今回のブログ記事では、打球を飛ばすためには欠かせない体重移動について解説していきたいと思います。
「突っ込むな!」という言葉を聞いたことがありませんか?
しかし、体重移動と突っ込みは近しい関係があります!
その意味を私なりに詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください。
2024年7月1日更新
目次 |
体重移動と突っ込みの関係性 |
突っ込むことで起きる弊害 |
体重移動が出来ているとどんなメリットが? |
体重移動が出来るようになる効果的な練習方法 |
まとめ |
YouTubeチャンネル紹介 |
体重移動と突っ込みの関係性
指導者が良く口にする「突っ込むな!」は、打球が詰まっているからという理由が多いと思います。
しかし、バッティングにおいて体重移動をしなくては強い打球を打つことは出来ません!
体重移動とは下半身は打ちに行き、上半身がまだ残っている状態。
「割れ」が作れている状態ができていれば、体重移動が出来ていると考えて良いでしょう!
反対に「突っ込み」とはどんな状態かというと、下半身が打ちに行くタイミングで、上半身もボールに近づいてしまう事を言います!
突っ込んでしまうとなぜ詰まるのか。
単純にボールに自分から近づいてしまう為、ボールが速く感じるという点が1つ。
もう一つは、バットを振る空間がない為、力強く振れずスイングスピード等が上がらないという点があります。
\しかし/
下半身は打ちに行くが上半身は残す!と聞いただけでは出来そう!と思う方も多いと思いますが、これがなかなか難しく、下半身の強さ・体幹の柔軟性等が必要になってきます!!
「下半身だけ打ちに行く・上半身は残す」
この考え方が難しい場合、「バットを振る空間を作る」という考えを持ってみてください。
バットを振る空間を作る意識をすれば、身体がボールに近づかずバットの通り道を作ることが出来ます!!
軸足の股関節に体重を溜める→溜めた力をボールにぶつける(上半身はボールに近づかない!)
溜めた力をボールにぶつけに行く時に間違った体重移動(突っ込み)になりやすいので注意が必要です!!
突っ込むことで起きる弊害
突っ込むことでボールとの距離を自分で縮めに行ってしまう為、ボールを打ちに行くというよりも衝突してしまい、詰まったり、ボールが速く感じられて打ちにくさを感じてしまいます。
もう一つは、割れが出来ていない状態というお話しを冒頭でしましたが、割れが出来ていない状態だと、身体全体の力ではなく、小手先の力だけでバットを振ることになってしまう為、「力強さ」・「ミート率」が著しく低下をしてしまい、
持っている力の半分以下の力しか発揮することが出来ません。
次に体重移動が出来ているとどんなメリットがあるのかを紹介していきます!
体重移動が出来ているとどんなメリットが?
体重移動が出来ていると、ボールとの距離を作ることが出来る為、小手先の力だけでなく、身体全体の力を使って打つことが出来ます!!
その為、スイングスピードが上がり、長打や強く速い打球を打つことが出来ます!
また、ボールの軌道に合わせやすくなり、ミート率の向上にも繋がります!
下半身が打ちに行き、上半身が残っていれば多少タイミングがずらされても、
合わせてヒットに出来る確率が上がります!
体重移動が出来るようになる効果的な練習方法
① シーソースイング
→上半身は動かさず、下半身の体重移動のみを行う!
② 軸足回転盤スイング
→軸足回転盤を装着し、体重移動を行いスイングする!
※下半身が先に動くイメージを持って行いましょう!
③ クロスタッチスイング
→踏み込み足の膝とバットのグリップを体の中心でタッチしてから、スイング!
※タッチした後は踏み込み足とグリップを離しながら振るとgood!!
まとめ
野球では野球用語と言われている言葉がたくさん存在します。
しっかりと理解をしないと間違った捉え方をしてしまいがちです!
野球の指導者は野球をやった事がある。野球を知っている方がほとんどです。
選手に伝える時に、省略してしまうことで選手の理解が出来ていないことがたくさんあると思います。
今回も「体重移動」・「突っ込み」というワードの使い方もどっちが良くてどっちがダメ!というのはわかる方もいるかもしれませんが、ここがこうなっているからダメ!という風に理解できている人は少ないのではないでしょうか。
今回は詳しく「体重移動」と「突っ込み」の違いについて説明をさせていただきました。
これからも、こんな野球用語について詳しく解説をしていきます!
YouTubeチャンネル紹介
オギ:野球愛日本一・現役社会人硬式野球選手(内野手)
タイキ:自称群馬一学童野球を愛している男(捕手)
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