁から荒井が左前打(下) 綿貫監督が「とにかく、優しい子。自分が投げているときに味方がエラーしても、まったく嫌な顔をせず、必ず『気にするな』と声を掛ける。周りのみんなが“彼のためなら”と思ってくれるような、そんな選手なんです」と評する好漢。「そのおかげで、チームワークもすごくいい」 最終6回表、1点を返され、なおも二死三塁。4回途中から渡辺桜生、鈴木、再び渡辺とつないできたマウンドに再び上がり、内野ゴロで試合を締めくくった武内主将の周りに、西埼玉ナインがワッと集まった。飛び跳ねて優勝を喜び合う西埼玉ナイン。一番の笑顔を見せているのは、その真ん中にいるキャプテン自身だった。 3回裏、竹内主将が左越え3ラン(上)。ダイヤモンド一周後も笑顔が弾ける(下) 今夏には、6年生中心のチームで、全日本学童マクドナルド・トーナメントに初出場を果たした西埼玉。2回戦で戦いを終えた全国大会では、9人の5年生もベンチ入りしていた。 その中で、武内主将は2試合ともに途中出場していた。上位進出を期待されながら、2戦目で涙をのんだ大舞台の戦いを、こう振り返る。「6年生の先輩たちの強さは、自分も一緒に戦っていたから、分かっていたつもりだったんですけど…それでも、負けてしまった。一つのアウトの大切さっていうか、たとえば2アウト目をとっても、少しの瞬間も油断しちゃいけないんだ、ということを学んだ気がするんです」...
【埼玉新人戦】夏に全国1勝の西埼玉、新チー...
【都新人戦2・3回戦】ベスト8出そろう。4...
東京都新人戦は9月27、28日、荒川戸田橋野球場で2、3回戦を行い、ベスト8が決まった。2回戦では、江戸川勢の葛西ファイターズB、江戸川ジュニアリバーズ、下鎌田イーグルスと、世田谷勢の用賀ベアーズ、世田谷成城ジュニアーズ、船橋フェニックスがそろって勝利。3回戦では、深川ジャイアンツ(江東)が昨年のジュニアマック(4年生都大会)王者の用賀ベアーズに逆転勝ち。レッドファイヤーズ(足立)、不動パイレーツ(目黒)、レッドサンズ(文京)ら有力チームも8強入りした。準々決勝は10月4日、準決勝は翌5日に予定。2回戦で国立ヤングスワローズB(国立)を破るなど躍進中の豊島ブレイズ(豊島)は、大会2連覇中の船橋と準々決勝で激突する。 (写真&文=鈴木秀樹) ※記録は編集部、本塁打はランニング。全結果は東京都軟式野球連盟HP参照(⇒こちら) ■3回戦 ◇9月28日▽D面第1試合 深川G歓喜!用賀との激戦制す 用賀ベアーズ(世田谷) 2021030=8 2020041x=9深川ジャイアンツ(江東)※タイブレーク7回 深川ジャイアンツが最終6回に4点差を追いつき、タイブレークの末に4年生王者の用賀ベアーズを下した。 用賀が1回表、一番・藤熊恭士の安打に続き、岡田大和の2ラン本塁打で先制も、その裏、深川が植田爽太の内野安打と四球を足掛かりに、寺門大地のスクイズと、3年生ながら五番に座る内木謙斗の適時二塁打で同点に。3回にも用賀が藤熊、岡田の連打から2点を奪ったが、その裏に深川が寺門、内木、樋口睦人の連打などで追いついた。 用賀は4回に平尾大地の右二塁打と早川和輝の安打、大村駿太主将の犠飛で1点、6回にも敵失と四球で得た好機に藤熊と岡田が連続適時打を放ち3点を加え、得点差を4に広げたが、深川は最終6回裏に樋口、野崎健太、遠藤栄翔、狩野遥生の連打で猛追、「考えすぎると楽に打てないので、何も考えずに打席に入りました」という大貫航太郎の2点適時打で同点に追いついた。 勝負は無死一、二塁のタイブレークへ。表の用賀の攻撃を失策で無死満塁とされながらも、ゼロで切り抜けた深川は、その裏、敵失で二塁走者の大貫がホームを駆け抜け、うれしい逆転勝ちで8強入りを決めた。 「何といっても、相手は用賀さん。必死です。最終回には、点差があったのでとにかく『打て、打て』と」と深川・寺門宏監督。「きょうの最終回は、見本のような“つなぐ野球”をしてくれましたね。運もありましたが、選手たちのおかげです」。 タイブレーク7回表、二死満塁から内外野の間に上がった難しい飛球を「グラブ任せに、手を伸ばしたら捕れました!」と喜ぶ佐藤輝陽主将は「チーム一丸の勝利です」と声を張り上げた。 茫然のジュニアマック王者 4点差を追いつかれ、敗れた用賀ナインはぼう然。まさかの逆転劇に、応援席も静まり返った。 村上太郎監督の落ち込みも激しく、「気持ちで負けてしまったのかなあ…。やっぱりミスが出るとなあ…。でも、選手は責められないよなあ…。深ジャンさんはよく鍛えられているなあ……」と反省の弁が止まらない。それでも切り替えて、「これも経験。来年の飛躍に向けての試練と、プラスに捉えます。うん。まずは、これから地元で始まる城南カップから、しっかり戦っていきます」と前を向いた。 敗れはしたが、こちらも投手力、守備力、打力のいずれも高く、世代上位の実力は間違いない。敗戦の悔しさを糧に、今後の躍進に期待したい。 ■2&3回戦 新打線機能!ヤングパワーズが快進撃 ◆2回戦 ◇9月27日▽D面第2試合ヤングパワーズ(墨田) 00272=11 30401=8調布ファイターズ(調布)※5回時間切れ ◆3回戦 ◇9月28日▽F面第1試合ヤングパワーズ 14035=13 00000=0町田玉川(町田)※5回コールド ヤングパワーズ(墨田)の勢いが止まらない。 西砂ベアーズ(立川)との初戦を9対1で勝ち上がると、2回戦では調布ファイターズ(調布)、3回戦では町田玉川(町田)と、都大会常連の強豪を立て続けに2ケタ得点で破り、8強に名乗りを上げた。...
【都新人戦2・3回戦】ベスト8出そろう。4...
【都新人戦】関東キップをかけ、62チームの...
5年生以下の新チームで東京No.1を競う、東京新聞杯争奪第43回東京都学童軟式野球大会新人戦が9月23日、板橋区の荒川戸田橋野球場で開幕した。この大会はノーブルホームカップ第27回関東学童軟式野球秋季大会の予選も兼ねるほか、来年夏の高野山旗(和歌山)は優勝チーム、阿波おどりカップ(徳島)は準優勝チームが出場権を得る。各支部代表62チーム参加の開会式の後、1回戦30試合が行われた。 (写真&文=鈴木秀樹) 最後まであきらめず全力で戦います! 午前8時45分からは、都内各支部代表の62チームが集結し、開会式が行われた。入場行進を行い、ダイヤモンドを埋め尽くすように整列した約1000人の選手らは、新チームで臨む初めての都大会に、緊張の面持ち。 前年優勝の旗の台クラブ(品川)・五十嵐暖人主将から優勝旗、永井滉人選手から優勝杯がそれぞれ返還された。そして昭島ヤングライオンズ(昭島)の鷹取都和主将が選手宣誓。「監督、コーチ、お父さん、お母さんに支えられ、仲間たちと一緒に頑張ってきました。この大会では最後まであきらめず、全力で戦うことを誓います」と、元気よく言葉を発した。 不動、レッドなど初戦突破 開会式に続いて1回戦30試合が行われ、都大会常連の不動パイレーツ(目黒)は稲城ブラッキーズ(稲城)に10対0で勝利、レッドサンズ(文京)はいちがやチーターズ(新宿)に22対3で快勝した。一方、連覇がかかる旗の台クラブは、清瀬レッドライオンズ(清瀬)とタイブレークにもつれた接戦の末に辛勝。昨年の4年生大会、マクドナルド・ジュニアチャンピオンシップで準優勝の高輪クラブ(港)は、10対9の逆転サヨナラで花小金井サイドワインダーズ(小平)を下した。 27日には2回戦16試合、28日には3回戦8試合が行われる。決勝は10月12日、板橋区の城北野球場を予定。 ■1回戦 ※スコアは編集部。全結果は東京都軟式野球連盟HP参照(⇒こちら) ◇9月23日▽5面第3試合 清瀬、旗の台を追い詰めるも惜敗 旗の台クラブ(品川) 03314=11 04030=7清瀬レッドライオンズ(清瀬)※タイブレーク5回 ここでは伏兵といっていい清瀬レッドライオンズが、前年王者の旗の台クラブを驚異の追い上げで追い詰めたが、タイブレークの末に金星を逃した。 2回表に旗の台が先制。先頭の五番・中澤福丸が安打で出塁すると、為谷海渡の適時三塁打で先制し、福田光成、佐々木稜也の連打でさらに2点を追加した。清瀬はその裏、連続四球を足掛かりに、森下恭介の2点適時二塁打などで4点を奪い逆転。しかし、直後の3回表、3失点で旗の台に再逆転を許すと、4回にも1点を奪われ、4対7とリードを広げられた。 それでも、粘る清瀬は、90分の時間制限が迫った4回裏、石井大登主将、青木友愛の連打に敵失が加わり1点を返すと、さらに二死一、三塁から佳賀匡祐が右中間に2点二塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。 この時点で90分を過ぎており、勝負は無死一、二塁開始のタイブレークへ。延長5回表、旗の台に4点を許した清瀬は、その裏の攻撃を無得点で終え、接戦を落とした。 無念の惜敗に「よく頑張ってくれたんですけどねぇ」と天を仰いだ清瀬・坂本直樹監督は、「ただ、ここまで戦えることが分かったのは収穫。課題は守備、走塁とはっきりした。来年に向けて、良いに経験になりました」と気持ちを新たにしていた。石井主将は「もともとみんな、バッティングが良いので、力は出せたと思います。来年に向けて、もっと守備を鍛えないといけないと思いました」と、こちらも6年生に上がる、来年の飛躍を期していた。 ◇9月23日▽6面第3試合 高円寺が好発進!いつか茎崎Fと! 府ロクスポーツ少年団野球部(府中) 0001=1 6401x=11高円寺メイトA(杉並)※4回コールド 初回の攻防が勝負を分け、気づけば大差のコールドゲームとなった。「めっちゃ緊張しました。ドキドキで」 高円寺の先発マウンドに上がった田中瑛主将が振り返る。 1回表の守りを、2つの内野フライと、1つの外野フライでゼロに抑えた高円寺は、その裏、先頭の田中主将が右前打で出塁すると、二番の奥村友英も左前打。さらに四球、篠原瑛太の内野安打と続き、打者一巡で一挙6点を先取した。田中主将は「みんなが守ってくれて、その裏に点を取ることができた。みんな打てていたので、あれで落ち着いたかなという感じです」と、仲間に感謝した。 2回にも4点を加えた高円寺は、4回表に1点を許したものの、その裏に1点を挙げたところで「4回10点差」のコールド試合が成立、快勝で初戦を突破した。田中主将は「すごくうれしいです!」と笑顔を見せ、「次は強敵なので、それに向けて練習しないと」と、旗の台クラブとの対戦が決まった2回戦に向けて、切り替えていた。 田中主将の父で、背番号28を背負う田中晋輔コーチは茨城県出身で、関東を代表する全国大会常連の茨城・茎崎ファイターズを率いる吉田祐司監督とは幼なじみ。竜ケ崎一高では、ともに甲子園で戦ったチームメートでもあり、いまも連絡を取り合う仲という。「茎崎は全国クラスの強豪ですが、いつか戦えたらなあ、と思っているんですよ」と話していた。
【都新人戦】関東キップをかけ、62チームの...
【都学童王座決定戦】2025東京無双の不動...
全日本学童マクドナルド・トーナメント東京予選と、都知事杯フィールドフォース・トーナメントの上位チームが集い、あらためて頂上を競う「東京都スポーツ文化事業団理事長杯駒沢ジュニアベースボール大会 第17回東京都学童王座決定戦」は8月24、30、31日に東京都世田谷区の駒沢硬式野球場で行われた。決勝では大会3連覇のかかる不動パイレーツ(目黒)と国立ヤングスワローズA(国立)が激突。最終回の大逆転劇で不動が勝利を収め、3年連続6回目の優勝を果たした。 (写真=大久保克哉/文=鈴木秀樹) ※記録は編集部、本塁打はランニング ■決勝 ◇8月31日◇駒沢硬式野球場 不動パイレーツ 000103=4 020000=2国立ヤングスワローズA 【不】山田、木戸-岡本、山田【国】山崎、谷津、宮下瞬-濱田三塁打/田中、山田、茂庭(不)吉川(国) 【評】国立は2回、先頭の四番・吉川陽壱主将が右翼線を破る三塁打を放つと、続く清水升爲のスクイズで先制、さらにこの打球が悪送球を誘い、清水も二塁へ。その後一死三塁とし、濱田藍のスクイズで2点目を奪った。追う不動は4回、四球の寺田悠人を一塁に置き、四番・山田理聖が右翼線を破る適時打。しかし、三塁を回った山田が走塁死し、追加点はならず。しかし、不動は1対2で迎えた最終6回表、竹中崇と山田の連打に四球が加わり、茂庭大地、北條佑樹がバントを決めるなど、機動力も絡めて3点を奪い逆転、その裏の国立の攻撃をゼロで抑え、厳しい戦いを制し、都大会3冠を達成した。 優勝:不動パイレーツ 打線は爆発せずとも、巧みに攻め勝つ“不動流” 初回に先頭の田中璃空主将が中越え三塁打を放つ(=下写真㊤)も、次打者の投ゴロでホームを狙い走塁死(=下写真㊦)。2回にも先頭の山田理聖が安打で出塁したが、二死二塁からの遊飛で帰塁できず、併殺で攻撃終了となった。 1度ならず2度までも、先制の好機を生かせず、わずか半月前の全国大会での悔しい敗戦から立ち直れていないのか──とも思わせた不動パイレーツだったが、そうではなかった。 「すぐに切り替えて、この駒沢王座で優勝し、都大会3冠を達成することが、本当の自分たちの強さを示す唯一の道だと、選手たちと話し合ったんです」と田中和彦監督。 優勝することになる長曽根ストロングス(大阪)に敗れた全国大会3回戦は、いわば“相撲に勝って勝負に負けた”試合内容。しかし、ここまで、内容でも結果でも勝ちにこだわることで進化してきた、今年の不動だけに、ここでは何としても結果を出したい。序盤のちぐはぐな攻撃は、いわば気合が入りすぎたゆえの空回りだったということなのだろう。 決勝はスピードのある山田が先発のマウンドに 相手は国立ヤングスワローズ。全日本学童予選では準々決勝でぶつかり、最終回に逆転し、なんとか勝利を収めた強敵だ。田中監督が付け加える。 「ピッチャーの山崎(央月)君をはじめ、国立さんの選手たちも、以前戦ったときと比べても、ものすごく力をつけているのが分かります。その状況下でも勝ち切ることが、自分たちの力を証明するためには必要なんだ、と話したんですよ」 こだわってきた、勝つためのスタイル 序盤に許した2点が重くのしかかる展開の中、反撃は4回の1点にとどまっていたが、最終6回、ついに不動打線が本来の力を発揮した。この回は長打こそなかったものの、単打とバント、四球に足を絡めて3得点。4つの盗塁のうち、2つは三盗だ。 相手のスキを突く盗塁で流れをぐっと引き寄せて畳みかける、年明け以降、不動がこだわってきた「負けない」ための気持ちの強さが前面に出た逆転劇だった。 3回からは木戸恵悟がマウンドに上がった 「全国大会は、4回時間切れで負けたんですよね。選手たちには『あの悔しさを思い出せ』と。あのときは5回、6回、戦うことすらできなかったんだぞ、と。今日は6回までできるんだ、ここで逆転しないでどうする、そんな言葉を掛け続けて、選手たちがそれに応えてくれたんですよ」 そう話す田中監督も笑顔だ。「これからは、受験でチームを抜ける選手も出てくる。このメンバーで戦えるのもわずかなんだから、楽しんで来い、とも言ったんです。彼らにとって、良い思い出になってくれたらいいんですが」。 6回表には竹中と山田㊤の連打で、竹中が同点のホームを踏んだ㊦...
【都学童王座決定戦】2025東京無双の不動...
【全日本学童茨城大会/決勝】茎崎、ほぼ満点...
第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント茨城県大会は、茎崎ファイターズ(土浦市)の3年連続12回目の優勝で閉幕した。楠クラブスポーツ少年団(結城市)との決勝は8対0の5回コールド。2ケタ安打に被安打2の無失策と、ほぼ満点に近い内容だった。その絶対的な王者へも好戦的なスタイルを貫いた楠も、無失策など特質すべきチームだった。茎崎は11日開幕の全国大会に出場するが、準Vの楠もその後の予選を突破し、本日8日開幕のスポーツ少年団の全国大会(エンジョイ!野球フェスティバル)に初登場する。 (写真&文=大久保克哉) ※全国展望チーム紹介「茎崎ファイターズ」➡こちら 優勝 =3年連続12回目 くきざき 茎崎ファイターズ [土浦市] 準優勝 くすのき 楠クラブスポーツ少年団 [結城市] ■決勝 ◇6月22日 ◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第2試合 楠クラブスポーツ少年団(結城) 00000=0 3221 X=8 茎崎ファイターズ(土浦) ※5回コールド 【楠】直井大、三宅-阿部孝 【茎】百村、石塚-佐々木 本塁打/佐々木(茎)...
【全日本学童茨城大会/決勝】茎崎、ほぼ満点...
【全日本学童茨城大会/3位決定戦・写真ダイ...
第45回全日本学童マクドナルド・トーナメント茨城大会は、6月22日にノールブルホームスタジアム水戸で3位決定戦と決勝を行い閉幕。諸川ファイターズ(古河)と、嘉田生野球スポーツ少年団(筑西)による3位決定戦は後半から大きくもつれ、特別延長の8回で決着するまでに約2時間半。3位表彰と決勝戦がすぐに始まり、試合後の取材ができなかったことから、戦評と写真ダイジェストをお届けする。 (写真&文=大久保克哉) ※記録は編集部 ※※決勝戦リポートは近日中に掲載します 第3位 もろかわ 諸川ファイターズ [古河市] ※県代表として出場した8月2・3日の関東学童で優勝 ■3位決定戦 ◇6月22日 ◇ノーブルホームスタジアム水戸 ▽第1試合 諸川ファイターズ(古河) 00021028=8 00010221=4 嘉田生野球スポーツ少年団(筑西) ※特別延長8回 【諸】真船、白石、樫村-白石、樫村、白石 【嘉】坂本、根本、坂本、国府田-山中 本塁打/宮崎(諸) 三塁打/白石、小又渓(諸) 二塁打/小倉、宮崎(諸) 【評】8時20分過ぎに始まった試合は、前半戦の3回を消化するのに30分とかからず。嘉田生野球スポーツ少年団は左腕の坂本繋心が、諸川ファイターズは右腕の真船睦巳が、それぞれ粘り強く投げ合った。 3回までに生まれたクリーンヒットは、嘉田生の五番・山中隆惺の左前打1本のみで、双方とも野手はノーエラー。諸川は二塁を守る樫村晃太郎主将が、内外野へ盛んに指示を出しながら守備を統率する。一方の嘉田生は5年生コンビの二遊間、田中明日斗と橋本大輝の適切な判断と堅実性が光っていた。...
【全日本学童茨城大会/3位決定戦・写真ダイ...
【全日本学童千葉大会/決勝】15得点&完封...
第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント千葉県予選大会は、豊上ジュニアーズ(柏)の2年連続6回目の優勝で閉幕した。匝瑳東ベースボールクラブ(東総)との決勝は、18安打2本塁打の15得点に完封で4回途中で終了。王者の牙城は極めて堅固であった一方、初のファイナルまで躍進してきた匝瑳東も毎回安打で守ってはノーエラーを貫いた。戦評に続いて、ヒーローと敗軍の横顔をお届けしよう。 (写真&文=大久保克哉) ※記録は編集部、本塁打はすべてランニング ※※全国展望チーム紹介「豊上ジュニアーズ」➡こちら 優勝 =2年連続6回目 とよがみ 豊上ジュニアーズ [柏市] 準優勝 そうさひがし 匝瑳東ベースボールクラブ [東総/匝瑳市] ■決勝 ◇6月21日 ◇国府台スタジアム 匝瑳東ベースボールクラブ(東総) 0000=0 0681=15 豊上ジュニアーズ(柏) ※4回裏途中、時間切れ 【匝】宮内勇、丸山駿、鶴岡ー伊藤龍、宮内勇 【豊】山﨑、中尾-神林 本塁打/中尾、村田(豊) 三塁打/後山、矢島、福井、中尾(豊)...