「平日練習やろうぜ!」をキャッチフレーズに、役立つであろう用具類を次々と生んできたのが私ども、フィールドフォースです。
平日の努力が週末の試合で身を結ぶ。この成功体験や充足感こそがプレーヤーを夢中に、より本気にさせる。そして成長を促していくのだと私は考えています。
小学生の野球環境は気候や地域や家庭にもよりますが、特に自主練習をする環境は概ね、厳しくなるばかりです。そこで、全国各地の小学生が、省スペースで便利に使えて、パートナー不在でも効率がいい。なおかつ、適性の価格帯にある。そういう比類なきオリジナル商品を開発してきたからこそ、今がある。「平日練習の市場」を切り拓いたのは弊社である、と自負しています。プレーヤーのお役に立つこと。これが永遠の企業理念です。
さてこのほど、新たな一歩として「学童野球」に特化したメディアを立ち上げることにしました。
子供や若者の「野球離れ」が叫ばれて久しく、学童野球の現場には課題がまだいくつも転がっています。監督やコーチの多くは選手の父親で、息子や娘とともに中学野球へ進むケースが大半です。対子供の知識や育成ノウハウの不足から、悩める指導者や野球経験者が数多くいます。
一方、身のある努力を重ねている小学生や、前途も有望な選手が全国各地にいます。経験則に学びやアイデアも加え、試行錯誤をしながら子供たちと本気で向き合い続ける指導者にも、私はたくさん出会ってきました。また、高校野球にも負けないドラマや感動が、学童野球にもあるものです。
ところが、腰を据えて広く世に伝えるメディアが、学童野球界においては皆無に等しい。それゆえ、模範的な選手の成功体験や、有効な指導育成メソッドなども埋もれたままで、指導者の底上げも意識改革も思うように進まない。子供の「野球離れ」を助長する要因は、専門メディアの不足にもあるのではないでしょうか。
ならば、自分たちで始めればいい。フロンティア精神もまた、私どもの真骨頂。前例にない、ネットメディアをフィールドフォースが展開します。一般的な括りでは「野球用具メーカー」ですが、「学童野球メディア」は商売ありきとしません。畑違いは承知の上。モデルケースや着地点があるわけでもなく、思わぬ支障や困難が待ち受けるのかもしれません。
それでも勇気を持って、歩み続けます。忖度やシガラミのない立ち位置から、学童野球の魅力やプレーヤーの役に立つ情報を発信していきます。ひいてはそれが、この日本の野球界全体を盛り上げる力にもなる、と信じて――。