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【特別リポート】関東北部の激戦区に残る大人たちの“良心”。リーグ戦&レクで親交

2023.03.23リポート
【特別リポート】関東北部の激戦区に残る大人たちの“良心”。リーグ戦&レクで親交

 このような地域が広がり、こういう大人やチームが増えてくれば、野球界の未来は明るい。そう確信するようなローカル大会が栃木県の宇都宮市にあった。2月23日と3月4日に開かれた「令和5年春季南部地区学童親善野球大会」(以降、南部大会)。近隣同士の小規模なリーグ戦とあってか、地名さえ冠されない大会ながら、その始まりは18年前の参加選手でも「不明」と言うほど歴史がある。見ている保護者や部外者にも笑顔や共感を呼ぶような風習や仕掛けも、伝統の中で築かれてきたのだろう。

今大会は9チームが3グループに分かれ、2日間で各4試合を消化。初日の結果から2日目はグループを改編し、最終順位を決した

 学童野球にオフシーズンなし。春の訪れを待たずとも、全国津々浦々でローカル大会が行われている。都道府県や市区町村の連盟が主催する大小の公式大会から、名門チームや複数の友好チームが主催する親睦大会まで。その目的は、時期や参加チームによってさまざまだ。ともあれ、地域の絆や互いのリスペクトをここまで尊重している大会は、そう多くないだろう。

基本は学区制だが…

 往時は60チーム以上、現在でも44チームが割拠する県庁所在地。宇都宮市は関東北部の有数の激戦区だ。南部大会は、市の南部にある10チームが持ち回りで当番校(幹事)となり、春と秋にそれぞれリーグ戦を行っている。

 幹事のチームを「当番校」と呼ぶのは、大半のチームが小学校単位で構成されているからで、校名がそのままチーム名に使われていて「城東小」や「簗瀬(やなせ)小」など、チームを校名で呼び合う風習も残る。一方、学区を持たないクラブチーム「宇都宮ドリーム」も参加しているあたりが、堅固な地盤と仲間意識を物語る。

審判を含む運営は当番校に任せきりではなく、異なるユニフォームの大人たちが裏方も率先

 一般的に、全国予選で顔を合わせる可能性がある近隣チームとは、公式戦以外ではあまり手合わせをしないのが、学童を含む学生野球の通例だろう。戦力や手の内を知られたくないからだ。しかし、南部大会では、近隣チームを敵視する向きがゼロに近い。それでいて、1981年に全国スポーツ少年団交流大会を制した横川東学童や2021年の全日本学童16強の宝木ファイターズのほか、東ビクトリーズに横川中央学童と全国経験組が4チームもある。前出の宇都宮ドリームは全国出場こそないが、2020年秋に県準Vなど強豪として名が通っている。

 それゆえ、競技レベルは総じて高く、全国舞台で見るような逸材もゴロゴロいた。でもそれ以上に際立ったのは、模範たる指導者の多さだった。

全国をうかがう一方で

 相手守備のファインプレーに、その場で「ナイスプレー!」と声を挙げたのは簗瀬スポーツの松本裕功監督だった。

「相手を尊重するという文言は大会規定にもありますし、敵も味方もなく、良いプレーは良いプレーなので」

 こう語る指揮官の称賛の声と同時に、ベンチ内から拍手も自然に起こっていた。簗瀬は昨秋に市準優勝で県大会も経験しており、「今年は全国大会に行けるように頑張っています」(松本監督)。三番・捕手の半田蒼真主将を筆頭に、攻守ともハイレベル。投手陣は出色の左腕・郡司啓ら5枚が常時、スタンバイする。打者一巡の猛攻やサヨナラ劇も見せた南部大会は3位に終わるも、春の公式大会直前とあって勝敗より優先した課題があり、貴重な経験を積めたという。

昨秋に市準Vの簗瀬スポーツは、今夏の全国をうかがう。潜在能力と打力の高さに加え、指導陣が模範となるフェアプレー精神も出色だ(写真提供/簗瀬スポーツ)

 昨秋の市王者・宇都宮ドリームも2勝2敗で中位に終わるも、就任18年目の菊地政紀監督は収穫ありの様子だった。

「新年度は6年生が7人で全員がピッチャーをやります。みんな去年から試合に出ていて、ある程度できあがったチームなので、南部大会は冬場の成果の確認と、選手主体を試しました。監督が強制するだけの野球では、宇都宮や県を獲れません。選手が自分たちだけで得点したり、ピンチをしのげるようにならないと」

 選手の居住地がバラバラのため、チーム練習は土日祝日のみ。平日は各家庭から自主練の動画が監督へ送られ、監督からはコメントが返ってくる。こういう取り組みもすべて、今夏に勝つためであることをチームの全員が理解しているという。

粘りや成長を促す監督

 瑞穂野ベースボールクラブは、瑞穂野南小と瑞穂台小でそれぞれ活動していたチームが合併して6年前に誕生。今大会は堅守と粘り強さに、それを引き出す指揮官のアプローチが光っていた。

 例えば、二塁手のトンネルから一死二塁のピンチを招くも、続く犠打で一気に生還を狙った二走を1-3-2の転送でタッチアウトに。そして無失点で切り抜けると、指揮官はミスした二塁手を含む選手全員にベンチ前で捕球姿勢をとらせて、ゴロへの対処をレクチャー。就任5年目になる吉田祥明監督は、意図して主将のような立ち位置にいるようだった。

「自分自身も1年目より2年目、2年目より3年目と、向上心を持ってやってきています。中でも選手への伝え方は一番気をつけています。もちろん、厳しく言うときもありますけど、必ずフォローします。子供にとっても親にとっても良いチームになりたいですね」(同監督)

 今大会で初めてライトゴロを決めたり、苦しい場面で飛球をランニングキャッチした右翼手はその都度、指揮官からグータッチで出迎えられて満面の笑み。その後、意欲と自信をさらに増しているという。

豊岡Jスターズに吸収される形の合併からまだ2週間の南原鬼怒川(ともに日光市)。渡辺監督は「自分をアピールできている子から使っていく」と選手に明言して臨んだ(写真提供/豊岡Jスターズ)

 南部大会の参加1枠は、地域外から招く伝統もあり、今春は日光市の強豪・南部鬼怒川が招かれた。実は部員不足から同市の強豪・豊岡Jスターズに吸収される形となり、始動からまだ2週間弱。それでも2勝1敗1分の4位に食い込み、渡辺修一監督はこう総括した。

「まだ試行錯誤ですが、良い経験ができました。合併して試合に出られなくなる選手も出てきて、危機感が相乗効果を生んでいると思います。宇都宮の強豪校と対等にやれましたし、市内では絶対に負けないと思うので、県で勝ちたいですね」

ただ戦うのみならず

 南部大会の特長はリーグ戦だけで終わらないところにもある。ランチタイムには、新4年生以下の「ジュニア戦」が行われ、フィールドは笑い声や喝采に包まれた。チーム編成は各グループにお任せで、指導者か保護者が必ず帯同。攻撃はティー台のボールを打つことで始まり、3アウトまたは4得点で攻守交替というルールが、チビッコたちをより夢中に。またフィナーレは、チーム対抗のガチンコリレーで大盛況のうちに閉幕した。

ランチタイムを盛り上げた、4年生以下のジュニア戦

 これだけの取り組みが伝統となっている地域でも、選手の減少傾向が近年は顕著だという。今大会も実は1チームが選手不足で参加できず。当番校を買って出た簗瀬スポーツの郡司理会長は、事前の監督会議でこう訴えたという。

「従来のままの運営では、選手の少ない当番校がたいへんです。保護者の負担をなるべく減らすためにも、今大会から各チームで協力しながらやっていきましょう!」

 すると大会当日は、道具の運搬やグラウンド整備などを率先して行う大人のユニフォーム姿が多数。また、夜の懇親会は郡司会長がこう締めくくった。

「コロナ禍もあって、どのチームも1・2年生が非常に少ない状況のようです。東京では低学年でオレンジボールという大会があるそうです。子供は各小学校で成長していくものですが、どうしたら選手が増えるのか、南部地区全体で情報を交換しながら、1つでも良いチームが増えていくように願っています」

 おそらくは従来から、時代に翻弄されることなく、共存共栄してきたのだろう。見習うべき地域や大会やチームが、全国にごまんとある気がする。

(大久保克哉)

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