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【Team file 08】旗の台クラブ[東京]

2024.02.15チーム紹介
【Team file 08】旗の台クラブ[東京]

 恐怖や痛みをチラつかせて服従させるのではなく、「理」をもって導く。東京・品川の老舗チームの今日は、世の悩める学童チーム・指導者にも大きなヒントとなりそうだ。創立から半世紀を超えて躍進する、旗の台クラブ。2020年秋の新人戦で東京王者となり、新チームは3年ぶりVは逸するも、夏の全国大会初出場へと一丸で歩を進めている。

(写真&文&動画=大久保克哉)

伝統と革新の調和が奏でる、ナイストライ! 大目標の夏の全国デビューへ

【参考ポイント】

▶目標とテーマの設定

▶系統立てた練習プログラム

▶指導陣の数と意思疎通

▶適材の人・道具の配置

▶合理的な時間と数の配分

▶モチベーションUPのコツ

▶選手を納得させる話術

▶指揮官の謙虚さと柔軟性

▶チーム一丸の背景

『なるほど!半日練習❿メニュー』(高学年)22min

【動画収録➓メニュー】

❶ベースランニング+計測

❷キャッチボール

❸内外野・個別ノック

❹外野からの中継プレー

❺打者走者vs.内野守備

❻二塁走者vs.外野守備

 +追加トレーニング

❼4カ所同時の捕球&タッチ

❽走者二塁での打撃対決

❾実戦形式ノック&走塁

➓状況設定からの紅白戦

 

夢中にさせるシステム

「野球一色」とも言えた時代。旗の台クラブの創立は1967年だから、第1期生は70歳の手前という計算になる。卒団生だけでも、相当な数だろう。それだけの歴史を築きつつ、「受難」とも言えるこの時代にあってはむしろ、躍進が目覚ましい。

 そうしたところにはやはり、確固たる理由があった。

昨秋の都大会決勝はエース・井手初紀(上)が4回無失点の粘投で野手7人はノーミス。1回裏に徳重孝太郎(下)が、中前打と好走塁で先制のホームを踏んだ

 昨秋の都新人戦の決勝戦後、寺村俊監督は印象的なコメントを発している。

「今の指導者は選手たちに『考えろ!』とよく言うと思うんですけど、そのためには引き出しをたくさん与えてあげないといけないと思っています」

 考える野球――。いかにも響きはいいが、知識も経験もゼロから入る小学生に、端から「考え」を求めるなんて理不尽ではないか。そうした矛盾も瞬時にかぎ取り、ものごとの本質を突ける指導者なのだ。

 自身は早大までプレーし、故・應武篤良監督から「細かい野球と得点するための武器」を学んだという。経歴や肩書だけが説得力ではない。取材日の午後、半日練習でもそれは同じだった。

 消化したメニューは全部で10(動画参照)。初めて目にするような特異な練習やドリルはなかった。それでいて、最終メニューの紅白戦を終えてみると、冒頭のベースランニングから、よくよく考えられたプログラムであったことが読み取れて恐れ入るばかり。

練習メニュー❺『内野守備vs.打者走者』。実戦同様の勝負ゆえ、ミスも相次いだがゴールはまだ先。場数も積んで球際に強くなるのが目的だ(要・動画参照)

「ヒット1本で二塁からかえる(本塁生還)というのが今、取り組んでいるテーマなんです。足が速い選手ばかりではなくて、なかなか難しいんですけど、夏の全国出場という目標が選手たちから出ましたので、そのためにはつぶしていかなきゃいけない課題のひとつだと思います。徹底してトライですね」(寺村監督)

 練習の合間には、同様の声掛けが選手たちにされていた。タイムの計測であったり、ゲーム形式(対戦)であったり、結果の集計とQ&Aであったり。子どもを自ずとその気にさせながら納得も得る、という仕掛けも随所に。また必ずしも、予定調和ではなかった。

『投手が打ち取った打球を確実にアウトする!』という理想を掲げ、内野安打とテキサス安打を防ぐという具体的なテーマで実践した守備練習では、送球を受ける際のミスが目立っていた。すると、ダイヤモンドの4つのベースをそのまま生かしての捕球&タッチの練習が一斉に始まった(下写真)。

練習メニュー❼『4カ所同時の捕球&タッチ』。人の頭数と道具と場所が最大限、有効に使われていた(要・動画参照)

 そのメニューがイレギュラーで組み込まれたことは、直前の指導陣の打合わせや選手への説明からしても明らかだった。それでもノッカー2人を中心に大人たちが配されて、どんどん数を重ねていく機能的な特訓が実現。こうして効率を重視するメニューがあれば、試合形式の練習ではワンプレーごとに確認と評価を挟むなど、限られた時間の使い方も有効だった。

「練習のベースは私が決めますけど、あとは当日の状況も見ながら、コーチ陣と相談をしてやるように気をつけています」(寺村監督)

 それにしても、グラウンドにいる大人の数が多い。選手たちに匹敵するほどだ。そして逐一のハッパや怒声がなくても、子どもが夢中になるシステムが確立されている。そのせいだろう、眺めている母親の数も少なくない。聞けば、父母の当番制はないという。

寺村監督は秋田・横手高で主将を務め、早大4年時はメンバー入りも果たした叩き上げ。聞く耳もあるクレバーな頭脳派で、信頼や尊敬を集める

「選手の『ナイストライ!』を推奨する感じは、3年前の新人戦で優勝(東京)した代からマネをさせていただきました。監督以外のコーチの方々に、どう自主的に動いていただけるかも大事。これは総監督も常々言われていることで、コーチのモチベーションも高いほうが説得力も増すと思います」

 そう語る寺村監督は、2019年に息子(当時小1)とともに旗の台に加わり、父親コーチから指導キャリアをスタートした。当初は低学年生の難易度もよくわからず、自分だけヒートアップするあまりに誰もが閉口するような時期もあったという。

「ほかのコーチとか母親たちから『難し過ぎて子どもが苦しんでいる』とか『これはキツ過ぎて辛いだけかも』とか、いっぱい言っていただいて、それを直しながら今がある感じです」

品格と一丸の空気感

 現指導陣で一番のキャリアは、新5年生チームを率いる酒井達朗監督の約20年。古株のこの人格者が総監督も引き受けた4年前あたりから、チームは“品のある一体の空気”で包まれるようになってきたようだ。

「より良いものを引き継いでいくという、毎年の積み重ねで今みたいな形になってきたと思います。あとはシーズンが始まると毎月1回、お父さんコーチも含めたコーチ会議を全員でやって、運営のことだけではなく育成の仕方なども話し合うようにしています。ウチは学年ごとの活動がメインなので、育成段階のすり合わせや共有が必要だと思っています」(酒井総監督)

息子が卒団後もチームを支えてきた酒井総監督。指導キャリアは約20年で現在は新5年生チームを率いる。発する言葉は子どもにも説得力がある

 活動拠点の品川区立第二延山(えんざん)小は、創立100年に迫る伝統校。夏の全日本学童大会マクドナルド・トーナメントの会場にもなっている、大田スタジアムと駒沢公園の中間あたりに位置。交通量が激しいので子どもの自転車移動には適さないが、どちらの会場も数kmという距離だ。

 学校の校庭を割り当てられた週末は、4年生以下のジュニアチームが主に使っている。5年生チーム、6年生チームはそれぞれ遠征しての練習試合が活動のメイン。午前に試合をして、その反省も踏まえた確認と練習を午後にやるパターンも多いという。

 新6年生チームは昨秋の新人戦を終えてすぐ、保護者と指導陣を含む全員ミーティングを行った。そこでは選手たちを主体にして「全国初出場」という目標が決まり、それを叶えるための方針と具体策が煮詰められていった。

公式戦当日は専門のコーチの下でのアップで盛り上がり(上)、プレーボール直前には寺村監督の指南でビジョントレーニング(下)。斬新な取り組みも目を引く

 新人戦は関東大会を制することになる船橋フェニックス(世田谷区)に、決勝で1対4と敗れたものの、4回まで1点リードの好勝負を展開。抜け目のない走塁と辛抱強い守備が光り、下級生と保護者たちの全力応援も特筆に値するものだった。

 全国最多の1051チームが加盟する大東京の2位だから、十分に胸を張れる成績。開催地枠を含めて3チームが出場できる全日本学童大会も射程圏内と言えるだろう。しかし、寺村監督は決勝戦での手応えはなかったと打ち明ける。

「ホントは打ち合いをしながら相手をもっと苦しめたかったんです。スコアでは苦しめたように見えますけど、実際は攻撃では何もできなかったので」

 2回から5回までは無安打など、持ち前の打力を発揮できず。消化不良の思いは選手にも共通していたことから、新たなテーマに「チャンスメイクのための打力アップ」が盛り込まれ、「二塁走者の生還」という具体策にも練習で取り組んできている。

グラウンドに大人の数は多いが罵声怒声は皆無。指揮官の口調はいつも穏やかで、練習中は「ナイストライ!」を見逃さず必ず口にする

 監督の長男でもある寺村陸主将を筆頭に、エース右腕・井手初紀と片山龍和のバッテリーほか、メンバーは粒がそろっている。ただし、連勝街道でライバルたちを置き去りにするような圧倒的な力まではない。

「この子たちも苦労する壁がまたあると思うし、全国予選もスムーズにいくかどうかもわからない。ただ、彼ら自身が課題を持って練習に取り組めているので…。強制すると、子どもは大人の顔色をうかがうようになるけど、そういうところもありません」(寺村監督)

 これからも、勝ったり負けたりがあるのだろう。それでも、照準と方向性がハッキリと定まっており、足取りもまた確か。全国デビューを期待せずにいられないのは、筆者だけではあるまい。

 酒井総監督の元にも、激励が頻繁に届くという。だが、追求しているのは勝利だけではないようだ。老舗チームの63歳の長が求める理想とは――。

「周りからも『そろそろ全国に行けよ!』という声をいただいたり、われわれもその意識でやっています。一方で、『旗の台』という同じ地域の人たちと、学校や町内会やお祭りなどで交流する活動も大切にしています。強ければいいと、それだけを求めるやり方もあると思いますけど、ちょうどいいバランスというのがあるはずで、私はそこを求め続けています」

【野球レベル】全国大会出場クラス

【活動日】土日・祝祭日8時~17時(4年生以下は午前で終了もあり)

【規模】学年10人、全体60人

【組織構成】学童(5・6年生)、ジュニア(4年生以下)、専門の指導者5人、父母の当番制なし

【創立】1967(昭和42)年

【活動拠点】東京都品川区

【役員】代表=松澤邦男/総監督=酒井達朗(5年生監督兼務)/6年生監督=寺村俊/ジュニア監督=関本敏哉/3年以下監督=内谷武司/審判員10人

【選手構成(2024年度)】合計49人/6年生13人/5年生17人/4年生7人/3年生8人/2年生4人※2024年2月10日現在

【コーチ】井手一賀/泉和孝/国崎大地/小林真也/須藤慎治/一瀬聡

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