商品開発室

【開発秘話】バッティングのタイミングを極める
"タイミング力" に着目 野球のバッティングにおける重要なポイントはいくつかあります。 フォーム スウィングスピード タイミング 間 ミート率 バットの角度 パワー 等々 その中でも "タイミング" に着目し、投手が投げてくるボールに対してタイミングを合わせ、ミートする技術を上げるための野球練習用品…唯一無二の野球練習ギアが誕生しました。 2023年11月22日更新 目次 タイミングの重要性 タイミング力を身に付けるには 開発のスタートはゲーム 井端弘和氏のアドバイス タイミングマスターの効果 商品購入 タイミングの重要性 いくら振る力・飛ばす力があっても相手投手の投げるボールに対して、自分自身のスウィングのタイミングが合っていなければ、そのパワーは発揮されません。 バッティング練習で指導者がバッピ(バッティングピッチャー)をしてくれる時のように、「打ちやすいボール」「打たせてあげようというボール」は試合では絶対にきません。 高さやコースを工夫して打ち取りに来るだけでなく、『タイミングを崩してでも』打ち取ろうとしてくるのです。 そんな実戦に向けて、最適なミートポイントでボールを捉えるタイミング力(タイミングを合わせる能力)を高めることが、好打者になる必須条件になります。 タイミング力を身に付けるには 特に空振りやファールになったときに「タイミングが合わなかった…」と反省することも多いですよね。...
【開発秘話】バッティングのタイミングを極める

【井端監督の評価は?】女子野球選手向けグロ...
こだわったのはデザインじゃない まず初めに記載しておきたいことは… 今回開発した女子野球選手向けのグローブ(グラブ)でこだわり抜いたポイントは 見た目やデザインではなく、捕球のための機能性であるということです。 グローブの機能性に関して、記事の後半で井端監督にも評価していただいています。 2010年頃から女子野球界は急速に発展しており、学童~一般まで女子野球選手の数も年々増加しています。 野球用品やグローブ、ウェアにおいて「女子用」「女子選手用」「女子モデル」そんなキャッチコピーで販売されているものには… 〇女子っぽいカラーリングやデザイン 〇女子向けに小さくしたり細くした仕様 と、見た目や安易な特徴を打ち出したものが多く存在します。 \ではなく/ 今回新しく型から開発した女子硬式野球選手向けのグローブは、カラーリングやデザインではなく、選手に1番求められる『捕球のしやすさ』を追求しました。 親指~小指までの操作性 良いグローブとは? 捕球のしやすさ、捕球のための操作性の良さが求められます。 青い部分:内部革パーツの指先の厚みを可能な限り薄くし、ハンドリング時の軽さを実現黄色い部分:女性の手でも親指と小指がしっかりとホールドされ、親指・小指の両端まで思い通りに動かせるよう、指かけを改良し調整緑の部分:逆シングル等でもボールを掴めるように、奥行きがあり、ポケットがしっかりと作れるウェブ下仕様に型を改良全体的に土手から捕球位置に重心があり、先端へかけて軽く感じる型になっています。 手口のフィット感は当たり前 女子野球選手向けに開発したので、男性基準に作られたグローブより、手入れ部分のフィット感が良いことは当たり前です。 開発初期からバンドの紙型を修正し、男性ではきつく感じる程度の手口サイズ、レースの通し方にしています。 さまざまな捕球でテスト 親指・小指のホールド感と力の伝達+各指先の軽さ+ポケットの深さ+手口のフィット感が合わさって、扱いやすくさまざまな捕球を想定した操作性の良いグローブとなっています。 一度は開発をストップしたことも...
【井端監督の評価は?】女子野球選手向けグロ...

豚革ってどんな革?
特徴を"超簡単"解説 野球のグローブに豚革が適している? 軟式ボールとの相性が抜群で学童野球におすすめ? ここでは豚の革はどのような特徴があるのか。なぜ野球のグローブに使用したのか。わかりやすくご紹介します。 2023年12月1日更新 目次 豚革の4つの特徴 なぜ軽いのか? なぜ丈夫なのか? なぜ柔らかいのか? なぜ通気性がいいのか? グローブ用として 豚革の4つの特徴 なにより軽い さらに丈夫 そして柔らかい 実は通気性も良い そもそも皮じゃなくてなんで革っていうの?と疑問に思う方もいるかもしれません。 皮=未加工の状態 革=製品用に加工した状態 このように呼び名が使い分けられています。 なぜ軽いのか? それは『豚革は厚みがなく薄いから』です。 豚の皮は全体が乳頭層でできていて、すぐに皮下組織(脂肪など)になるので、革として使用する部分は薄いのです。 ...
豚革ってどんな革?

【野球】ピッチングマシンの選び方│メリット...
ピッチングマシンとは 野球の練習において、投手が投げる球を想定した実戦的なバッティング練習ができるマシンです。 大きさや種類もさまざまで、それぞれに特徴や適した練習目的があります。 今回はそんなピッチングマシンの "あれこれ" をご紹介します。 大きく分けて2種類 現在主に流通しているピッチングマシンは大きく分けて2種類になります。 ※ほかにもエアー式(空気で発射)もありますが、市場の流通は少ないので今回は割愛します ウィール式(ドラム式とも呼ばれます) 回転する2つもしくは3つのウィール(ローラー)でボールを押し出して発射するタイプ アーム式 ハンド・アームと呼ばれる回転するパーツにボールを乗せて発射するタイプ それぞれに特徴や使用するシーンでのメリット・デメリットがあるのでご紹介します。 ウィール式マシンの特徴 メリット ・変化球が発射できる ・1球ずつ好きなタイミングで発射できる デメリット ・ボールを入れる係が必須 ・ウィールの交換でランニングコストがかかる アーム式マシンの特徴...
【野球】ピッチングマシンの選び方│メリット...

【開発秘話】女子野球選手の想いを形に
現役女子高生たちが勇気をもって提案 高校生が企業へ商品提案をする。それがどれほど緊張し、勇気のいることか… そのためにどれほどの時間を使い、準備をしてきたか… 思い切りプレーができる下着やアンダーシャツを開発したい。その想いからたどり着いたのは≪更衣室≫でした。 野球用品メーカー フィールドフォースの会長と社長の心をも動かした素晴らしいプレゼンを経て、ついにその想いが形になりました。 ※プレゼンの様子はこちら 軟式女子野球部と共同開発 今回共同開発をさせていただいたのは中京大学附属中京高等学校の軟式女子野球部のみなさんです。 ここ数年、高校女子硬式野球は春の全国大会決勝戦は東京ドーム、夏の決勝戦は甲子園で行われ、メディアに取り上げられることも多くなってきました。 女子硬式野球部を持つ高校も激増し2023年の夏の大会にはなんと58チームが出場しています(現時点では地区予選はなく全チームが全国大会へ出場) そんな中、中京高校は数少ない女子の”軟式”野球部として活動しているのです。 女子野球の環境を良くしたい 高校野球プレゼンテーション大会(通称「オンライン甲子園」)で掲げた『女子野球革命宣言』の一つとして商品開発に取り組み始めました。 きっかけは同部活の土井監督からフィールドフォースの社員:小林に届いた一通のメールからでした。 1.商品開発についてヒアリングをさせていただけるか 2.商品開発の流れを生徒たちに教えていただけるか 3.共同開発がお願いできるか まずは 1. 2. について、女子選手向けのスライディングパンツを開発した経緯(詳細はこちら)、その時の苦労や問題点の解決策などを、オンラインミーティングで直接お話させていただきました。 そして、ここから共同開発が始まります。 まずは、現在の女子野球環境における問題点、悩み、不満、改善点、こんなものがあったらいいのにな。というアイデアを現役女子高生の選手たちからリストアップしてもらったのです。...
【開発秘話】女子野球選手の想いを形に

【開発秘話】投げながら下半身の体重移動を習...
BBMCとフィールドフォースの共同開発 第一弾! 兵庫県西宮市で動作改善と故障を同時に解決できる野球専門プロ施設「ベースボールメディカルセンター(BBMC)」代表:相澤一幸氏 ~Profile~ プロ選手から小・中・高・大・社会人選手まで、野球の技術や怪我に悩む選手を技術と治療の両面からサポート。その実績が認められ阪神タイガースの臨時コーチも2年間務める。スポーツ医学と独自の『バネ投げ』を取り入れた科学的根拠のある動作改善を、選手個々の身体特性にあわせて指導することで数多くの実績をあげている。 少年野球チームや中学硬式・軟式野球チームでは頻繁に「下半身が使えてない」「軸足にタメがない」「体重移動が出来てない」というアドバイスや指導が飛び交います。実際のところ「下半身の何が出来れば、下半身が使えていることになるんだろう…」そんな悩みを解決するために形にしたのが今回ご紹介するイス 『POWER STANDBY』 です。 このPOWER STANDBYは投球動作に必要不可欠なステップ=『力を出す為の準備動作』であり、ステップの本質である「勢い・開かない・目標物に近く」を目的に作られています。骨盤前傾ポジションを始め、軸足のタメや体重移動の習得ができる改善アイテムなのです! 下半身の使い方に悩む全て選手の救世主となり、お父さんとお母さんと一緒に自主練習も可能にするPOWER STANDBYで理想フォームを手に入れよう! POWER STANDBY(パワースタンバイ)の秘密 小学生や中学生が苦手とする『骨盤前傾ポジション』を中心として、投球練習と同時に身体の使い方を変えることにフォーカス! 『投球フォームのメカニズム×身体の知識×プロの動作改善経験』を生かして、 理想のフォームを追求した『投げながら動作習得が出来る』動作改善アイテムです! 学童野球や中学軟式・硬式チームで「下半身」の使い方に悩む監督やコーチ、保護者の方々からご相談いただくことが多くあります。 「体が硬いから上手く下半身を使って投げれない」などが代表例。 でも、実際のところ関節の動かし方さえ分かれば『実は動いてしまう』もの。しかし、動かし方を学んだり、下半身を使って投げる『腰を落とした姿勢、いわゆるパワーポジション』に近い体勢をとることが、日常生活動作ではかなり少ないのも事実… ましてや小学生や中学生はスクワットの正しい動作を学べておらず、トレーニングが出来ない状態です。 この体勢をつくる事が難しい そこでBBMCではトレーニングとして捉えるのではなく、動作習得の一貫として『投げながら動作を覚える』方法がないかと考えて『バネ投げ 下半身ドリル』を作りました。 ただ、このバネ投げ下半身ドリルだけではまだ不十分で、自宅で練習する際に、...
【開発秘話】投げながら下半身の体重移動を習...

【開発秘話】究極のバットコントロール習得へ
バットコントロールって何だろう? バットに当てるのが上手な選手のことか、空振りをしない選手の事を指すのか。確かにそうかもしれないが… それにプラスして、打ちたい所にイメージ通りに打てる技術のことを”究極のバットコントロール”と言えるのではないでしょうか! \飯塚氏とのコラボ開発/ 2000年のシドニー五輪に日本代表選手として出場、そして社会人野球の強豪 NTT東日本硬式野球部の前監督である飯塚智広氏の言葉を紹介します! バットコントロールの真髄 2000年シドニー五輪に選ばれ、プロ野球選手の打撃練習を間近で見ていて凄さを感じていました。 その中でも一際輝いて打撃をしていた選手がいました。 その選手の名は松中信彦氏。平成唯一の三冠王の打撃には衝撃を受けました。 フリーバッティング中、なんと松中氏は同じ打球をずっと打ち続けていたのです。 しかも、いとも簡単にです。 まさに打ちたいように打っている姿は僕だけではなく、対戦相手の各国の選手からも拍手が沸くほどの見せ物(まさにショー)でした!と書けばその凄さが皆様にも伝わるでしょうか? バットコントロールとはなんぞや?の答えが一気に見つかりました。 それは 打ちたい所に打ちたいように打つ! でした。 (バットコントロールについて議論する飯塚氏とフィールドフォースの吉村社長は高校野球部時代の同級生) 身近でその『究極のバットコントロールを体得することが出来るギア』ってなかなかないかもしれない…と考えた時に、子どもの頃、時間を忘れ夢中で遊んでいた壁当てを思い出しました。 考えは至ってシンプルです。 投げたい所に投げたいように投げる。 このシンプルな考えをバッティングに置き換えました。 打ちたい所に打ちたいように打つ。 そんな練習用品があれば、まさに時間を忘れ夢中でバットを振るのではないか?と、商品化に向けて飯塚氏と社長の吉村は開発を進めました。 バックネットなどに取り付けるだけで、1~9の大きなターゲットを狙って打ち分けることのできるそんなシートの開発です! 完成した商品名は...
【開発秘話】究極のバットコントロール習得へ

【開発秘話】送球も重視した守備ネット
100%完璧な商品はない フィールドフォースの社長であり、野球練習ギアのアイデアマンである吉村の言葉です。 もちろん販売しているすべての商品は、情熱をこめて開発した自信作ではありますが、「もっとこうしたらよいのではないか?」「ここをもうちょっと変えたらいいのに」そんな声にも耳を傾け、常により良い商品を生み出すことや改良改善することを心がけています。 例えばこの≪移動式フィールディングネット≫はどうでしょうか? 高さ約150㎝という大きさだけでなく、脚にタイヤが付いていてグラウンドやチーム練習でも楽に移動ができるので、部活やチームユーザーにも人気の商品です。 昔はどこでもできていた「壁当て」が禁止される時代になり、壁ネット/フィールディングネット/守備ネットが商品として必要とされる時代になったのです。 これもまだ改良点があった すでに販売実績がある商品ではありますが、これにさらなる改善点を提案してくれたのが井端弘和さんです。 『たしかにこれ良いなぁ。でも…』 『横幅が少し狭いから送球の時にちょっと縮こまって投げちゃうなぁ』 繰り返し練習できる守備用のネットとして高評価をいただきながらも 送球 に着目したアドバイスです。 『もうちょっと横幅があればしっかり腕を振って投げられるからもっといい』 すぐにサンプル製作へ ここからのスピード感がフィールドフォースの商品開発の強みです! ・サイズ感の確認 ・フライやゴロ、バウンドの角度の確認 ポイントごとに意見交換を行い、高さ1.5m×横幅1.0mの商品は販売継続しつつ、さらにもう一回り大きいフィールディングネットを開発することになりました。 的が大きいから投げやすい 守備という大きな枠組みの中でも 送球 に悩みを抱えている選手、自信が持てない子ども達は非常に多くいます。 暴投してしまことへの恐怖や、相手が捕れなかったら怒られてしまうという不安もあると思います。 \1.5m×1.5mに/...
【開発秘話】送球も重視した守備ネット

【開発秘話】短いバット、何が良いの?
「引っ掛けたゴロ」を減らしたい ボールを引っ掛けてしまい、サードゴロ・ファーストゴロになってしまうという悩みは誰しもあるはず… 仮に1試合に3打席あるとして、すべて内野ゴロになってしまうという選手も少なくないと思います。 原因はいくつかありますがその一つとして挙げられることが ×ボールを迎えにいってしまうこと その結果・・・ ×手打ちになり、打球は内野ゴロに \解決するために/ 極端に短いバットでティーバッティングをする練習が効果的ではないか?とボールパーク福岡勤務の社員から提案がありました。 バットが短い = ボールを体の近くまで呼び込まないと打てない = 体の近くでミートでき、力も伝わって打球も飛ぶ! ただし、バットの長さを短くすると上半身の開きを防ぎボールを体の近くに呼び込む意識づけはできるが、ただ短いバットではどこにでもある商品になってしまう。そんなモヤモヤがありました。 独自性のある商品に 短いという特徴から +α を考えたときに、グリップを太くすれば握力UP+手首を返しづらくなるのではないかと考え、上記のイラストを作成しました。 早速サンプルを製作し実際に使ってみると… 『重量が重すぎてしまい小学生では扱うことができない』 原因は、ボールを捉える範囲となるスウィートスポット(芯)の面積を広くしたことで想定していたよりも重くなってしまったのです。 \再検討/ 木材の材質や長さ、太さ、バランスを変える必要がありました。 また、中学生から上のカテゴリーの選手たちも使用できるよう、硬式ボールに対応する強度も求めて1から設計し直しました。 ...
【開発秘話】短いバット、何が良いの?

【開発秘話】グラブ職人のノウハウを全野球人へ
職人の経験とこだわり さまざまな野球練習ギアやアイデア商品の印象が強いフィールドフォースですが、実は国内有数の機材を揃えた『グラブ工房』をもっています。 オーダーグラブ/ミットの生産が主ですが、購入いただいたグラブの型付けや使用しているグラブのメンテナンスの依頼もたくさん入ってきます。 作るだけじゃない! フルサポートするグラブ工房! そんな自慢のグラブ工房で指揮をとるのが中国のグラブ工場で修業した篠原工房長です(画像中央) ※グラブの製作についてはこのブログの後半でご紹介します 「まだまだ勉強中です」と日々謙遜する篠原工房長ですが、毎日毎日グラブと真剣に向き合う自身の経験とこだわりを商品として提案しました。 それがグラブの型付けに必要なグラブハンマーです。 そもそも型付けって? グラブを購入した際に「型付け」「湯もみ」「スチーム」などという単語を聞いたことがあるかと思います。 新品のグラブはガチガチに硬く、力を込めてもボールが掴めるほど握ることはできません。 大人であっても不安なくキャッチボールができる状態になるまでには時間がかかります。 ましては子どもの握力では使えるのは数か月後… そんな時に多くのスポーツ店で行っているのが先述した『グラブを握れるぐらい柔らかくする作業』なのです。 ボールを捕るために、各指の曲げたいところを叩きガチガチの状態から『握れるように曲がる癖』を付けていくのです。 この作業を行う際に使うのがグラブハンマーなのですが… 重量 形状 バランス 操作性 安全性 腕への負担 すでに世に販売されているものもいくつかありますが、すべてベストな商品にはなかなか巡り合えません。 ...
【開発秘話】グラブ職人のノウハウを全野球人へ

【開発秘話】商品開発力の秘密を大公開!
なぜこれほどたくさんのマニアック商品を 世に送り出せるのか? 野球業界では唯一無二のメーカーになりつつあるフィールドフォース。 他社とは違う商品群で勝負するワケは? 毎月数種の新規商品を販売開始できるワケは? 根強いファンも多いフィールドフォースの野球用品が生まれる秘密を大公開します。 \ブレないコンセプト/ たとえば『一人でも繰り返し打ち続けられる』そんな商品がオートリターン・フロントトスです。 今や世の中に数万台と販売実績のあるこの商品ですが、当初は「トスマシンから自動で穴あきボールが発射される」さらに「ネットに打ち込んだボールがコロコロと転がって自動でマシンにセットされる」そんな野球練習用品があるなんて!と衝撃を受けた野球ユーザーが大多数でした。 まさに≪痒い所に手が届く≫そんな『あったらいいなぁ』を形にした商品の代表です! 新社屋:柏の葉ベース3階が企画開発室 つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅から徒歩約20分の場所に、フィールドフォースの新しい本社兼室内練習場がそびえたっています。 まるでアメリカの野球場=ボールパークを彷彿とさせるレンガ調のおしゃれなドアから入ると… 1階は自社商品を扱うアンテナショップ、階段を上がり2階は室内練習場です。 そして3階は商品開発専用の企画開発室! 過去に商品化された数々のサンプルや、開発段階で壁にぶつかり商品化が叶わなかったサンプルまで、まるで歴史資料館のような空間です。 フィールドフォースの商品開発における流れは ①アイデア考案 → ②企画開発会議で提案 → ③サンプルアップ → ④確認/使用テスト → ⑤改良案作成 → ⑥改良サンプルアップ → ④~⑥の繰り返し → ⑦仕様確定 → ⑧生産開始 → ⑨販売準備 → ⑩販売開始 この中でも④~⑥が1回や2回のものもあれば、5回6回と繰り返しても納得のいく仕様にならないものもあります。 ここが難しさでもあり商品開発の楽しさでもあります。 イラストを書いて商品をイメージ 企画開発会議で提案します 設計図を起こし工場でサンプル製作 使用テストを行います ...
【開発秘話】商品開発力の秘密を大公開!

【開発秘話】パームアップ打撃理論に乗り遅れるな!
世の中にはいろいろな野球理論があるからこそ、野球用品メーカーには商品開発を続ける使命がある 「バットは上から下に振れ!」「地面と並行にレベルスウィングで振れ!」「肩のラインと並行にすればアッパーではないからすくい上げるように振れ!」「ボールを打つ瞬間にヘッドを返せ!」「ヘッドを返さずに前に振り抜け!」「引き手でリードするように打て!」「押し手で打て!」などなど・・・ 頭が混乱してしまうほど野球理論、打撃理論、投球理論はさまざまです。 ~~~~ 2021年夏 ~~~~ 学生時代のコーチから連絡があって…海外に変わったバッティング練習があるみたいです! 別々のグリップを握って両手を離したまま打つみたいですよ?! あ、このバッティング練習見たことある気がします! なるほど~・・自分の現役時代の打ち方とは違うけど…こういうバッティングが主流になるかもしれませんね! この2つ目のグリップを外付けの商品として作ったら…需要ありますかね? ≪誰でも自分のバットに取り付けられる≫ それが最大のポイントだよ! すぐにサンプルを作ってみよう! 2021年夏~約1年間の開発期間を経て… 近年日本のプロ野球選手もトレーニングで体を大きくしたり、バッティングフォームを改良したり、メジャーの選手の動きを取り入れたり、SNSやネットからもさまざまな情報を得られる時代になりました。 バッティングひとつをとっても、フィールドフォースの室内練習場ボールパークに来ている選手達や野球スクールの指導者の方々の打撃理論もさまざまです。 その中でいかにその選手にあった練習が出来るか、野球チームや部活の指導者の方々は日々アンテナを張って情報収集しているのではないでしょうか? 野球用品メーカーも同様です さまざまな打撃理論があるからこそ、さまざまな練習ができるような野球用品を世に送り出すことが痒いところに手が届くマニアックな商品開発をするフィールドフォースならではなのです! イラストでイメージすることから始まります まずはどのようにバットに2つ目のグリップを取り付けるか? 実際にティーバッティングやトスバッティングができる商品にするためには、強度や使用していてストレスのない構造にしなくてはいけません。 左から順に・・・ スマートな見た目にこだわった初期サンプル:実際にバットに取り付けて打ってみるとすぐにズレてしまう 上下2点止めにして安定感を求めた2代目サンプル:バットを持つ手に邪魔になってしまう 2つの問題点を払拭した3代目サンプル:バットに取り付けるU字のネジが短く太いグリップだと外れてしまう 一番右が採用された最終サンプル:1000スウィングの強度テストも合格して商品化へ ...
【開発秘話】パームアップ打撃理論に乗り遅れるな!

【開発秘話】あなたのボールの回転はきれいですか?
ボールを押し込む&回転軸に注目 子ども達はボールがぬけてしまう、スライダー回転してしまう子が多い…特に野手の子は気にせず投げている子が多い… 遊び感覚でもボールの回転が一目でわかる商品をつくろう! 近年、ボールの回転数や軸が可視化できる機械を導入するチームが増えています。 そういった機械はけして安価ではなく、購入できるチームはごく一部です。また学童チームへの導入はないに等しいです。 リリースポイントの安定やボールの回転など、投げ方は幼少期からの「自分の投げ方」が染み付いているケースが多いので、こういった子ども達でも遊び感覚で練習が可能な送球のリリースに着目した商品を提案しました! ボールが上に抜けてしまう子が非常に多い。ボールが指先にしっかりかかって、押し出す感覚を幼少期から身につけるのは重要だね。そのためには実際のボールの感覚に近い商品にする必要があるね! GOOD:ボールを指先で押し込む感覚 BAD:押し込めず、なでているような感覚 野球塾「エースフォー」でコーチ対応をしていると、小学生にはボールがスライダーやカーブ気味に回転してしまう子や、リリースポイントが安定せずにボールが抜けてしまう子が多く見受けられました。 特に低学年の子どもでは、頭でわかっていてもそれも動作に組み込むことが難しい年代でもあります。 そういった悩みを抱えているプレイヤーが手軽に遊び感覚で練習できるようなボールを開発することになりました。 ウレタン素材であえて空気抵抗を受ける すでに販売されているバッティング練習用のウレタンハードボールをうまく活用してスローイング用のボールを作っていく方向で決まりました。 ※ウレタンハードボール=表面にディンプル加工が施された硬めのウレタンバッティング練習ボール ウレタン素材のボールだと、重量が軽いため空気抵抗を受けやすいと考えました。 \ここがポイント/ 中央に穴を開けることで、さらにボールの回転軸や回転数によって空気抵抗を受けやすくなるのではないかと考えました。 ここからは手作業でのサンプル製作です。 まずは両サイドをカット 穴のサイズによって、ボールの軌道に変化があるのではないか?と考えさらに数種類のサンプル製作に着手し、数ミリ単位で調節をしていきます。 普段使っているボールに近い形状という点にこだわりを持って試作品を製作しました。 そして人それぞれ、体の骨格も異なりますし投げ方も変わってきます。 フィールドフォースの社員や室内練習場に来ているたくさんの子ども達と協力し、さまざまな年齢、さまざまな投げ方で試投して最適な形状やサイズ感・硬度を決定していきました。 たくさんサンプルを手作りしました...
【開発秘話】あなたのボールの回転はきれいですか?

【開発秘話】ペットボトルを使った練習でバッ...
でも…ペットボトルを立て直すのが面倒 企画開発課の今泉が現役時代に取り入れていた≪ペットボトルを足元に置いて行う素振り練習≫からバッティング練習用品が誕生しました! この練習を行う事で、変化球の対応も苦にならなくなりました! \どんな効果があるの?/ たしかに足をゆっくり降ろすことで、“間”って作れるよな! バッティングで“間”ってすごく大事ですけど、なかなか練習が難しいですよね 昔は、ペットボトルをステップ足(投手側の足)の足元に置いて素振りをしていました! でも、1回1回倒れたペットボトルを立て直すのがめんどくさかった! ペットボトルに足で軽くタッチをしてスウィングすることで、体が前に突っ込まず、体の近くまでボールを呼び込むための”間”を作る事が出来ます その練習、すごく意味があるよ! おれも実はペットボトル経験者!(笑) スウィングパートナーと合わせて使えたら、すごく面白いかも! “間”を意識した素振り練習を広めていきたいです! \実は・・・/ あの井端さんも ステップ足は大切と言っています! U-12日本代表監督 井端弘和さん 現役時代はステップ足(投手側の足)は氷の上を滑らすようなイメージで打っていたという井端弘和さん! 軸足でしっかりタメて、ステップ足を氷の上で打っているように滑らすイメージで出すことで、前に突っ込んでしまうことなく、ストレートや変化球それぞれに対して ″間″ を作っていたと言います! 素振り練習といえばスウィングパートナー すでに7万台以上販売しているスウィングパートナーは、ただただバットを振るだけの素振りではなく【ボールに見立てたダミーボールを打つ、意味のある素振り】をする大人気商品です♪...
【開発秘話】ペットボトルを使った練習でバッ...

【開発秘話】光があればもっとバッティング練...
開発期間約2年・・・ 夜間練習を絶対に諦めなかった 夜の公園でもバッティング練習ができる! あちらこちらからこんな声が聞こえてきました。 『日が暮れてボールが見えないから 練習ができない…』 「もっと練習したい子ども達のために≪光≫を使おう!」 フィールドフォースの吉村社長は商品開発会議でメンバーに語りました。 シャトルを打つバッティング練習を野球界の常識にした『スピードシャトル』を光らせよう! ※スピードシャトル=フィールドフォースの主力商品であるバッティング用のシャトル(羽打ち練習用) 光るシャトルってすごい! 完成した光るシャトルをフィールドフォースがパートナーシップ契約を結ぶ 侍ジャパンU-12代表監督である 井端 弘和さんにも使ってもらったところ、「これまでのシャトルよりも重いからかな、思ったよりもビュッと来ますね」「打感もあって良い!」「明るい中でやる練習よりも、集中できますね!」というコメントもいただきました。 井端弘和さんにも実際に打っていただきました また、学校から帰ってから公園に集合し夕方~夜に自主練習をしている小学6年生たちからも「これがあれば今までより長い時間バッティング練習が出来る」「夜は素振りしかできなかったけどピッチャーのボールを打つみたいに練習できる」と喜びの声も届きました。 さらに遠く離れた高校の寮に入り野球部で頑張るお子様にご購入いただくこともありました。 そんな ≪光るシャトル≫ ができるまでの開発秘話~裏側~を隠すことなく公開します 塾や習い事など、学校から帰宅しても日々大忙しの学童球児たち。。。 「もっと練習したい」そんな想いを抱えていても、平日の日中はなかなか野球の練習時間を確保できません。 だからといって、習い事が終わり…宿題を終わらせて…日が暮れてからではボールが見えず練習ができない・・・...
【開発秘話】光があればもっとバッティング練...

【開発秘話】ひとりでも『バチーン』とピッチ...
「気分が上がる投球練習用品を作りたい」という想い フィールドフォースが運営する室内練習場ボールパークは、全国に5拠点(2023年3月現在)あります。 その中の一つボールパーク旭川に勤務し、日々子ども達へ野球の指導をしている柴田が『気分が上がって、調子も上がる商品を作りたい!』と"音"に着目してピッチング練習用品を開発しました! 僕自身、ピッチャーだったので子どものころから壁にチョークでストライクゾーンを書いて『狙って投げる』という練習をやっていました。 でも…一人で壁などに投げていてもつまらないし、退屈でした…(泣) 私も子どもの頃に住んでいたマンションに、ボールを投げてもOKなコンクリートの壁があったので、チョークでストラックアウトみたいに番号を書いて永遠と投げて遊んでましたよ♪ 特に子ども達はいつも同じ練習だと飽きて集中力もなくなっちゃうし… 試しにどんな商品が良いか手作りでイメージを形にしてみたら? やっぱりそうですよね! 一人でもキャッチャーと練習しているようなワクワクする気持ちで投げ込める商品を目指します! 的で『バチーンッ』という音を鳴らしたい この白い手作りサンプルはテントの屋根に使う素材を重ねています。 実際にボールを投げてみたんですけど、ちゃんと的に当たると結構良い音が鳴ります! OK!イメージはわかった! 工場にある素材で"音"を鳴らせる方法を考えよう! 少し難しいぐらいが面白い! テント生地を重ねた手作りサンプルは非常に良い音が鳴りましたが、この硬い生地を数枚重ねて縫製する方法では強度が維持できないという問題点が発覚しました。 全力で投げたボールが当たって「ビリッ」と破れてしまってはいけないので、縫製に適した素材でどう音を鳴らすか?という点を何度も何度も議論しました。 1.商品の構造はイメージが固まってきました 2.次に音の鳴る範囲はどうするか?検討です 全体の大きさはホームベースに合わせてよりストライクゾーンをイメージできるのが良いのではないか? ストラックアウトのようにマスがあった方が良いのではないか?...
【開発秘話】ひとりでも『バチーン』とピッチ...

【開発秘話】バズり商品のヒントは『釣り竿』?
釣りが趣味の現役投手社員が考えた≪投げる練習≫の商品がまさかの大ヒット! 世の中には投げる練習やピッチング練習用の商品はたくさんあるけど、どれもイマイチ効果がわからない…タオルを使うシャドーピッチングよりももっと投げる感覚に近い練習ができたらいいのに。。 『腕のしなり』が自然と意識できるシャドーピッチング商品を開発したい… 釣りが趣味のサウスポー投手社員:梅田は商品のアイデアを企画開発会議で提案しました!! 僕、釣りが大好きなので、ずっと思っていたことがあって…釣り竿を投げる動きとピッチングって似ていませんか? 発想力すごいな(笑) でも確かに似ているかも! 釣りとピッチングのいいところを混ぜて…釣り竿のようなしなりを活かせるピッチングギアを作りたいです! よし! そのアイデアを形にしていこう! 釣り竿→ピッチングの開発スタート 子ども達に日々コーチングをしているけれど、ピッチングやボールを投げる動きの中でどうしても言葉だけでは伝えることが難しい腕がしなる感覚… 「そうだ!釣り竿!」 釣りで竿を投げる時のしなりは…先端の仕掛けの重りで意識をしていなくても自然と「しなり」ができ、そのしなりを利用して遠くまで投げることができると気付き、その原理を利用したサンプル製作を開始しました。 手作りの初期サンプル まず握る部分・しなる部分・先端の重りになる部分のイメージを再現するために、フィールドフォースの『しなる』バッティング練習用品インサイドアウトバットの構造を利用し、手作業で切ったり…繋げたり…初期サンプルを製作しました! けしてお世辞にもカッコいいとは言えない梅田作:初期サンプルの完成です(笑) キーワードとなるしなりを生み出す秘密は軸棒に使っているグラスファイバーという繊維を束ねた軽くて強い素材です。 商品のイメージができたらここからは自社の商品生産工場と連携して、3Dプリンターでデザインサンプルを作ります! 3Dプリンターサンプルではリングも形にしました 野球は小学生の軟式J号球(約129g)、中学生以上の軟式M号球(約138g)、そして硬式球(約145g)と使用するボールが3種類もある競技です。 どのボールを使う選手にも効果的な商品にするために・・・重さを変えられる方法を模索しました。先端部分の形状を先にいくほどに広がる円錐形にすることで、投げる動きをしてもリングが抜けてはずれないようにし、さらにはリングを自由に取り外し・取り付けできて重さをカスタムできるようにこだわりました! 重さをカスタムできるように 3Dプリンターサンプルから「よし!この形でいこう!」と決まった後も、先端のポリウレタン素材が硬すぎたり、軸棒のグラスファイバーがしなりすぎたり、リングがうまくはまらなかったり… 試行錯誤を繰り返しました \やっと理想の形に/ 本体はブラック!リングはシルバー!カッコいいデザインに ボールを投げられない環境でも、家の中でも、試合中のベンチ横でも、場所を選ばず効果的にシャドーピッチングができて、投げ方の確認やフォーム改善にも超効果的と社内でも大好評!...
【開発秘話】バズり商品のヒントは『釣り竿』?

【開発秘話】バッティングにおける軸足の重要性は?
きっかけは井端弘和さん 元プロ野球選手であり、U-12日本代表監督である井端弘和さんとの会話がきっかけで商品開発がスタートしました。 \それは/ バッティングの時に軸足が回ってこない子が本当に多いと思いますよ… バッティングにおける軸足とは… 右打者なら右足、左打者なら左足 スウィングする際にタメをつくり ボールへ力を伝えるのに重要です U-12日本代表監督をしながら小中学生向けの野球スクール≪井端塾≫を行っている中で、この画像のように回転が不十分なことに加えて、軸足のかかとが上がらずに振り切ってしまう子ども達が非常に多いとのことでした。 打球が遠くに飛ばない… 弱いボテボテのゴロが多い… ポーンと上がる内野フライが多い… そんな子たちの多くが軸足に課題があると言います。 その課題を解決する練習用品をつくろう まずは子ども達に軸足が回る感覚、そしてかかとが上がる感覚を知ってもらう必要があります。 今のスウィングとどう違うのか?どのぐらい変化するのか?映像や言葉ではなく、体で感じることが力強いスウィングを覚える近道です。 \こうなるには?/ 開発初期の段階から井端さんと何度もセッションを重ね、目指す商品の形をイメージしていきました。 回転するために⇒ベアリング構造 かかとを上げるために⇒バネ構造 早速初期サンプルをつくり検証開始です。 まずは足を乗せ… スウィングの動きをしてみると… 『軽い力で回りすぎてしまう』『バネが強すぎて最初からかかとが上がりきってしまう』『このバンドでは靴が固定されずズレる』などなど…さまざまな改良点が見つかりました。 商品開発室にあるさまざまなサンプルやパーツを駆使して解決方法を探します。...
【開発秘話】バッティングにおける軸足の重要性は?

【開発秘話】練習によって使い分けられる軟式ボール
豊富な種類の軟式ボールをつくるワケ ボールひとつでも工夫次第で、問題や課題を克服するきっかけを作ることができます。 そしてそのきっかけを作ることが我々に与えられたミッションです。 「軟式野球のボール=ただの白いゴムボールでしょ?」 そんな風に思っている方が多いはずです。 違います。 ボールも練習用品のひとつです。 なので…アイデア次第では練習ギアになるのです! 例えば… 野球を始めたばかりだから硬いボールを怖がってしまう ボールをしっかり見ずに勘捕りをしてしまう フライの落下点がわからず、なかなか捕れるようにならない 夕方から夜も練習したいのにボールが見えないからできない 雪国だから冬はボールが見えにくくて集中できない そんな課題を克服するための野球用品があれば練習の幅は広がります。 このような課題を克服するための野球用品 =練習用のボールというわけです! 自社生産だからいろいろできる そもそもゴム製の軟式ボールはどうやって作るの? 軟式ボールは内側と外側の2重構造です(後程画像でお見せします!) 簡単に生産の流れをご紹介! 1.ラバーやゴムなどの材料を混ぜて専用の機械で練ります 2.別の機械で練った材料を均等に伸ばしていきます ※均等な厚みにすることがとても重要です 3.ボール1球ずつのサイズにカットします...
【開発秘話】練習によって使い分けられる軟式ボール

【開発秘話】コーチ、選手、地球にやさしいノ...
なぜ、あえて短くて軽いノックバットを開発したのか 野球経験のないお父さんコーチや、お手伝いの父兄の方々が野球少年少女達のために一生懸命グラウンドでノックを打っている姿を目の当たりにして… コーチたちのためにも!子ども達のためにも! 『学童野球応援隊のフィールドフォースがもっともっと扱いやすいノックバットを作らないとダメだ!』と心に決めました! そうだな!それこそ、子ども達のためになる商品開発だよ! みんなにやさしいノックバットを開発します! 実はノックバットの悩みは多かった… コーチたちにとって扱いやすいノックバットとは?市場調査を進めていくと、思っていたよりも現場の悩みはとても多いことが判明しました。 コーチの悩み 長いノックバットではうまく当たらずに良い打球を打ってあげられない 長いノックバットでは狭いグラウンドや校庭で練習する時に力加減が難しい 学童野球でノックを打つために自ら短い子ども用のバットを購入している 選手の悩み 実はコーチが自分のバットをノックに使う事が嫌だった 外野までボールが来ないので何度も『もういっちょ!』と言わなくてはいけない 絶対捕れないような頭をはるかに超えていく打球が多いよ… バット工場の悩み 高品質にこだわってバットを提供するとどうしても使えない木材が増えてしまう 早速現場のコーチや保護者、選手達からの悩みや問題点を解決できるようなノックバットをイメージし、バット工場へ開発の相談を開始しました。 野球経験が少なくても扱いやすい長さとは? その長さに対してボールに負けない重さとは? 太さや形状は? そのイメージに適した木材の種類は? 数種類のサンプルを作成 初期のサンプルはバット工場にある廃材を使用し、長さ・重さを確認するために2cm違いや20g/30g違いで数種類作成し検討しました。 ...