商品開発室

【開発秘話】コーチ、選手、地球にやさしいノックバットって?

【開発秘話】コーチ、選手、地球にやさしいノ...

2023.02.05

なぜ、あえて短くて軽いノックバットを開発したのか 野球経験のないお父さんコーチや、お手伝いの父兄の方々が野球少年少女達のために一生懸命グラウンドでノックを打っている姿を目の当たりにして… コーチたちのためにも!子ども達のためにも! 『学童野球応援隊のフィールドフォースがもっともっと扱いやすいノックバットを作らないとダメだ!』と心に決めました! そうだな!それこそ、子ども達のためになる商品開発だよ!  みんなにやさしいノックバットを開発します! 実はノックバットの悩みは多かった… コーチたちにとって扱いやすいノックバットとは?市場調査を進めていくと、思っていたよりも現場の悩みはとても多いことが判明しました。 コーチの悩み 長いノックバットではうまく当たらずに良い打球を打ってあげられない 長いノックバットでは狭いグラウンドや校庭で練習する時に力加減が難しい 学童野球でノックを打つために自ら短い子ども用のバットを購入している 選手の悩み 実はコーチが自分のバットをノックに使う事が嫌だった 外野までボールが来ないので何度も『もういっちょ!』と言わなくてはいけない 絶対捕れないような頭をはるかに超えていく打球が多いよ… バット工場の悩み 高品質にこだわってバットを提供するとどうしても使えない木材が増えてしまう 早速現場のコーチや保護者、選手達からの悩みや問題点を解決できるようなノックバットをイメージし、バット工場へ開発の相談を開始しました。 野球経験が少なくても扱いやすい長さとは? その長さに対してボールに負けない重さとは? 太さや形状は? そのイメージに適した木材の種類は? 数種類のサンプルを作成 初期のサンプルはバット工場にある廃材を使用し、長さ・重さを確認するために2cm違いや20g/30g違いで数種類作成し検討しました。  ...

【開発秘話】筋トレ好きがストレッチもしたいと考えた!

【開発秘話】筋トレ好きがストレッチもしたい...

2023.02.05

1本で無限の使い道!いつでもどこでもストレッチ&トレーニング! トレーニング好きの野球塾コーチ社員:鈴木が趣味を活かした一石二鳥の万能商品を開発しました! 野球に必要なストレッチが手軽にできる方法…何かないかなぁ… ~筋トレをしながら考え中~ 練習や試合前後のストレッチも重要だし、せっかくなら…一つの道具でトレーニングもできたらいいなぁ! おー!たしかに一つの道具で何種類もできるのは他にはないかもね! おもりをつけることもできるし、いろいろ工夫してみよう!   自身の学生野球時代も振り返り、開発が始まりました 企画開発課メンバーとの会話から商品化に向けて考えていた時、大学野球部時代に長い棒を使ってストレッチをしていた事を思い出しました。 そのストレッチがすごく効果的だったので、そこからストレッチだけではなく、トレーニング(インナーマッスル)もできる商品を開発したいとひらめきました! 今回もまずはイラストを作成 商品の形状は 棒タイプ にする方向でイメージは固まりつつあるものの… ストレッチに必要な要素とトレーニングに必要な要素をうまく掛け合わせることは簡単ではありません。 一番重要な全体の長さや太さをどうするか。 より負荷を与える場合、重りは何グラムにするか。 トレーニングに必要なゴムバンドの長さ・強度はどれくらいが最適か。 長さがあまりにも長すぎると年齢が高い選手にしか使えなくなってしまう。。。 高校・大学・社会人選手が使用するには問題がなくても、小・中学生に怪我のリスクがあるような商品にはできない。 どの長さが最適で、かつ怪我のリスクが少ない重さは何グラムか、、、 トレーニング時に負荷がかかり過ぎないゴムバンドの強度はどれぐらいか、、、 様々な年代の選手に試してもらいたくさんの意見や感想を集めました。    ...

【開発秘話】野球動作に足の踏み込みは必要か?

【開発秘話】野球動作に足の踏み込みは必要か?

2023.02.05

この練習ってどんな意味が? 野球のバッティング練習でピッチャー側のかかと下にボールを置き、『かかとを浮かせた状態で打つ』という練習方法を何度か見かけました。 特に大学生や一般の選手が取り入れている練習ではないかと思います。 「この練習ってどんな効果があるんだろう?」そんな疑問から商品開発へと繋がったストーリーを大公開します! かかとの下にボールがあることでピッチャー側の足が回らずに壁を作ることができます。 ボールを呼び込み体の中の力が入るポイントでミートする練習ができるのです。 フィールドフォースの人気商品には傾斜がつくれる商品があります。   この鉄製のスウィングスタンドをうまく応用できないか? せっかくならプラス@の機能をつけられないか? 足元に注目した商品の開発に着手してみることにしました!   踏み込み?踏ん張り?バネをつける? この練習はボールを使っている選手が多いけど、スパイクでボールを踏むわけにもいかないし… 子ども達にも導入したいけど体の使い方がまだマスターできていない子たちはグリッと捻挫してしまうもしれないし… この練習のためだけにかかとの下に置く商品を開発しても「ボールがあればいいじゃん」ってなってしまうし… かかとを上げて固定するだけじゃなくて、野球には『踏み込む』という動きも必要なんじゃないか!! \踏み込む?!/ ※文具を足で踏んでいますが商品開発のためご了承ください そんな時、目についたのが文具の≪穴あけパンチ≫です。 程よく傾斜がかかっているのでつま先やかかとを上げることができる! そして、なによりバネの力で『踏み込む』という動作・意識づけができる! 正式にサンプル製作をしてみよう まずは簡単なイラスト作成から始めましたが、商品開発会議ではたくさんのアイデアがでて、すぐにバージョンアップした設計図になりました! バネで踏み込む練習だけではなく、先述したバッティング練習のようにかかとやつま先を上げた状態で行う練習のために… \傾斜を固定する方法/...

【開発秘話】ピッチング練習を色分けでわかりやすく!

【開発秘話】ピッチング練習を色分けでわかり...

2023.02.05

色を使ってわかりやすくコントロールの精度アップ! 現役社会人野球選手 兼 小中学生のコーチ 兼 企画開発課社員:今泉が、とある学校の野球部へ行った時にこの商品のアイデアを目撃! 前に行ったある高校の野球部で指導者の方がこれを使って練習していました!ピッチング練習の時にキャッチャーの前に置いてコースを色で判断して投げ分けをするそうです!商品化してみてはどうでしょうか? なるほど!色分けがポイントだね。具体的にはどうやって使うんだ? 高校訪問をしたことから商品開発が始まりました 高校野球の練習中に謎のカラフルなボードを発見… 最初は何かわかりませんでしたが、指導者の方から「10球ミドリ狙って!」という声が… すると、ピッチャーの選手はひたすら両サイドの緑色のコースを狙ったピッチング練習をしていました。 ピッチャーの選手たちは自分の投げたボールが緑色のコースを通ったか、外れてしまったかがわかるので一喜一憂しながら練習をしていました!   \課題は立体感/ ピッチャー側からより見やすくするためには、立体感を出せたらよいのではないか…そんな頭の中のイメージをまずは書き起こします。 当初横幅38.1㎝だった学童野球のホームベースよりもボール1個分から2個分の幅で、イラストのように板にカラープレートをはめ込む方法を検討しました。 今はルールが改定され学童野球のホームベースも一般同様横幅43.2㎝になっています。 しかし、材料の価格やボールが当たっても割れる事のない安全性など・・・ 色々な点を検討し、初期サンプルは板にアーチ状の柔らかさがあるバンドを取り付けてみることに! 初期サンプルが完成 実際にフィールドフォースの室内練習場ボールパークでピッチャーとキャッチャーを付けて使用してみると、あまりにも高さがありキャッチャーの捕球にも支障が出てきてしまう… 板の土台にアーチ状のバンドをつける方法はうまくいかず・・・ ↑ピッチャーからはよく見えるが、高さがありすぎてキャッチャーの捕球に支障が出てしまった 次に、板の土台自体に角度つける方法を検討しました! どのくらいの角度が、見やすく、投球や捕球の邪魔をしないか。。。...

【開発秘話】ボールを投げずにティーバッテイングできる!

【開発秘話】ボールを投げずにティーバッテイ...

2023.02.05

誰でも簡単にボールを供給可能! 現役の審判員でもある井口 野球用品メーカー:フィールドフォースには現役の社会人選手だけでなく、なんと審判をしている社員もいるのです! 全国各地にアーム式ピッチングマシンの納品を行っている井口(いのくち)は、高校野球の現役審判員という顔も持っています。 その井口が自身の苦手な経験から大ヒット商品を生み出した秘話を大公開します。 フィールドフォースが運営する野球塾≪エースフォー≫のコーチに入っていた時、バッティング練習のメニューで子ども達のストライクゾーンになかなか良いボールが投げられなくて悩んでいました… ボールを投げることが少し苦手… コントロール良くボールを投げることが苦手だから、好きなコースに差し出すだけでいい「コーチ棒」を使った練習のときは、緊張せずにコーチングに臨めたなあ。。。 学童野球チームに大人気のコーチ棒  ん・・・?(ひらめいた!) この要領で実際のボールが打てれば、かなり良い練習になるのでは・・・? 苦手意識から商品開発スタート 苦手なことがあるということはけしてマイナスなことばかりではありません。 なんとその苦手意識を克服できる練習用品を開発してしまうというサクセスストーリーが生まれたのです。 ・子ども達のためにコースや高さごとに投げてあげたい ・安定してストライクゾーンにボールを投げることが苦手   \どうすれば?/ 大人気のコーチ棒からインスピレーションを受けて、この方法でさらに実際のボールを打てたら最高なのでは?と考え、早速新しい商品の開発が始まります。   自社のノウハウを最大限活用 まずは商品開発会議へイラストを提出するところから始まります。 初期のイラスト しなるバットとしてバッティング練習に定着しつつあるインサイドアウトバットの先端にボールを取り付けられないか? 置くのではなく上から吊るすティーバッティングとして硬式ユーザーにも人気のスウィングパートナー・バックスピンの構造を活用できないか? などなど・・・数々のマニアックな練習用品を生産しているフィールドフォースのノウハウを最大限生かして検討しました!...

【開発秘話】体の開きを防止する野球ギア

【開発秘話】体の開きを防止する野球ギア

2023.02.05

「開くな!」と言葉で伝えても… 小学生に限らず野球選手にとって『体が開かないこと』は重要なポイントです。 特にボールを投げる時にグラブ側の肩~腕や、骨盤~膝等が開いてしまうと、投げる肩肘への負担が大きく、投球障害と言われる怪我にも繋がりかねません。 速い球を投げる コントロール良く投げる 怪我をせず長く野球を続ける 全てにおいて必要なポイントが『体の開きを防止する』ことです。 子ども達の練習をサポートしていると、体の開きが早い子が多いと感じます。 特に「速い球を投げたい」と力が入れば入るほど開いてしまう気がします… 『体が開いてるから気を付けて!』と、言葉で伝えても子ども達もわかるようでわからない。頭でわかっていてもうまくできない。そんなやりとりを日々繰り返していました。 言葉で伝えるよりも簡単にわかりやすく!子ども達自身が体で覚えられるような商品があればいい! そもそも体が開いていると自覚できてる? 野球の指導をしている方ならおそらく100万回は口に出したことがあるのではないでしょうか? 「投げる時に開いちゃだめだよ」 「あー今開くの早かったね」 「開かないで我慢しなさい」 でも考えてみたら子ども達自身は… 開いてるつもりはないのになぁ と思っているはずです。 (だってダメなことはわかっているから)   自分自身の良くないところが自覚できていない中で、一生懸命100万回の言葉で指導しても伝わらないですね… それなら 百聞は一見に如かず ならぬ 百聞は一商品に如かず...

【開発秘話】一番重要な技術 “目線のブレ” をなくす

【開発秘話】一番重要な技術 “目線のブレ”...

2023.02.05

基礎中の基礎 “目線”をブラさない 事 野球動作の基礎中の基礎 “目線”をブラさない 事。 安定したプレーをするために目線のブレをなくすには、身体の動きも大切ですが、何より意識の問題もあります。 そのためにも目線のブレを『可視化』=『子どもたち自身がわかる』アイテムを開発しました。 \商品化のキーマンは中学生M君/  M君!スウィングはいいんだけどな~ ボールを打つとなるとどうしてもミート率が落ちるな… 自分ではうまく捉えているつもりなんですけどね…  目線がブレているからかな… もっとスムーズに体重移動できるといいな! 今泉コーチにずっと言われて意識してるんですけど…なかなか出来てないみたいです。  そしたらこれだ! マーカーコーンを頭の上に置いて打ってみよう! 中学生選手のコーチングが開発のきっかけに 目線がブレる原因は「頭が過剰に動く事」 それなら!頭の上に何かを乗せれば自然と落とさないようにするため、頭の動きや目線のブレも少なくなる! そう思い…ウォーミングアップなどに使うマーカーコーンをM君の頭の上に乗せて練習させてみました! 実際に頭や目線のブレが少なくなり、ミート率もアップ!! しかしながら、マーカーコーンでは簡単にすべり落ちたり、毎回毎回落ちたものを拾って乗せる手間が非常に面倒でストレスになりました。さらに自分で乗せ直した時に、頭の頂点に来たか分からないので効果も半減してしまうと感じました。 \M君との練習を再現/ この練習がブレを軽減させ効果抜群! これすぐ落ちちゃいますッ! 難しいッッ! それだけ頭も目線もブレてるってことだよ! ~ 練習を続けると ~ あ、今落ちなかった!...

【開発秘話】軸の回転に体重移動を追加した

【開発秘話】軸の回転に体重移動を追加した

2023.02.05

売れている商品に感じた違和感… フィールドフォースのバッティング練習用品として販売されていたスウィングチェアー(現在は廃番となっています) 一輪車のような座面が地面から垂直に立つ軸に取り付けられていて、その場で回転をすることができる商品です。 ※現在は廃番  たしかに腰が回らない子達にはとてもいいんだけど… 野球の動きって、その場で回転するだけでいいんですかね?  100%完璧な商品なんてないと思ってる。 どうしたらもっと良くなるか考えて商品を進化させよう! \例えばピッチング/ 投げたい方向への体重移動、j体に対しての横の動きがとても重要です。 しかしそれがなかなかできない子が多く、言葉で伝えることも難しいポイントです。   \例えばバッティング/ ピッチングだけではなく、バッティングも同様で、その場でくるくる回っていても絶対に打球は飛びません!   良いところは残しつつ改良を! 単純に「土台をレール状にしてあのスウィングチェアーを横にスライドさせればいい」と考えて提案をしてみましたが、案の定課題は盛り沢山です。 ・座面の形はこの一輪車のようなものがベストなのか? 世の中にも浸透しているこの形状ですが、様々な素材を組み合わせており座面部分のみでも生産価格はけして安くはありません。 そしてこのひょうたんの形状はバッティングのインパクト・ピッチングのリリース時により力を伝えるために必要な「足を締める」という動作を妨げていないのか? ・スライドさせる幅や高さはどれぐらいがいいのか? 大人が想定している幅では子ども達にとっては動き過ぎてしまうのではないか? ・重心を下げるということにも重きを置くのであれば低めの設定の方が良いのではないか? ・耐荷重はどれぐらいを想定した強度にするのか? 体重の上限を決めた資材調達が必要になります。もちろん強度アップをさせるとその分資材の価格は高騰し、必然的に販売価格も高価なものになってしまうのです。 主にこの練習をする選手は何歳から何歳までの選手だろうか?そんなことを考えて使う資材を選定しなくてはいけません。    ...

【開発秘話】職人作 シン・トレーニンググラブ

【開発秘話】職人作 シン・トレーニンググラブ

2023.02.05

グラブ工房長が設計から手掛けたこだわりのトレグラ 平裏縫製時(グラブの内側の手を入れる部分)には脱力した自然な手入れ感を追求しており、この形をベースにトレーニンググラブが出来るのではないかと考え開発を決めました。 脱力して自然な捕球が出来るトレーニンググラブ キャッチングマスター(すでに販売しているトレーニンググラブ)の後継品をそろそろ考えていかないとなぁ~ 平裏と縫製したグラブ内部パーツ これを改良すればトレーニンググラブになるかも? ファーストサンプルが完成 これはなんですかッ?  新しいトレーニンググラブのサンプル、試してみて!  しかも材料はグラブの生産には使えない部分の革を使用してるんだ! 使えない部分の革は捨てる事が多いって聞いてたので、捨てる革が減るのも良いですね!傷とかも入っていて、なんかカッコいいっす!   グラブに使う革の『端材』って? 多くの野球のグラブは牛の革でできています。 1頭分の牛を半分にした半裁と呼ばれる革から約4個のグラブ作ることが可能です。 牛の半裁と自動裁断機 しかし牛も生き物なので、生きている間の擦り傷や虫刺されの痕、伸びた部分など・・・傷やシワがある部分もあります。 その部分は見た目の問題でグラブ製作では使用されず、廃棄されてしまうことがほとんどです。 傷やシワの一例 この廃棄されてしまう部分を『端材』と呼んでいます。 そしてグラブ工房長の篠原はSDGsの考えが普及していることもあり、グラブに使えないからといって廃棄するのではなく、この端材と呼ばれる部分を使ってトレーニンググラブを開発することを決めたのです。 傷がある部分も使用します ファーストサンプルからの改良  少し痛いですね! 軟式でも硬式でもボールを捕るときにはしっかりと捕球面を向けたいので、もう少し硬さと安心感が欲しいです!  平ら過ぎて手がピンと開いてしまうので、もう少し丸みがあると良いというか… はめた時に自然と脱力した手の形になると良いです! さすが!内野手の意見だね!ありがとう!早速改良するよ!...

【開発秘話】世の中にバント練習専用用具がない?

【開発秘話】世の中にバント練習専用用具がない?

2023.02.05

ないなら…自分たちで作っちゃおう! 日本野球(=世界ではスモールベースボールなんて呼ばれることも)において、バントは昔から重要視されている戦術なのにも関わらず「そういえば、バント練習専用の商品や練習用具がない…」そんなことに気付きました! 気軽にそして子ども達でも安全に練習ができる商品をつくりたい!! そんな想いで企画開発課:小宅がバント練習に注目した商品の開発に取り掛かりました♪  そういえば、バント練習のための練習用具…世の中にないよね? 確かにバントは重要なのになかなかないですね…。  ボールの当たる位置も大切だから、  ボールがバットのどこに当たったか目で見てわかる… そんな商品をつくってみれば子どもでもわかりやすいと思う!   ~そして企画開発会議で提案~  バントは下半身の動きも大事ですが、バットのどこに当てるかという点も重要だと思います! そこで…バットにボールがくっつくような商品をつくりたいです! いいね!バントだけでなく、スウィングして打った時にもどこに当たったかわかるようにすれば、もっと幅広い野球選手たちが喜ぶ商品になると思う!  それはおもしろいっすね!!  バッティング練習でも使用出来たら、小さい子ども達でも楽しみながらできますね♪   ~バント練習商品の開発が始まりました~ バントで重要なのは、やはりボールを捉えるポイント… バットのどこに当たったかがわかること… オスとメスでくっつく原理の面ファスナーを使ってバット側⇔ボール側に工夫をすれば思い描く商品になるかもしれないと考えました。   \まずは手作りで実験/   ボールに面ファスナーを貼り付けてみました! そしてバットとボールに買ってきた面ファスナーを貼り付けてさまざまなボールを使ってテストを繰り返しました。 フィールドフォースの運営する室内練習場ボールパークで、野球経験者の社員達が投手役と打者役になりバントやバッティングなどさまざまなパターンのテストを行いました。 硬いボールや柔らかいボール、さらに反発力のあるボール、そしてフワフワのボール…様々なボールを使いました。...

【開発秘話】お母さんも打てる”愛情ノック”

【開発秘話】お母さんも打てる”愛情ノック”

2023.02.05

きっかけは『私達もノックを打ってあげたい』という言葉 野球を頑張る我が子のためにノックを打ってあげたい! 昔テニスはやってたけど野球のバットじゃ打てない… 今売られているものやテニスのラケットだと重かったり手首が痛かったり… そんなお母さんたちとの会話から商品開発が始まりました。 今回の商品は≪世にある商品の課題や問題点を克服してさらに良いものを作り出す事≫が最大のミッションでした。 \抱えている悩みは?/ 本当はバットで打ってあげたいけどうまく打てない。 テニスのラケットは野球ボールを打つとネットがすぐ切れちゃう。 世にあるノック用の商品は重くて何球も打つのは大変。 テニスのラケットは軽くていいけどその分手首が痛くなる。 日頃から室内練習場ボールパークで野球少年・野球少女のお母さんたちとの交流があるので、さまざまな意見を集めました。 優先するポイントはなんだろう? 最終的に商品は「ラケット」の形状になりましたが、商品の企画段階ではバットに近い円形や半円形の形状を検討していました。 バットをイメージする見た目と、打球に近い回転のかかったボールが打てる事を重視したいと考えたからです。 最初は片手で打てるノックバットのイメージで直径を広く、そして半円にすることで軽量化できれば、お母さんたちもボールに当てやすく扱えるのではないかと考えました。 しかし金属製でこの形状を再現するには生産方法や強度面に問題があり、実現することが難しいという判断になりました。 次に、金属で形にする事が難しいのであれば他の素材でどうにか半円形にできないか再度検討しました。 本体を金属製や樹脂製にして、うまくネットを張る事が出来ればイラストのような形を再現できるのではないかと考えました。 しかし、ボールを打つためには強くネットを引っ張る必要があるので、このように丸みをもたせて半円形にするのは難しくなかなか再現が出来ませんでした。   販売価格も大事なポイント さまざまな方法を模索する中で大事なポイントである価格面を見直しました。 上述したような特殊形状の商品を作る場合、素材を形成するための金型投資や異素材を取り付ける作業の工賃などが多くかかってきます。 それでは商品の販売価格は高騰し、手に取りやすい商品ではなくなってしまうのです。 バットに近い形状にする事で、打ったボールに実際の打球のような回転がかかる事が理想と考えていましたが、一度考えを改め…...

【開発秘話】ボールを≪見る≫力が打率UPに繋がる

【開発秘話】ボールを≪見る≫力が打率UPに繋がる

2023.01.29

動体視力は年齢とともに低下することを伝えたい 動体視力は年齢を重ねるにつれ、低下することはご存じでしょうか? その動体視力の低下を防ぐために≪目≫を鍛えることが必要で、野球の成績にも影響するということをこの商品を通じて伝えていきたいと思います。   ボールパークに来店されたお客様から『目を鍛える商品がないか?』って問い合わせがあって… そこからヒントを得て手作りサンプルつくってみたから試してほしい! 初期の手作りサンプル  目を鍛えるサングラスですか…面白そうですね!  レンズ部分の視界を強制的に狭めてみたけど、どうかな?  かなり視界が制限されて、着けているだけでも目のトレーニングなりそうですね   来店されたお客様との会話から開発がスタート とある日… フィールドフォース室内練習場【ボールパーク足立】に甲子園常連校の関係者が来店されました。その際に『視野を狭めるサングラスを探している・・・』『高校の練習でも手作りでサングラスにシートを貼って視界を強制的に狭めて練習を行っている』という話をお聞きしました。実際に動体視力トレーニング器具は他メーカーで既にいくつか商品が販売されていますが、どれも高価なものであり購入するにはなかなか壁が高いものです。 誰でも手に取りやすい価格設定にし、小中学生のように年齢の低いうちから目を鍛える文化をつくっていく必要があると考えました。   \商品開発会議で提案/ 野球をするにも、まずボールを見る「目」が大切になってきます。 ボールを打つにも守備で捕る時にも、動体視力が良いと反応も早くなり、プレーの動作がスムーズになると思います。 近年ゲームやスマホ等の電子機器の発達もあり、目を酷使している子どもも多いと思います。野球の動作にも影響してきますので、子どものうちから目を鍛える必要性を伝えていきたいという想いから開発がスタートしました!   専門知識が必要?ここからが本番! 視界を狭めるにも、どういった構造にすれば効果的なのかを考える必要がありました。 視界を縦に狭めるもの 視界を横に狭めるもの レンズ部分の全体に小さい穴を開けて視界をぼやっと見せるもの チカチカと視界を遮りフラッシュのようにさせるもの...

【開発秘話】新常識!子ども達のグラブを守るために

【開発秘話】新常識!子ども達のグラブを守るために

2023.01.22

画期的なグラブ≪保形≫ケース とある週末のグラウンド… ノックを終えて子ども達を見ると座布団のようにぺちゃんこのグラブを手にベンチに戻ってくる… 休憩やバッティングの時は「グラブは地面に立てて置きなさい」と伝えても、自立せずパタンと倒れるグラブたち・・・ ぺちゃんこグラブは地面に立たない ここでフィールドフォース社長 吉村は考えます。 ぺちゃんこグラブだから子ども達はボールを捕る前に『力を込めて一度開く』という不要な動作をすることになり、スムーズに捕ることができないのではないか? そのため必要以上の力で鷲掴みする習慣が身に付いてしまっているのではないか? よしッ!グラブのためのスーツケースを作ろう! プロ野球選手も大切なグラブはジュラルミンケースに入れて持ち運んでいる。 子ども達でも型崩れしないで持ち運べるグラブケースを作らなくては・・・   グラブ保形ケースが形になるまで どのような方法で グラブを開いたまま 保管させよう・・・ ただでさえ荷物の多い野球選手。子ども達でも持ち運びやすいように軽量化することも妥協できない。 高価な商品ではなく手に取りやすい価格であることは当たり前。だけど、外部の圧力から開いた状態のグラブを守る強度がないといけない。かつ軽量化を求めたい。 材質の選定から悩みに悩みました… そんな悩みと課題を抱えながら、ある時 別案件で 中国の協力工場(バック工場)へ出向きました。可愛らしいディズニーのキャラクターバックをメインに生産している工場です。そこである商品が目に留まりました。それは、バックの蓋部分にキャラクターが立体的に施されている子ども向けのデイバックでした。 どのようにこの立体感を出しているのか? 非常に軽くて、丈夫。 特に形状記憶に優れている。 まさに我々が作りたいものにピッタリではないか・・・ 作り方を聞くと、発泡ラバーにポリエステル生地をボンディング加工(貼り合わせ)し、それを型押しする製法とのこと。 ...

【開発秘話】守備職人へ!子ども達が開発アドバイザー

【開発秘話】守備職人へ!子ども達が開発アド...

2023.01.22

『守備大好き♪』な子ども達が楽しめる商品を作りたい! そんな想いから実際に子ども達と一緒に商品開発しました! 野球用品メーカー フィールドフォースが運営する室内練習場 ボールパークで日々子ども達と一緒に野球をしている女性社員:小林が 『守備大好き!ノック大好き!』 という子ども達を見て「こんなに大好きな守備練習がいつでもできたらいいのに…」と、商品開発に取り掛かりました♪ ボールパークで練習をする子ども達♪ おうちでも一人で『よし!守備練習するぞ!』って、子ども達が楽しめる守備練習用品にしたいんです! 絶対に形にしよう!   おもりにゴムとボールを付けて戻ってくるのはどうでしょう?  おーー!それはいいっすね♪  せっかくなので投げたあとに返ってくる感じを突き詰めたいですね! こうして子ども達との商品開発がスタート 「まずは身の回りにあるもので形にしてみることが大切だ」と吉村社長から教わり、手書きのイメージを書き起こし、土台となる重り、繋ぐためのゴムorヒモ、軟式J号球を集め≪手作りサンプル≫の製作に取り掛かりました。 イラストでイメージ トレーニング用のケトルベル… テニス用の重り… 自転車に荷物をくくりつけるためのゴム… さまざまなもので試作をしました。 試行錯誤し手作りサンプルが完成しましたが、なかなか思うような使い方ができません。 手作りサンプル そしてここからがフィールドフォースの商品開発の真骨頂!! 生産工場に相談をし『こんな商品が作りたい』と何度も確認をする日々・・・ 土台の形や重さ、ゴムとヒモの長さや太さ、何度もサンプルを作り使用テストの繰り返しです。...

【開発秘話】女子選手の悩みを解決したスラパンとは?

【開発秘話】女子選手の悩みを解決したスラパ...

2023.01.22

女子選手達が悩みを相談 それは野球用品メーカーに女子野球経験者&ソフトボール経験者の女性社員がいたから! 2024年3月17日更新 うちの子は中学2年生なんですけど、市販されているスライディングは嫌みたいなんです うちの子も男物は嫌って言ってるんです 具体的にどんなところが嫌なのかわかりますか?   \聞いてみると/ 市販されている男子選手用は正面にファールカップを入れるポケットがついていたり、その分のたわみがあるのが嫌みたいです そのせいでゴワゴワすることが気になる女の子も多いようです さらに中学生ぐらいの思春期女子は特に男性用のものは嫌だという子が多いとのことです 私、現役時代は全然気にせず履いてましたけどね(笑) 私はソフトボール出身ですけど、女子ソフトボール選手もスライディングパンツやスパッツを履くので女子野球だけじゃなくてソフトボールの選手たちも喜ぶと思います♪ よし! 現役女子選手と保護者の皆さんからの声を反映させた女子用のスライディングパンツ作ろうッ!   \この商品ができるまで/ 女子中学生、女子高校生の全面協力で開発が始まります フィールドフォースには女性社員達が取り組んでいるWOMEN'S FORCE(ウーマンズフォース)という事業があります。 女子野球、ソフトボールの発展と練習環境の向上を目指して、女子野球教室やソフトボール教室などのイベント開催、日々女子選手たちの練習のサポートをしています。 またその他でも小学生や中学生の大会を中心に練習用品を提供(協賛)したり、SNSでの情報発信をしています。 そしてそのWOMEN'S FORCE事業の取り組みの一つが【女子選手向けの商品開発】です。 女子選手向けに開発するなら… 必ず直面する悩み「生理の日にユニホームが汚れちゃう問題」を解決できる商品にしなきゃ!とWOMEN’S...

【開発秘話】エコバックのように持ち運べるベース?

【開発秘話】エコバックのように持ち運べるベース?

2023.01.20

持ち運ぶって意外とめんどくさい? 当たり前のように使っているゴム製のベース 厚みはなくても面積は大きくて意外と持ち運びにくい… 野球のバッグやリュックには入らない… 「家での素振りや自主練などではベースを置かずに練習している」そんな方が大半ではないでしょうか? \しかし/ 例≪素振り≫! 何もない場所で行うことももちろん「振る」という練習としてスウィング力は身につきますが、300回の素振りで300回何も考えずに、自分の振りやすいコースや高さだけを振ることが、はたして効果的な自主練習でしょうか? 例≪ピッチング≫! キャッチャーミットやネットに向かって投げる…相手バッターがいない中で、試合で打ち取るための投げ込みをするために、目標物だけあればいいのでしょうか? 個人でホームベースを持ち歩く? 先述した「ゴム製のホームベースは意外と持ち運ぶのがめんどくさい」という気持ちがあり、どうしても自主練習やチーム練習の合間などでは『ベースを用意しよう』とならないものです… 「ストレスなく持ち運べるホームベースを作りましょう!」   エコバック風? 持ち運ぶ=エコバックのように小袋に収納出来たらよいのでは? と上記のイラストを書いて商品開発会議で提案しました。 実際に『グラブ袋をホームベース型にしてほしい』という声もあり、最初は布製でコンパクトになることを最優先して検討しました。 しかし・・・ 確かにコンパクトで持ち運びやすいけど、屋外で使うことが多いと考えると風で飛ぶ… ペグを一緒に持ち運んで地面に固定するのも手間だし、コンクリートでは使えない… と、問題点も多くあり素材や収納方法は再検討することになりました。 板状のものを折り畳むのはどうだろう? サウナマット(ウレタン素材で折り畳める)を活用するのはどうか? 日ごろから知識に意見交換される商品開発会議では次々と素材の候補がでてきました! どんなサンプルができたのか?...