野球選手の基礎基本である≪ボールを投げる動作≫ですが、その中でも特に重要となるのが≪ボールを離す瞬間=リリース≫です。
このリリースは、投げるボールの回転や速さ、コントロールの安定にもとても重要です。
球速を上げるために/コントロールを良くするために必要な『正しいリリース』を習得するための野球用品4選をご紹介します。
2024年5月23日更新
目次 |
課題に合わせたリリースの練習 |
学童球児にオススメの野球用品2選 |
①シャドースロー |
②バックスピンリリースボール |
中学生以上にもオススメの野球用品2選 |
③フィンガーティップフォース |
④(最新商品)ロケットリリース・発射バンド |
まとめ |
課題に合わせたリリースの練習
『リリースの練習』と言っても種類は様々です。
正しいリリースポイントで投げる練習
リリースでボールに回転をかける練習
常に安定したリリースをする練習
より良いリリースの感覚を養う練習
変化球のリリース方法の練習
などなど…あくまでこれは一例にすぎません。
そして、学年や野球歴、競技レベルによって『今やるべき練習』も異なります。
ここからはそんな課題に合わせて練習できる野球用品をご紹介します。
学童球児にオススメの野球用品2選
まず、野球を始めたばかりの頃に特に必要なことは、ボールに触れる機会をつくることです。
そして、ボールに触れることと並行して、怪我をしにくいリリースポイントを覚えることも重要です。
ピッチャーをするようになったら、しっかりとボールに正しい回転をかける練習にも取り組みましょう!
①シャドースロー
~まずはボールに触れる/投げる機会をつくる~
実際にボールを投げることなく、投球フォームの練習をすることを「シャドーピッチング」と言います。
主に、タオルを使ったり、棒状のものを使うことが多いです。
しかし、それでは実際のボールを握る感覚、手から離れるリリースの感覚は養えません。
そこでオススメなのが、メッシュ袋の中に実際に使用するボールを入れることのできるシャドースローです。
最大の特徴は "家の中でボールをリリースできる" ことです。
最小限のスペースで、指とボールの感覚を体で覚えることができます。
さらに、遠くへ投げる時のような力みが生まれることも、力任せな投げ方をすることもないため、怪我をしにくいリリースポイントを覚えるにも最適です。
②バックスピンリリースボール
~ボールにしっかりと回転をかける~
投げたボールには、必ず回転がかかります。
横向きや極端な斜めの回転では、真っすぐ速く遠くへは投げられません。
強く縦方向に(実際の回転軸は少し傾きます)バックスピンをかける練習ができるのが、このバックスピンリリースボールです。
ドーナツ型のこのボールは、空気抵抗を受けることで自分が投げた回転によって飛び方が変わります。
特にオススメの使い方は、上記①の横向きに握ってバックスピンをかける練習です。
しっかりと強いバックスピンがかけられていれば浮き上がるように伸びていきます。
反対に良い回転がかけられていないと、ボールは伸び上がらずに降下していくので、楽しみながらわかりやすくリリースの練習ができます。
中学生以上にもオススメの野球用品2選
ここからは中学生~一般まで、広範囲の競技レベルでオススメできる野球用品です。
「ただ速い球を投げる」「とにかく遠くに投げる」という段階ではなく、『よりキレのあるボールを投げる』『打者が打ちづらい球を投げる』という目的にあった練習が必要です。
もちろん、中学以上限定ではなく、小学生にもオススメできる商品です。
③フィンガーティップフォース(硬式)
~指先を強くしボールにキレを出す~
軟式ボールと硬式ボールの大きな違いはその材質です。
シームと呼ばれる縫い目は、軟式ボールはゴムの凹凸によって形成されますが、硬式ボールは縫い糸になります。
いかにこのシームに指先をかけ、ボールを強くはじき出すか…そのリリースの瞬間を繰り返し練習できるのがフィンガーティップフォースです。
撫でるような優しいリリースではなく、強くはじき出す感覚・ボールを指先で掴むような感覚でスピンをかけます。
自宅でテレビを見ながらでも、カバンに入れて移動時間にでもできるコンパクトな優れた商品です。
④ロケットリリース・発射バンド
~新常識:かぎ爪リリースで球速アップ~
今、野球界で一番話題の商品となっているといっても過言でないのが、このロケットリリース・発射バンドです。
初回生産分は予約注文で全数完売するほど、≪正しく使えば球速が上がる≫というリリースに特化した練習用品です。
バネ投げ指導の第一人者であるベースボールメディカルセンター(BBMC)の相澤代表監修で開発されました。
↓詳しい動画はこちら↓
リリースの際に指が伸び切ってしまったり、人差し指・中指・親指のバランスが崩れてしまっては鋭い回転をかけることができず、球速も上がりません。
かぎ爪の状態のままボールをリリースする感覚は、ただやみくもに投げていても身に付きません。
正しい握り方、正しいリリース動作を身に付けることは、肩・肘の怪我防止にも繋がります。
ロケットリリース・発射バンドは、手に装着して理想的な形を作ったまま、実際にボールを投げることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
野球のピッチャーにとって重要な "リリース" の練習もさまざまな方法や商品を使って、課題ごとに行うことができます。
球速を上げるためにも、コントロールを良くするためにも、そしてなにより怪我をしないためにも…
是非リリースに特化した野球用品もチェックしてみてください!